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Channel: GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記
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ALDNOAH ZERO -アルドノア・ゼロ- 第5話「謁見の先で -Phantom of The Emperor-」感想

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謁見の先の皮肉。スレインの苦闘、伊奈帆の戦術が冴える第5話!

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 ますます深みにはまりながらも、どうも「単なる捕虜」では無いと判明するスレイン・トロイヤード。
 もう一人の主人公、伊奈帆が驚きの戦いぶりを見せる間も
 スレインは坂道を転げ落ちてゆく!

 あの刀の膨大な熱量が海水を急激に蒸発させ、その高圧の水蒸気が奴を破壊した―――

■意外な弱点
 異常高熱のレーザー刀で、榴弾を暴発/貫通弾を蒸発、飛び道具に無類の強さを見せたアルギュレ。
 が、その高熱自体が弱点となった、と。

 言われてみればそりゃ危険だ!

 異星技術を独占し
 大きな技術優位を得ている火星
 ですが、未知の先端技術を「使いこなせていない」事もまた印象的ですね。強いのに呆気なかった……。

五年前、スレインは火星帝都に「飛来」。姫様に命を救われる

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 何が起きたのか? 大量に水を含み窒息しそうだったが、姫様によって命を救われたようです。

■宣戦布告
 1972年の「火星文明発見」後、文明の後継者を名乗り植民者の王となった男、ヴァース帝国皇帝。
 孫であるアセイラムの死と、部下の一方的な開戦を聞いた彼は
 まずは休戦、事実関係の調査を命じる。

 伊奈帆たちは、休戦宣言を良しとしなかった騎士ブラドに襲われ、辛くも彼を返り討ちに。

 一方、スレインは皇帝に直訴を敢行するが
 地球人である彼は信じて貰えず、逆に疑問を深める結果となってしまう。かくて正式に戦争は始まった。

 次回、第6話。

皇帝『親善大使を手にかければ、どうなるか解っているはず……、なのに何故?』

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 現在2014年、月面遺跡発見が1972年、前大戦が1999年。結構な高齢。

■休戦宣言
 僅か数日で地球各地が薙ぎ払われていた頃、ようやく「火星本国」に情報が届いていた。
 皇帝はすぐさま休戦を命じる。

 元を辿れば、彼こそ「自分達こそ異星文明の継承者だ」と名乗り上げた不可解な人物のはず。

 ですが「暗殺しても、地球に得は無い」と意外に理知的に判断し
 即座に休戦、調査を命じます。

 地球にして見れば、これほど一方的な宣言もありません。
 だってほぼ一方的に襲ってきて、あれだけ虐殺を繰り返したのですから。ですが助かったのも確か。

イン子『すごいじゃない、勲章だって!』

鞠戸『これからは珍しくなくなるぞ。名誉くらいしか、出せる褒美は無いからな』

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 今週もイン子ちゃん可愛い。そして鞠戸大尉やめれ。

■おじさん、腐す
 前回の一件を評価された伊奈帆は、軍人なら勲章ものだ、と艦長らに笑いかけられる。
 が、どこか疑問を感じていた彼の前に
 鞠戸大尉が現れる。

 鞠戸大尉の言った直言が、そのまんま伊奈帆の感じていた疑念だったのでしょうか?

 敵の真価を知っている大尉は
 知らないまま戦おうと、或いは戦えと促している人達に疑問を持っています。

 そんな彼の最大のトラウマが、過去の戦いで「助けた」という人物らしいですが…………?

耶賀頼『あなたに罪はありません。むしろ、あなたは彼を助けた』

鞠戸『助けた、ね?』

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 ただ、その「ヒュームレイさん」の認識票を持っているという事は
 やはり死んでいるのか?

※軍人の持ち物。
 特に、負傷者や遺体判別に用いる。

 ちなみに二枚ワンセットで、死亡した兵士の片方を折り取り、片方を遺体側に残すのだそうな。

ザーツバルム『―――では、隕石爆撃でやられたのではないのだな?』

『行動を調べたい者がいる。引き続きクルーテオ城に潜伏せよ』

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 ニロケラスは火星側が回収しちゃったのか。まあ引き上げる暇も無かったですしね……。

■クルーテオの足元
 一方、毎度お馴染みクルーテオ伯爵は、盟友と頼むザーツバルム卿の「悪事」に気付いていない模様。
 どころか、彼の放ったスパイまで入り込んでいる始末。
 組織運営は難しいという好例。

 皇帝直々の休戦宣言に納得できなかったクルーテオは皇帝に直訴、が、はねつけられたようだ

 身内を殺された怒りは無いのか?
 戸惑うクルーテオ卿ですが、そこは為政者として仕方のないところでありましょう。

姫様『この船の責任者の元へ―――、私の正体を告げます』

ライエ『あなたが死にたいのは勝手だけど、巻き込まないで』

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 火星のスパイは無数に潜伏している。当人が言うのですから説得力がありますね!

