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Channel: GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記
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Fate/stay night -UBW- 第24話「無限の剣製」感想。その笑顔は反則です

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vs英雄王、ここに決着! “無限の剣製”を理解し使いこなす士郎、かっけぇ!

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 唯一、“相性最悪”の意味を理解した士郎の戦いっぷりも格好良かったが、やはりアーチャーですよね!
 初めて士郎を「私」と呼び、凛を「遠坂」と呼び
 素直な笑顔で消え去る弓兵…!

 答えは得た……。大丈夫だよ、遠坂。俺も、これから頑張っていくから。

頑張っていく
 最後、また生き地獄へ戻ると解っていながら、あんな笑顔で立ち去るとか反則すぎる!
 そこに戻ってきた士郎に、サムズアップで応える凛も!

 あの「やってやったわよ!」みたいな態度が、凛ちゃんさんらしかった!

英雄王『自身から生み出したものが何一つない男が、何かを為そうなどと』

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 徹底的に「偽物」な士郎。

アーチャー
 士郎は、自身の“無限の剣製”を活用する事で、ギルガメッシュから優位を奪えると気付く。
 武器を展開する速度に限れば、彼の宝具を封殺できる
 自分が彼の「天敵」足りえると。

 セイバーもまた、生きていたアーチャーの手を借り「聖杯」を粉砕、自らは消滅する

 一手届かず力尽きた士郎に代わり
 ギルガメッシュへの、トドメをも刺したアーチャーも、今度こそ消滅した。

 士郎を「私」と呼び、私を頼むと託すアーチャーに、凛は約束を守ると誓うのだった。

 次回、最終話「エピローグ」

士郎『―――そう、その通りだ。この想いは借り物』

『誰かを救う誰かの姿を見て、真似ただけの飾り物だ……』

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 晩年の切嗣、ホント幸福に生きられたみたいで……。 

それだけの事
 士郎は、かつて味わった「聖杯の惨劇」と英雄王の言葉に、憧れた義父の背中を思い出す。
 英雄王は責める、が、既に答えは出ていたのだ

 その正体は“偽善”だと男は言った。それでも、そう言った男こそが、最期までその偽善を貫き通した!

 出発点がどうあれ、結果がどうあれ関係ない
 貫き通せた「未来」がある

 なら、自分もあの赤い背中のように、最期まで夢を張り続けようと決意する士郎。

 アーチャーとの対話で、とっくに答えは出ていたのだ。

士郎『だから、だからこそ、その理想に憧れた』

『自分の気持ちではないから偽物なのか? 届いてはいけないのか?』

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 出発点が“義父の真似事”、万人が救われるなんてありえない、望む結果は得られない。
 それでも足掻き、救うこと考えることを止めない
 ひたむきな気持ち。

 理解した上でやる士郎、本当に格好良いと思う。

士郎『セイバー!?』

セイバー『無事ですかシロウ? 後は私が受け持ちます』

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 せっかく来たのに!

なんとかできる
 そこに、アサシンを下したセイバーさんが颯爽と駆けつけるが、シロウは助力は不要だという
 普通、魔術師は英霊に勝てないが…?

 だけど、俺とあいつだけは例外だ。信じろ!

 アーチャーが「お前が倒せ」と言った意味、それを正しく理解したシロウ!
 言い切った!

 セイバーさんの駆けつけっぷりもカッコいい!

 騎士だよね!

士郎『セイバー、お前を救う事が、俺には出来なかった』

『―――俺は、お前のマスターには相応しくなかったんだろう』

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 また、二人の最後の会話は「俺は相応しくなかった」と自省するシロウ、そんな事は無いというセイバー
 組んだ以上は、セイバーに願いを遂げさせ救いたい
 そう考えてたんですね。

 既に、セイバーの心を救っていると気付かぬシロウ。

 そして空気を読む英雄王!

士郎『剣を作るんじゃない、無限に剣を内包した世界を作る…!』

英雄王『……固有結界か。それで? このみすぼらしい心象で何が出来る?』

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 ここぞで上着を脱ぐ士郎、脱ぐ流れを作るスタッフ!

