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Channel: GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記
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ALDNOAH ZERO -アルドノア・ゼロ- 第3話「戦場の少年たち -The Children's Echelon-」感想

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悲痛入り混じるカタルシス。早くも正体を明かしてしまった“姫様”の行方は?

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 全てを遮るバリアの弱点! なるほどと思わされるバトル展開が快く、恨みを晴らすカタルシスが心地良い!
 などと思っていると、あの捕虜の少年「スレイン」が手を汚す展開となり
 思わず眉を寄せてしまいます。

 ―――友達の分だ!

■界塚伊奈帆
 一方、異常な冷静さと柔軟さが目を引く伊奈帆ですが
 彼なりに衝撃を受けていたと判明。

 あの叫びだけで無く、前夜は(逆さまで)微笑んでましたし、単に顔面筋肉が不器用なだけなのか…?

ザーツバルム『さて、我が揚陸城はまもなく蝕に入るゆえ―――』

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 まだ衛星軌道上にあるらしく、通信できるタイミングに限界があるそうな。ほほう。

■アルドノア、敗れる
 2014年、ヴァース帝国の一部騎士は、戦争再開の為に自作自演で自らの姫アセイラムを暗殺
 その実行犯を消去すべく、アルドノアを持つ騎士を派遣する。

 一方、逃げ遅れ、我知らず“生き延びた王女と暗殺実行犯”を匿う格好となった伊奈帆たちだったが
 自分達が標的になっていると察し、囮作戦を敢行。

 アルドノアを過信した火星騎士トリルランに対し、囮どころか「撃破」の大金星をあげる。

 また、作戦の時間稼ぎの為に「死んだはずのアセイラム姫」が正体を明かした事で
 地球と火星を問わず、目撃した者達に大きな衝撃が走る。

 次回、第4話。

鞠戸大尉『情客名簿にはガキ共の名前もなかった、俺の生徒達だ!』

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 初登場の揚陸艇艦長ダルザナ。ジト目にホクロが特徴。

■戦う大人達
 前回、火星カタクラフトを観察していた伊奈帆が、戦うと言い出したところで続きましたが
 生き延びていた鞠戸大尉も、彼らを救援すべく無茶を敢行。

 脱出フェリーとは別に、一隻だけ揚陸艇を用意し逃走をサポートする事となりました。

 乗組員は、別途脱出していた仲間、生徒達でメンバーを補っていましたが
 何故か「興味をひかれた」と艦長も自ら参加。

 客観的に見ると、鞠戸大尉の無茶っぷりこそ「フツーにロボ主人公っぽい」のも面白いですよね。

ザーツバルム『隕石爆撃を行う。―――背に腹は代えられん』

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 一方「姫様暗殺の元締め」は、実行犯を確実に消すべく、都市ごと破壊すると宣言。
 ポイントは、暗殺実行犯が生き延びていると知れ渡った
 という点でしょうか。

 しつこく伊奈帆たちを狙ってくるでしょうし
 付近には、一話で出てきたcv速水のクルーテオ卿もいるとのこと。

 後は「姫様生存」がどの程度情報共有されるか、この辺でこの後の展開が変わるのでしょうね。

伊奈帆『運動エネルギーだけで無く、電波もレーザーも吸収される―――』

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 前回、めっちゃ観察していた伊奈帆くん。珍しいタイプ。

■盲目の機動兵器
 伊奈帆の「戦う」宣言は、自分達を囮にするのみならず、勝機すら見込んだものでした。
 あの兵器は、あらゆる物体のみならず電波など目に見えぬものも吸収
 つまり、盲目なのだと推論します。

 光すら通さない防壁ゆえ、周囲が見えない。

 間抜けな話ですが、光が通るならレーザー兵器が利きそうですしね。
 ともあれ、無敵すぎる防壁ゆえ、別途「目の代わり」の子機を飛ばしているのだと推察します。

余談ですが

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 この無敵防壁の発動・解除の時、機体が真っ黒になるのはそういう意味の演出だったんですね。
 光を通しませんから、真っ黒に見えるんでしょう。
 多分きっと。

