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Channel: GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記
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マジンボーン 最終話「帰るべき場所」感想。あの人が、この人が! 本作らしい“一歩踏み出す”最終回!

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“何百回、何千回、間違えても夢見る”前向きな最終回! いい後日談だった!

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 以前ルークが語った、恐れず、一歩踏み出して変わっていく事を実践する翔悟と世界、大人たちの意気込み!
 理想論だけど、きっとやり遂げると思えるやる気が漲る
 本当に本作らしい最終話でした!

 エンディングでも、キャラが何を話してるか聞こえてくるようで、生き生きした姿が本当に良かった!

バトルなしの最終回
 翔悟の言葉も、態度も稚拙で一生懸命で、彼を親指立てて応援してくれた炎の魔神も素敵だった!
 理屈じゃなくて信頼を感じさせる
 そんな最終回。

 勝者敗者じゃない、話し合って分かり合おうって流れも本当に本作らしかったですね。

翔悟『ぜんっぜん解んねぇ…! どうすればいいんですか!?』

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 結局、コクーンの使い方が解らない翔悟、大混乱!

信頼の連鎖
 一旦、本来の「ドラゴンの祭壇」だった氷川神社に戻り、コクーンを再起動させる翔悟。
 だが始まりの魔神は現れず、焦りだけが募る。

 そこに彼らを見かねた「火の魔神」ら五大魔神が現れ、始まりの魔神に直訴してくれた。

 ようやくコクーンに現れた始まりの魔神だったが、やはり言葉を聞いてくれない。
 それでも、翔悟は精一杯「これからだ」と説得する。
 過去は消せない、でも人は変われると。

 腹心・火の魔神の言った通りの青年だと、その言葉を信じた始まりの魔神は、僅かな猶予を与える。

 地球とネポスは、その信頼に応え、自分らの抱える諸問題を解決するべく
 新しい一歩を踏み出してゆくのだった。

シュトルツ様『お主は地球の核なのだから、召喚の紋章が発動しないのだろう…』

タイロン『“ホーム(本拠地)”でないと、ダメと?』

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 いちいち驚かされまくるアンナさん、スタッフに愛されてるなぁ!

「召喚」の条件
 しかし、地球の核なのだから地球で召喚してはどうかと、シュトルツ様がダメ元の提案を。
 もちろん上手くいく保証はないのだが――――。

 やる! 出来るかどうかじゃない、やらなきゃ全てが意味なくなるんだっ!

 藁にもすがる思いで地球に飛ぶ一行。
 翔悟は、ドラゴンが休眠していた「氷川神社」へと飛び、コクーンを起動するのだった。

 最終話にして、第一話と同じ場所とはニクい!

早穂『――――翔ちゃん!?』

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 その気配に、嫁の勘で気付く早穂ちゃんですが、思えばラストシーンへの前振りだったのね。
 最後、唐突に出てくるより自然ですし。

翔悟『ドラゴン、何か知らないのか!? なんでもいい、教えてくれ!』

ドラゴン『適合者よ……、我もずっと訴えているのだが……』

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 即座にレアメタルとして、力を貸してくれる火魔神様ナイスガイ。

「地球の祭壇」にて
 しかし、ドラゴンいわくいつも始まり様の方から言葉を貰っていたから、呼びかけ方が解らないという。
 始まり様のマメな性格が裏目になったか――――。

 始まりの魔神、聞いてくれ! どうか、どうか聞いてくれっ!

 それでも翔悟は諦めず、ダメ元で「対話」を試みるが、やはり宇宙の収縮は止まらない。
 果たして、どうすれば話を聞いてもらえるのでしょうか。

翔悟『今更気付いたんだ、こんな日常だから大切だって』

『だから守りたいって思ってるんだ!』

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 ここで、自分達の日常をとっくに失い、戦場暮らししてきた二人を映す演出がニクい。

少年の主張
 翔悟の訴えは彼の集大成にして、あまりに稚拙で、感情のこもったものだった。
 彼が守りたいのは日常、それは地球でもネポスでも同じ
 人の、何気ない日常を守りたい。

 本当に当たり前で、価値が無いと思われるかもしれない、でもそれが無くなると知って大切だと解った。

 その気持ちはみんな同じだから、この宇宙を消さないで欲しいと。

ギルバート『翔悟は何をやってるんです、このままじゃ…!!』

タイロン『僕たちが信じないでどうするんです。護ってくれますよ…!』

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 半ば混乱し、自分の要求だけを一方的にまくし立てる翔悟に、ギルは焦りを見せるが――――。
 そこでこのイケメンタイロンである。
 イケメン!

