そして一番下が、初めて姿が描かれたM-MSV時のもので、左がライトアーマー、右が標準仕様となる。
当時の大河原氏の趣味なのかディティールがやたらと多いのが特徴。
当時の大河原氏の趣味なのかディティールがやたらと多いのが特徴。
■HGUC…
初代ガンダム直後、モビルスーツバリエーションにて「ジムはガンダムの廉価量産版」と強調しつつ
ガンダムをアップデートしつつ量産モデルにした機体、として設定。
その後、M-MSVで設定画が生まれた。
初代ガンダム直後、モビルスーツバリエーションにて「ジムはガンダムの廉価量産版」と強調しつつ
ガンダムをアップデートしつつ量産モデルにした機体、として設定。
その後、M-MSVで設定画が生まれた。
ゲーム「2009年版ガンダム戦記」では、味方の主要機種として出すに当たって再設定が行われ
より知名度を高める事となった………。
より知名度を高める事となった………。
ものの、未だにHGUC化されていない不遇な連邦軍量産モデル。
大戦が終結し、試作で終わったという設定ですから、量産機と呼ぶには問題があるかもしれませんが。
でもまあいいじゃないですか。ええ。
大戦が終結し、試作で終わったという設定ですから、量産機と呼ぶには問題があるかもしれませんが。
でもまあいいじゃないですか。ええ。
■ラインナップの不遇
当時は、ゲーム中で殆ど使えなかったという「フルアーマーガンダム7号機」からHGUC化し
他機は続く事無くラインナップ終了したという顛末も記憶に新しく
やや悲劇的なシリーズ。
当時は、ゲーム中で殆ど使えなかったという「フルアーマーガンダム7号機」からHGUC化し
他機は続く事無くラインナップ終了したという顛末も記憶に新しく
やや悲劇的なシリーズ。
ゲームに合わせて色々設定が起こされただけに物悲しい。イフリートの派生機「ナハト」も同作出身。
フルアーマー計画(FSWS)派生の『追加装備による性能変更』も盛り込み
素体+追加装備による、汎用性がポイントとなった。
連邦軍開発史の最終段階、RX-81シリーズ
基本コンセプトは『ニュータイプ搭乗時のガンダムを基準に、更に高性能化した量産機』。フルアーマー計画(FSWS)派生の『追加装備による性能変更』も盛り込み
素体+追加装備による、汎用性がポイントとなった。
なにぶん、RX-78ガンダムも、主力機RGM-79ジムも、十分な開発期間もなく実戦投入された事から
その設計を煮詰め直し、更なる「完成型」が期待されたのである。
その設計を煮詰め直し、更なる「完成型」が期待されたのである。
当時の資料では『RX-78からRX-81へ』と銘打たれ、連邦軍開発史の最終段階として語られていた。
※MSVハンドブック3巻、P101。
※MSVハンドブック3巻、P101。
■FSWS計画
既存のガンダムを未完成機と見なし、追加装備によって『完全な性能』を目指した機体。
それが『フルアーマーガンダム』とFSWS計画であった。
既存のガンダムを未完成機と見なし、追加装備によって『完全な性能』を目指した機体。
それが『フルアーマーガンダム』とFSWS計画であった。
RX-81は本計画の影響もあり、追加装備システムを当初から盛り込む
という設計コンセプトも与えられていた。
という設計コンセプトも与えられていた。
■拡張性の高い開発コンセプト
設計段階から派生を見越した設計は、性能面でも、生産性・整備性からメリットが多く
同様の思想は、以降の試作機、量産機でも度々見られた。
設計段階から派生を見越した設計は、性能面でも、生産性・整備性からメリットが多く
同様の思想は、以降の試作機、量産機でも度々見られた。
例えば、ベストセラー量産機となったRGM-89ジェガンにも似たような思想が見る事が出来る。
当時、実際には「ジムで十分」という判断から、当面の主力機種はジム系の発展が主軸となり
RX-81はその流れの中で、実現する事無く消えていったプランではあるが
有用性までは否定しきれぬものがあった。
RX-81はその流れの中で、実現する事無く消えていったプランではあるが
有用性までは否定しきれぬものがあった。
と、言えるはずである。