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Channel: GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記
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キャプテン・アース Episode_13「バクの街」

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少女達の正体、遺言、少年の嘆き。深夜の地上攻防戦!!

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※画像右下隅クリックで拡大。

 クール前半を締めくくったのは、最後のデザイナーズチャイルド・バクの悲恋物語。
 彼を人間としてつなぎとめていたのは、彼自身が「復元した」少女。
 死にたがりのキルトガング、どうなるのでしょうね。

 あまりに報われぬ青年、直感的に感じるダイチの勘もとんでもないな……。

■セツナの行方
 二話に分けただけあって、バクの悲しみ、絶望が強く感じられるストーリーとなりましたが
 同じく、一話で覚醒しなかったセツナは“あちら側”に行かないと
 キルトガング達が動けなくなってしまいます。

 カプセルを作れる能力者と言われていた以上、セツナの行方は確定したも同然か。
 と思いきや、次回は未だ謎多いハナさんの回だ!

 さて、どう物語を動かしてくるのでしょうね。

クミコ『お父さんが子供を売買するのも―――、これでお終いに出来る!』

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 見た目に儚そうながら、どっこいたいした覚悟だった! 

■守りたかったもの
 最後のデザイナーズチャイルド、バクを取り巻く日常は崩壊した。
 麻野田クミコと麻野田組は、クミコが起こしたマグス号事件で、全員がとっくに死亡していたのだ。

 自分をバクが「復元」したのだと知ったクミコは、解放して欲しいと願い
 彼女の意志を汲み、解き放ったバクは戦う理由を失う。

 自分本来の意思を取り戻すも、虚しさだけを抱えた少年は
 長らく暮らしてきた地下を捨て、本当の空の下で、キルトガングとしての旅路に参加するのだった。

 次回、Episode_14「夜をつらぬく少女の涙」。

クミコ『でも目が覚めていても悪夢を見るわ―――』

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 ハルヒコ=先週鉄骨を喰らった幹部のオッサン。あれと婚約させられたそうな。これは酷い……。

■シンギュラリティ
 ダイチ達が、キルトガング固有の特殊能力を話していた頃、バクはそれと知らず「能力」を使っていた。
 ヤクザに生まれ育った自分を卑下するクミコ
 それでも守り抜くと決めたバク。

 二人の間の秘密、それが「モノを復元する手品」なのだそうだ。

 テッペイと同様ですね。
 幼い頃は「不思議」で済ませられたけど、クミコもさすがにその異様さに気付き始めていたようで。

リタ『確かにそれは、立派なシンギュラリティね?』

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 毎度ながらデフォルメが可愛い。

■ダイチのシンギュラリティ
 一方、こちらは明るくポジティブに、「特技」程度の意味合いで表現していた。
 鋭い直感を持ち、直感のままに感じ動ける少年。

 ダイチにしてみれば、ライブラスターはごく自然に「自分の一部」と感じられているという。

 理詰めで考えがちな人間には
 こうやって、なんでも素直に受け止められる人間は眩しくも見えますな。

ダイチ『キミ、強いね。でも…、あんなルール無用の戦い、怖くないの?』

バク『戦う事は怖くない。怖いのは、大事なものを守れなくなる事だ―――』

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 この物怖じしなさも、ダイチ君のシンギュラリティと言えましょう! しかし。

■「ここは俺の街だ!
 予測ポイント付近、他に変な施設が見つからないミッドナイトサマーズナイツは
 また地下闘技場に出向き、偶然バクと邂逅する。

 ただ純粋に、自分の世界を、クミコを守りたいと意気込むバク。
 怯まない強さが勇ましくも悲しい。

 だがクミコは「次期組長の椅子」に他ならず、その件で幹部のハルヒコに処刑されそうになるのだが―――

モコ『―――へぇ? アンタそんな事してたんだ♪』

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 悪役がハマリ過ぎであるアマラ。いや悪役なんだけど。

■覚醒
 バクの拠り所がクミコだと気付いたアマラは、彼女を人質にとって強引に「覚醒」を促す。
 毎度ながらヒデエ奴だが、もっと酷いのが背後から来た!
 あのヤクザだ!

