Quantcast
Channel: GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記
Viewing all articles
Browse latest Browse all 5115

ソードアート・オンラインII 第6話「曠野の決闘」感想

$
0
0

キリトのトラウマ、キリトの無双。早くもシノンとの決闘へ!

イメージ 20

イメージ 1

 SAO経験者の一部が抱えるトラウマ、自分の手で、意図的に他人を殺してしまった罪の意識。
 その意識が、奇しくもシノンと重なってゆく第6話。
 そういう構成だったのか……。

 何か、考えがあるというの? もしそうなら、それが何なのか、見たい!

■視聴者とシノンと
 また、決闘に持ち込む場面でのモノローグ、視聴者とリンクしていた気がしますね。
 自信満々のキリトの姿、その「答え」にワクワクするシノン!

 そして同じ傷を持つ二人。
 キリトさんには「正妻」がいるとはいえ、シノンさんのヒロイン度、高まりが止まりませんね!

デスガン『名前を騙った偽者か、もしくは本物なら、いつか殺す―――』

イメージ 2

 つまり「その名前を軽々しく名乗るな」、と。なかなかに恨み骨髄。

■重なる二人
 デス・ガンがSAOの生き残り、それも「プレイヤーキラー集団」に所属していた事にキリトは怯える。
 PK集団ラフコフを、彼が「殺めてしまった」記憶に怯える。

 誰かを守る為に誰かを殺し、その罪に怯える二人。

 キリトとシノンの激突は、当初、キリトの実質的な試合放棄で終わるかと思われたが
 シノンの激昂に、キリトは「決闘スタイル」を提案。

 システム上ありえない提案をしたキリトは、ゲームシステムを越えた戦術でシノンを切り伏せる。

 第7話「紅の記憶」

『ラフィン・コフィン、あのエンブレムはSAOに存在した殺人ギルドだ……』

『でも、殺人を犯したのは奴らだけじゃない――――』

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

イメージ 7

 略称ラフコフ。直訳すると“笑う棺桶”。

■SAOというトラウマ
 デス・ガンの正体が、「SAOでの殺人ギルド構成員」と気付き、キリトは怯える。
 殺されるという怯えだけではなく
 殺したという記憶だ

 放置しておけば、プレイヤー達に犠牲者が出る。

 ゲーム内での死が、そのまま現実での死に直結していたSAOにおいて
 キリトは治安維持作戦に参加した。

 そして「他人」を守る為とはいえ、その場で二人のプレイヤーを手にかけてしまったのだ。

キリト『あの灰色マントがデス・ガンなのか―――?』

イメージ 28

 そういえば、キリトさんは「デス・ガンの姿」を見た事は無かったんでしたっけ。
 視聴者の視点だと、ついつい忘れてしまいます。

 そういや、いつか「デス・ガンさん撃ってください」ってやってた誰かさん、どうなったんでしょう?

