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Channel: GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記
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銀の匙 Silver Spoon2期 最終話「何度でも」

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何度だって飛べばいい! アニメ版エゾノー、今度こそ最終回っ!!

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※画像右下隅クリックで拡大。

 いい最終回だった!
 問題は解決していないけれど、きっと、良い方向へ向かうだろうと思わせてくれるエンディング。
 原作と順番を入れ替え、青空の下で締めたのも清々しかった!

 逃げてきた少年は居場所を得て、仲間の為に、自分の為に、立ち向かう為に何度でも飛ぶ!

■食欲祭り
 やっぱりシイタケ祭りは良かったですねえ。
 美味しい、そう言って貰えるのはやっぱり嬉しい! エゾノー総出で歓迎ですわ!!

 アニメ版では、原作以上に色んなキャラが集まり、良いお祭り具合でした。
 これはシイタケが食べたくなりますわー。
 後ベーコン。

 夢を語って仲間を思って、自分自身の言葉を証明する為、八軒は今日も飛ぶ!

君が歌えば、僕も歌うから。上手くなくてもいい、君の歌を聞かせて♪

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 エンディングをBGMに織り込み、色んなキャラが移ってゆくのも最終話らしくて良かったですね。

■何度でも
 御影の勉強を手助けすべく、実家に一時帰省した八軒は父と遭遇する。
 だが、「勉強で脱落したお前が他人を教えるのか」と
 突きつけられた言葉に八軒は激昂した。

 一度失敗した人間は、何もしちゃいけないのか?

 中学時代も「エゾノー祭」でも、言われるばかりで反論できなかった八軒だったが
 一度の失敗で全てを失った友達を思い、渾身の反論をした。

 そんな八軒の変化に驚いた母はエゾノーを訪れ、彼を変えてくれた学校を見て回る。

 俺が変われたのはみんなのおかげだから
 そいつらの、真剣にやってどうにもならなかった事を、ダメのひと括りにしないで欲しい―――。

 少しだけ強くなった八軒は、一歩一歩進む為に、今日も失敗と挑戦を繰り返すのだった。

『あれ八軒じゃね?』『あいつ、もっとひょろっとしてなかったけ?』

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 なんという友情……っ!

■八軒、外から見られる
 御影の為「兄貴のノート」を求めて帰省した八軒は、道中、中学時代の同級生と出会う。
 農高に興味津々な彼らに詰め寄られ、隣の芝は青いと笑いあうのであった。

 少し台詞が短いですが、中学時代はすっかり暗くなっていた、そんな「以前」との違いが快いですね。

■敵
 八軒自身は「周りを敵として見てしまう」なんて以前言ってましたが
 そんな彼ら自身はと言うと、けっこう八軒の事を好意的に見てくれていたのもちょっと微笑ましい。

八軒『(―――落ち着け、落ち着け、解ろうとする努力だ……!)』

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 余談ですがお母さん、ちゃんと昆布からダシをとってるんですよね。

■「夢」に必要なもの
 しかし八軒、目標回収に成功するも早期離脱に失敗。見事にオヤジと遭遇する。
 なんというエンカウント……!

 久々に口にした母の食事が、以前指摘された通り「ちゃんとしたもの」だったと改めて理解する八軒。

 母の料理、そして「八軒の大学進学」まで見据えて準備してくれている父の言葉に
 自分がいかに恵まれているか改めて八軒は痛感。
 父と分かり合おうと努力した。

 八軒は抗弁する。

 自分のやっていることは無駄な事ではない、友達の夢の為にやっているのだ、と――――。

父軒『勉強で脱落した人間が、他人に勉強を教えるというのか?』

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 親父殿、またも剛速球を投げる。しかし。

■「俺は経済動物以下か?」
 父の言葉を、一度失敗した人間は何もしちゃいけないのか
 そう受け取った八軒は正面から反抗する。

 一度のダメで、全部がダメになる、それじゃ経済動物と一緒じゃないか!

 激昂し、正面から父に向きあう八軒。
 そのまま、互いに言葉を引き出せなくなった彼は、またケンカ別れ同然に家を飛び出すのであった。

■一度の失敗
 なおこのワンシーン、一度の失敗でダメになってしまった駒場の事を連想してしまったそうです。
 なのでいつも以上に激昂してた訳ですね。

※原作9巻79ページより。

常盤『へー、んなこと親に言われたんか』

相川『八軒くんのお父さん、おっかないねー』

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 このタマコ容赦せん!

