Quantcast
Channel: GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記
Viewing all articles
Browse latest Browse all 5115

残響のテロル ♯3「SEARCH&DESTROY」感想

$
0
0

スピンクスが求める“敵”現る。飄然とした中年刑事、柴崎の事件簿

イメージ 19

イメージ 21

イメージ 24

 未だ素顔を見せないナインとツエルブ、二人の少年テロリストの「敵」。柴崎さん参戦!
 二話でグッと溜めた分、警察が一矢報いる姿に燃える!

 もしそいつを使おうってんなら、お前らを絶対に許さん!

■テロの夏
 と、柴崎さんのキャラ立てに絞り込んだ第3話。
 飄然と淡々と、そして「夏が嫌い」な柴崎、彼が吼える姿が格好良かった!

 一方、遂にリサちゃんも家出。果たして、今後「彼女がどう物語を動かすのか」が楽しみですね。

『カミソリの柴崎、いいなぁ憧れるなぁ、そういうベッタベタな称号…』

イメージ 2

 若い刑事さん、ひたすら「柴崎とは?」の掘り下げで大活躍でしたね。

■見敵必殺
 オイディプスの謎かけに続き、新たな謎かけで警察を挑発するスピンクス。
 が、今度は現場復帰した柴崎警部の活躍で解除に成功
 彼の出現にスピンクスはほくそ笑む。

 間違いなく警察は、俺達と、プルトニウム強奪犯を結び付けた……!

 見つけて見せろとばかりに「足跡」を残すスピンクス
 彼らの本当の目的とは?

 次回、♯4「BREAK THROUGH」

ツエルブ『ねえまた、誰もなぞなぞ解けなかったらどうすんの?』

イメージ 3

イメージ 4

 相変わらずの家内制手工業感。一話目以来、作画も雰囲気も崩れないのもスゴい。

■ナインの探しもの
 誰もなぞなぞを解けなかったらどうするの?
 至極まっとうな質問に、ナインは「俺たちのエモノに気付いている奴がいるかもしれない」と返す。

 前回の爆発事故の際、警察が「放射能対策」をしていたのに気付いたのだ。

 そして、その確認がナインの狙い。というワケか?

柴崎『―――俺は、嫌いだったんだ。夏が』

イメージ 5

イメージ 1

イメージ 6

イメージ 7

 スピンクスは、いわゆるスーパーハッカーでもある模様。彼らの育った「施設」って……?

■柴崎の夏
 警察もバカではなく、前回「スピンクスが警備カメラに映っていた」と討議していた。
 この堂々さ、彼らは日本警察に挑戦しているのだ、と。

 そして核処理施設の一件から、既に人相書きも探り当てていた。

 そうした情報を聞きながら
 捜査課に帰って来た男、元敏腕刑事柴崎は、静かに闘志を新たにする。

 彼の出身地は広島。核による「心への」影響がいまだ残る地に育った彼に、スピンクスは許せなかった。

『婆ちゃんを夏が奪っていくような気がして……、嫌いだったよ、夏がね』

イメージ 8

 被爆者である彼の祖母は、核攻撃があった「夏」が来るたびに、それを思い出し悲しんでいたらしい。
 そして、そんな祖母の姿を見るのが悲しかった。
 夏が奪っていくようだった……。

 詩人です柴崎さん。シブすぎる。

『いや……、ひっかかるんだよ、何かが』

イメージ 9

 また、ここで柴崎さんが感じていた「違和感」は今週で解消されたのでしょうか?
 それとも、今後への伏線なのでしょうか?

 スピンクスは、本当にプルトニウムを持っているのでしょうか?

『川合さんさあ、アンタみたいなベテランがどうしてミスしちゃったの?』

イメージ 11

イメージ 12

イメージ 13

 柴崎さんのテキパキとした尋問っぷりに惚れる。これホントに深夜アニメですか!?

