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Channel: GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記
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シドニアの騎士 ♯5「漂流」

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ガウナはどこから来て、なぜ戦うのか? 宇宙を漂い、伏線を散りばめる第5話

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※画像右下隅クリックで拡大。

 このシドニアに、257も懲罰房があると思うか?
 ―――意味は解るな?
 以上だ。

■漂流
 二週間ほどの漂流劇を描きつつ、シドニアが知る「ガウナとの戦いの歴史」に触れた第5話。
 人体光合成、その設定がサービスカットに繋がるとは。
 いや考えてみりゃ納得ですけれども。

 チラッと触れた程度でしたが、ガウナに破壊された地球の様子なども色々と壮大。
 艦長ってば、最低でも600歳以上なのか。

 強引に助けに来た先輩陣と、彼らの暴挙を呆れながら許した艦長たちも男前でしたな。

星白『あ、そ、そうね!』

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 水分調達シーンより。ちなみに星白のcvは洲崎綾さん。キルラキルの満艦飾マコと同じなのである。

■欠乏
 ガウナ撃退後、投げ出された星白を追ってナガテは二次遭難を起こす。
 加えて、ナガテは遺伝子調整をされていない為
 日に三度の食事を必要としていた。

 十日ほどの漂流の間に、見る前に彼らの食料、水分は払底してしまう―――

 ナガテの脱水症状を癒そうと、星白はとある決意をし
 また、衛人の構造をよく知るナガテは、機体からなんとか水分を捻り出す事に成功する。

 喜びに沸く二人の前に、命令違反承知で飛び出した256騎の衛人が到着。二人は無事救出されるのだった。

 次回、♯6「敬礼」

『守備隊全機に帰還命令。すみやかに全機シドニアに帰還せよ』

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 前回ラストをかなり遡り、ガウナ撃破とナガテの遭難までを描いた冒頭シーン。
 警戒を解くシドニアが描かれていました。

 機体が損壊し、何も出来なかった岐神の歯噛みが痛々しい。

■挫折キャラ
 果たしてスタッフは彼に何度挫折を味わわせていくのか。
 そして、彼のcvは櫻井孝宏氏。

 最近、この方ってこういうキャラの声ばっかりあててる気がして気になります。いや割とマジで。

星白『知ってるわ。――――あなたまで、谷風君まで死ぬこと無いでしょ!』

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 あの「脱出パック」は、実はパイロットスーツの背中が膨らんで構成されていたらしい。なるほど。

■ナガテの仕事
 自分を追って二次遭難したナガテに、星白は非難の言葉を投げた。
 追ってきて欲しくなかったから黙っていたのに――

 ともあれ宇宙に取り残されたナガテは、まずテキパキと「ヘイグス粒子捕集膜」を展開。

 空間に漂う粒子をかき集め、少しでもエネルギーを補充する機能。
 これを二人がかりで立ち上げてゆくのだったが……

星白『戦闘糧食は八個よ』

ナガテ『非常時の為に、二か月分は確保しておくハズじゃ!?』

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 できるだけ光に当たる面積を増やす、それが光合成の鉄則といえましょう。

■人種の違い
 救助を待つのが精一杯の状況で、大事なのは空気・水・食料。
 幸い、空気は二人でも50日分程度あったらしい。

 しかし、光合成により「一週間に一度の食事で済む」現代人と違い、ナガテは燃費が悪い。

 彼の食糧事情や
 うら若き男女が二人で過ごすという環境上、「光合成」が困難な状況に、二人は戸惑う。

 まさにナガテ爆発せよ、である。

星白『―――緊急時の対応、どこで習ったの?』

ナガテ『ああ、爺さんが色々教えてくれたんだ』

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 なお一話をよく見ると、四天王に匹敵する岐神でも「27000点」程度のスコアしかありません。

■ヒロキという人物
 光合成する星白にどぎまぎし合いながら、二人は退屈しのぎに過去を語り合う。
 ナガテは、ヒロキという爺様に全てを叩き込まれたのだ。

 そして彼らは知らない。

 一話と今回の話を統合すると
 ヒロキこそ、百年前の「最後のガウナとの戦闘」における撃墜王であり、ナガテ機の本来の持ち主。

 ナガテは訓練装置上でなら、「六歳時点で、当時のヒロキを上回る実力」になっているという―――。

TVナレーター『シドニアが、ガウナ頻出地域に入った可能性が高いと――』

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 地球はガウナに取り込まれ、文字通り分断されてしまったという。スケールがデケェ話だわ…。