■八軒、反省する
 だがエゾノーに帰った八軒は、掃除がてらに「父の言葉も一理ある」と諭された。
 だって今回の件で、最初に失敗したのは八軒自身だけど
 挑戦するのは御影なのだから。

 自分が勉強で失敗したプライドを、御影を合格させる事で埋めようとしちゃダメよ。

 言われて初めて気付き、八軒はまたも背負い込むのであった。

八軒『―――はいい!? なんで母さんがいるんだ!?』

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 そんな八軒を、即座に鉄のひづめで叩いて砕くマロン号。優秀。

■八軒、遭遇する
 御影に謝ろうと全力疾走した八軒は、彼の様子を見ようと、エゾノーに現れた母と遭遇する。
 すっかり逞しくなった彼が、逆に心配になってしまって現れたのだ。

 続々と出てくる生徒達、校長と遭遇するお母さん可愛い!

 原作だと更に色々あったのですが尺的にカット。
 お母さんのcvは今井由香さんで、これまたお母さんっぽい好演ですね。かわいい。

母『現場を見にきて良かったです。私、何も知らなかった……』

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 いえ、知ろうともしなかったのかもしれない……。そう言ってくれる母さんがまた快い。

■しいたけ祭り
 物販を見かけた母さんは、その安さにびっくり!! でもかさばるし……。
 そんなお母さんにニヤリとした一同
 期せずして宴会が始まる!

 やっぱ、感想言って貰えるってのは嬉しいよな♪

 八軒なみに旨い美味しいとリアクションしてくれるお母さんを囲み
 更にチーズ、ベーコンも持ち込まれ宴会に。

 その席上、八軒は先ほどの件を御影に謝り、ラブコメの波動を感知した男子に制裁を受ける。

 愉快な仲間に囲まれた息子の姿に、母は安心を覚えるのだった――――。

『…びっくりしたのよ。あなた、家じゃ大人しかったから』

『言い返せたのは、俺だけじゃなく、友達もけなされた気がしたからだ』

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 帰り道、あんなに大人しかった八軒が、この学校で「言い返せる」ほどに変わったのに驚いたから
 そう理由を告げる母に、俺はチキンだし頭が良くないしと八軒は詰まる。

 それでも言い返せたのは、友達をけなされた気がしたから。

■ひとくくり
 同じ「失敗」であっても、それは様々で、真剣にやってもどうにもならなかった事だってあった。
 そうやって真剣にやった事も「ダメ」でひとくくりにされたくない。

 八軒を変えてくれたものを、母もまた思う。

『もう嘘つかないでくれ。受け止められるから、前の俺とは違うから』

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 真剣にやっているからこそ、嘘をつかれるのはイヤだろう、そう自分の「嘘」を反省した母に
 八軒は、嘘をついてくれた理由も解ると返し
 ようやく和解する。

 その上で、前の俺とは違うから嘘はいいよと八軒は言い切る―――。

八軒『―――朝から晩までこいつらと一緒に生活するのも、あと少しか……』

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 エンディング「オトノナルホウヘ→」ロングバージョンをBGMに! いい最終回だった!!

■何度でも
 宴会からの帰り道、いつもの寮生メンバーと合流した八軒は、これからの事を想う。
 吉野さんのチーズ留学という野望もうまく挿入
 未来を想う姿が快いですね。

 次々と流れてゆくいつものメンバーの日常を経て、舞台は冬の空へ。

 晴天の下、障害走に失敗してしまう八軒。
 けれど周囲に声をかけ、高い空の下、もう一度八軒は高く飛ぶ―――!!

 何度だって挑戦する!

 再挑戦のシーンで〆て、今度こそアニメ版完結!
 スタッフの皆様お疲れさまでした!

■原作
 原作72~75話の4話分をベースに、過去「カットされた?」と思われたシーン&76話冒頭を組み入れて完結!
 分割2期の噂通り、今度は3期の報告はありませんでした。

 常に原作4~6話使ったハイペースさ、原作完結後の第3期を見越した作りと思いたいですね。



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