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Channel: GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記
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SHIROBAKO ♯06「イデポン宮森 発動篇」感想、同じ場所から出発した二人。やる気スイッチ連打回!

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通った道は違っても、原点は同じ。立ち向かう作品も同じ! 燃える初心の回!

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 原画マンの遠藤さんも、CG班の下柳さんも、そして新人声優のしずかも、燃える初心を思い起こす回!
 最後、遠藤さんが作画を始めたシーンで、すごくジンときてしまいました。
 描きたい気持ちがほとばしる瞬間!

「気力を越えた死力を尽くした―――、俺は自由だぁぁぁ!」「まだAパートだけじゃないですかー!」

「「違う!」」
 遠藤さんと下柳さん、二人がタローにツッコミを入れまくるシーンも爆笑しちゃいました。
 名台詞やらポーズやら、子供みたいに熱くなって語る語る!
 この熱さ、堪らなかったです。

 そしてCパート、おお、監督が遂に……!?と思ったらAだけかよ!?

 もうダメだこの監督! 冒頭、めっちゃ息苦しく描きつつ、解決、監督も良いオチになってましたね!

本田デスク『そんなおためごかしは良いからっ!』

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 他人の為っぽくいって、自分の利益を図る事

■一個人の幸せを越えて
 最終話の「絵コンテ遅れ」はいまだ続いていたが、待つ間も、第八・九話のトラブルは続く。
 しかし、問題の遠藤さんが「イデポン」が好きだと聞き
 イデポン展へ行ったのが転機となる。

 CGの下柳さんもイデポン好き、二人とも同じアニメから「アニメ業界」を目指したのだった。

 イデポンの壮大なスケールを思い起こした遠藤は
 CGを技術的には認めつつも、心理的に認め切れなかった自分の小ささを思い返し、分かり合う。

 次回、♯07「ネコでリテイク」

遠藤『――――俺はもう、降りたんだ』

タロー『もー、ヘソ曲げちゃって』

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 タローさんの台詞、ほぼ全てが他力のせいという凄まじさ!

■未解決案件
 問題の「CG」に見入っていた遠藤氏だったが、機嫌は直らず、木下監督もまた逃亡していた。
 遠藤爆発事件は、ようやく本田デスクに届くが―――

 監督もいない! 八話の作監もいない! 万策尽きたぁぁぁぁぁぁぁぁ!!

 どうしたら良いんだぁ!
 他所でも見たんですが、もうホント本田さんの喋りが癖になりますね!

 ていうかタローてめえ! 他人のせいみたいに言ってますけど、遠藤さん事件の八割はキミのせいですよ!?

北条『二ヶ月早く、こちらの“前線”に来てくれないか?』

落合(制作進行)『いや無理です、こっちも来月スターリングラードなんで』

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 キリトさん、裏切るの!?

■「引き抜き」発動篇
 一方、堅実な制作進行である落合さん、他所のアニメスタジオに移籍が決定しているらしい。
 それも次々と脱落している為、すぐにでも来て欲しい、と。

 一人目のデスクは敵前逃亡、二人目は戦線離脱――――

 制作デスクとして。
 つまり昇格での引き抜きってワケか。そりゃ納得の理由です。

 傍から見てると、軍事オタが二人でなりきりごっこしてる感じで笑えますが、しゃれにならん!

※どれも戦争での激戦区、そのくらい逼迫した状況というたとえ。

『あれ、監督? てことは絵コンテ上がったんですか?』

メーカープロデューサー『良かったぁ~~~!』

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 よっぽどアフレコ好きなのね。

■アウトー!
 座敷牢から逃げ出した監督は、アフレコに出るべくスタジオに。
 結果、スタジオ中から「絵コンテ、終わったんですね!」と祝福を受けるのだが……。

 まあ、完成してないわけで!

 誤解が広がるのがミョーにリアル!
 肩身狭いよ監督!

 それでも行っちゃうのは、クオリティを上げたいからか、単に好きなだけなのか、両方か。

あおい『手書きのアニメって無くなっちゃうんですか?』

矢野エリカ(制作)『無くならないと思うよ?』

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 アニメの本数が増え続ける上、クオリティも求められる。

■手書き
 あの遠藤さんは、「上手くて早い」という、非常に優れたアニメーターさんなのです。
 その彼でさえ、CGに対抗意識を持っていたと驚き
 エリカと「これからのアニメ」談義に。

 制作本数に対する人材の不足、その中でクオリティを高めるなら、CGは避けられない――――。

 もちろん手書きは消え去らない。
 けれど、本当に上手く、情熱を持っていないと残れない。

 どんな業種も同じ、「厳しさの種類が違うだけだよ」とは上手い一言。けれどもやもやも残るという。

あおい『あの時、遠藤さんどう思ったんだろう……』

CGの藤堂美沙『“自分の絵に追いつかれる”、そう思ったんじゃないですか?』

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 たとえば、このハンバーガーも手書きですよね。手書きですよね………?

■アニメ同好会
 その夜、CGの美沙は「絵に自信が持てなかったから、CGへ進んだ」と語る。
 実際「CGはダメ」、という意見は多いですが……?