 実際、相手は「何でも出来る神さま」なんですから、普通の交渉とはワケが違うんですよね。

翔悟『なんで…、なんで何も応えてくれないんだ!? もう決めたから!?』

『お願いだよ、ネポスの、地球の人たちの願いを聞いてくれ!』

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 そして翔悟、呼びかけにすら応じない始まり様に、遂に逆ギレ同然の「願い」を叫び出す。
 先週のラストから、もうずっとテンパってます翔悟選手!

 その姿に、今度は火の魔神が、「レアメタル化」を解除してしまう。

翔悟『―――なんてこった、火の魔神にまで…』

ドラゴン『逆だ…、お前の必死な心が火の魔神を突き動かしたのだ』

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 なるほど、あの中空に浮かんでいたパーツが、降りてきて『魔法陣』になるのか! 面白い!

魔神会談、そして
 合体を解除した「火の魔神」は、四魔神と共に「始まり様」に直接面談し、自ら説得してくれた。
 翔悟の頑張りに応え、説得役を買って出てくれたのだ。

 は…、始まりの魔神……!?

 そして、リベレーション・コクーンに現れる始まり様ご当人!
 翔悟側が大きくなっているらしい

 シュトルツ様もビックリ!

 本来は声をかけるだけであって、当人が出てくるのはメチャクチャ異例らしい。

翔悟『(び、ビビるな俺……!)あ、あの! 俺、竜神翔悟ですっ!!』

『あの、その…、ごびゅさたしてみゃすっ!』

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 そして、「か、噛みました…!?」とオーバーアクションで驚くタイロンである。
 今週、タイロンがいちいち面白すぎる!?
 どうしたタイロン!?

 cv安元洋貴さん(弱ペダの金城主将とか)、この渋い声でコメディやるとホント面白いな!

翔悟『さっき、あの、言いましたけど、宇宙潰すの…、止めてほしい……、ですっ』

始まりの魔神『惑星を汚すものよ……、秩序を乱すものよ…』

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 って、cv柴田秀勝さん!? 闇の帝王・剣・モンキー・D・ドラゴン・キング・ブラッドレイ・秀勝さん!?

絶対神との問答
 だが、この宇宙そのものを肉体とする始まりの魔神は、惑星を汚すものを許さないという。
 また「審判」も決して突然でなく、熟慮の末だと。

 星の時の流れなど、我には瞬きに等しい……、充分に時は与えた。

 レボルトのみならず、それこそ地球が「彼を忘れた」件など、はるか昔から熟慮した末と判明。
 今回の件は、最後のダメ押しだったのか。

 その声そのものの頑固者。

始まりの魔神『心得たか……?』

翔悟『――――もう少しだけ、俺達が一瞬だって言うなら、待ってください!』

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 戦争の被害者・ウル虎兄弟と、貧困問題の被害者・アントニオとタイロンを強調する。

変わること
 対し、翔悟は「問題がある事」「問題があると知ってても、動かない事」の愚かさを知った。
 知ったから、変わる事は出来るはずだと訴える。

 変わる事は出来ると思う、過去を無かった事にはできないけれど、変わる事は出来ると思うんだ、誰でも!

