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Channel: GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記
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プラスティック・メモリーズ ♯12「想い出が埋まってく」感想、アイラとツカサと最後の仕事

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駆け足にすぎていく「最後の日常」、いつかまた巡り合えますように

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 終盤、大わらわで電話してる課長に不穏さを感じましたが、それも「おつかれさま会」の為だったと。
 前回が二人の幸せなら、今回は「仕事場の皆との幸せ」を描く回
 そして次回が別れの回か……

 大切な人と、いつかまた、巡り会えますように。

形になる「別れの日」
 一話以来、ずっと謎だったアイラの「贈る言葉」も判明し、いよいよ別れが鮮明に……。
 パジャマで寄り添いあう二人の姿とか
 完全に夫婦

 病床で、間もない別れを、受け入れた夫婦そのものでしたね……。

オープニングのアイラ、表情、動かず

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 見つめ続けるアイラ。

いつものままで
 残された時間をどう使うか、職員の皆は、ツカサ達が幸せな時間を過ごせるよう心を砕いてくれた
 が、アイラ自身の答えは「皆と過ごす事」だった
 いつも通り、過ごす事だった。

 皆が大好きで、また休む事で、自分の体が鈍ってしまうことが怖くて

 最後の仕事を終えた二人を皆はねぎらい
 そしてツカサは、突きつけられた「回収同意書」にサインをし、また一つ、大切な日々がすぎてゆく。

 次回、♯13「いつかまた巡り会えますように(終)」。

アイラ『ツカサっ、一人でいるのは怖いの……』

『ツカサはそばにいてくれるよね…? どこにも、行かないで……っ』

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 エルさんが言ってましたが、見ててつらい。

独りの夜に
 ある夜、いつものように充電器(?)で寝ていたアイラは、不安を覚えてツカサに飛びつく。
 もう「死期」が近いのだ―――。

 アイラ…、あのさ…、いや、何でもない。

 翌朝、努めて「いつも」に戻る二人。
 改めて怖いですよね、自分の余命がハッキリ見えているって……。

 私服、可愛いけれど落ち着いて見れないっ。

ミチル『――――たまたま、チケットが手に入っただけだからねっ!』

コン『ツカサ! 私のよく行くレストランの、招待券が手に入ったのですがっ』

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 やがて出社すると、ミチル&ザックを皮切りに、出るわ出るわのプレゼント攻勢の日だったので!
 皆、二人を気遣ってくれてたのだ

 映画に食事、ヴァカンスにディナーショウ、デートの定番てんこもり!

 想い出が埋まっていく…っ!
 あと、新しいドレスを貰いテンション高いアイラ(右後ろ)かわいい!ひょこひょこ動いてた!

男優『満足したかい?』

女優『いいえっ、まだまだよ! やりたい事がたくさんあるの!』

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 初めての映画に、大興奮のアイラ=サン(9歳)。

想い出を埋めまくってく!
 翌日、有給をもらった二人は「初めての映画」「初めての膝枕」と、恋人同士の初めてを埋めてく。
 どなたか、埋め立て業者の方はいらっしゃいませんか!

 映画の中でやってたアレ、やってみたい! 私の、使ってくれてオッケーなので!

 膝枕だからチキショウ!
 一方で、ツカサがいなくなる不安も感じる

 何より眠ってしまうと、そのまま自分が死んでしまうのではないか、と。

 心が不安定になってゆくアイラ。 

ツカサ『これまで通りやっていこう。今日みたいな日は、たまにで良い』

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 また、仲間達は「さっさと休んで二人の時間を大切にしろ」と促すが、アイラは普通を望んだ。
 もう身体がボロボロのアイラだからこそ
 休みたくない。

 休んでなまって、動けなくなるという根拠の無い不安。

 不安が膨れ上がるアイラに応え、ツカサは、これからも「普通」でいようと結論するのだった。

鉄黒『こう頻繁にやる必要はないが…、気休めになるんならな』

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 しかし、身体がなまる事を恐れ、日々「身体チェック」を繰り返すアイラの懸命さに
 ミチルは真逆に、もっと休ませなければと決心

