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Channel: GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記
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銀河機攻隊 マジェスティックプリンス 第10話「狩るもの、狩られるもの」

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「地球? あの殖民惑星、そんな風に名乗れる程度には知恵をつけていたのか」

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 ケイさんのふくれっつらとジアート王子の欲望劇場も見所な第10話。
※画像右下隅クリックで拡大。

 冒頭、タマキと教官の「無視してください」にインパクトを持っていかれたと思いきや
 設定がぐんぐん掘り下げられ、続きが気になる展開に。
 いったいどんだけ古い種族なの彼ら。

 色々意図的に隠された設定があるようですが、何故敢えて隠したのもかも気になるところ。

■上位種族ウルガル
 謎の異星勢力が襲来し、手も足も出なかった地球を舞台にしたロボット物語。
 と思いきや、異星勢力「ウルガル」こそが地球人の祖であった。
 そんな第10話。

 ウルガルの女性テオーリア曰く、かつて、彼らは生物としての限界を迎え緩やかに滅びつつあった。
 そこで彼らは、宇宙の各地に彼らの遺伝子をバラ撒き、その発展を待って収穫し
 有望な遺伝子を取り出し自らに組み込むという計画を立てたという。

 で、地球もまたそうした惑星の一つなのだ、と。
 だから姿がそっくりなんですね。

 要は、稚魚を放して成長を待って釣り上げる、鮎の放流みたいなモノでしょうか?
 ともあれ、この「狩り」と呼ばれる収穫行為は現在も行われており、その対象に引っかかった訳です。

■反抗
 しかし「起源」がそうだとしても、そんな風に彼らを道具扱いをして良いのか?
 そうした人道的な人々がウルガルにも出始め、結果、テオーリア嬢と彼らの技術が地球にもたらされ
 機動兵器アッシュが誕生した。

 そりゃ地球側が勝てない訳ですねぇ。

 という訳で、地球は早急なアッシュの戦力化が必要なものの、そもそも政治的にまだゴタゴタしていますし
 こんな情報はおいそれと拡散できないので、アッシュの量産配備にも支障が出ます。
 当分はチーム・ラビットを囮にして凌ぐしかないという訳。

 ちなみにテオ嬢は「貴族階級」と解説され、欲望王子ジアートさんとの関連性は言葉を濁されました。
 またイズルとの関係は「記憶を消される前とても仲良しだった」と一応解説。
 この辺、ひたすら言葉を濁されます。

 というか「テオーリアさん何歳なんだ?」と誰かツッコんで下さい!

 確かに、冷凍睡眠などを使えば一応つじつまが合うかもしれませんが
 ウルガルの話を聞くに外見通りの年齢ではなさそう。
 イズル達の遺伝子提供者なんですかね?

■イズル達は?
 また記憶を消されているイズル達が、本当に少年少女なのかも不明です。
 テオーリア由来なら、彼らも長命種でもおかしくない。
 年齢を消されている理由にも繋がりますし。

 まあ、周囲の大人の対応からするにこれはなさそうですけれど。

「狩り」の必要性

 話通りなら、ウルガルが「種として寿命を迎えた」のは最低でも数千年前規模で昔のはず。
 危機をある程度克服できたからこそ、現在でも健在なのでしょうし
 まだ「狩り」の必要ってあるんでしょうか?

 もし単に儀式化しているだけなら、共存エンドへの道につながったりするんでしょうかね。

 或いは単に遺伝子サンプル提供で話が済むはずなんですが、全くそんな話が出てきません。
 また「狩り」でちゃんと何かを得られるらしき会話もあるので
 まだまだよく解りませんね。

 遺伝子、さて何をどう使っているんでしょう?

■欲望劇場
 ともあれ「狩り」によって有望な遺伝子を手にするのが彼らの目的。
 とりあえず残念ファイブに目をつけつつあるようですが、ジアートは「アレは俺の得物」と言い切り
 雑魚には仕留められないだろう、と豪語します。

 実際、彼らの中でも単機としてはトップクラスらしいジアートと互角に近い戦いをしましたし。
 とすると地球の技術力の伸びがマジハンパない。

■ジュリアシステム
 名目上「彼らのメカを地球側で操れるようにする為の媒介」なのだとか。
 自分に素直な人間ほど高い適応性を発揮できる、という事で、現状イズル&タマキのバカコンビがトップ。
 やっぱり欲望王子なジアートさんに被ってるシステム。
 名目上は地球オリジナルと説明されてますが。

 地球純正だと嘘をつく必要があるのなら、何かリスクがあるのでしょうかね?

火星、それは軍神の星

 そうこうしていると新たな任務。火星に不時着したウルガルの船が発見されたのだとか。
 砂嵐の中で「落下跡」が綺麗に残ってましたから最近の船?
 ともあれ、この船の探索が次の任務になるようです。

 次回、第11話「オペレーション・アレス」。

※ギリシャ語での火星の名。
 同神話の軍神の名前で、ローマ神話ではマルスとなる。
 ちなみに有名な衛星である「フォボス(狼狽)」「ダイモス(恐怖)」は彼の息子達の名前からきている。

■関連記事
 第9話「開示」
 http://blogs.yahoo.co.jp/saranndonn/66411428.html

余談

 本当に余談なんですが
 異星人による刈り取りの被害に遭ってきた主人公たちだったが
 実はその異星人こそが彼らの祖先だったのだ……というと、古い某CGロボットアニメを思い出しますね。

 あの場合、刈り取られる=人体から有望な部位を文字通り切り取り、ツギハギして本星人の延命に使う。
 という手法だったので、共存の余地がない設定でした。

 さて、今回はどうして「共存できない」のか。
 単にウルガル上層部が「連中は自分達の為に存在するから」という家畜理論を持っているだけにせよ
 地球側が言い出しもしないのは、何か理由があるのか?

 次回のタマキの手の向かう先、ケイさんの眉間の皺の行方も含めて
 いやはや続きが気になりますね。

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