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白銀の意思 アルジェヴォルン 最終話「白銀の意思」感想、振り出しエンド。パスタァァァァァァァァッ!

シナリオ上は納得いくものの、どうにもすっきりしない…、最終回!

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 実は、指揮官機は「アルジェ系」全てのシステムを破壊し、生産不能にする機体でもあった、と。
 サモンジは、レイカの遺産と心中するつもりだった
 スズシロに命を救われ―――

 死ねなかったと絶望するサモンジに、スズシロは黙して背を向ける。

なんという「序章」感
 連続2クールを見届けましたが、この件をきっかけに、政変と本格的な戦争が起きたみたいな
 そんな、序章が終わったような感じがぬぐえない最終回。

 トキムネ、サモンジとちゃんとケリはついてますし、本作らしい……のでしょうか?

カイエン『第八部隊、“サモンジ・ウキョウを止めろ!” これは命令だ!』

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 第八の命令違反を、追認してくれるカイエンだったが……?

■遺志を継いで
 サモンジが、U-LINKシステム「白銀の意思」を葬り去りたい最大の理由とは
 開発に身を捧げ、死んだレイカへの弔いの為だった。

 人の死なない軍隊を作りたい、その想いが殺戮に利用されている事をサモンジは嘆く。

 サモンジはトキムネの怒りを受け、システムそのものを破壊すると共に、カイエンの反乱を終わらせた。
 が、そのまま死ぬはずが生き延びてしまう。

 戦力を失った両国は講和、生き延びた第8部隊は王都へ帰り、サモンジは独り平和維持の為の職務に就く(終)

カイエン『あの野郎、血迷いやがって……、殺してでも奪い返せッ!』

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 あのコマンダー機って、そんなに貴重品だったの!?

時計の針
 大要塞を取り戻した結果、状況は開戦以前まで巻き戻った
 今なら、両国は対等に講和できるだろう。

 これで「軍人の役割を果たした」サモンジは、大軍相手に特攻、アルジェ系の全滅を望む。

 その真意を理解したカイエンは
 サモンジ殺害し、コマンダー機を奪い返せと部下たちに命令した!

リヒトフォーフェン『お前らではない……、アルジェヴォルン、どこだぁ!』

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 一方、俺はアルジェを倒すと固執し続け、結果的に「ファシネーター」から逃れたリヒトだったが
 戦闘AIとの一体化が進み、いよいよ狂人一歩手前に。
 頑張れリヒト、あと少しだ!

ロレンツ『アカネちゃ~ん、ご飯食べられなかったらゴメンね…!』

アカネ『ダメ、それ却下! 私はパスタが食べたいのっ!』

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この後、めちゃくちゃパスタと叫んだ!

生きて帰る為に
 孤独なリヒトが壊れかけていた一方、尻に敷かれ始めた色男は奮戦していた!
 弱音を吐くも、ダメだ帰ってこい!の熱い激励!

 パスタ、パスタ……、“トキムネ君の初手”は―――、頭ッ!

 戦闘AIに染み付いたクセを読むロレンツォ!
 さすが先輩であろー!

 暴れるアルジェを、二機がかりで押さえ込むセイラン!構図も動きも、すごい格好良かった!!

ナミエ『先輩、任せてください! ―――後、一押し!』

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 更に、ナミエが単独でトレーラーを突っ込ませ、強引にアルジェを横倒しに!
 動きを止め、トキムネ達の「切り札」とは―――

シルフィ『急げ! こっちも長くは持たない!』

ジェイミー『言う事を……、聞けぇ!』

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 一方、リヒトも完全に狂乱! 強すぎィ!

LOOK AT ME!
 なんと、いつもの外部制御盤を接続すると、アルジェの動きは一旦停止。
 再起動をかけるが、システムは乗っ取られたまま―――

「前に見たのと違う……、そうじゃない! “あたし”を見なさい!」「俺を見ろ、アルジェヴォルンッ!」

 システム通りサモンジに従うアルジェのAI
 ジェイミーとトキムネ、先んじてAI登録していた二人が呼びかける事で、制御を取り戻す。

 アルジェとシュトゥルーム、たった二機の「反乱」は、次々と無人機をなぎ払うが―――?

サモンジ『―――ファシネイター、アクティベート!』

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 AIとの同調率が高いと、AIごとパイロットまでダメージをくらうらしい。多分。

■白銀の意思
 再度、サモンジの「支配」を受けた二機は停止し、再び降りろと命じられる。
 だが今度語ったのは、より深い真意だった

 誰にも渡さん……、U-LINKシステム「白銀の意思」はレイカの理想の果て、夢だ。それをこんな形で…!

 ナンジョウ・レイカが、人を死なせない為に従事したはずのU-LINK実験
 その果ては、無人機が人を殺す戦場だった。

 サモンジはその悲しさに、“U-LINKシステムを最後まで見届け”、自ら葬り去る決意を語る。

ジェイミー『何グダグダしてんの! その子は、アンタとアタシのものなのよ!』

トキムネ『そうだな……、“見てる”だけじゃダメだ、捕まえないと…』

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 サモンジは見続ける、トキムネは捕まえる、の対比なのか。

誰が為に
 だが、いかに醜い戦場であっても、そこでサモンジと皆は出会い、居場所を作り上げた。
 後悔し続けるサモンジに、自分の為した成果を見ろ
 自分勝手は止めろとトキムネは叫ぶ。

 姉ちゃんの為……? 違う! アンタのやってる事は、ただの自分勝手だ! 姉ちゃんの名前を出すな!