シノン『――――どうしたの?』

イメージ 8

イメージ 9

 キリトさんが完全にヒロイン。

■何も知らない
 ラフコフの記憶に怯えるキリトを、シノンは勘違い。
 勘違いだが、ハッパをかけてしまうシノン。

 キリトの状態がただごとでは無い、と気付くのだが、そうこうしているとキリトは飛ばされてしまう。

モブ『乱暴な戦い方だなぁ』

シュピーゲル『―――彼、ずっとあんな戦い方で勝ち抜いてるんだ』

イメージ 10

 キリトさん強すぎ問題。

■圧倒
 トラウマに追い詰められたキリトは、振り払うかのように暴走。
 一回戦とは真逆な、防御を切り捨てた突撃戦術
 というか完全に暴走。

 一方シノンも、順当に決勝へ。

 また、一緒に快活に笑っていたキリトを思い
 今の暴走する姿に、シノンは「あれが本当に同じ子なのか?」と眉をひそめてしまう。先週と真逆ですね。

『あたしの狙撃なんて、いつでもかわせるって事……、ふざけないでよッ!』

イメージ 11

イメージ 12

イメージ 13

イメージ 14

 狙撃銃を担いで走る姿に定評のあるシノン。

■二人の温度差
 決勝、堂々と真正面から「歩いてきた」キリト。
 シノンは焦り、失敗し、だがそれは「勝つ気がなかったからだ」と言われてしまう。

 両者決勝進出。
 ここでの勝負に意味は無い。

 だが“戦うことがトラウマの払拭につながる”と、藁をも縋る思いのシノンには禁句だった。
 たかがゲーム、それはシノンには禁句だったのだ。

 涙ながらのシノンに、キリトは不意に我に返る。

『シノン、俺に償う機会をくれないか? ―――なら決闘スタイルで行こう』

イメージ 15

 大胆不敵!

■不可能な提案
 たかがゲームだからこそ、全力を尽さなければならない。
 その原点に立ち返ったキリトは提案する。

 十メートル離れてからの一騎打ち!

 だが、十メートルはシステム上の「必中距離」。
 銃が負ける道理は無い。

 だからこそ、シノンは勝負を受ける気になった。
 自分の敗北確定の条件を、笑って提案するキリトに「見てみたい」と思った!

『何か、考えがあるというの? もしそうなら、それが何なのか、見たい!』

『―――スコープレンズ越しでも、キミの目が見えた』

イメージ 16

イメージ 17

イメージ 18

イメージ 19

イメージ 20

 十メートル離れても瞳を見逃さないキリトさん。

■弾道予測線を予測
 システム通り、必中の弾丸を「切り払って」防御するキリトさん!
 必中と防御はまた別の問題だ!

 相手の目を見る事で、相手が引き金を弾くより早く「何処に撃つか」予測するキリト!

 完璧に位置を予測し
 完璧なタイミングで「合わせる」荒業に、大きな疑問を持ってしまった。

 この場合、強くなれば、いつか自分のトラウマを払拭できる、そう信じるシノンならではの疑問だった。

シノン『これほどの強さがあって、あなたは何に怯えるの……?』

イメージ 21

イメージ 22

イメージ 23

イメージ 24

 キリトさん、シノンさんの腰を抱きすぎ問題。

■強さと技術
 キリトが怯えているのは、あくまで心の持ちようの問題。
 必要な時、敢えて自分の手を汚せる覚悟
 それが強さだ、と。

 だからこれはただの技術、“強さ”ではないのだ。

 誰かを守る為に人を殺し
 そのトラウマに怯えるキリトとシノン。二人の共通項。

 シノンさんの過去は意外でしたが、SAOプレイヤーであるキリトさん、こういう共通項になるのですね。

『次は絶対負けない! 明日の本大会、私に遭遇するまで生き残りなさいっ!』

イメージ 1

イメージ 25

 試合前はつい手を差し伸べてしまうほど儚げで、でもシノンが焦がれる強さを持ち
 強くなれば、いつか克服できると信じていたトラウマを同じく抱え
 その上で、「俺にはもう出来ない」と首を振るキリト。

 いつもの彼女に戻り、再戦を誓ったものの、すっかり傾いてしまったシノンさん。

 彼女の明日はどっちだ!

次回、シノン回だった「鮮血の記憶」と重なるサブタイ。その意味は?

イメージ 26

イメージ 27

 ラストは、デスガン&デスガン(仮)の視線でラスト。シュピーゲルにも裏はあるのでしょうか?

■二人はトラウマ
 キリトさん無双と言えばそうですが、モブとの消化試合をトントンとこなしシノンとの第一次決着!
 このテンポ良い無双と、シノンとの共感が面白かった!

 ただ、アレを見ていた観客は複雑でしょうね。

 だってシノンは既に一級の有名人、彼女を無茶な方法で無力化する怪物新人。
 何より、傍からみたら完全にラブコメ………
 さすがですキリトさん!

 次回、第7話「紅の記憶」


Viewing all articles
Browse latest Browse all 5115

Trending Articles