 あたし、こっちが手書きのアニメーションに追いつかなきゃって感じなんですけど。

 手書きは焦っている
 CGはCGで、手書きに追いつこうと奮戦している。

 それに、上手いCGモーションを作るには、手書き同様「センス」が必要なのだ。

 がっつり語られる手書きとCGの関係
 焦って、追いつこうとして、とても興味深い話ですよね。

縦尾まり『そっか、今、この業界に残ってるのはごく僅かだしねぇ……』

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 cvは横尾まりさん。まんまじゃないか!すごく温かい声です。

■ゴドーを待ちながら
 新人声優の栃木しずかは「合格通知が来ない」と沈んだ日々を送っていたが、かつての講師に励まされる。
 養成所に通っていたメンバーから声優になったという
 それさえ僅か。

 待ってる時間は辛いけど、どう使うかだよね? ただゴドーを待ってるだけじゃ、どこにも行けないものね。

 横尾さんの劇団を見せてもらったしずかは、その新鮮さに大きな刺激を受け
 同時に、気持ちを切り替える大切さを教えられる。

 なんか、声優になりたかった頃の気持ち、思い出したよ♪

 声優を目指すしずか
 でも、劇団にも惹かれる様子も。仕事を取るのは難しいけど、取れない間は鍛錬あるのみ!

演出の円『あんな薄暗い倉庫より、ここの方が良くないですか?』

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※この後、むちゃくちゃ絵コンテを書いた。

■時にはゴドーのように
 一方、他人を待たせっぱなしの監督に、円さんは、むしろ優しく声をかけた。
 冷房つけてもいいし、ここの方が環境は整っている。
 けれど。

 ……うん。でも、本田くん、待ってるから

 ハチマキ姿で立ち向かう監督!
 燃え上がれ監督!

 エンジンかかるの遅すぎるんだよなぁ……。

 とは円さんの弁ですが、呆れと信頼が入り混じったイントネーション、愛されてますねぇ監督。

富ヶ谷『またお前か、宮森あおいィ!』

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 この台詞、ちょっと宮野真守さんぽかった!僕のだぞ!

■打開策
 翌日、作画の回収がてら「イデポン展」のチケットを持っていったところ、打開策が見つかった。
 おなじみ瀬川さんいわく、遠藤さんはイデポン好きらしい。
 それも

 これ見て、アニメーターになろうと思ったんだって。

 そういうのを見ると、初心を思いだしてモチベーションがあがるだろうというアドバイス。
 前回、堀田さんが「マクロスに憧れてた」のを思い出しますね。
 いい繋がりっぷり。

 にしても、久々のカーチェイスだった!

 CGっぽさが浮いていますけど、やっぱりクオリティ高くて楽しいわ!  

遠藤『なんで下柳がいるんだ、仕組んだのか?』

あおい『いえ、これは偶然です!』

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 BGMが徐々に大きく、力強くなっていく演出がすごく印象的!

■意外な共通点
 更に翌日、遠藤が来るかもと待っていたあおいは、イデポン展で遠藤と合流。
 しかし、CG班の下柳さんまでもが居た!

 絵に描いた世界で、あそこまで描けるんだって思ったな……!

 結果的に、半可通のタローが起爆剤となって、イデポン好きの二人は意気投合
 徐々にわだかまりを捨て、子供のように盛り上がってゆく!

 一個人の希望とか幸せなんて関係ない、そんな壮大なスケールの作品に参加したい――――。

 イデオンだー!
 というだけでなく「一個人を越えて」というテーマも、手書きとCGが対立する要因に絡まる!

 思い切りパロディをやりながら、しっかり本筋を描いてくとかスッゲーです!

下柳『それいいね、イデポン宮森♪!』

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 初心、そして「今の仕事」の姿に、遠藤さんが燃え上がる!

■発動篇
 その帰り道、タローがふざけていいだしたのが「イデポン宮森」。
 ぶつける事で、憎しみを吐き出させたのか!

 運命は開けちゃった感じだなぁ………

 そんな冗談はともかく
 実際、その後「えくそだすっ!」の看板をみせて燃え上がらせたり、やっぱり宮森さん上手い!

そして最後に流れる「動画」。ここから更に仕上げられるのです

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 やる気を引き出され、また「一個人の幸せを越えた物語」を思い出した遠藤さんは
 作画を終え、同時にCG班へと歩み寄る。


 作品クオリティを上げたい、その共通する思いの為に!

 互いの仕事を称えあい、また単純に「同じイデポンファン」として友情を深める二人。良かった……!

木下監督『気力を越えた死力を尽くした―――、俺は自由だぁぁぁ!』

本田デスク『まだAパートだけじゃないですか!』

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 同じく徹夜組、木下監督、堂々たる完成……! ってAパートだけかよ!?
 ホントに終わるの!?

 先週「総集編はもういやだ!」って、カッコ良かったのにまだまだ懲りてない監督!

 次回は完成?
 それともホントに最終話を総集編にしてしまうのかっ!!

予告・本田デスク『え? おなか痛くてトイレから出られない?』

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 今週、珍しく台詞なし。代わりに作画がスゴイ可愛かった! 

■遠藤爆発事件、解決篇
 冒頭、タローの他人事っぷりに殺意が溢れるレベルでしたが、あの苦しさがあった末の開放感!
 スッとくる、いいカタルシスに浸れる回でした!
 気持ち良く寝れるわ!

 その一方で監督……、は、置いといて、制作進行がヘッドハンティングされる事案が勃発!?
 今週は軽く流しただけですが、コレ大事ですよ!?

 久々のカーチェイスもカッコよく
 遠藤さんと下柳さん、元アニメ同好会も「手書き」と「CG」で、焦りと挑戦を抱えて挑んでいる姿とか
 イデポンと演劇に「初心」を呼び起こされる面々とか、気持ちの良い回でしたね!

 次回、♯07「ネコでリテイク」

■用語集はこちら
 公式 http://shirobako-anime.com/




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