露となった真実に、ベルは八つ当たりして「ガンダム」と呼ばれてしまうのです!
以前、自分は恋をしていると認めていたベルリ、でもその当のアイーダが姉だと判明して
あまつさえ、岩と器械で出来た、人が生きるには不自然な塊が
自分の故郷だと知らされた衝撃―――。
あんなものを、生まれ故郷にしろっていうのか――――!
■ベルリの不満
さて、この衝撃をどう飲み込み、そして月面民との関係がどうなってゆくのか
今後が気になる一話となりましたね。
さて、この衝撃をどう飲み込み、そして月面民との関係がどうなってゆくのか
今後が気になる一話となりましたね。
また、次回予告のMS戦がカオスの塊なんですが一体何が起こってたんだアレは……。。。。
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主を失って久しい名家、その土地は、民に開放されるようになったという。
『栽培は最近許可されるようになりました、レイハントン家の土地だったからです』
主を失って久しい名家、その土地は、民に開放されるようになったという。
■聞きたくなんてなかった!
月面には、武力で地球征服を図るドレット艦隊もいれば、保守的な政権も、財団もいる。
だからクリムやマスクにも、付け入る隙がある
反政府組織<レジスタンス>もいる。
月面には、武力で地球征服を図るドレット艦隊もいれば、保守的な政権も、財団もいる。
だからクリムやマスクにも、付け入る隙がある
反政府組織<レジスタンス>もいる。
レジスタンスは、要は保守的な家柄ながら滅びた名家、レイハントンに仕えていた者たちだった。
彼ら老人達のせいで「ベルリの戦争」が始まり
そして、自分がアイーダと姉弟だったと知らされたベルリは、月面部隊に八つ当たりするのだった。
そして、自分がアイーダと姉弟だったと知らされたベルリは、月面部隊に八つ当たりするのだった。
第17話「アイーダの決断」
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その言葉に、ベルリは「信じたくない」思いをあからさまにするのですが……
ロルッカ『生まれ故郷に、ご案内したいのです。レイハントン家の王女様と』
『レイハントン家の、王子様―――』
その言葉に、ベルリは「信じたくない」思いをあからさまにするのですが……
■レイハントン・コード
レジスタンスは、滅びた名家レイハントンに仕えていた男達によるもの。
彼らこそ、G-セルフに操縦制限をかけた張本人
レジスタンスは、滅びた名家レイハントンに仕えていた男達によるもの。
彼らこそ、G-セルフに操縦制限をかけた張本人
地球に消えたレイハントンの遺児、彼らを探す為のDNA判定機能だったのだ。
二人はベルリ達に涙ぐみ、放棄された「実家」に案内する―――。
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実家の記憶が、おぼろげながら残っていたアイーダは「証拠」に涙するが―――。
アイーダ『ここにあったんだ…、思い出したくって、ずっと思い出せなくって……』
『思い出したかったもの―――』
実家の記憶が、おぼろげながら残っていたアイーダは「証拠」に涙するが―――。
■託された想いと「呪い」
老人たちは、亡き主人の遺児を探そうとシステムを組み込んだが、その結果、様々な事件が起きた。
その思いは尊いかもしれない、だがアイーダはこう言う。
老人たちは、亡き主人の遺児を探そうとシステムを組み込んだが、その結果、様々な事件が起きた。
その思いは尊いかもしれない、だがアイーダはこう言う。
時代は、年寄りが作るものではないのです――――!