無限の剣製
 士郎は、自身の「投影」が、正確には“複製剣を内包した世界を作り出す力”だったのだと気付き
 なおも侮蔑する英雄王に、色を失わせた――――。 

 行くぞ英雄王――――、武器の貯蔵は十分か。

 かっこいいぞ士郎!
 実は、「複製剣の世界」があって、そこから剣を出してたらしい。

 もちろん剣はすべて偽物だが、「ことごとくを凌駕して、その存在を叩き落そう」と言い切る!

 無論、英雄王は思い上がるなと鼻で笑うが――――

士郎版『無限の剣製』、その詩は、アーチャーよりやや前向き

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 体は剣で出来ている
 血潮は鉄で心は硝子
 幾たびの戦場を越えて不敗

 ただ一度の敗走もなく、
 ただ一度の勝利もなし

 担い手はここに独り
 剣の丘で鉄を鍛つ

 ならば我が生涯に意味は不要ず

 この体は、
 無限の剣で出来ていた

 一度も心は折れない=ゆえに負けておない、けど望みは叶わない=勝利も無く
 自分の生涯に、意味が無い事も解っているけれど―――

セイバー『凛、早くこちらへ。そこから離れてしまえば、後は私が!』

凛『オッケー、でももし間に合わなかったら、間に合う方をとって!』

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 すくすく育つ、ワカメ聖杯!

間に合う方を
 一方、凛の元へ駆けつけたセイバーだったが、彼女は既に歩く事もままならず―――――。
 その上、“泥”は成長して人型に!

 なんてね…、言うは易しってヤツだけど……、慎二を返せば見逃してくれるかなぁ…、これ?

 泥は魔力で、サーヴァントが触れるのは危険だし
 巻き添えにする訳にもいかないし!

 セイバーさんも忙しい!

英雄王『何故、雑種ごときの剣が……?』

士郎『千を越える宝具を持つお前は、英霊の頂点に位置するだ者だろうよ…』

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 雑種と同じ括りとか、そらギル様ブチキレですよ。

「頂点」にして半端者
 その頃、士郎は「英雄王」を全英霊の頂点だろうと称えながら、その弱点にも言及していた。
 彼は宝具を「持っている」にすぎないのだ、と。

 お前は王で戦士じゃない、一つの宝具を極限まで使いこなす道を選ばなかった、俺と同じ、半端者だ!

 対英霊なら、対応した宝具で封殺できる
 だが、同様に無数の武器を「即座に」取り出せる士郎相手では、勝手が違う!

 そりゃもう迎撃迎撃また迎撃!

 士郎、輝きすぎィ!

凛『慎二、たすけ、られな、かった……』

アーチャー『―――そのような泣き言、聞く耳もたん!』

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 エクスカリバーすっげぇ!

吹っとばしちゃえ!
 同じく、死んだと思われていた英霊エミヤ・アーチャーも、姿を見せずに颯爽と参上!
 凛の窮地を救い、道を拓く!

 あなた達の行く末を見守りたかった…。ですが私の役割ではない、シロウには、凛がついていますから……。

 炸裂する“エクスカリバー”。
 力を出し切り、思いを託して消滅する「アーサー王」

 残る英霊は、後一騎…!

 温存に温存した聖剣の雄たけび、とんでもないパワーと、儚さだった……!

英雄王『バカな…、この我が、このような贋作に!』

士郎『他のサーヴァントが相手なら、太刀打ちできないさ!』

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 セイバーがエクスカリバーの超パワーを引き出したように、英霊は皆、宝具を使いこなしている
 無限の剣を持ったところで、究極の一には叶わない
 だが、英雄王だけは勝手が違う!

 純粋に、剣を用意するスピードの速さで封殺できる!

 ジャンケンの法則!

英雄王『――――認めよう、今はお前が……、強い!』

士郎『逃がすかぁぁぁぁぁぁぁぁッ!』

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 自分の言葉を曲げず、「エア」を躊躇ったのが敗因に……!

