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Channel: GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記
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まじもじるるも 第6話「雨の日のジケン」感想

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“ちょっと良い話”で終われなかった第6話。いつにない後味………。

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 予告通り、“捨て猫をひろった”というイベントから、チロとるるもの出会いを描き、掘り下げた回。
 また、悪友を介して「耕太が、女子以外で熱くなるなんて珍しいな
 なんて言わせたり、心温まる話。

 かわいいから、好きなのか? ――――何を浮かれている、私。

■切ない第6話
 懐かれるのが嬉しい、という耕太に浮かれてしまうるるもとか。
 その辺も可愛く、耕太くんも凛々しく……。

 心温まるエピソードでしたが、オチが切なかった。思えば丁寧な前振りが幾つも………。 

悪友トリオ『『『アレはアレで、可愛かったなぁ~~♪』』』

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 前回、方々でるるもが目撃。その結論がコレだ!

■雨の日のジケン
 ある夏の日、三匹の子猫を拾った耕太は、「サツ」「ジン」「ジケン」と名付けるが
 家では飼えないことから、学校の裏手に住まわせ
 里親探しに奔走する。

 しかし、季節外れの大雨で三匹はズブ濡れになってしまい
 身体が弱かった「ジケン」は事切れてしまう。

 お前に拾われなければ、とうに命は尽きていた―――

 るるもの励ましを受けたものの
 夏の最中だというのに、耕太はしばらく放心したままになるのだった。

 次回、第7話「伝説の水着」

耕太『(この状況への対処次第では、俺のあだ名はMr.ピックアップエロ本!?)』

『おお~! なんて可哀想な子猫たちよぉっ!』

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 鯖缶で「世話役」に買収されかかったチロ。警戒してるのが何気にかわいい。

■耕太とサツ・ジン・ジケン
 帰り道、悪友達と別れた耕太は、道端に捨ててあったエロ本を拾う――――
 ところを誤魔化すべく、隣にいた捨て猫を拾った!

 柴木先輩って、意外に良い人なのかもね……

 子猫のおかげで場を切り抜けた耕太
 連れ帰ったところ、ミステリにハマったるるもによって「サツ」「ジン」「ジケン」と命名される。

 ありえないセンス!さすがですルルちゃん!

耕太『ぷ、ジケンって、お前みたいだな?』

るるも『最近はあんなに転ばない』

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 三匹ともまだ子猫、飼えなくて捨てられたようです。
 中でも、白猫の「ジケン」は、まだ立って歩くのも辛いほどに小さい。

 だけかと思ったのですが……。

耕太『問題は母さんだな…、チロは別として、母さん動物ダメなんだよ』

『じー……っ』

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 るるもを「妹」にした際、ついでに登録されたチロはともかく。
 実は母さん、動物がダメな人……

 ……って怖ァ!?

 今回、全国で視聴者が吹き出したシーン! 間違いないね!!

るるも『だったら、学校はどうだ?』

菅原『アイツが、女子以外の事で珍しくなるなんて珍しいな……』

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 その間、なんだかんだで世話しちゃうチロ、可愛すぎである。

■耕太奔走/るるも浮かれる
 仕方ないので、学校の軒先を借りて里親探しをする事にした耕太。
 ひたむきな彼に、周囲も不思議顔。

 耕太の家は昔から動物が飼えなかったので、こういうのが新鮮なのだ。

「お前はそんなにネコが好きなのか? ―――可愛いから、好きなのか?」
「―――こういう“懐かれたり”ってのに、憧れがあるのさ」

「(なに浮かれている、私!?)」

 一方るるも、懐かれるのが嬉しい=懐いても良い、のがちょっと嬉しかったのでしょうか? 可愛い。

ジケン<おとしもの>

耕太『なんって良い奴なんだぁ!』

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 また、うっかりチケットを落としてしまった耕太に、賢いジケンは「落としたよ」と注意。
 なでられまくるジケンが可愛い!

