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Channel: GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記
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SHIROBAKO ♯09「何を伝えたかったんだと思う?」感想、ピンチの打開は新たなピンチ! まったく木下監督は最高だぜ!

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さあ、万策尽きるのはこれからだ! CG社長と舞茸さんも格好よかった!!

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 アイデアに詰まりに詰まった監督に、何を伝えたいのか、と上手い具合に気持ちを引き出させる舞茸氏!
 知らず知らずに盛り上がっていく、木下監督のハイテンションがヤバい!
 これが物語が勝手に出来上がる瞬間って奴か!

 いや? 僕はキャッチボールをしに来ただけですから―――

さあ万策が尽きるぞ!
 舞茸しめじさん、締めの一言が本当に格好良かった! しめじさんだけに!!
 が、ラストに馬百頭って作画どうすんのよ………!?

 警官隊に群集に馬、アイドルのステージ、大変な仕事が山盛りじゃないか!

 てなワケで、CGの話にもリンクするって寸法ですね。もう監督ってばノリノリなんだからぁ!

『じゃあ次、新しいタイヤの作業に入れる?』『……はい』

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 タイヤコウカーン!そんなCGのお話。

「やりたい事」は何?
 声優のしずかが「役」を得る為に苦心し、脚本志望のみどりが「どうすればいいか」戸惑っていた頃
 CGの現場に入った美沙は、自由度の無さに足掻いていた。

 自分がやりたかった事は「これ」なのかなあ、これで本当に良いのかな?

 同じく
 物語の結末に「これでいいのか」と悩んでいた木下監督は
 シナリオライター・舞茸しめじ氏の協力を受けて、自分がやろうとしていた「芯」を見つけ出す

 木下監督は素晴らしいラストを描き上げるが、その為の、新たで膨大な作画負担が現場にのしかかる!

 次回、♯10「あと一杯だけね」

ミムジー『納品まであと一ヶ月なんて、原画だけで終わっちゃうよっ!』

ロロ『その後で、動画にして、仕上げして撮影して……』

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 今週、妄想が現実化しすぎィ!

「「ぜったい無理!」」
 第12話までが順調に仕上がっていく中、まだ絵コンテ段階の最終話が重くのしかかる。
 はやく話を作らないと、声優さんのキープも問題!

「あの……、見込みとしては、いつ上がる予定ですか?」「俺が一番知りたいよーーーーっ!」

 一ヶ月じゃ原画で精一杯……。
 アニメを作るのって、ホントに大変なんですね。

 にしても、大量に増えるミムジーとロロのインパクトがすげぇ! こういう技術が「馬百頭」に必要なのか。

タロー『おお、29位。いい線いってるじゃないですか~』

本田デスク『それはアニメだけで、トータルじゃ100位をいったりきたりなんだよな』

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 タイトルが色々まんますぎる。。。

■たまには
 amazon売り上げランキングを気にする制作デスク
 商売として当然のことなのだが、かといって、他人の評価ばかり見てたら「自分」を失うものだ。

 でも売り上げだけを気にして、やりたい事がブレたら良いもの作れませんよ?

 やりたいこと
 それが今週のテーマなんですね。

 後、珍しくタローさんがマトモな事を言いましたが、タローさんはもっと周りを気にしてください!

木下監督『ねえ……、“面白い”って、何だと思う?』

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 一方、木下監督は「自分は何をやりたいのか」を見失っていた。

■「面白い」って?
 とりあえず書けたけれど、それが「面白いのか」という確信が持てないでいたのだ。
 何をやりたかったのか、何が面白いのか。

 一通り形には出来ても、それが面白いのかどうか、他人が面白いと思ってくれるのかは別の話。

藤堂美沙『コツ掴めてきたんで。ずっと、同じ事やってますし…』

先輩『私なんて、3年くらいずっと車の内装ばっかやってるよ?』

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 美沙さんの会社、素晴らしきホワイト企業だった。

■創作系サラリーマン
 実は、CG制作の美沙も似た悩みに陥っていた、やりたい事があるはずだ、と戸惑っていたのだ。
 彼女の会社は、定時上がりで福利厚生もしっかりしている

 でもこのままだと、明日も明後日も一年後も二年後も、車ですよね………。

 CG制作会社だけれど、車のCGの制作に特化&分業によって効率化、クオリティアップを図っており
 個人としてのやりがいに欠ける。

 スキルも着実に伸びてますし、客観的には、メンバー中で一番恵まれていますが……?

しずか(ガヤ役)『がんばってーっ! 負けたら承知しないからー!!』

音響監督『<ちょ、ちょ!? ちょーーっと張り切りすぎかな?>』

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 もうホント、cv千管春香さんがハマり役だと思います!良い意味で!

