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ゾゴック、それはもっとも通常MSに近い特務機

三つのカラーリングで知られるジャブロー攻略用特務機

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イメージ 1

 某所で写真がアップされていた「プレバン販売カラー」が妙に青かったというお話。

 左から市販品のガンダムUC版カラー、旧MSVの一年戦争時カラー、プレバン専売のジャブロー戦カラー。
 ジャブローカラーは、上の画像のように撮影時の光加減で青にも緑にも見えますが
 MSVハンドブックを見るに緑で良いハズ。良いハズですって。
※画像右下隅クリックで拡大。

■そもそもゾゴックって何?
 連邦のジャブロー基地に対し「地中から穴を掘って侵攻する」作戦を立てたジオン軍の特務機の一つ。
 穴掘り専用MSアッグと、攻撃役を担う三種の特務機、計四機種で構成されていたが
 ご存知の通り空挺&水中攻撃作戦となったため幻の機体となった。

 ゾゴックはアッグガイと共に近接戦を担当し、ジュアッグが支援砲撃を担当する予定だったという。
 出展はMSVで、富野監督のラフスケッチを大河原氏がまとめたもの。

■HGUCはUC版で
 いわゆる「袖付き」シリーズに比べれば、HGUC版リファインと言って通じる範疇ではないでしょうか。
 劇中で使用していたヒートソードも付いてきますが。

 試作品ではUC版のメリハリ体型がしっかり再現され異形っぷりが楽しみなキットですね。ウヒャヒャ。
 おそらくはPC-001ポリキャップ(ガンダム00系ポリ)使用と思われることから
 HGUCズゴックの発展、劣化品、どちらに評する方もいそうです。
 その辺の出来栄えも含めて実に楽しみ。

MSM-08 ゾゴック

 MSM-07 ズゴックと並行して開発され、同機の制式採用に伴い特務機に転換して完成した。
 この経緯から「ズゴックの発展型」とする史料もある。
 ジャブロー攻略用特務機。

 ジャブロー特務機は全部で四種類あったとされるが、実質的に掘削工事機械に過ぎなかったアッグや
 水陸試作機に近いアッガイから、更に派生したアッグガイとジュアッグと比べ
 本機は「もっとも一般的なモビルスーツに近い」機種とされる。
 おそらくは完成度的な点からなのだろう。

 近接戦に特化しており、ミサイルなどの砲撃武装は持たない。
 同じ目的を持つ他機との連携を前提にした、特務機らしい機体であったようだ。

主兵装

 伸縮自在のロッドアームに付けられた「手首」そのものが主兵装であった。
 ロッドアームで瞬発的に打ち出される「アーム・パンチ」は、スクエアカットされた指先の貫通力を伴い
 文字通りモビルスーツの装甲を打ち抜けたという。

 頭頂部の白いパーツ群もまた「ワイドカッター」と呼ばれるブーメラン式の刃であり
 頭頂部を目標に向け、射出する、一種の投擲兵器であった。

 他の特務機同様、掘削侵攻の邪魔になるような携行武装はなく「手ぶら」での出撃が企図されていた。
 切断武装がメインだが、赤熱化によって威力を高めるヒート機構は採用されていない。

計画中止と戦後

 ご存知の通り、実際には空挺部隊とシャア大佐の水中特務部隊が攻略作戦を実施し
 掘削攻撃を企図した本特務部隊はお蔵入りとなった。

 特務機群はいずれも生産数、実戦参加記録共に不明瞭であり(史料によっては実戦参加なしと断言)
 一定数が生産されたとも、試作機で終わったとも言われている。
 UC0088年頃、サイド3にて私蔵品が確認されていたが
 これはレプリカとする説もあった。

 UC0096年のラプラス戦争では、ジオン残党が実動状態の機体を実戦投入している。

 その際は携行武器としてヒートソードとシュツルムファウストを使用。
 ワイドカッター射出機構も使用したが、ガンダリウム装甲に対してはめり込ませるのが精一杯であった。
※一説には部材が老朽化し切れ味が鈍っていたともされる。

 水中からの強襲によって連邦軍守備隊を脅かし、攻略特務機の面目躍如を果たした後
 連邦軍の特殊計画機バイアラン・カスタムとも交戦しているが
 その後の生存は不明。

MSVハンドブックをデジカメ撮影したもの

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イメージ 2

 ボディ自体も薄青というより薄い緑に近く、要所の濃い部分は明確に緑。
 ホビーショーでも同じ画像が使われているはずなのですが、光の具合か青っぽく見える写真がチラホラ。

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