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Channel: GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記
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MSV-R ジョニー・ライデンの帰還 10巻 [Ark Performance]感想、連邦軍が“水陸両用”を殆ど作らなかった理由とは……。

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 旧MSVにて、設定こそ造られるも「人格」が知られていない高名なエース、ジョニーを追う物語。

【悲報】アーガマ出番なし。大戦期、水陸両用機を巡る逸話が面白い!

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※画像右下隅クリックで拡大。

 初代ガンダムでのガンダム+コアブースターを模した、ギャプラン+ヘビーが印象的な第10巻。
 いよいよ、負の遺産「サングレ・アスル」は打ち上げ確定となるが
 決着寸前で次巻に続く!

 また今巻、脇バトルである「民間軍事会社」「ライデンに呼応する水中艦隊」の戦いが、すごく熱い!

「感謝する」
 過程で、両軍の水陸両用機への考え方などを紹介しつつ、かなりページを割いてましたが
 オリジナルで、SF潜水艦バトル漫画描いてる作者さんらしい
 気合のみなぎる一編に!

 いや、これはこれで面白いけど本筋も進めてくださいよ!面白かったですけど! 

ヤザン『戦争が変わったというのか……? この戦争! 見届けたくなった!』

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 リミアが乗り込んだ時点で「破壊」の線は消えたし、宇宙行きでしょうか……?

三者一丸
 ヘビーガンダムのバイオセンサーを使い、感応現象を起こさせたイングリッドに、レッドは混乱する。
 彼女の放った「光」は、ジョニー・ライデンの記憶をバラまき
 護衛であるヴァースキ大尉をも混乱させる。

 混乱し、またレッドの言葉に感化されたヴァースキは、ロケット発射阻止の間だけ共闘を約束。

 だが、レッドたちの三機が到達するより早くロケットは発射準備を追え
 リミアを乗せたまま、滑走路へと――――。

レッド・ウェイライン、“ライデンの記憶”を垣間見る

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 冒頭では、ジョニー・ライデン視点の回想を見るレッドが描かれ、同一人物説確定でしょうか?
 でも、33ページを見るに、ヤザンにも見えているんですよね
 つまり「他人」でも垣間見えた。

 なら、別に同一人物ってわけでは無いと、読者に説明する意図があったのでしょうか……?

 ライデンの「肉体」を現FSSリーダーが回収したのは確定。
 でも、同一人物とは限らない。

 同一人物だとありきたりすぎますし、瀕死のライデンを元にした「何らかの実験体」って線なのか?

ヤザンも、ヘビーガンダムの「サイコミュ」から記憶を受信する

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 ただ、ジョニーの記憶をジョニ子が持っているはずもなく、レッドが「思い出した」方が自然。
 じゃあヤザンさんは何を見たんだ……?

今巻の主役の一人。ジオン潜水艦隊、交戦開始!

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 あと今巻、どうせ露払い程度の任務だと思っていたら、めちゃくちゃ重要な任務を任せられ
 感謝する艦長さん、印象的でした。

 外様である自分達を信頼し、任せてくれた事に感謝する艦長。

 こういうやりとりって好きですねぇ。

コラム的パート『一方、連邦軍は付き合う事を止めた』

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 一年戦争に限らず、水陸両用モビルスーツ開発に積極的では無い、のが連邦軍の流儀。
 ガンダムUCでは、そもそも主戦場じゃないから
 みたいな説明があったような。

 本作は、人口が劣るジオンは「一機を多機能化し、開発が難航、試行錯誤で機種が増えた」と解説。

 対し連邦は、その開発リソースを本隊に回し、従来兵器を集中運用。
 結果、ジオンが想定した「水中モビルスーツ戦闘」が起きず、ジオン水陸機はムダに多機能な金食い虫に
 余計なコストを抱え込む事に……。

 ジオンの職人的意識の独り相撲と、連邦の合理主義が出ていて面白かったです。

収録

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 しかし本作、一年戦争末期にジオンが無駄な用兵をしていたというのは、正直どうかと思います。

 角川コミックス・エース「機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還、10巻」。
 Ark Performance、月刊ガンダムエース連載。角川書店発行。
 2015年3月発売(前巻2014年9月)。

 MATERIAL-J050「AT THE TEMPLE」
 MATERIAL-J051「FOR ONE'S CAUSE.」
 MATERIAL-J052「FLEET SUBMARINE FORCE」
 MATERIAL-J053「IN A STATE OF FLUX.」
 MATERIAL-J054「LAUGHABLE」

 カバー下は、裏表紙と目次に使用した『アッガイ』画のアップ。




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