栄光に浴さず、帝国の恨みを一身に引き受け、アカメ失踪の最終回
最終戦は、絶対的な強さを誇るエスデスと、一撃でも与えれば即死させられる帝具、アカメとの決戦。
ナジェンダ隊長の余命も長くなく、アカメだけが生き残ったも同然
その彼女も、恨みだけを引き受け闇の中へ……。
私は斬る事しか出来ない、だけど、それで切り開かれる未来もあると、信じている、だから―――。
■これからも「その道」を
報われないし、そうなる覚悟で始まった彼女たちの物語もこれにて閉幕。
ちょっと原作も読んで見たくなる終わり方でしたね。
タツミも本当に死亡。
報われないし、そうなる覚悟で始まった彼女たちの物語もこれにて閉幕。
ちょっと原作も読んで見たくなる終わり方でしたね。
タツミも本当に死亡。
■遺志を貫き人斬り稼業
皇帝帝具「シコウテイザー」の敗北により、事実上帝国は敗北、体制は崩壊した。
個人の主義で、独り戦い続けたエスデス将軍も戦死し
大臣も密やかに横死する。
皇帝帝具「シコウテイザー」の敗北により、事実上帝国は敗北、体制は崩壊した。
個人の主義で、独り戦い続けたエスデス将軍も戦死し
大臣も密やかに横死する。
千年続いた帝国は、幼い皇帝の処刑を以って直系の血を絶たれ、ここに滅亡する事となる
レオーネは戦いの中で傷を負って死亡し
ナジェンダもまた、スサノオに大きく削られた寿命で、精一杯に国政に尽くすと誓った。
ナジェンダもまた、スサノオに大きく削られた寿命で、精一杯に国政に尽くすと誓った。
残されたアカメは、ナイトレイドに恨みを持つ者への標的となり、独り闇夜へと消えてゆく。(完)。
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タツミが死守した街を、氷で消し飛ばすエスデス様!氷を見るに、民は退避したらしい。
エスデス『私の狩りはまだ続く、次の戦場を探す、無ければ生み出すまで…』
『私を否定したいのなら、強さで示して見せろ!』
タツミが死守した街を、氷で消し飛ばすエスデス様!氷を見るに、民は退避したらしい。
■「葬る」
狩猟民族で生まれ育ったエスデスは、国がどうなろうが、自分は狩りを続けると宣言。
即死型帝具の勝算に賭け、アカメが立ち向かう!
狩猟民族で生まれ育ったエスデスは、国がどうなろうが、自分は狩りを続けると宣言。
即死型帝具の勝算に賭け、アカメが立ち向かう!
タツミが弱いから死んだ、それだけの事だ……。だが、何だ、この気持ち…?
そんなエスデス様、タツミだけは例外だったか…。
出会った頃ならばともかく、散々、交流を重ねた末の別れ、持論を揺るがす衝撃だったようで。
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一発当てるだけで殺せるチート帝具のムラサメですが、エスデス様は本人も、弾幕もハンパない!
無から氷を生成、それも岩をも切り裂く刀剣を弾く硬度で
無尽蔵に撃ってくるエスデス様。
出会った頃ならばともかく、散々、交流を重ねた末の別れ、持論を揺るがす衝撃だったようで。
エスデス『力も無いのに、夢を見るな―――!』
一発当てるだけで殺せるチート帝具のムラサメですが、エスデス様は本人も、弾幕もハンパない!
無から氷を生成、それも岩をも切り裂く刀剣を弾く硬度で
無尽蔵に撃ってくるエスデス様。
攻防共に隙が無く、ほぼ一方的に転がされる展開に。
やはり、パーフェクト・スーさんでも勝てなかったという実力はダテではない。
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即死&残像を残すほどのスピード!これはさすがにどうしようもない!
アカメ『怒り、恨み、私が奪った生命、その全てをムラサメは憶えている―――』
『私は、その全てを受け止める!』
即死&残像を残すほどのスピード!これはさすがにどうしようもない!
■この身、燃え尽きてでも
アカメには、ムラマサの毒で「身体強化」する切り札が!
対しエスデスは一撃を受けたが、毒が回る前に切り落とし、血をも目潰しに使う不屈の戦意!
アカメには、ムラマサの毒で「身体強化」する切り札が!
対しエスデスは一撃を受けたが、毒が回る前に切り落とし、血をも目潰しに使う不屈の戦意!
私に奥の手を使わせたのは二度目だ、褒めてやる…、楽しかったぞ!