Zガンダムのクワトロと同じ言葉
老人たち、彼らの気持ちや理想が崇高であっても、それを背負わされる者はたまったものじゃない。
老人たち、彼らの気持ちや理想が崇高であっても、それを背負わされる者はたまったものじゃない。
若者の時代は、若者が「自分の意思で」作るべきだとアイーダは宣言する。
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G-セルフが降りてきた結果、人殺しになる運命を辿ってしまった弟の分まで、宣言するアイーダ。
ポンコツ扱いされる事もある姫さまですが
その高貴さは本物。
ベルリ『姉さん――――』
G-セルフが降りてきた結果、人殺しになる運命を辿ってしまった弟の分まで、宣言するアイーダ。
ポンコツ扱いされる事もある姫さまですが
その高貴さは本物。
いや、カーヒル大尉と恋人同士だったか?はともかくとしても。
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ちなみに、初代ガンダムで宇宙世紀0079年、Vガンすら0153年、途方もない歴史といえましょう。
クンパ大佐『宇宙世紀を含めた、2000年を越える歴史があるのだ―――』
ちなみに、初代ガンダムで宇宙世紀0079年、Vガンすら0153年、途方もない歴史といえましょう。
■「マスクは、あの女には甘いか」
さてクンパ大佐は、いつしかマスク艦隊と同道し、堂々と「使者」として月面へと投降する。
なし崩しに戦ってきたが、月面とは戦争してる訳じゃない
さてクンパ大佐は、いつしかマスク艦隊と同道し、堂々と「使者」として月面へと投降する。
なし崩しに戦ってきたが、月面とは戦争してる訳じゃない
相手も「文明人」である以上、正規軍の使者として投降した者に狼藉するはずもないのだ。
そうやって入り込み、月面を内側から崩す作戦らしいが
バララの笑い方も不気味である
バララの笑い方も不気味である
バララー!
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また、レコンギスタ(地球占領作戦)の中止を勧告するレジスタンス組織のロルさんは
クンパの事を知らないという。
ロルッカ(月面人)『発信者は、クンパ・ルシータという人で?』
『ご存知で? 知るはずもないでしょう』
また、レコンギスタ(地球占領作戦)の中止を勧告するレジスタンス組織のロルさんは
クンパの事を知らないという。
また前後しますが、月面の「政府首相」も、クンパ大佐を知らなかった模様。
以前、ドレット司令官から隠れていましたが
クンパ大佐、月面人なのだろうと思われてきた怪人物の正体は、ますます不明に。
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少年よ大志を抱けとは良く言ったものだな、天才クリム!
クンパ大佐、月面人なのだろうと思われてきた怪人物の正体は、ますます不明に。
ロックパイ(月の金髪)『アメリア軍に出し抜かれますよっ!』
マッシュナー『何でそう考えるんだ?』
少年よ大志を抱けとは良く言ったものだな、天才クリム!
■それぞれの思惑
とっ捕まったのクリムだが、「アメリア大統領の息子」と判明した途端、国賓待遇にクラスチェンジ。
アーミーも、ドレット艦隊をも出し抜いて
主導権を握ろうと考える。
とっ捕まったのクリムだが、「アメリア大統領の息子」と判明した途端、国賓待遇にクラスチェンジ。
アーミーも、ドレット艦隊をも出し抜いて
主導権を握ろうと考える。
一方、ドレット艦隊の指揮官マッシュナーは、「地球人」を入港させればこっちのものと考えた。
月の政府は穏健派
ドレット艦隊は強硬派で考えが異なる。
ドレット艦隊は強硬派で考えが異なる。
けれど、両陣営に所属する人間は、誰もが地球に降りたいと考えているから、そこが隙になるワケか。
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いやベル、誰に聞くんだよ!?
ドニエル艦長『ベルリ、勝手に出るんじゃない!』
ベルリ『アーミィまで来たんなら、事情を聞くしかないじゃないですかっ!』
いやベル、誰に聞くんだよ!?
■機械仕掛けの「故郷」
一方、ベルリは偵察を名目に、ほぼ無計画に宇宙に飛び出した。
多分だけど、彼は身体を動かしたかったのだ。
一方、ベルリは偵察を名目に、ほぼ無計画に宇宙に飛び出した。
多分だけど、彼は身体を動かしたかったのだ。
こ、こんな景色のところが故郷だなんて……、そういう事を飲み込もうとしている時に、なんで来るんだよ!
豊かな自然で生まれ育ったベルリからすれば
この月軌道コロニーは、人工の大地は「こんな風景」としか思えなかった。
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網に引っかかってる状態のまま、ライフルを撃ちっぱなしにしてるのが富野監督っぽい。
この月軌道コロニーは、人工の大地は「こんな風景」としか思えなかった。
月パイロット『応答がないって事は、地球人が操縦してるんだな!』
ベルリ『―――ここで生まれたって、“地球人”ってか!』
網に引っかかってる状態のまま、ライフルを撃ちっぱなしにしてるのが富野監督っぽい。
■「事情も知らないで!」
もちろん、本来は月面艦隊所属であるG-セルフは、月面軍に怪しまれたが
ベルリが返答しなかった為、なし崩しに戦闘に突入する―――
もちろん、本来は月面艦隊所属であるG-セルフは、月面軍に怪しまれたが
ベルリが返答しなかった為、なし崩しに戦闘に突入する―――
あ、あの姿、大昔、ガンダムとかいう……!? 帰投するぞ!