チロ『ウチもこの子らと一緒や、ウチもるるもに拾われたんや……』

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 雨に当たると身体壊す、と子猫を気遣うチロだったが……。

■雨上がりの回想
 子猫らを見ていたチロは、血統の悪かった自分は捨て猫同然だった、と語りだす。
 魔女の使い魔は血統が大事なのだ。
 けれど、るるもは違った。

 「あかんあかん! ウチ由緒正しくないし、言葉も変やし、毛並みも悪いし…」
 「ちょうど良い―――」

 「私は、そういう見栄を張らない使い魔を探していたのだ。契約しよう」

 何かとるるもに尽すチロ。
 いわくがある、と思ったら意外に完結したエピソードでした。良い話だった……。

耕太『もしかしたら、出来るんじゃないか? 憧れのアレが……!』

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 どっかで聞いた効果音!無駄に闘気を漲らせる委員長!! ※もちろん懐柔された。

■耕太の夢、そして
 Aパートラストで「ロクでもない思いつき」に至った耕太!
 猫の可愛さを利用し、女子をひきつける!
 女子を引き連れて歩く!

 長年の夢をかなえた少年、柴木耕太! 実にアホである!!(チロ的な評価で)。

 が、失敗する事も無く
 おやっと視聴者が思っていると、にわかに天気が……。

母『―――アンタまで風邪ひいたら、誰がその子たちの面倒みるの?』

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 トントン拍子に気を良くしていた耕太だったが、天候が本格的に崩れ、軒下まで雨が届いてしまう。
 慌てて三匹を迎えにいったが、既にズブ濡れで……。

 家に連れ帰り、動物が苦手なはずも母も手伝い、一晩中付き添う耕太。

 だが夜が明けてみると、ますます悪化していた。
 ぐったりした三匹を抱えた耕太は、朝イチで動物病院へと走って行くのだったが――――。

るるも『ジケンは、生まれつき身体が弱かった―――。これが運命だったのだ』

『魔法は、死んだ者には効かない』

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 らしくもない耕太、その姿が悲しい。

■出会えた幸福
 がむしゃらに走った耕太は、また道にチケットを落とし、また拾ったジケンは笑ったまま死んだ。
 以前、褒めてもらった時と同じ様に幸せそうに。

 ジケンは生まれつき体が弱かった。
 耕太に拾われなければ、とっくに命は尽きていただろう。

 るるもは彼女特有の声で慰め、耕太は声を上げて泣き、元気になったサツとジンは引き取られていった。

 それでも、三匹と過ごした校舎裏
 ジケンが眠る校舎裏で、耕太はらしくもなく物思いにふけるのだった。

柴木耕太と「お母さん」

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 お母さんは動物嫌いとなってましたが、ホントは「耕太くんの為」だったんじゃないでしょうか。
 今回は早すぎましたが、死別は必ず付きまといます。
 だから飼わせなかったのかなって。

■親心
 ズブ濡れで帰ってきた耕太への態度や
 その翌日、耕太に代わって猫ミルクを用意していたり、ホントの動物嫌いには見えないのですよね。

予告『夏だ! 海だ! 水着だぁ!』『水着って何や? 旨いのか?』

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 今回タイトルだった「ジケン」って、猫の名前と事件でダブルだったんですね。

■暗示?
 冒頭で雷を鳴らしたり、ジケンの体の弱さをコメディ風に伏線にしたり
 単発ですがしっかりしたエピソード。

 そんな、アニメ版も半ば「報われないけど良い話」でした。
 ですが少し暗示的な気も。

 結末は不幸だったけど、出会えた事はきっと幸福だった。

 耕太が自分を責めるより先に、彼を慰めたるるも。
 今後、るるも自身に降りかかってくるエピソードな気がします。考えすぎかもしれませんけれども。

 次回、第7話「伝説の水着」


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