 レイカの遺志を口実にするな
 自分勝手は止めろ…、トキムネの言葉だと思うと感慨深い。

 自分勝手云々だけでなく、トキムネ自身が姉の無念の為だと、軍隊に入った少年なんですから。

『そんな事の為に姉ちゃんの名前を出すな、出すんじゃねえ!』

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 レイカの為、という理由で「U-LINKと心中しようとする」サモンジ
 軍隊に入ったトキムネ。

 どっちも、レイカ自身なら否定し、「いいから平和に生きて」と言うであろう状況。

 復讐は死者の安寧以上に、ただ、残された者が納得する為にある

サモンジ『―――そうだな、終わりにしよう』

『“白銀の意思”、全てのU-LINKシステムは、今ここに死ぬ……!』

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 元々、軍隊が開発し「商人」が完成させたもの、オリジナルの専用機能だったのか?

■“白銀の意思”の終焉
 頷き、隊長はアルジェ系の全システムを「殺す」機能で、全機を再起不能とした。
 さらにイズミ大佐に頼み、あらかじめ手配していた軍が到着

 結局、俺達はお前とナンジョウ・レイカの、無理心中につき合わされたってワケか……。くだらねえ

 カイエンのクーデターも潰され
 改めて、アランダスは「戦争が始まる前」に引き戻された

 いくらなんでも、ムチャクチャなシステムが組み込んであったにも程がある!

カイエン『死にたかったなら、コイツは手前にゃ“慈悲”って奴かもしれねぇ…』

『ま、そう考えると撃つ気も失せるが? ケジメってのがある』

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 隊長の、この顔!撃たれて死ぬまで計算内だったんでしょうね

サモンジの計算外
 AIと一体化していたトキムネは、システムの強制終了で危うく死に掛けるが、何とか生還。
 インゲルミア軍も、前回での命令通り撤退した。

 残るは、カイエンが「けじめ」をつけ、予定通り心中するはずでした

 が、そんな隊長をスズシロは助け
 しかし隊長は、「自分を助けて」「生き地獄に落とした」スズシロに、ただただ絶句するばかり。

 初めて泣きそうな顔を見せたサモンジに背を向け、スズシロ、別離――――。

スグロ『振り込み金額、三桁間違えましたが、ま、良いでしょう』

『ま、色々と副産物も生まれましたし、次の会社の名前を考えないと♪』

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 義理は果たしたという台詞からして、クァジモドさんに撃ち殺されたのか?

■「戦後」の商人
 一方、第三国のエージェントとして、適当な会社を作り、自社製品と偽りアルジェを売りつけたスグロは
 あっと言う間に会社を畳むも、何者かに暗殺された。
 その後も、「第三国」は出番ナシ。

 しかしアルジェ系支配はともかく、システム破壊なんて、なぜペルフェは出来たのでしょうか……?

クァジモド『義理は果たした、俺は引き続きウェルドリベルドの動きを追うよ』

『“白銀の意思”は消えたが、システムの発想自体は残されているしな』

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 ウェルドリベルド=第三国=アルジェ系を「商品化」した死の商人、です。

若者たちの野心
 どうも、あの一件で「U-LINK系」は再生産不可能になり、一から再開発まで立ち戻ったようです。
 一旦アルジェ系の脅威は去り、両国は休戦。
 戦意を蓄えつつ一時的な平和へ。

 じゃ、ゲンスイの戦争はまだまだ続くんだな?

 戦後サモンジは過酷な生き方を望み、そんな友の意思を汲み、利用し、イズミ大佐は出世の道を―――。

『いまさら、何みずくさい事言ってんの?』『王都までは一緒だよっ』

トキムネ『だから言ったろ、気にし過ぎだって』

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 シーカーさんがフツーに運転手してるだけ、なのに、なんという破壊力……! 何故か笑える。

■第八部隊、帰還
 キュベルネスが会社を畳んだ為、ジェイミーは軍も辞めてエンジニアの道を探す。
 機体が失われたことで、トキムネも生存する事になり
 第八部隊は終戦を迎えた

 ただ一人、欠けてしまった「隊長」の名を呼ぶ者は無い、だが、ともかく平穏を取り戻したようだ。

 始まりは無軌道な少年だったトキムネ
 始まりは、ただ就職先が無かったから、あれよあれよと巻き込まれたジェイミーの戦争は、こうして終わる。

『―――アランダス軍少佐、サモンジ・ウキョウであります』

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 数ヵ月後、アランダスとインゲルミアの両国は講和し、情報開示と「連絡将校」を交換し合った。
 かつて、インゲルミアに吸収された小国の軍人だったホルムスは
 野心を胸に「連絡将校」を受け入れる。

 その連絡将校こそ、出世したサモンジその人であった。

 オリジナルアニメ「白銀の意思アルジェヴォルン」、これにて終了――――。

「白銀の意思」の終焉、トキムネの旅もこれにて終わり

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 2クール目相当分では頬と目を中心に違和感があった作画ですが、最終話だけにすごく良かった!

白銀の意思、結末
 暴走癖があったトキムネは仲間の為に、誰よりも部下思いだったはずの隊長は私闘の果てに
 そういった向きで、奇麗に対称だったのが印象的。

 しかし、この後「平和」になるには、相当な問題があるだろうなと思わせる結末に。

 その方が「リアル」かもしれません
 けれど本作、数機で数倍の敵を支えたり絶望的でも、なんだかんだで全員が生き残ってきたなど
 割とご都合的で、そうした作風からするとミスマッチだったかなと。

 また、思わせぶりな「白銀の意思」が、単なるシステム名でそれ以上の説明なし
 というのも、ちょっと肩透かしだと感じました。

 ともあれ2クール楽しかったです! スタッフのみなさま、お疲れ様でした!!




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