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Channel: GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記
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Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ2wei!第6話「嘘と強がりの向こう側」感想

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クロ誕生の真相、彼女が本当に欲しかったもの。エンディングに繫がる第6話!

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 普段から余裕ぶっている人が、本当は欲しかった、ごく平凡な望みを口にする。そんな第6話。
 直後、エンディングの歌詞がクロとイリヤにマッチしていて
 良かったなー、と改めて。

 もう良いわ……、消えるときに泣いてくれる人がいるなら、意味があったわ

■強がらないで!
 冒頭、ミユとクロの激闘がカッコ良く
 乱入したアイリママによる、マシンガンの如き種明かしが気持ち良い!

 消えゆくクロは強がり、イリヤは強がるなと叫ぶ!

 Cパートと、次回予告がめっちゃ幸せそうなのも良かったですねえ。次回は不必要なシリアスも見られるぞ!

『理由なんて、私を友達と呼んでくれた、ただそれだけで良い!』

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 先週以来、とにかくミユが格好良すぎる!

■正体
 かつて「聖杯戦争」と呼ばれる戦いがあり、イリヤは、その為に産み落とされた少女だった。
 だが彼女の両親は、そのイリヤを救うために聖杯戦争を解体
 元凶であった実家を滅ぼしてしまった。

 既に調整されていたイリヤは、一旦「リセット」され、平和な人生を送る事になった

 クロは、その封印された記憶が英霊カードと結びついて生まれた
 一種の偶然、奇跡だったのだ。

 魔力消耗で消滅しそうになったクロを、イリヤは助け出す。クロは彼女の姉妹なのだから。

 次回、第7話「激突! クッキンシスターズ!」

『カードを通じ英霊をその身に降ろしたのね、私が前にやったのと同じ様に――』

『―――私ね、“カンニング”が得意なの』

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 クロ、武器を使い捨てしまくるバトルスタイルが気持ち良い!

■反則技
 戦いに際し、終始余裕を崩さぬクロは「種明かし」をした。
 ときおりイリヤが意識を失っていた事件、彼女の「奇跡」はクロの仕業だったのだ。

 たとえばね?
 手元に変なカードがあります、目の前に敵がいます――――
 そういう問題に対して、即「カードをインストールする」って答えを出せる。それが私。

 最適解を、予備知識なしで見出せる
 それがクロの能力!

 力・速度・反射、あらゆる基礎スペックで勝る「セイバー」となったミユを、クロは簡単に翻弄する。

ミユ『下がれば勝機はない―――、前へ! 前へ!!』

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 前後しますが、アーチャー(射手)の中距離戦に対し、強引に近距離にもっていくミユ!
 発想が男らしすぎる!

 矢を連続発射するクロに、矢を真正面から切り裂くミユ! カッコ良かった!

クロ『全然ダメよミユ、そんな“考えなしの薄い剣”じゃ、私には届かない』

ミユ『(戦闘本能だけで向かってくる、黒化英霊とは決定的に違う!)』

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 いちいち絵面がヤバい。

■思考する敵
 クロが常に最適の答えを知るなら、常に状況を変える速攻しかない!
 が、拙速は遅巧に劣り、クロに翻弄される。

 クロは黒化英霊並みながら、しかも「思考し」「こちらの動きを洞察する」初めての敵なのだ。

ミユ『心中に付き合う気も、つき合わせる気も無い! 共存する気は無いの!?』

クロ『言ったでしょう? 無理なのよ共存なんて』

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 情報共有は大切。

■本気の話し合い
 クロとミユが、本格的に交渉決裂したその時、遅れに遅れてイリヤが到着!
 自分の考えなしの言葉が、皆を傷つけたと謝罪し
 だから、「知りたい」と訴える。

 生まれた時から何でも持ってるあなたには、死んでも言いたくないッ!

 しかし、イリヤを殺したい程キライなクロは拒絶。
 ミユも交渉の余地はないと抜剣。

 イリヤは「何故」か知りたい、けれどクロは話したくないし、話して解決できる訳もない!

アイリ『あら、イリヤちゃんたら、いつの間に双子になっちゃったのかしら?』

『―――逢いたかったわ、十年前を、私を“なかった事”にした素敵なママ!』

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 母は強し(魔術)。

■解らない
 続いて乱入パート供 イリヤの母、アイリフィール・フォン・アインツベルンが久々の来日!
 その姿に、クロは瞳を潤ませるや斬りかかる!

「解んないよ……、私の気持ちが解らない」
「私には解るわ……、あなたが悲しんでいる事は。おいで、イリヤちゃん」

 理性的に考えれば、彼女は憎むべき相手
 けれどアイリの姿に、つい嬉しくなってしまった自分に戸惑うクロ。

 彼女をアイリは優しく受け入れ、そして即座に仕置きする! このアイリ容赦せん!