 始まり様にとって、瞬きのような時間程度でもいい
 ほんの少し、待って欲しい。

 翔悟の願いは、決して意外性も明確な解決策でもない、ただただ切実な願いだった。

始まりの魔神『火の魔神が申していたのはこれか……』

『良いだろう…、時を与える。見せてみよ』

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 おそるおそる親指を立てる翔悟に応え、サムズアップして去っていく火魔神さまかわいい。

連鎖する信頼
 奇しくも虎狼兄弟を説得した時と同様に、「見せてみろ」と言い残し、始まりの魔神は去る。
 実は、火の魔神が「翔悟には希望を感じる」のだと
 説得してくれていたのだ。

 始まり様は、彼が信頼する火の魔神が、翔悟を信頼するならば「その言葉は信頼できる」と立ち去る。

 説得は、本当に感情だけのものでした。
 けれど日頃の翔悟の頑張りが、火の魔神を感心させていた事が、その言葉は本気だと伝えてくれた。

 信頼が連鎖した結果、なら信頼で応えなければならんワケですね!

イアン長官『若者が、地球を救ってくれた』

東尾所長『ああ、次は大人が頑張る番だな!』

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 アントニオの、ボーンクラッシュした?にクソ笑う。

勇気ある一歩へ
 けれど、「ラスボスを倒した」訳ではなく、あくまで対話で「猶予」を勝ち取ったに過ぎない。
 だから大人が、そして翔悟達自身が成長しなければ!

 変わる事を恐れぬ意思、文化の違いを互いに理解しあう努力を忘れず、共に歩まなければなりません!

 本作の結末は、ただ敵を倒す事よりも、遥かに難しい課題で終了。
 けれど、今ならば出来る筈!

 戦争・貧困・環境、様々な問題へと挑む難問エンド。

レボルト『何故ひと思いに殺らん…?』

クルード様『小僧が言っていたからな……、人は、変わると…』

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 その流れの中、評議会バーリッシュ&ペルブランド、鷹とワニなど、数多くが生存していたと判明。
 レボルトもまた独房で生き延びていた。
 人は変わるはずだから。

 ある意味、一番残酷な結末ですが………。

翔悟『いやぁ…、夕べも勉強で遅くなって……』

智恵ママ『あらそぉ? 勉強科目が多くて大変ねぇ?』

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 そして翔悟、夜遅くまでゲームとグラビア見てて寝過ごしてたって、全然ダメじゃないかっ!?
 一話とまったく同じ構図だコレー!?

 カーチャンが竜神家に!?

 ようやく、竜神家が「日常」を取り戻したと象徴する、賑やかなワンシーン。

早穂『翔ちゃんは? (進路希望用紙)まさか、また白紙?』

翔悟『いや、今回はちゃんと書いたっ!』

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 ホークとアリゲーターの生存も、ホントに嬉しかった!

何百回、何千回、間違えても
 あれから二ヶ月、翔悟は何も変わっていないようで、ちゃんと「将来」を考え始めていた。
 ずっと前、進路相談をやったときは全然ダメだったんですよね。

 ちゃんと自分の進む道を見据え始めた少年の姿で、マジンボーン完結!

 最後は、エンディングを流しながらの無言劇。
 無言だけど、伝わってくる!

 ダークスネークと和解するリーベルト様とか、ネポス住まいになったウル虎兄弟とか!

 それぞれが新しい環境を得て、そしてまたすっかり冬の装いとなったみんなが再会したところで完結。
 良い最終回だった。

 本当に、これだけ沢山のキャラクターが活き活きと息づいた、良い最終回だった!

連続4クール、全52話(半総集編1話)、感動の最終回!

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 レアメタルまで行くと、強すぎて使いどころが無い感じでしたね。

共鳴する奇跡
 前回、今まで最高のバトルだったですし、薄々感じてましたが「バトルなし」の最終回。
 だって本作は、お互いの違いを認め、話し合う事もテーマ
 ですから、最後は戦いじゃなくて対話。

 明確な答えじゃない、不器用な少年・翔悟と、彼を見守る大人と魔神が本作らしい!

 スーッと始まり様が出てきた時は笑いましたし
 これまた、話が通じそうにない因業ジジイだと一目でわかる口調!

 でも、翔悟の不器用な言葉を、「火の魔神が信頼するなら信じられるか」と去ってくれた度量
 さすが創造神、デカい人でございました。

 明確な答えは無いけど、一歩踏み出す勇気と協調する努力を謳いあげた
 夕方番組らしい、前向きな最終回
 本当に良かったです。

 スタッフの皆さま、本当にお疲れ様でした。




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