 ズレちゃったけど優しい子だわ。

カヅキ『アイラの回収同意書だ。サインは、お前がするんだ』

『任せたからな。お前はしばらく、アイラの為に集中してくれ』

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 ああ、やっぱり「鉢植え」はツカサっちが受け継ぐのね。

形をとる「死期」
 そうして、ミチルが心配しながら見つめる先で、ツカサはアイラのハーブの世話を教わり
 カヅキに託された「回収同意書」に悩む

 もっと、色々育ててみたかったな――――

 プランターの世話を伝えるアイラ。
 ツカサは、彼女がココにいた証拠を受け継ぐ事になるのか……。

 後で辛いですよ、これ…。

 鉢植えもお茶汲みも、3年前に仕事から外された折、自分も役立つと証明したくて始めたそうな。

ミチル『この際だからハッキリ言ってやるわ! どうして休まないのっ!!』

『ちょっとは空気を読みなさいよぉッ!』

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 うーんこの顔芸マイスター。

この場所も
 やがて、いい加減ミチルがえらい顔でキレてしまい、アイラは本音を伝える。
 この仕事場にいたい、皆といたい

 でも、私はツカサとの時間と同じくらい、この場所での時間を大切にしたいので

 ミチルはホントに大混乱かわいい。
 翻弄かわいい。

 そして、友達の為に一生懸命になってくれる、良い子ですわね…。

ツカサ『サインは、俺がする事になってる……』

アイラ『うん、良いよ――――。ツカサに、サインして欲しい』

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 逃げる事もできない、ワンダラー編の通り。

回収同意書
 だが、ミチルも少し気付いていたけれど、ツカサは思った以上に追い詰められていた。
 同意書にサインできず、逃げ出したくなるくらいに。

 辛い想い、させちゃってるね――――。ありがとう。

 今までの「回収」の数々。
 今度は、ツカサが同じ想いをする番

 寄り添って、ありがとうと囁くアイラの姿が儚い。

 まるで夫婦みたいで、そして儚い。

ツカサ『明日、サラさんの回収の日だよな…』

『俺たち二人で担当する仕事は、それで、最後だ……』

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 前回で語り合ったみたいに、街の夜景を寄り添いながら見つめる二人、最後は近い……'。
 でも、きっと、この明かりの中にもツカサ達みたいに
 怯えるギフティアもいるんでしょうね

 僅か九年の命か…。

課長『いやハイ、おっしゃる事は重々承知しております』

『しかし、何もしないのもどうなのかなぁ、と―――――』

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 最終話は、エンディングのラストシーンにも声が付くのでしょうね。

最後のお仕事
 翌日、多くの人たちに惜しまれながら、サラ嬢は「回収」処理を受けるのだったが――――。
 一話目のように、耳元で囁くアイラ。

 あなたも

 けれどサラさんは、何故か「返事」を返す。
 このエピソードも回収か。

 またこの直前、課長がやたら謝ってたのが不穏だったなんて気のせいだった!

ミチル@伝言『<もし気が向いたら、オフィスに帰ってきなさいよ>』

『<仕事もひと段落だから、お疲れ様会くらいは、開いてあげられるんだからっ>』

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 笑いあう二人に、嫉妬するでもなく微笑むアイラさん。

大切な場所だから
 実は、ミチル発案での「お疲れさま会」が計画され、皆して集まっていたのが判明する!
 課長が謝ってたのは、許可を取ってたのだ。

 アイラ、長い間……、お疲れさま。

 ミチルのツンデレなお誘い、奇麗な動画でグイグイ動いてて、すごく動画工房だった!
 今週、何かと「動き」が印象的でした!

 そして、ツカサが笑顔に戻ってくれた事に嬉しそうなアイラ。

 やはり天使か…!

ツカサ『私ね、あそこで働けて良かった…、皆と会えて良かった』

『楽しい事も嬉しい事も多すぎて、日記にも書きつくせないくらい……』

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 なお、この後のアイラさんがこうなった! ってな漫画はこちら http://gs.dengeki.com/news/29854/

ツカサ
 お開きとなった後、アイラは皆に会えて良かったと改めて感謝し、ツカサにも感謝をした。
 出会わなければ、心を開かず終わっていたろうから。

 大切な人と、いつかまた、巡り会えますように。

 良い雰囲気の中、ツカサは「サラに囁いていた言葉」を確かめる。
 死にゆく時、一片の希望の言葉。

 だからサラは、「あなたも」と返したのだ。

 アイラも、もう時間が無い――――。

予告『まっしろだった私のノートが、あなたとの思い出で埋まっていく―――』

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 公式で動画予告http://www.plastic-memories.jp/オマケ漫画も配信中 http://gs.dengeki.com/tag/plamemo/

お疲れさま会
 今週も、別れを意識させるままに終わり、アイラの死は最終回に持ち越しに。
 個人的に、少し意外でした。

 それこそ覚悟を固めさせていっていますが、アイラの死を、どう乗り越えるのでしょう。

 限られた時間の使い方を考える
 そんな本作、最終話の「時間」をどう配分して描いてゆくのでしょうね?

 次回、♯13「いつかまた巡り会えますように(終)」。



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