■姫様の決意
 休戦をチャンスと捉えたアセイラム皇女は、自分の生存を火星に伝えたいと行動。
 しかしライエに止められます。

 皇帝に伝わる前に握りつぶされ、刺客が送られてくるだけ。

 生存報告は、他人を巻き込む自殺に他ならない。
 ライエの言葉は厳しいですが、状況的に、騎士を介するのは自殺行為でしかないのです。

ブラド『名誉を回復する機会も無いまま、終戦になっては困るのでな!』

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 正直、艦橋(艦長達)を人質にされるわ場所は狭いわ、無理ゲーすぎて正規軍の人を責められません。

■趣味人、再び
 応急処置を施した「アルギュレ」と共に現れたブラドは、単機で正規機動兵器部隊を一掃する。
 伊奈帆の分析に則り、AP弾で対応していたものの―――。

 異常な熱量を誇り、通常弾は刀の熱量で自爆、AP弾も「弾頭」が熱量で蒸発してしまい
 当てても殆どダメージが通らない始末(前回での解説)。
 完全に「銃弾殺し」です。

 奴を倒すには刀を止めるのが最重要ですが
 今度は二本も所持して死角が無く、何よりフィールドが狭すぎると来た!

 完全に軍人さんの処刑シーンと化してます。せまい船上で戦うには相手が悪すぎる………。

伊奈帆『―――“パジャマ”どこ? アップリケの奴』

カーム『タクティカルスーツで防げるかよ!』

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 アップリケ=追加装甲。戦車などに施されているもののロボット版。

■伊奈帆、出撃
 いつものように落ち着き払って出撃した伊奈帆機には、追加装甲が施されていた。
 当然、周囲は悲鳴を上げるが―――

 「リアクティブアーマー、爆薬で出来た装甲版。本来は爆発で敵の砲弾を跳ね返すもの」
 「爆発で、刀のプラズマを吹き飛ばしてンのか!」

 たとえば炎もプラズマの一種
 炎が風で散らされる様に、爆薬装甲の爆風を利用し、その刀身を吹き散らす伊奈帆!

 またも刀の最大の弱点「腕」を押さえ動きを止めますが、前回の策は、これで打ち止めだったはず……?

ブラド『離せ!』

伊奈帆『好都合だ』

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 ブラドさん呆気。視聴者も呆気。ああ、確かに高熱は危険だわ……。

■水蒸気爆発
 怒り、焼き払ってやるとアルギュレがビームを最大化させたのを見届け、そのまま海へと向ける伊奈帆。
 そのまま自身は脱出し、海へ落として……
 でも海に落とすだけじゃ……

 そのまま、信じられないほどの爆発を起こし爆散するアルギュレ。

 あの刀の膨大な熱量が海水を急激に蒸発させ、その高圧の水蒸気が奴を破壊した―――
 伊奈帆の説明がコレである。

 一瞬で弾丸に引火させるほどの高熱ソードニ本分の熱量で、とんでもねえ水蒸気爆発が起こったのである。

『―――キミのは素直ではなく、遠慮が無いというのです』

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 一番乗りで来た辺り、彼の勝利を確信してたってところですかね。ライエさん男前。

■完勝
 思いもよらぬ方法で勝利した彼をして、一言「意外に使える子」と評する副長。
 遠慮の無さに、艦長も呆れ顔。

 不見咲くん、キミがモテない理由を教えましょうか?

 いつものやりとりをする艦長たち
 また、二話では「震えながらも操縦桿を握れていた」ものの、トラウマが本格化した鞠戸大尉……。

スレイン、謁見の先で -Phantom of The Emperor-

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 皇帝は、もうベッドから起き上がる事もままならない模様。

■宣戦布告
 一方、首謀者ザーツバルム伯爵に気付かれているとも知らず、スレインは皇帝への直訴を敢行。
 立体投影装置を使い、皇帝に事件の真相を伝える。
 だが、残念ながら「地球人」なのが仇に。 

 先んじて、ザーツバルム伯爵が「地球人が騙しに来る」と伝えていた事により
 逆に、皇帝は地球人への疑いを確定。

 クルーテオの直訴にも休戦を曲げなかった皇帝だが、今度こそ宣戦布告を行ってしまった。

 スレインの行いは
 結果、皮肉にも「地球人は信用ならない」という疑念を強くさせてしまったのだった。

ザーツバルム『―――皮肉だな、トロイヤード博士……』

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 去り際の「博士」という呼び名、冒頭のシーンから察するに、スレインの家族は有名な研究者?
 その実験で彼は火星に飛ばされてしまった?

 殺すには惜しい人材なら、今後もスレイン君は生きながらえる事が出来るのでしょうけれど……?

堂々と主役メカを使い捨てる伊奈帆。「ニの太刀」は通じない!

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 皇帝は、普段は「健康な姿」を玉座に投影している模様。なのでPhantom of The Emperor?

■スレインの窮地?
 しっかり仮説を立て下準備を施し、攻略不能と思えた敵をあっさり下す伊奈帆!
 敵も「対策」は立てていましたがこりゃ強いわ。
 そんな第5話。

 一方、皇帝の不興を買ったスレイン君、処刑確定の状況?

 しかし死ぬとは思えませんし、当分の間、火星を離れる展開になるとは私には思えません。
 彼にとって、姫様探しには火星軍が一番やりやすいはずです。

 と思ったらフラグらしきものが。
 単なる戦争捕虜かと思ったら、技術者の家族なのでしょうか? 次回、第6話。


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