クール前半を締めくくったのは、最後のデザイナーズチャイルド・バクの悲恋物語。
彼を人間としてつなぎとめていたのは、彼自身が「復元した」少女。
死にたがりのキルトガング、どうなるのでしょうね。
彼を人間としてつなぎとめていたのは、彼自身が「復元した」少女。
死にたがりのキルトガング、どうなるのでしょうね。
あまりに報われぬ青年、直感的に感じるダイチの勘もとんでもないな……。
■セツナの行方
二話に分けただけあって、バクの悲しみ、絶望が強く感じられるストーリーとなりましたが
同じく、一話で覚醒しなかったセツナは“あちら側”に行かないと
キルトガング達が動けなくなってしまいます。
二話に分けただけあって、バクの悲しみ、絶望が強く感じられるストーリーとなりましたが
同じく、一話で覚醒しなかったセツナは“あちら側”に行かないと
キルトガング達が動けなくなってしまいます。
カプセルを作れる能力者と言われていた以上、セツナの行方は確定したも同然か。
と思いきや、次回は未だ謎多いハナさんの回だ!
と思いきや、次回は未だ謎多いハナさんの回だ!
■守りたかったもの
最後のデザイナーズチャイルド、バクを取り巻く日常は崩壊した。
麻野田クミコと麻野田組は、クミコが起こしたマグス号事件で、全員がとっくに死亡していたのだ。
最後のデザイナーズチャイルド、バクを取り巻く日常は崩壊した。
麻野田クミコと麻野田組は、クミコが起こしたマグス号事件で、全員がとっくに死亡していたのだ。
自分をバクが「復元」したのだと知ったクミコは、解放して欲しいと願い
彼女の意志を汲み、解き放ったバクは戦う理由を失う。
彼女の意志を汲み、解き放ったバクは戦う理由を失う。
自分本来の意思を取り戻すも、虚しさだけを抱えた少年は
長らく暮らしてきた地下を捨て、本当の空の下で、キルトガングとしての旅路に参加するのだった。
長らく暮らしてきた地下を捨て、本当の空の下で、キルトガングとしての旅路に参加するのだった。
■シンギュラリティ
ダイチ達が、キルトガング固有の特殊能力を話していた頃、バクはそれと知らず「能力」を使っていた。
ヤクザに生まれ育った自分を卑下するクミコ
それでも守り抜くと決めたバク。
ダイチ達が、キルトガング固有の特殊能力を話していた頃、バクはそれと知らず「能力」を使っていた。
ヤクザに生まれ育った自分を卑下するクミコ
それでも守り抜くと決めたバク。
二人の間の秘密、それが「モノを復元する手品」なのだそうだ。
■ダイチのシンギュラリティ
一方、こちらは明るくポジティブに、「特技」程度の意味合いで表現していた。
鋭い直感を持ち、直感のままに感じ動ける少年。
一方、こちらは明るくポジティブに、「特技」程度の意味合いで表現していた。
鋭い直感を持ち、直感のままに感じ動ける少年。
ダイチにしてみれば、ライブラスターはごく自然に「自分の一部」と感じられているという。
理詰めで考えがちな人間には
こうやって、なんでも素直に受け止められる人間は眩しくも見えますな。
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この物怖じしなさも、ダイチ君のシンギュラリティと言えましょう! しかし。
こうやって、なんでも素直に受け止められる人間は眩しくも見えますな。
ダイチ『キミ、強いね。でも…、あんなルール無用の戦い、怖くないの?』
バク『戦う事は怖くない。怖いのは、大事なものを守れなくなる事だ―――』
この物怖じしなさも、ダイチ君のシンギュラリティと言えましょう! しかし。
■「ここは俺の街だ!」
予測ポイント付近、他に変な施設が見つからないミッドナイトサマーズナイツは
また地下闘技場に出向き、偶然バクと邂逅する。
予測ポイント付近、他に変な施設が見つからないミッドナイトサマーズナイツは
また地下闘技場に出向き、偶然バクと邂逅する。
ただ純粋に、自分の世界を、クミコを守りたいと意気込むバク。
怯まない強さが勇ましくも悲しい。
怯まない強さが勇ましくも悲しい。
■覚醒
バクの拠り所がクミコだと気付いたアマラは、彼女を人質にとって強引に「覚醒」を促す。
毎度ながらヒデエ奴だが、もっと酷いのが背後から来た!
あのヤクザだ!
バクの拠り所がクミコだと気付いたアマラは、彼女を人質にとって強引に「覚醒」を促す。
毎度ながらヒデエ奴だが、もっと酷いのが背後から来た!
あのヤクザだ!
ハルヒコの凶弾から、身を挺して庇うクミコ!
