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Channel: GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記
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弱虫ペダル RIDE21「石道の蛇」

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諦めない男と「最強」の因縁。回想レースに白熱したRIDE21!!

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※画像右下隅クリックで拡大。

 一話丸々使っての回想回、相変わらず30分が早過ぎる、熱いレースだった!
 思わず手が出た福富、それでも諦めなかった金城主将
 二人の因縁を描いた回想回。

■最強チーム
 一人で走りぬいた福富と、チームの力で勝った金城、この対比も面白いですよね。
 動きを見る限り地力では圧倒的に勝るハズ

 なのに勝てない!

 スタイルは変わっていないようなので、今期インハイもこの路線になりそう。
 となると、やはり本命の「敵」は御堂筋君か。

 しかし、福富主将の来訪に大慌てになる総北&箱学も、またコミカルでしたね。。。

田所『俺たちにはなあ、エースは一人しか居ねえんだよ!』

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 殴り飛ばし、台所事情を吐露する田所。激情の田所先輩。

■絶対に諦めない男
 一年前のインハイ二日目。
 箱学エース福富は、総北の金城に敗れた。
 チーム一丸で金城につないだ総北に、生粋のロードレーサーであった福富は敗れる―――

 が、敗北に我を忘れた福富は、つい彼のジャージに手を伸ばしてしまう。

 金城のワンマンチームであった総北は
 そのたった一つの事件で、インターハイの勝利を逃してしまった。

 それでも、金城は福富を恨まなかった。
 たとえ来年になろうが、必ず総北を優勝させると諦めない金城。
 その姿に圧倒された福富は、それから再び総北を訪れ、二度目にして正式な謝罪と、再戦を誓う。

 次回、RIDE22「インターハイ開幕」

回想手嶋『後ろ集団五分差です! 行けますよォッ!!』

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 手嶋先輩が若い!

■因縁
 それは一年前のインターハイ二日目、広島大会での事。
 初日、二日目、三日目、それぞれに「ステージ優勝」があり、それらを統合した「総合優勝」がある。
 その二日目の事だ。

 頭抜けてトップ争いをする福富と金城!

 当時、まだ二年にしてエースを務める両者の激突。
 寡黙に走り続けながらも、金城は、このまま福富も抜き去っての二日目優勝、総合優勝を狙うが―――

福富『―――よく、ついてこれるな総北』

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 息も切らさぬ福富。基礎スペックの違いをうかがわせる一幕。

■「たったこれだけか」
 第二ステージも残り三分の一、勝敗は決しつつある。
 しかし、既に汗だくになっている金城に対し、福富は余裕の表情を崩さない―――

 父と兄、長年インターハイ・レーサーの練習につき合わされてきた福富からすれば
 実際のインハイは「つまらない」の一言だったのだ。

 金城へ「お前は、自分を強いと言いきれるか?」とシンプルな問いを投げる。

 金城がこだわる「強さ」の原点はこれなのか。

福富『究極に考えれば、一人でも強いやつがいれば優勝は出来る!』

金城『独りで優勝か―――、俺のやり方とは違うな』

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 福富理論を更に突き詰め、他メンバーを道具とするのが御堂筋理論か。

■「諦めない男だ!」
 後方集団を笑い、俺は強いという自負を見せ付ける福富。
 その走りは、言葉に違わなかった。

 コースに合わせてギアを細かく変え、グイグイと引き離しに掛かる福富!
 しかし金城は気合一つでこれに喰らいつく!

 覚えとけ、俺は金城真護、アダ名は「石道の蛇」―――
 絶対に諦めない男だ!