情熱から回り
 一方、居酒屋バイトで食いつなぎつつ、初めて「ガヤ(集団)」の仕事を貰ったしずかは張り切るが
 今回も熱が入りすぎ、悪目立ちして失敗してしまう。

 うてーっ、がんばってーっ、あきらめないでーー……。

 もう、こっちこそ「頑張って、諦めないで!」って言いたくなる
 グサッとくるような空回りっぷり!

 初めての「アニメ声優」ですが、いわば「モブ(無名キャラ)」以下か……。がんばって! 焼きプリ!

ラインプロデューサー『監督は、木下精一を予定しておりまして!』

出版社の編集長『ああ、“ぷるんぷるん天国”の?』

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 ラインプロデューサーって、こういう「原作」との交渉みたいな仕事なのね。

■社外交渉
 また、武蔵野アニメの次なる作品として、百万部突破見込みの漫画が焦点となった。
 しかしアニメ会社で争奪戦となり、難しい模様。

 あれ、木下監督なんですか? えくそだす“意外と!”面白いですね?

 上手くいけば、以降は「原作付きアニメの制作現場のお話」になっていくのでしょうね。
 でも、とりあえず厳しそう。

 しかし「100万部突破」って、やっぱり重要なんですね……。

みどり『何か、少しずつ前に進んでる感じですよ、ずかちゃん先輩は』

『私なんて、どうやってシナリオライターになったらいいか解りませんから…』

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 ライター志望のみどりさん、言葉が上手いのと夢見がちなキャラが「それっぽい」感じがします。

三者三様七福神
 その夜、勤務時間がしっかりしてる美沙、暇人の学生であるみどり
 収録明けのしずかが集まる

 CGの会社に入って夢に近付いたと思ったけど、逆に夢から遠ざかってるような気がするんですよね……。

 話題となるのは夢の事。
 中でも、はた目には恵まれている美沙が悩むという図式。

 三人は、いつか「あのアニメを作りたい」と夢はあるのですが、なかなか難しい………。

みどり『本当にいつか、皆で“七福神”作れるんスかねぇ……』

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 大丈夫、夢はまだ待ってるぜ!的な集団幻覚! なんという集団幻覚!
 今週、みんな幻覚見すぎだよ!

 これが本作の着地点なのでしょうか。
 なんだか、最終話は「あれからもう十年も経ったんだね」的なパターンになりそう。

美沙『へぇ? プリウスに20インチのマグネシウムホイール入れてるんだ』

『ホイルスペースの空間が埋まるから、車体全体が締まって見えるな』

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 そんな藤堂美沙さんですが、「車のCG製作技術」は、着実に身についているようです
 なんかいきなりベラベラ喋りだしたよ!?
 プリウス格好いい!

 なんだかんだで、絵麻ちゃんと同じで真面目タイプなんでしょうね。

立石社長『―――何があった、藤堂くん』

『ラインディレクターが褒めてたよ? 今はポリゴンの流れが奇麗になったって』

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 言葉に詰まる新人に、まず褒めて「大丈夫、キミは仕事できてるよ」と促す社長。できる人だ……。

創立十年
 翌日、立石社長が「また車の仕事を請けてきた」事で、美沙の焦りは頂点に達した。
 でもぶつける場所も無く、屋上で資料にあたっていた彼女は
 その社長に見つかってしまう。

 ウチは十年に満たない会社だ、でも「自動車だったらSクリエイションズ」と言って貰えるようになった。

 自動車以外もやりたい
 美沙の言葉も、もっともですけれど、特化する事でクオリティを最大限に高めてきたのが同社。

 まだ若い会社だけど、特化する事で社員に還元できる会社を作った―――。

立石社長『他のCGというが、具体的に何かやりたいことがあるの?』

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 こういうシーンで定番の、肩を叩くといったスキンシップが無いのも、何故か好印象。

「目標」があるんなら
 美沙の悩みは、「やりたかった事はコレなのか?」「コレだけで終わるのか?」という漠然とした不安。
 けれど、社長に言われて出た「やりたい事」とは
 同好会メンバーとの再戦

 子供も大人も楽しめるような、元気になれる作品を――――!

 あまりにも漠然とした夢
 けれど、社長は笑わずに「目標があるなら、その為にどうしたらいいか、一度考えてご覧?」と去ってゆく。

 口に出した瞬間に解る、自分自身の甘さ、そして社長のイケメンさであった。

木下監督『なーんか違うんだよな……』

『シナリオ通りやろうとしたんだけど、これでいいのか、って』

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 今週のテーマは「これでいいのかな?」なのかも。

「俺が納得できない!」
 一方、そんな事いってる場合じゃねーんだよ豚ァ!という状況の木下監督。
 シナリオを書いて、絵コンテに起こしたのだが
 納得できなかったのだ。

 ラスト変えたいって言ったらダメ……? だってさぁ、これじゃ見てくれた人が納得できないと思うんだよっ!