認めよう
 本気、英雄王は「本気」と口にしつつも、なお宝具放出だけに専念し続けたのだったが
 士郎が迫るにつれ、遂に“本気の本気”を抜く

 が、最強たる“乖離剣エア”をギリギリで躊躇い、決着に……!

 士郎の意地、遂に通ず!
 無数の剣、これを切り払う動きもエフェクト、締めくくりに相応しい大決戦だった!

 今はお前が…、強い!

 譲歩満載で、認める王も我様らしかった!

英雄王『魔力切れとは下らん末路だ…。お前の勝ちだ、満足して死ね、贋作者』

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 が、先に魔力を使い果たして「結界」を維持できなくなり、士郎、ノックダウン
 勝負に勝って、生還は出来ず。

 かと思われたが―――

士郎『くそっ道連れにする気か…!』

ギル様『たわけが! 踏みとどまれ下郎、我がその場に戻るまでな!』

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 前期ラストといい、士郎さん腕をくれてやる覚悟ありすぎ問題。

格好付け
 が、破壊されたはずの「聖杯の穴」が、残る最後のサーヴァント=アーチャーを求めて暴走!
 すいません、こっちは前戦争のアーチャーなんで!

 ふん、お前の勝手だが、その前に右に避けろ。

 我様全開で「助けろ」コール!
 そこに投げ込まれたのは、伊達男の声と一本の剣……!

 英雄王、不憫……ッ!

 バーサーカー完封の猛威を振るうも、最後の最後、かなり悲しい結末を辿る英雄王であった……。

アーチャー『残念だったな、今回の聖杯は諦めろ、凛?』

『いやお互い、よくここまでボロボロになったと呆れたのだ……』

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 駆けつける凛、実は弓兵は殺されたと見せかけ、華麗に姿を隠していたのだ。
 だが、いよいよ限界が訪れる

 限界が来た、再び「人を殺して世界を守る」、彼の戦いの始まりという事だ――――。

 凛は留まれと言う。
 だが、その男は背中を向けたまま、もう目的が無いと返した。

アーチャー『凛、“私”を頼む。頼りないヤツだからな、君が支えてやってくれ』

凛『……私、頑張るから! アイツが自分を好きになれるように、頑張るから!』

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 地獄へ行くのに、こんな笑顔をするってさ…。

頑張っていくから
 泣き出す凛に、困った顔をしたアーチャーは、「私」を頼むと士郎を託した。
 初めて、士郎を「私」と呼んだ。

 答えは得た……。大丈夫だよ、遠坂。俺も、これから頑張っていくから。

 子供みたいに「頑張る」と言い合い
 あの皮肉屋のアーチャーが、素直な笑顔を残し消えてゆく

 歴史は明確に変わり、絶対に「アンタみたいにさせない」という決意を凛に残した。

 本当に、いい笑顔だった……。

士郎『遠坂ーーーっ! 帰ろう、遠坂』

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 凛の目標は、まず士郎を、あんな風に笑わせる事なのかもね。

衛宮士郎
 思えば、「凛」「衛宮士郎」と二人を呼び、決してこの頃の呼び名を使わなかったアーチャー。
 その彼が、敢えてああ呼んだ。

 過去の、後悔し侮蔑していたあの頃の自分も、また自分なんだと。

 頭で解っていた事だけど
 ようやく、心から認められたんだろうな、みたいな。

 士郎にサムズアップで応える凛といい、良い結末でした……。良い最終回でした…

次回、「エピローグ」。そのまんまである―――

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 ホントこの顔、士郎ですよね…。

過去を認めるって事
 青臭くて、気恥ずかしいしどうみても間違ってるけど、熱意と真っ直ぐさがあった過去の自分
 それもまた自分だ、そう認められた
 みたいな。

 解ってたはずなのに、「私を頼む」からのくだりがホントにもう……。

 一方ギル様、最後まで我様主義でワロタ。
 うん、あれは笑う。
 我は笑う。

 だが、そういうカッコ悪いところも含めて、ギル様の魅力なんだから仕方ないよね!

 次回、最終話「エピローグ」





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