■本当の光が見える生き方を
あの「マグス号爆破事件」の真相とは、父を止める為に、麻野田クミコが行った自爆行為だった。
この事件で、麻野田組の人間は、全員が死んだはずだったのだ。
だから前回の父は「お前は俺を…」と言いかけたのだ。
あの「マグス号爆破事件」の真相とは、父を止める為に、麻野田クミコが行った自爆行為だった。
この事件で、麻野田組の人間は、全員が死んだはずだったのだ。
だから前回の父は「お前は俺を…」と言いかけたのだ。
だがバクの復元能力により、彼女たちは全員が復活させられた。
その事実を知り、もう解放して欲しいと懇願するクミコ。
最期に、彼女はバクは特別な人、本当の光が見える生き方をしてね?と言い残して消えてゆく。
最期に、彼女はバクは特別な人、本当の光が見える生き方をしてね?と言い残して消えてゆく。
地下の飼い犬でなく、太陽、広い空の下で生きて欲しかったのでしょうか……。
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未覚醒のバクは知らなかったようですが、彼女らはしょせん“幻”に過ぎなかった。
だから眠る時には、死んだ時に戻っていたのでしょうか。
それが悪夢となっていたのでしょうか。
『どっちにしろ、死んだ人間はシンギラリティでも生き返らせる事は出来ない』
未覚醒のバクは知らなかったようですが、彼女らはしょせん“幻”に過ぎなかった。
だから眠る時には、死んだ時に戻っていたのでしょうか。
それが悪夢となっていたのでしょうか。
バクはこの時、初めて自分の力が「復元」ではなく「幻」だと知ったのかもしれません。
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居場所を失い、キルトガングに覚醒したバグベア! 彼のMGFを感知して飛んでくるアースエンジン!
そこに、待ってましたとアマラがゴングを鳴らすのだった!
アマラ『さァ始まりました、爆裂獣とアースエンジンの一騎打ち!』
居場所を失い、キルトガングに覚醒したバグベア! 彼のMGFを感知して飛んでくるアースエンジン!
そこに、待ってましたとアマラがゴングを鳴らすのだった!
やだ今週のアマラさんウザイわ! ウザいイケメンだわ!!
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いちいちアマラさんの実況がムカつく!(褒め言葉)
ダイチ『この戦い方――――、チャンピオンか! 強い!!』
『―――何故だ、強さをまるで感じない!』
いちいちアマラさんの実況がムカつく!(褒め言葉)
■「俺にはもう、守るべきものが無い!」
後詰めをテッペイに任せて飛んできたダイチ
自分と同等以上の強さを持つバグベアに、全幅の信頼を置くアマラ。
後詰めをテッペイに任せて飛んできたダイチ
自分と同等以上の強さを持つバグベアに、全幅の信頼を置くアマラ。
だが悲しいかな、今のバグベアは絶望していた!
伸縮自在の手足を持つ、格闘戦用マシングッドフェロー「爆裂獣(銃?)」で大暴れするバグベア
一見、彼にひたすら押されていたダイチだったが―――。
一見、彼にひたすら押されていたダイチだったが―――。
■少年の旅立ち
戦いを終えたダイチは、敵がバクだった事、そして「死にたがっていたような」と率直に口にする。
一方、キルトガングの所有するクルーザーの船尾に座り
そのバクが、遠ざかる街を見つめていた。
戦いを終えたダイチは、敵がバクだった事、そして「死にたがっていたような」と率直に口にする。
一方、キルトガングの所有するクルーザーの船尾に座り
そのバクが、遠ざかる街を見つめていた。
クミコが悪夢のようだと評していた街
それでも、自分の世界だと頑なに守り続けた街から遠ざかりつつ、バクはハルヒコの言葉を口にする。
それでも、自分の世界だと頑なに守り続けた街から遠ざかりつつ、バクはハルヒコの言葉を口にする。
■シンギュラリティ
おそらく「特殊能力」と意訳できるキーワード、コレがミョーに強調されたお話でもありましたね。
トランプを復元したシーンで、大体“仕掛け”がわかる作りも面白い。
彼らが人間を軽視するのも、何となく解りますな。
おそらく「特殊能力」と意訳できるキーワード、コレがミョーに強調されたお話でもありましたね。
トランプを復元したシーンで、大体“仕掛け”がわかる作りも面白い。
彼らが人間を軽視するのも、何となく解りますな。
でも、それだけ特殊な力があっても、それよりずっと大切だった「お嬢さま」を失ったバグベア。
いずれも、特別さと優越感に酔っている感のある遊星歯車装置の中で
一人だけ絶望している彼、どうなるのでしょうか。
一人だけ絶望している彼、どうなるのでしょうか。
一方、ミッドサマーズナイツの特殊少女、未だ謎多きハナさんが涙する理由とは?
次回Episode_14「夜をつらぬく少女の涙」。
次回Episode_14「夜をつらぬく少女の涙」。