 予定したラストは、主人公たちの生死不明エンド
 彼女たちは何をしたかったのか?

 ドラマチックに盛り上がるのは確かですけれど、モヤッとする結末って奴だったのです。

木下監督『うーん……、俺、この作品で何を伝えたかったんだと思う?』

本田デスク『知らねーよっ!!』

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 あーらまぁ!?

秘密兵器は舞茸しめじ
 一言でいえば、サブタイそのまんまの悩みだったのだ。これはひどい。
 そこで招聘されたのが「脚本家」だった。

 監督が、この作品で一番「やりたかったこと」は何ですか?

 監督と共に「創作してきた」舞茸しめじ氏、彼だからこそ解るものがあるのだ。
 彼は責めず、静かな言葉で、淡々と要点を突いていく。

 この作品は、「冤罪を着せられ、逃亡するアイドルたち」のアニメなのだ。では?

しめじ『逃げた末に、あかね達は、何を手にするんでしょうね』

木下監督『歌う事………、かなぁ?』

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 しめじさんがナイスガイすぎて堪りません。こんな変な名前なのに!

貫き通すという事
 言葉のキャッチボールを繰り返す中、監督は「三人が、アイドルとして歌いたい」という行動原理
 中でも、あかねが「人を信じる」事に気付いた。

 そっか……、もしかしたら俺、“どんな時でも人を信じる”って事をやりたかったのかなぁ……?

 人を信じる物語だから、散々「人に裏切られ」、それでも信じた人が報われる
 信じ続け、そうして得た信頼が、彼女たちを助ける
 彼女たちが願った夢が再び叶う。

 このシリーズを通して、木下監督は無意識のうちに、一本の芯を貫いていたのだ!!

監督『そうだな…、裏切られても人を信じてきた……』

『そんな「あかね達の良さ」が、ラスト、未来を開くッ!!』

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 空母はヤメだ、からのcv檜山節、しびれるほどに素晴らしい!

野放図なラストシーンへ!
 ツボを刺激され、監督はアイデアを次々と湧き上がらせ、ラストシーンを築いてゆく!
 そう、監督はこんなラストをやりたかったのだ!
 爽快感ある、問答無用のラスト!

 いや? 僕はキャッチボールをしに来ただけですから―――

 そんなスーパー監督劇場に酔いしれた後は、穏やかな言葉で去っていく、しめじ氏が素敵過ぎた!
 あくまで考えたのは監督、自分は引っ張り出しただけですよ、と
 素敵!

 しかし、監督のスーパークライマックスアイデアは、おいちゃんに難問をブン投げる。 

監督『捕まってしまうかと思われたその時! 百頭の馬が現れたァ!!』

あおい『馬……、馬が走る…? 百頭の!?』

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 結局、誰も飲まなかったお茶を下げつつ、おいちゃんは気付く
 そこに気付くとは……

 既に、制作現場は「原画がギリギリ間に合うか」というチョー修羅場!

 そこに「百頭の馬が走る!」
 アホか!

 つまり通常の手段じゃ追いつかない、この1クール目の締めに相応しい大騒動!どう決着するのか!

Cパート、監督、無言で「檻」に戻るの図

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 ただコレでBパートは丸々描きなおしになったので、頑張って全部書き直さないといけません。
 ならば燃え盛るがいい、木下ァ!

 次回、木下監督激闘編!

 めちゃくちゃ困った人ですけれど、確かにそのラストは楽しそうだ!!

予告社長『はい武蔵野……、ええ!? 良い鴨肉が入った!?』

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 今週のしずかちゃん可愛かった! スタッフの愛か!ずかちゃん押しか!

馬……、だと…!?
 てな訳で一難去ってまた一難というか、監督、馬100頭の作画いったいどうすんですか!?
 万策尽きたァ!そんな第10話。

 多分、藤堂さんのCGが関わってくるのは確定的なのでしょうが、あそこは車ですよね?

 CGは、武蔵野スタッフもひと悶着起こしてますが
 果たして、今回の件はどんな風に解決し、どんな風に藤堂さんは変わっていくのか?

 今回、問題提議パート&問題解決パートダブル進行し
 めっちゃ面白かったですね!

 次回、♯10「あと一杯だけね」

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 公式 http://shirobako-anime.com/




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