結局、本作は純粋なトリックで、しかし純粋な悪意なんて無かったと証明したのがこれまでのお話。
誰も彼もが、必死になってやりぬいた結果
こんがらがってしまった……
誰も彼もが、必死になってやりぬいた結果
こんがらがってしまった……
けど、“幻の迷宮入り事件を追う人たち”には、そんな真実なんてどうでも良いんですよッ!
■右代宮、奮戦!
事件から10年間、推理や妄想、残された証拠や証言から「悪人」に仕立て上げられていった
その発表会からのバトル展開!
事件から10年間、推理や妄想、残された証拠や証言から「悪人」に仕立て上げられていった
その発表会からのバトル展開!
■これまでのお話
本作は、10数年前に迷宮入りとなった殺人事件であり
名家「右代宮家」に事故が起こり、たった一人の生還者エヴァが一族を継承、遺児エンジェを引き取った。
本作は、10数年前に迷宮入りとなった殺人事件であり
名家「右代宮家」に事故が起こり、たった一人の生還者エヴァが一族を継承、遺児エンジェを引き取った。
また、その「殺人計画書」のボトルメールが無数に流れ着き、世間は注目した。
10数年後、エヴァは黙したまま死亡。
世間は様々な推理、妄想を作り上げて一族を責め、遺児エンジェはノイローゼとなる。
世間は様々な推理、妄想を作り上げて一族を責め、遺児エンジェはノイローゼとなる。
これの推理を図る「探偵」
また、無数の「推理」「妄想」が形を成して、既に死んだバトラたちの亡霊を責め立てている。
![イメージ 11]()
こんな事言ってるから友達いないんですよ、ベルンカステル様ってば。
また、無数の「推理」「妄想」が形を成して、既に死んだバトラたちの亡霊を責め立てている。
「真相」が書かれたエヴァの日記、一なる真実の発見
こんな事言ってるから友達いないんですよ、ベルンカステル様ってば。
■図書館の魔女
また、エヴァが真相を書き残した鍵付きの日記が発見され、推理小説家の手に。
無数の小説を持つ、彼女のオマージュが『魔女アウアウ』。
彼女は日記の公開を図る。
また、エヴァが真相を書き残した鍵付きの日記が発見され、推理小説家の手に。
無数の小説を持つ、彼女のオマージュが『魔女アウアウ』。
彼女は日記の公開を図る。
また、彼女の飼い猫のオマージュが『魔女ベルンカステル』。
そして『現実』では、アウアウのモデルの女性の下に、記憶喪失の人物が居つく事になって……?
![イメージ 5]()
現実の人間の仮説が、形をとって右代宮の亡霊たちを襲うが――――。
現実の人間が行う、無数の『推理』『妄想』が責め立てる
現実の人間の仮説が、形をとって右代宮の亡霊たちを襲うが――――。
■右代宮はふり返るな
真相の公開、バトラとエンジェは、これを阻むべく「図書館」へと密かに乗り込み
彼らの味方した魔女、“絶対”のラムダデルタは
代わってベルンカステルに挑む。
真相の公開、バトラとエンジェは、これを阻むべく「図書館」へと密かに乗り込み
彼らの味方した魔女、“絶対”のラムダデルタは
代わってベルンカステルに挑む。
一方、ベルンの使者エリカは黄金郷を破壊すべく攻撃を開始。
幻に過ぎない彼らを、この10年に積もった膨大な「推理」「妄想」で否定、抹消しようとするが
エリカたちには足りないものがあった。
エリカたちには足りないものがあった。
彼らは「六軒島の推理」「妄想」で右代宮を責め立てているに過ぎない、という事だ――――。
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六軒島を推理した面々は、あくまで「六軒島での彼ら」を中心として推理、妄想しているから
島外での人格、過去を元にした論拠で戦う!
否定『カノンなんて人間は実在しない』
六軒島を推理した面々は、あくまで「六軒島での彼ら」を中心として推理、妄想しているから
島外での人格、過去を元にした論拠で戦う!
たとえばカノンという存在を、ジェシカは友達に紹介している。
実際、カノンは実在しませんが
少なくとも、ジェシカの友達が「実在」を証言してくれるから、証明することが出来る。
![イメージ 9]()
よってネクラな譲治が、シャノンと恋してたなんて幻想だとする妄想に対し
譲治、怒りの格闘戦!!
少なくとも、ジェシカの友達が「実在」を証言してくれるから、証明することが出来る。
譲治『確かに“僕はネクラだ“と、みんな証言するだろう』
よってネクラな譲治が、シャノンと恋してたなんて幻想だとする妄想に対し
譲治、怒りの格闘戦!!
確かに僕はネクラだが「ケンカ」はしてきた、こんな僕に味方してくれる人への挑発を、許した事は無い!
また今巻、ついにデルタがこっちについてくれました
独白がまた良かった…。
独白がまた良かった…。
途中まで、裏切るんじゃないかと思ってたけど、どんどん独白が転がっていくのが快かった!
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真相を秘めたままにする事で名誉を、心を、エンジェを守ろうと戦うバトラ達ですが
いずれにせよ、もうエンジェの元には戻れない
小さな「うん」が寂しい。
全てがハッピーエンドでも
真相を秘めたままにする事で名誉を、心を、エンジェを守ろうと戦うバトラ達ですが
いずれにせよ、もうエンジェの元には戻れない
小さな「うん」が寂しい。
いよいよ次巻、物語は完結に。
ガンガンコミックスJOKER「うみねこのなく頃に散Episode8、7巻」。2015年4月(前巻2014年12月)
原作・監修:竜騎士07。作画:夏海ケイ。
月刊ガンガンJOKER連載。
原作・監修:竜騎士07。作画:夏海ケイ。
月刊ガンガンJOKER連載。
第26話「最後通牒」
第27話「探偵」
第28話「開戦」
第29話「愛憎遊戯」
第30話「蹂躙」
第27話「探偵」
第28話「開戦」
第29話「愛憎遊戯」
第30話「蹂躙」
巻末やカバー下にオマケ漫画あり。
巻末作者コメント。
巻末作者コメント。