■スピンクスの謎
 また、警察は「東京都庁停電」の原因となった、クレーン操作ミスにも言及していた。
 ずっと「事故」だと言い張っていたが、柴崎登場で事態は一変。
 買収されたと白状する。

 しかし問題は、六本木署の件といい「作為的に証拠を残している」という事。

 が、柴崎がひっかかっていると
 新たな「謎かけ」がスピンクスから発信された。

『なぞなぞ解いた神様の、住まいの隣にあるビルな~~~に?』

イメージ 14

 今回は「拍手=神社」という大きなヒントも添え、知識を試すような謎かけ。
 なぞなぞを解いた神様を祭る神社?

 足をズルズルひきずってでも探してねェ~~~♪

 判らん。
 まったくわからん!

柴崎『オイディプスの名前の意味は、“腫れた足”―――』

イメージ 25

イメージ 16

 もっとも、当初は“スピンクスの謎かけ”という前回の問題をひきずってしまい
 謎かけを解いた、足が不自由な男に注目。

 またオイディプスにまつわる問題なのか? と。

 しかし、住み慣れた文書課で頭をほぐしていた柴崎さんは「龍」というヒントを得ます。GJ!

施設の女『これから、貴方たちに新たな呼び名を授けます』

イメージ 10

イメージ 15

イメージ 17

イメージ 18

 一方、リサさんも無言でエスケープしていた。この物語、一夏で終わるのでしょうか?

■施設
 挿入された回想では、ナインとツエルブ、二人の名前の由来が判明。
 彼らにもマトモな名前がありました。
 が、捨てさせられたのです。

 名前は親からの愛情の証。
 ですが「施設」の子は親に捨てられた子供たち―――。

 親に捨てられた子供達に、愛情など矛盾します。
 施設の女性は、彼らに「ナイン」「ツエルブ」と識別名のみを与えたようです。

柴崎『お前らがチラつかせているジョーカーは、オモチャじゃないんだ……』

『もしそいつを使おうってんなら、お前らを絶対に許さん!!』

イメージ 19

イメージ 20

イメージ 21

 普段飄々としてる分、激発が効くってモンですね!

■SEARCH&DESTROY
 龍、というヒントを得た柴崎さんは、日本の民間信仰の神「アラハバキ」様こそが正解だと気付き
 上司に頼み込み、向こうを張って“公開回答”を演じます。

 ですが「特に意味の無いビル」という
 前回の六本木署以下、あまりに無意味な爆破対象に「遊んでるつもりか」と看破。

 彼らにだけ解る様、プルトニウムはオモチャじゃないと感情を激発!

 ナインとツエルブは「謎かけを解ける人材」出現と
 また、警察が「スピンクスをプルトニウム強奪犯と確信した」と、二つの情報を得てほくそ笑むのでした。

『間違いなく警察は、俺達と、プルトニウム強奪犯を結び付けた……!』

イメージ 22

 まるで「ホントは違うけど、警察にそう思いこませる作戦だった」と言いたげな笑み。
 でも一話冒頭、間違いなくこの二人でしたよね……?

夏に辛い思い出を持つ、敏腕にして容赦なき刑事「柴崎」参戦回!

イメージ 23

イメージ 24

 左遷されていた理由は、不審な殺人事件を追って政治家のお偉いさんに喰いついた為、ってもうね。
 ラストシーン、飄然と去ってゆく柴崎さんがシブ過ぎる。

■噛み付いてゆくスタイル
 いかにもスピンクスと対等以上に渡り合えそうなオッサン、柴崎さんの参戦!
 思っていた以上にテキパキと仕事をこなし
 これからに期待させてくれます。

 が、わざとスピンクスが「挑発」しているのはただのジョークだから?
 それともそれ以上の何かがあるのか?
 リサの行方は?

 次回、♯4「BREAK THROUGH」
 ブレイク・スルー


Viewing all articles
Browse latest Browse all 5115

Trending Articles