 普段見えている姿は、その対策の機能、一種のカムフラージュだったのかもしれませんね。

姫様『私に、お手伝いさせてください』

『あいつは父を殺した、私にも協力させて』

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 そんな彼らに、協力者として「自国の罪を償う」という意味でアセイラムが
 父を殺された復讐として、暗殺者の生き残りが参加。

 それぞれ正体を知りませんが、なんちゅう組み合わせでしょうか。

伊奈帆『助けられると思ったんだ、でもあんなにあっさり―――』

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 出撃前夜、前回「起助」を助けられなかったことに、驚いていた事を告げる。
 あんなにあっさりと死んでしまった。

 人の死はとてもあっけない。

 自分が、無謀極まりないのは理解している。
 だが後悔する間もなく死ぬくらいなら、死ぬ前にやれる事はやっておきたいのだ、と伊奈帆は告げる。

網文 韻子『風邪、ひかないでね?』

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 明日死ぬかもしれないのに、と笑いながら、なお最後にこの言葉。
 初めて(?)伊奈帆も笑みを見せます。

 生きて帰ろう
 そんな決意が垣間見えるのがまた良いですね。

トリルラン『まさか!? ―――おのれ、このクソネズミどもがぁ!!』

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 姫様が無邪気すぎて気になる!

■「作戦開始だ」
 盲目バリアと視界用の子機、そうした機体特性を見抜かれていると思っていなかったトリルランだったが
 古典的な「抜け道」を、これまた古典的な「煙幕」で潰され
 大いに焦る。

 しかし煙幕は時間稼ぎに過ぎず、バリアがどうにもならない以上、逃げの一手か……?

 と思われた時、キャリアに乗っていた伊奈帆機が途中下車。

『目にあまる狼藉、許せません。ヴァース第一王女の名において―――!』

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 なんという水戸黄門。

■魔法王女
 作戦より早く追いつかれたキャリアが危険に陥った時、姫様は変身!
 ワンタッチ変装機能だったの!?

 寝耳に水のトリルランは、思わずもんどりをうって「時間を稼いで」しまいます。

伊奈帆『お前のバリアはその無敵さゆえ、全身を覆いきることが出来ないんだ…』

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 伊奈帆が「友達の分だ」と言うシーン、敢えてコクピット内を映さない演出も良かったですね。

■「友達の分だ!」
 車は囮、インコ達の二機は“足場崩し”と“敵の弱点の観察”
 そして伊奈帆が最後の切り札!

 光すら防ぐ無敵バリアゆえ、前が見えず、視界のデータ送受信用の「穴」がどうしても出来てしまう。

 海に落とし、その弱点を見抜いた少年達の前に
 無敵の防壁は敗れ去る―――。

 無敵すぎるゆえの油断、早く暗殺者を処分せねばという使命感、色んな意味で搭乗者が盲目過ぎました。

トリルラン『あれを生かしておけば、我ら一族郎党逆賊であろうが!』

スレイン『あのパレードは、姫様を暗殺しようとしたのは…!』

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 ちゃっかり生き延びたトリルランですが、他ならぬ、姫を敬愛するスレインにベラベラ喋り殺害。
 結果、姫様生存、隕石爆撃されるという情報などが共有されぬまま
 事態はさらに混沌へ。

 最後の最後まで、cv櫻井さんのゲスキャラ演技も印象的でした!

 しかしニ、三話といいオープニングといい、一番気弱そうな彼が真っ先に手を汚すことになるとは。

地球人にして火星の捕虜「スレイン」、姫様生存に彼はどう動くのか?

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 まだ背後に煙幕が留まる中、すっくと立ったスレイプニールがカッコ良かった!

■盲目を突く
 既存量産機で強敵を討つにはどうするか?
 こちらをナメきった火星に対し、しっかりした偵察・観察・検証で挑む伊奈帆たちが印象的でしたね。

 また、あれだけ強敵に思えた火星のメカニズムも
 技術的にどこかちぐはぐで、先進技術を「理解しきれないまま」扱っている感じがヒシヒシと。

 火星の無敵メカもどこかしら弱点を抱えているのでしょうか。

 もっとも、今回はあらゆる意味で「盲目の敵」だったから良かったようなものですが
 実機を鹵獲できた為、地球の技術も上がりそうな雰囲気ですね。


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