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Channel: GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記
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彼女がフラグをおられたら 最終話(第13話)感想 [2014春アニメ]

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あとちょっとだけ、他人を信じてみよう。多世界冒険の果て、ハッピーエンド!

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 意外に頑張ったモブのオッサンが忘れられません。

■最終話「彼がフラグをおられたら」
 おそらく、原作の大筋を思いきり圧縮したと思えた全13話!
 今期、同じく原作付き作品が中途半端に終わる中、苦労されたんだろうなぁと思えました。

 本作の特徴であろう、多数のヒロインを出演させた上で
 ちゃんと1クールでオチまで進む!

 全13話で日常も楽しめましたし、終盤に絞って伏線もほぼ回収してくれたのは感謝!
 最後はもうちょっとだけ日常が見てみたかったですが
 それも贅沢でしょうね。

 駆け足でしたが、日常と伏線回収両方やり遂げたのは確かだと思います。お疲れ様でした。

姉・菜波『―――ゆくぞ、おぬしらっ!!』

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 クエスト寮ご一行様、電脳世界に電撃参戦!

■そして現実へ
 コンピュータ制御が進んだ現代社会、そのシステム「天使キャクセン」が暴走、悪意を向け始めた。

 同システムの一部“サクラ”に、制御機能の一部を、フラグ操作力として託された颯太は
 同じくシステムの一部“ラプラス”に与えられた死亡フラグと合わせ
 その打倒に成功する。

 コンピュータであるサクラとラプラスは、彼を介し、人の可能性を試していたのだ。

 現実空間に戻った颯太は
 同じく、あの仮想世界での原型となった少女達と、クエスト寮で再会する。(完)。

『颯太きゅんをイジめるのは校則違反だぞ! 生徒会長パーンチっ!!』

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 それぞれ、名に冠した「職業」の格好と力で参戦するクエスト寮ヒロインs!
 って、会長だけ何故に普段着!?

 そうか、会長がフルアーマーだったのは「元々そういう格好だったから」なのか!
※多分きっとそう。
 多分。

 あと、白亜・バーサーカーさんが狂戦士(バーサーカー)っぽくないのが気になって仕方ない!

Noゼロ『ありえない!? 彼女たちは仮想世界の住人に過ぎないのだぞ!?』

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 彼女達の参戦は、コンピュータ管理を行っていた七徳院から見ても異常だったそうな。
 これも姉の強さですね。
 わかります。

 現実の人間をベースにした、試算の為の仮想世界。その住人たちがコンピュータ空間で牙をむく!

颯太『味方を吸収してのパワーアップ…! これは、ラスボスフラグだ!!』

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 ラスボスフラグには決戦フラグですね!

■死亡フラグ
 が、ここにきて天使客船がパワーを一点凝縮
 これを沈める死亡フラグは、自分が持っている特大死亡フラグしかない――――。

 そう気付いた瞬間、颯太君は「死亡フラグをどうやって得たか」の真実、客船事故の真相を思い出した。

回想『―――私? 私は“ラプラスの魔”と申します。旗立颯太さん?』

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 そもそも、なぜ死亡フラグなんておかしなものを押し付けられたのか。
 それは「他人の命を救った代償」だった。

 客船事故の祭、颯太は瓦礫に挟まった見ず知らずのオッサンを助けていた。
 が、彼を助けた後に自分が挟まれてしまう。

 オッサンは「助けを呼んでくる!」と叫んで消え、颯太は一度は絶望してしまったのだが―――

『遅くなってすまなかった!』『大丈夫か、すぐに出してやるからな!』

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 こんなにオッサンが頑張るアニメだったとは。

■人を信じること
 しかしオッサンが菜波以下、大勢の人を連れて戻ってきてくれた事で、颯太は深く自分を恥じる。
 だが、そんな彼らの目の前で、柱が崩れ始めた。
 このままでは彼ら全員が死んでしまう!

 そんな仮想世界において、ラプラスの魔は「お前が身代わりになるなら」と取引を持ちかける。

 颯太は取引を受け入れ、同じく代価として真相の記憶を失った。
 多くの人の死の代償となったから、だから、やたらと彼のフラグはデカかったのだ。

『ああそうか―――、みんな、約束を守ってくれたんだ……!』

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 この事件で助けられたメンバーは、ラプラスに記憶を消される寸前「必ず助けに行く」と叫んだ。
 我知らず、颯太を助けようとしていたのはその為だった。

 そして仮想世界で新たに出会ったメンバーも含め
 全員の後押しを受けた颯太は、なんやかやと色々あって天使客船を吹き飛ばしたのだった―――。

 要は死亡フラグを思い切りぶつけたのだ。多分。

余談。ラプラスの魔

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 最近だと、ガンダムUCの「ラプラスの箱」でガノタ的に有名になった単語ですよね。
 本来は、古典物理学でフランスのラプラスさんが提唱した言葉で
 それが拡大した概念。

 要は全てを知り、過去を見るように、未来も予見できる知性

 フラグとは要は物語を分岐させるもの。
 或いは、視聴者に「先の展開」を予想させるもの。そのつながりでしょうか。

 ガンダムUCの場合は「過去に作られ、未来が閉じ込められた箱」くらいの意味合いだったのでしょうか。

つまり人間は、コンピュータに試されていたんだよ。というお話

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 まさか二人いたとは。

■サクラとラプラス
 現実世界で目覚めた颯太は、Noゼロに解説により
 自分にフラグ操作力を授けたサクラメント、死亡フラグという試練を与えたラプラスの正体を知る。

 彼女たちは天使客船の一部にして、天使客船に対抗するプログラム。

 颯太が極限状態で人を信じた姿を見た彼女は、人間の可能性を信じてみたくなったのだという。

ゼロ『絆か―――、長き時を生きる中、切り捨てたものに救われるとはな』

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 全ての記憶を失っても、我知らず再びめぐり合い、協力し合った颯太達と、彼らの自己犠牲。絆。
 それが天使客船を倒す力になったのだ
 そうゼロは言う。

 仮面を外したゼロは、颯太たちの遥かな祖先、建国王その人であった――――。 

 この人ってばホントに人外だったか…。
 とはいえ、最後に姿を明かしてくれたことに感謝です。

この世界は、こんなにも美しい

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 エンドカード酷すぎィ!(褒め言葉)

■ハッピーエンド!
 現実世界に戻った颯太は、原型になった寮で、原型になった少女達と再び出会い直してハッピーエンド!
 シリアスは要らないとか超展開とか、そう思ってしまうのも確かですが
 オチを見ないとモヤモヤしたのも確かだと想うのです。

 柱となる言葉が「他人を信じること」「この世界は美しい」という前向きさも素敵だと思います。
 シンプルだけど大事なこと。

 お疲れ様でした! 



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