ヤフーブログを巡っていて、ふと目についた紹介文から買ってみた一作。
決して「ガツン」と来る面白さじゃあない。
けれど、うん、これは面白い!
決して「ガツン」と来る面白さじゃあない。
けれど、うん、これは面白い!
孤独のグルメと同原作者が送る、自由な男の一人メシ漫画。
作画は違いますが、同作好きにお勧め。
作画は違いますが、同作好きにお勧め。
■自由人
定年退職を迎えた男が、ふとソースの匂いに刺激される所から始まる。
まっ昼間っから、やきそばでビールを一杯―――
その自由さが堪えられない!
定年退職を迎えた男が、ふとソースの匂いに刺激される所から始まる。
まっ昼間っから、やきそばでビールを一杯―――
その自由さが堪えられない!
仕事人間と言われる日本人には、なんともニヤリとさせられる語りだしがニクい。
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中には失敗談も。特に「悪魔に近かった(p122)」の、うげぇ…、と来る感じは特筆物。これはひどい。
時には失敗も重ねながら、今日も男はメシを食う
中には失敗談も。特に「悪魔に近かった(p122)」の、うげぇ…、と来る感じは特筆物。これはひどい。
■野武士のように
野武士のように豪快に、自由にメシを食える男でありたい――――。
けれど現代人である彼には、それはなかなかに難しい。
野武士のように豪快に、自由にメシを食える男でありたい――――。
けれど現代人である彼には、それはなかなかに難しい。
孤独のグルメ文庫版巻末にもあった、原作久住昌之氏の憧れを共有する一作。
ご馳走様でした。
ご馳走様でした。
決してガツンと来る面白さではないけれど、もっともっと読みたいと思わせる作風は相変わらず。
ちなみに後半の約90ページは、描きおろしであるそうな。
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一番「旨そう」と思ったのは麦とろ飯。行儀悪くすすりこむのが一番旨い! しかし結末は少し寂しい…。
ちなみに後半の約90ページは、描きおろしであるそうな。
収録
一番「旨そう」と思ったのは麦とろ飯。行儀悪くすすりこむのが一番旨い! しかし結末は少し寂しい…。
漫画版 野武士のグルメ、全一巻。
原作:久住昌之、画:土山しげる。幻冬舎plus連載、蠍古濕鉾行。2014年3月発売。
原作:久住昌之、画:土山しげる。幻冬舎plus連載、蠍古濕鉾行。2014年3月発売。
■収録
九月の焼きそビール
タンメンの日
朝のアジ
殿様の麦とろ飯
かっこ悪いスキヤキ
九月の焼きそビール
タンメンの日
朝のアジ
殿様の麦とろ飯
かっこ悪いスキヤキ
※以下、描きおろし
雨漏りのコの字カウンター
悪魔のマダム
釜石の石割桜
謎のトースト定食
悪魔のマダム
釜石の石割桜
謎のトースト定食
以上、九作品を収録。