■「理解できんな」
勝因はスサノオの死を憶えていた事、アカメは、自分が触れ合った者たちを忘れず背負ってきた。
死んだ者は弱かった、そう切り捨ててきたエスデスは
理解できない、と言い残し自害する。
勝因はスサノオの死を憶えていた事、アカメは、自分が触れ合った者たちを忘れず背負ってきた。
死んだ者は弱かった、そう切り捨ててきたエスデスは
理解できない、と言い残し自害する。
死ぬとするか――――、タツミ、傍に、お前がいてくれたら良かったのだがな……。
だがエスデスが、最期まで「理解できん」と言い捨てた感情は
彼女がタツミに向けた感情と同じだった。
彼女がタツミに向けた感情と同じだった。
■路地裏の死
一方、密かに逃げ延びていた大臣は、レオーネにより、ひっそりと討ち取られるが
その代償となって、レオーネは命を散らしてしまう。
一方、密かに逃げ延びていた大臣は、レオーネにより、ひっそりと討ち取られるが
その代償となって、レオーネは命を散らしてしまう。
終わった終わった……、ナイトレイドも、これで解散だねェ~~~♪ じゃあな、親友。
大臣の拳銃で致命傷を受けたレオーネは
戦勝パレードに沸く片隅、汚くとも、彼女が愛した街の路地裏でひっそりと息を引き取る。
戦勝パレードに沸く片隅、汚くとも、彼女が愛した街の路地裏でひっそりと息を引き取る。
■帝国千年史の終焉
同じく、幼さゆえ大臣の傀儡となり続けた皇帝は、憑き物の落ちた顔で勇気ある死を遂げた。
彼が死ぬ事は、「帝国再興」を掲げる勢力が生まれるか否かに
大きな影響を与えた事でしょう。
同じく、幼さゆえ大臣の傀儡となり続けた皇帝は、憑き物の落ちた顔で勇気ある死を遂げた。
彼が死ぬ事は、「帝国再興」を掲げる勢力が生まれるか否かに
大きな影響を与えた事でしょう。
残酷ですが、終わりの象徴・神輿にならない・直系の血筋を絶つ、必要な処置だったのかもしれません。
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この後のシーンは、最低限の描写で終わりましたし、それが良かったと思いました。
処刑台へ、自分で歩いていく勇気を見せた姿は
立派だと思ったからです。
『―――もう血の流れない、穏やかな国を頼む』
この後のシーンは、最低限の描写で終わりましたし、それが良かったと思いました。
処刑台へ、自分で歩いていく勇気を見せた姿は
立派だと思ったからです。
この後が、歓声にせよ罵声にせよ沈黙にせよ、聞けば私は悲しかっただろうな、と思ったからです。
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ボルスさんの奥さんと子供さん、久々……。そしてラバックのゴーグルは隊長と生き続けるのだ。
ナジェンダ『―――逞しいものだな、人は』
ボルスさんの奥さんと子供さん、久々……。そしてラバックのゴーグルは隊長と生き続けるのだ。
■頑固者の旅立ち
戦火が収まった街は復興を始め、ナジェンダは、僅かに残った寿命で国に尽くすと決め
アカメは、ナイトレイドの「任務」は全て自分の責任に
と、言い残して帝都を立ち去る。
戦火が収まった街は復興を始め、ナジェンダは、僅かに残った寿命で国に尽くすと決め
アカメは、ナイトレイドの「任務」は全て自分の責任に
と、言い残して帝都を立ち去る。
私は斬る事しか出来ない、だけど、それで切り開かれる未来もあると、信じている、だから―――。
単にナイトレイドを解体するのでなく
自分たちの行い、その「恨みのぶつけ先」となる覚悟を決めた、アカメの旅立ち。
自分たちの行い、その「恨みのぶつけ先」となる覚悟を決めた、アカメの旅立ち。
■殺し屋家業、最終回
当初、「ヒーローみたいなもんだろヒャッハー!」と喜んだタツミに、全員で諫めたのが懐かしい。
たとえ志が正義だろうと、やってる事は人殺し
因果応報、理不尽な死も覚悟の上。
当初、「ヒーローみたいなもんだろヒャッハー!」と喜んだタツミに、全員で諫めたのが懐かしい。
たとえ志が正義だろうと、やってる事は人殺し
因果応報、理不尽な死も覚悟の上。
革命っていったって、それが原因で多くの人を傷付ける以上、こうした決着が潔いのかもしれません。
ただ細かい事を言えば、アカメの「切り札」の代償が、それほど大きくないように見えてしまって
エスデスによる被害と照らせば、なぜ早く使わなかったのかと
そのつじつまは欲しかった気がします。
エスデスによる被害と照らせば、なぜ早く使わなかったのかと
そのつじつまは欲しかった気がします。
連続2クール、作画も安定アクションも素晴らしかったです。スタッフの皆様、お疲れ様でした。