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Channel: GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記
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残響のテロル ♯1「FALLING」感想

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タイトルそのまま、少年達の青春とテロの物語。まるで映画のような迫力!

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※画像右下隅クリックで拡大。

 良い意味で、作画も音楽も醸しだす雰囲気も映画を思わせる、テロを決起した少年達の物語。
 そのまま劇場で流しても違和感がなさそうな
 息を飲む作品と感じます。

 おそらく全11話のノイタミナ枠、オリジナル作品。

■FALLING
 そんな彼らに見初められ、テロの共犯者になってしまった少女“三島リサ”がある意味で主人公。
 視聴者はリサと共に、ナインとツエルヴに驚かされてゆくのでしょうか。

 意を決し飛び降りるFALLINGと、彼らの共犯者に「落ちた」、ダブルミーミングな感じがオシャレですね。

警察『おい、撃つな!!』

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 核施設を襲われても、とっさに「発砲を封じてしまう」辺りが日本的。

■ガール・ミーツ・テロリスト
 青森の核燃料再処理施設が襲われてから半年、それとは別件・同組織による東京都庁テロが起こった。
 彼らの名はスピンクス、高校生たった二人の小さな組織。

 その片割れツエルブは
 かつて友達を救えなかった事を引き摺る相棒ナインの傷を軽くすべく、偶然出会った少女を巻き込む。

 巻き込まれた三島リサと共に、今、日本中がたった二人の少年に翻弄されていた。

 次回、♯2「CALL&RESPONSE」

遡ること半年前、“核燃料再処理施設”襲撃から事件は始まる

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 スノーモービルの視点移動がまた凄かった! 視点を大事し、それを作画する力もある!凄いですな!

■そして半年が過ぎた
 青森県にある核燃料再処理施設から、何かが奪われるシーンよりスタート。
 戸惑い、スノーモービルにかき回される辺り
 妙なリアルさ。

 どうみても、後の“スピンクス”の二人です。

 カメラワークや細やかな動きが凄い!
 そして、彼らに「何か」を奪われてしまったようですが、一体なにをやらかすつもりなんだこやつら……。

僕らは 落ちてく 最後に 引き金を――― 引いてやろう

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 落ちてゆきながらゆっくりと笑う姿が、あまりにも印象的。

■Trigger/Yuuki Ozaki(from Galileo Galilei)
 透き通るような、遠ざかるような歌声
 幻想的としか言いようが無いOP。

 同じくノイタミナ枠「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」も歌ったGalileo Galilei。

リサ『とても暑い夏の、太陽のような笑顔と、氷のような、瞳―――』

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 プールダイブは基本。

■邂逅ダイブ
 そこから一気に半年が経過し、舞台は東京の高校、いじめられている少女リサに話は移ってゆく。
 彼女の通う高校に、異質さを放つ天然少年“久見冬二”と
 クールすぎる少年“九重新”

 破天荒すぎる久見冬ニこと“ツエルブ”、無頓着すぎる九重新こと“ナイン”。

 リサは彼らの出現に驚かされるが
 日常は変わらず、学校内ではイジメに遭い、保護者からは無機質なメッセージが届くことに苛立っていた。

『困りますよ、遊んでいられちゃ。刑事課の気分でいられちゃあ…』

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 ライバルは左遷刑事。絶妙に胡散臭いのが良い感じですわ。

■“スピンクス”
 その頃、警視庁で無聊を囲っているオッサンが二人いた。
 どうも左遷されたクチらしい

 資料室に回され、暇をもてあましていた二人は“スピンクスの天気予報”を偶然見かける。

 ネットによくあるバカな動画。
 しかし、明日三時、という奇妙にもハッキリした“予報”についつい気をとられてしまったようだ。

ツエルブ『ナイン……、また、あの夢みたの?』

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 幕間では、眼鏡クールのナインの“トラウマとなっている事件”の断片が。

 二人は施設の出身で、そこから脱走したらしい。
 ですが、同じように脱走しようとした一人を助けられなかった。

 これがトラウマになっているのでしょうか? そして、これが原因となりリサが巻き込まれる事となります。

ツエルブ『貸しといてあげる? 一人で隠れるの、寂しいだろうから』

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 天然少年、不気味な微笑み。

■東京ど真ん中
 高校に通うナインとツエルブ、そしてリサは「東京都庁見学」の遠足へ。
 が、その最中に大規模な停電が発生します。
 もちろん仕込みはあの二人。

 ナイン達は停電によって、都庁から人払いを狙っていたのです。

 狙い通り、一般市民も職員も全員が避難。
 その隙を突いて「工作」しますが、その真っ最中に「リサ」と出会ってしまうのです。

ツエルブ『解ってる。でも、いつまでも同じ夢に怯えなくて済むかもよ……?』

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 アホで体力担当のようで、ナインよりはるかに得体の知れない少年。それがツエルブさんである。

■共犯者
 いじめられ団体行動を嫌がった結果、ツエルブと出会ってしまったリサ。
 ツエルブは「彼女を利用しよう」と画策します。

 他人を救うという代替行為で、ナインの心の傷を軽くしてやろうというのでしょうか?

 仲間を救えなかったと悔やむナインを
 リサを引き込み、赤の他人をナインに救わせることで「代替」させられるのではなかろうか、と。

ナイン『このままそこで死ぬか、共犯者になるか―――、選べ』

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 一方、それこそ「死にたい」と思ってもおかしくない日々を送っていたリサですが
 辺りが次々と爆発し、実際に死が間近に迫ってしまった時
 彼女は生きる事を選んでしまいます。

 私―――、死にたくないっ!!

ナイン『もう、戻れないよ―――』

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 ガール・ミーツ・テロリスト。

■青春テロリスト
 灰色の青春を送りながらも、実際に迫った死に「死ぬより共犯者の方がマシだ!」と選んでしまうリサ。
 彼女を振り回す、繊細な心のテロリスト“ナイン”
 得体の知れない親友“ツエルブ”

 警察も、まさか彼らがテロリストだと思うはずもなく、左遷刑事が出張る事になる―――。

 SFファンタジーな世界観ではなく、あえて現代!
 過激な作品が始まった!

 次回、♯2「CALL&RESPONSE」

■過去感想記事
 なし

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