■播種船シドニア
 授業と言う体裁をとり、世界観が語られる。
 遥か昔、西暦にして2109年、地球人類は初めてガウナと遭遇した。

 2371年、沈黙を守り続けたガウナが突如として接近開始。

 2384年、崩壊した地球を後に、シドニア以下、数百もの播種船が出港する。
 2691年、直近の播種船が連絡を絶つ。

 2794年頃、ガウナのコアを唯一貫ける素材、「カビ」の入手に成功。

 3394年現在……。

ヒ山ララァ『下の名前で呼ばないで! 今の貴女に呼ばれるのは不快よ』

小林艦長『そう言うな。―――調査隊の生き残りも、今や私とお前の二人だけだ』

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 曰く、船長の秘書の落合氏も「調査隊」の生き残りらしい。伊達にcv子安じゃなかったのか…。

■調査隊と「カビザシ」
 場面は変わり、なんと寮母のクマさんが艦長を詰問していた!
 二人は旧知も旧知、600年前に初めてカビを発見、人類史上初めてガウナを討伐した英雄だったのだ。

 600年前に宇宙に漂う巨大人工物から発見、入手したらしい。

 遺跡の正体は今を以って不明。
 現存数は極端に少なく、もはやカビザシ27本分しか残っていない。

 小林艦長、クマさん、そしてナガテの育て親「ヒロキ」は共に調査隊であり、ヒロキの事を嘆く。

ナガテ『―――じゃ、半分ずつにしよう。はい』

星白『ありがとう…。戦闘糧食がこんなに美味しかったなんて』

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 食料切れに定評のあるナガテ。美味しい、と微笑む星白が可愛すぎましたなあ。

■星白、想う
 かつてのヒロキの愛機「17式改継衛」で漂いながら、ナガテと星白は取りとめの無い話をする。

 遥か1200年以上も昔、人類がガウナと接触して長い時間が経ったけれど
 以来、ずっと対話は成立していない。

 星白は、もしかしたら「ガウナは人間と友人になりたいのかもしれない」とロマンを馳せる。

 だって初対面から200年、ガウナが選んだのは「人型になって地球に降りる」事だったのだから―――

ナガテ『水が出ないんだ』

『―――ダメだ、穴が――――!』

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 なんと高度なプレイだろうか! ホント切羽詰るアニメである。

■星白由来の……
 が、ここにきて二人は驚愕する。
 計器が壊れていただけで、ホントはもう水が無くなっていたのだ―――。

 脱水症状に陥るナガテ。

 切羽詰った状況に、星白はスーツの機能で「自分の×しっ×」をろ過して彼に飲ませるのだった――。

ナガテ『そ、そうだ! 衛人の潤滑剤から、水がろ過できるかもしれない!』

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 意識を取り戻したナガテは、衛人の機構上、水分が含まれているはずだと気付く。
 無事、水分を確保し束の間の喜びに浸る二人の周囲を
 巨大な光の輪が包む!

 すわガウナか!

 しかしこのシーン、「気付かれた!?」とばかりに焦る星白さんが実に可愛かったですねえ。

『衛人!? すごい―――!』『256騎掌位(しょうい)の、逆噴射よ!』

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 三枚目な先輩パイロット、cvが鳥海浩輔氏=弱ペダの今泉。このギャップも面白い。

■赤信号、皆で渡れば…
 継衛を囲んでいた巨大な光の輪、それは256機もの衛人による推進光だった。
 とっさに「256騎掌位よ!」って解っちゃう星白さんスゲェ!

 実は、冒頭に出ていた256騎の先輩達が、そのまま追いかけてきていてくれたのだ!

 相当出遅れた上、しっかり中継班まで手配していた為か
 丁度良いタイミングで追いついた模様。

 ともあれ星白と共に救われたナガテは、「ガウナ討伐の英雄」として帰艦する事になるのだった―――。

次回、シドニアを襲う新たなガウナ。敬礼をかわした二人の行く末は――

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 シドニア百景。なぜか野郎が映りこまないのは仕様です。

■冷たい方程式
 とはちょっと違いますが、現在のシドニア人類に合わせて用意された「遭難キット」に対応しきれず
 危うく死に掛けるナガテがちょっと不憫というか
 一種の役得というべきなのか……?

 そこはちゃんと準備しとこうよ整備班!

 かくて二人の絆を深めつつ、シドニア人の特殊性を描いた第5話。
 その一方、艦長たちや「カビを遺した謎の文明」など新たな伏線が現れ、ますます深みが描かれる!
 今週もSFしてて楽しかった!

 次回、♯6「敬礼」



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