 ハルヒコの凶弾から、身を挺して庇うクミコ!

 撃たれた彼女は、前回のハルヒコ同様に「不死」である事に、その意味に気付く。

クミコ『撃たれたのに……、あたし生きてる、もう傷も消えかかってる…』

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 お嬢さま度胸ありすぎる!

■本当の光が見える生き方を
 あの「マグス号爆破事件」の真相とは、父を止める為に、麻野田クミコが行った自爆行為だった。
 この事件で、麻野田組の人間は、全員が死んだはずだったのだ。
 だから前回の父は「お前は俺を…」と言いかけたのだ。

 だがバクの復元能力により、彼女たちは全員が復活させられた。

 その事実を知り、もう解放して欲しいと懇願するクミコ。
 最期に、彼女はバクは特別な人、本当の光が見える生き方をしてね?と言い残して消えてゆく。

 地下の飼い犬でなく、太陽、広い空の下で生きて欲しかったのでしょうか……。

『どっちにしろ、死んだ人間はシンギラリティでも生き返らせる事は出来ない』

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 未覚醒のバクは知らなかったようですが、彼女らはしょせん“幻”に過ぎなかった。
 だから眠る時には、死んだ時に戻っていたのでしょうか。
 それが悪夢となっていたのでしょうか。

 バクはこの時、初めて自分の力が「復元」ではなく「幻」だと知ったのかもしれません。

アマラ『さァ始まりました、爆裂獣とアースエンジンの一騎打ち!』

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 居場所を失い、キルトガングに覚醒したバグベア! 彼のMGFを感知して飛んでくるアースエンジン!
 そこに、待ってましたとアマラがゴングを鳴らすのだった!

 やだ今週のアマラさんウザイわ! ウザいイケメンだわ!!

ダイチ『この戦い方――――、チャンピオンか! 強い!!』

『―――何故だ、強さをまるで感じない!』

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 いちいちアマラさんの実況がムカつく!(褒め言葉)

■「俺にはもう、守るべきものが無い!
 後詰めをテッペイに任せて飛んできたダイチ
 自分と同等以上の強さを持つバグベアに、全幅の信頼を置くアマラ。

 だが悲しいかな、今のバグベアは絶望していた!

 伸縮自在の手足を持つ、格闘戦用マシングッドフェロー「爆裂獣(銃?)」で大暴れするバグベア
 一見、彼にひたすら押されていたダイチだったが―――。

 鎧袖一触にバグベアを打ち抜き、見事、逆転勝利を収めるのだった。

モコ『何見てんの?』

バク『俺の街。………俺の街、か』

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 形見のマスコットと共に、ただ遠ざかる街を見つめる少年。寂しすぎる。

■少年の旅立ち
 戦いを終えたダイチは、敵がバクだった事、そして「死にたがっていたような」と率直に口にする。
 一方、キルトガングの所有するクルーザーの船尾に座り
 そのバクが、遠ざかる街を見つめていた。

 クミコが悪夢のようだと評していた街
 それでも、自分の世界だと頑なに守り続けた街から遠ざかりつつ、バクはハルヒコの言葉を口にする。

 開けた世界へと門出するクルーザーにて、どこまでも寂しそうなバクであった。

予告『遊星歯車装置は、予想外の方法で種子島に攻撃を仕掛けてきた!』

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 この二話、完全にバクとクミコさんが主人公でしたね。

シンギュラリティ
 おそらく「特殊能力」と意訳できるキーワード、コレがミョーに強調されたお話でもありましたね。
 トランプを復元したシーンで、大体“仕掛け”がわかる作りも面白い。
 彼らが人間を軽視するのも、何となく解りますな。

 でも、それだけ特殊な力があっても、それよりずっと大切だった「お嬢さま」を失ったバグベア。

 いずれも、特別さと優越感に酔っている感のある遊星歯車装置の中で
 一人だけ絶望している彼、どうなるのでしょうか。

 一方、ミッドサマーズナイツの特殊少女、未だ謎多きハナさんが涙する理由とは? 
 次回Episode_14「夜をつらぬく少女の涙」。


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