が、怒れるベルはこれを一蹴。
電磁ネットを受けつつも、拘束されたままライフルを撃って一機を、残る二機をサーベルで切り裂く。
電磁ネットを受けつつも、拘束されたままライフルを撃って一機を、残る二機をサーベルで切り裂く。
妙に「人殺し」にこだわるようになりましたが、カーヒルとデレンセンの件ゆえなのか?
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が、あまりの戦闘能力の高さに、むしろ月面人を警戒させる事になってしまったと一同は嘆き
ベルリもまた、収まらぬ激情に揺れていた。
ラライア『こんな攻撃力を、トワサンガの軍隊に見せ付けるなんて!』
ベルリ『だから、もうG-セルフは動かすなよ!』
が、あまりの戦闘能力の高さに、むしろ月面人を警戒させる事になってしまったと一同は嘆き
ベルリもまた、収まらぬ激情に揺れていた。
あんなものを、生まれ故郷にしろっていうのか――――!
ただただ、自分の生まれをベルリは呪う。
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一方、コロニーに入港したクンパ大佐たちは、さっそくトワサンガの首相たちに歓待を受ける。
今はちょうど「カシーバ・ミコシを降臨させる時期」で忙しいらしい
トワサンガ首相『ご不自由な点があれば、担当の者に申し付けてください』
一方、コロニーに入港したクンパ大佐たちは、さっそくトワサンガの首相たちに歓待を受ける。
今はちょうど「カシーバ・ミコシを降臨させる時期」で忙しいらしい
が、「降臨」とは一体どんな儀式なのでしょう?
首相以下、トワサンガ政府の人たちは現状維持派でしょうし、おだやかな感じですね。
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電磁攻撃でボロボロのYG-111、作画すげぇ!
ベル『アイーダさんが姉さんだなんていわれたら、いい加減おかしくなるだろう!』
電磁攻撃でボロボロのYG-111、作画すげぇ!
■「何がレイハントンだ!」
老人たちは、仕えてきたレイハントン家の再興を願い、その結果、ベルリは不幸になってしまった。
だからベルリは反発し、彼らのレジスタンス運動
レコンギスタ反対に反対する。
老人たちは、仕えてきたレイハントン家の再興を願い、その結果、ベルリは不幸になってしまった。
だからベルリは反発し、彼らのレジスタンス運動
レコンギスタ反対に反対する。
トワサンガは、ミコシの降臨と、クレッセントシップがビーナス・グローブに帰る支度で混乱しており……。
キレるベルリ!
老人たちもこのまま海賊船と同道する模様。
老人たちもこのまま海賊船と同道する模様。
彼らの言葉に耳を貸さず、地球のキャピタルガードのベルリだと言い張るベルリ、その行く末は……?
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謎すぎィ! ラライアは噂の「ガンダム顔」に乗る模様。キット化されないかなァ……。
予告『次回、話、解りたければ見るしかないでしょっ!』
謎すぎィ! ラライアは噂の「ガンダム顔」に乗る模様。キット化されないかなァ……。
■ベルリの戦争
極論すれば、「G-セルフ」が降りてきた事でベルリは戦いに巻き込まれ、アイーダと出会った
彼は、老人たちのワガママに引き金を引かれて
人を殺してしまったのです。
極論すれば、「G-セルフ」が降りてきた事でベルリは戦いに巻き込まれ、アイーダと出会った
彼は、老人たちのワガママに引き金を引かれて
人を殺してしまったのです。
けれど、もうここに至っては原因はどうあれ、決断を下し、戦っているのはベルリ自身だという事。
だからサブタイは、「ベルリの戦争」だったんじゃないでしょうか。
他人事じゃなくて彼自身のことだから。
では次回は?
他人事じゃなくて彼自身のことだから。
では次回は?
第17話「アイーダの決断」