回想アイリ『さあイリヤ、次に目覚めた時、あなたは生まれ変わるわ―――』

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 赤ん坊イリヤの視点。

■十年前の記憶
 アイリに両成敗されたイリヤは、自分が生まれたばかりの頃、はじめてみる記憶に戸惑う。
 この記憶はクロの記憶、クロが封印された時の記憶。

 生まれて間もない頃、父と母が決断し、そしてクロは封印されてしまった―――。

アイリ『と、ゆー訳で! “教えて! 愛理ママ”のコーナー! そい!』

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 ざっくり言えば、fate/zeroくらいのタイミングで分岐した物語。細かい部分はともかく。

■イリヤの正体
 桁違いの魔法的素質の正体は、イリヤが「聖杯」となるべく調整され、意図的に産み落とされたから。
 しかし、彼女の両親はその全てを封印し
 普通の女の子にした。

 ママにすれば、ただ記憶を封じただけかもしれない。でも封じられた記憶には、私という存在がいたのよ!

 聖杯とすべく、イリヤは生まれる前から大量の知識を植えつけられていた
 が、それは邪魔になると感じ、封じられた。

 既に「クロ」の人格が誕生していると知らず、アイリ達は彼女ごと封印処置をしてしまったのだ。

クロ『せめて私には魔術師としての生をちょうだい、アインツベルンに戻して!』

アイリ『アインツベルンはもう無いわ―――』

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 イリヤ×イリヤ。

勝手に消えないで
 要約すれば「クロこそ本来のイリヤ」だった訳で、偽物扱いに怒るのも当然という訳。
 でも彼女はすべて納得し、なら別の居場所が欲しいと願います
 が、既に魔術師としての居場所も無い。

 イリヤに普通の生を与える為に、聖杯戦争も、その元凶と言えるアインツベルンも葬った両親。

 言い換えれば、全部イリヤに奪われたクロ。
 激昂。

 が、激情に任せて魔力を消耗しきったクロは崩壊をはじめてしまいます。
 今のクロは、魔力そのものなのですから。

 それでも、全ての事情を知ったイリヤが「魔力供給」をするのですが………。

イリヤ『私が冷静でいられるのは、きっとクロが傷ついているから―――』

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 アインツベルンの勝手な理屈で産み落とされ、両親の(悪く言えば)勝手な理屈でなかった事にされ
 ずっとずっと、イリヤの中でイリヤを見てきたクロ。

 ようやく外に出られたのに、やっぱり自分の居場所は何処にも無い。

 自分の出生に、ショックなのはイリヤも同じ。
 でも、クロがそれ以上のショックを受け、居場所がないと傷付いている事は解る。

 精一杯の礼を告げるイリヤだったが、その眼前で、やっぱりクロの崩壊は加速してゆく。

クロ『もう良いわ……、消えるときに泣いてくれる人がいるなら、意味があったわ』

イリヤ『欲しいものがあるんでしょ! だったら願ってよ!』

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 逆に言えば、全部持っているイリヤが、本当に憎かったんでしょうね。

■「望みを叶える聖杯なんでしょ!」
 消えゆくクロに、イリヤは精一杯に問いかけ、彼女自身の望みを引き出させた。
 聖杯として作られたクロは、果たしてその望みに応えたのか

 家族が欲しい、友達が欲しい、何の変哲もない普通の生活が欲しい――――
 でも、それより、何より…、消えたくない!
 ただ、生きていたい!

 崩壊寸前だったクロは再び定着。
 謎の保険医をして、「存在している事自体が奇跡」と言わしめたクロは、再び存在を取り戻す。

アイリ『今日から一緒に暮らすことになった、クロエちゃんです♪』

『(こうしてクロは、私たちの家族となった―――)』

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 そして今度はイリヤが憎む番なのです。人は憎む事ができるのです……。

■そして家族がまた一人
 スムーズに戸籍に入れしまうアイリ、もしや隠し子?と妥当なツッコミを入れて殴られる士郎。
 ともあれ、こんがらがってしまった事件は
 あるべき姿で収束した。

 もっとも、おかげでイリヤのライバルは増えてしまった訳であるが!
※イリヤと士郎は義理の兄妹です。

 次回も「どりゃー!」とか叫ぶぜ!

予告『―――料理は愛情、でしょ?』

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 Cパート、私服クロが可愛すぎる件。

■共存エンド
 自分自身を無かったものにされ、自我を持ったまま、イリヤを通して外界を覗き見ていたクロ。
 自分が持つはずだった幸せを、何も知らず満喫していたイリヤ。
 そりゃ憎みます。

 原作既読なのですが、もう一度同じシーンを見る事で強く理解できますし
 動画、音、声! あらゆる要素が強烈!
 良い和解回でした!

 もっとも、実はスゲェ大きな問題が残っている訳で……。
 ポイントは前回の風呂場。

 次回、第7話「激突! クッキンシスターズ!」



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