 蛇の如く喰らいついて離さない金城に、福富は半ば呆れ、本気を見せる! しかし。

福富『その疲労、―――お前が俺に追いつくことは出来ない!』

金城『追いつくさッ!!』

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 主将、まるで小野田君である。

■「俺は諦めない!」
 本気を出した福富に対し、疲労と汗でボロボロになりながらも喰らいつく金城。
 その気迫に、徐々に福富は気圧され
 ミスを重ねてゆく。

 福富は格が違う。
 彼から見れば、今の金城はペダリングもフォームもまだまだだ!
 培ってきた技術と経験、裏打ちされた自信が、それでも喰らい付いてくる金城に揺らぐ。

 金城は気迫が違う。
 坂道では巻島が、平坦では田所と三年たちが「列車」で彼を引っ張ってくれた。その想いを継いでいる!

 独りで走りぬく福富、チームの連携で温存し、その思いの強さを糧にする金城。二人の激突は―――

福富『ゴールには光がある! ――俺は負けない! 俺は強い!!』

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 あまりに壮絶。

■「その光は――俺の!」
 常勝の自負、今まさに感じる技術の差、それでも自分を追い越そうとする金城。
 理解しがたい状況に隙を突かれ、抜かれる福富。

 抜かれる。

 判断力が消し飛んだ福富の伸ばした手は、我知らず、ガッシリと金城を掴んでいた。
 そのまま、ありえない状況に呆然とした二人は激しく激突
 こうして事件が起きたのだった。

 投げ出された金城主将、その激突があまりに痛々しい。

金城『俺は―――、エースだ。絶対に……諦めない!!』

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 福富のせいだと一言も言わない金城さん。それでも男泣き。

■田所、叫ぶ
 投げ出された福富は真っ先に金城の名を叫ぶも、金城は責めることなくレースを再開した。
 それがエースの役割だから、と。

 そのまま金城は69位で辿りつき、そこではじめて号泣する。

 事故自体は珍しくないらしく、金城はすぐさま車体の修理を依頼し、仕方ないと慰められた。
 しかし、全てを金城に賭けていた田所は怒りを壁にぶつけ
 巻島は「言い過ぎだ」とたしなめるが―――

福富『違う。俺がジャージを引っ張ったせいだ。――すまなかった!』

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 田所の叫びを聞き、静かに涙する福富。

■「だから俺は諦めない」
 そこに現れた福富は、全ての事情を包み隠さず話し、深く頭を下げた。
 田所は、もちろんそんなものは許せなかった。
 全てを台無しにされたのだ。

 総北にはエースは一人、金城しかいない。
 彼に全てをかけ、それを台無しにされてしまったのが許せなかった。

 しかし金城は、結果は変わらないと田所をたしなめ、明日も走る為に歩き出す。

 負けが決まっていても、走ることは、次の勝利に繋がる。
 走る続けたことはいつか必ず形になる―――、それが一年後になろうが諦めない、優勝させる!

鳴子『福富って奴、最低やないですか!』

福富『ああ、俺もそう思ってた。―――だがな!』

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 手土産の温泉饅頭にシュールな笑い。本人は大真面目です福富氏。

■福富、来校
 それからしばらく、箱学主将となった福富が総北に現れた。
 乱闘騒ぎかと冷淡な箱学の荒北、大変だと大慌てな東堂、総北もモチロン大慌て!
 金城と福富で乱闘になるか―――

 しかし福富は再び深く頭を下げ、一同は胸をなでおろす。

 やがて何か言いたげなまま帰ろうとする福富だったが、金城は気負いない言葉でドリンクを放った。

金城『―――今日は天気がいい。ソイツでも飲みながら話そう』

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 サイクリングし始めた金城に、福富はさっき言えなかった願いを告げた。
 次のインターハイで、お前と勝負がしたい。
 負けてやるのが筋なのだろうが―――

 だが、金城は安心しろと笑う。
 勝ちを譲ってもらうようなメンタルでは、そもそも勝てない。

 互いに最強のチームを作り、全力の勝負をすることで、今回の騒ぎの決着に代えようする二人。

■「俺たちは強い!」
 その二人の会話を田所たちは知らない。
 だが、敢えて箱根から千葉まで謝りに来た福富に、田所にもう恨みは無く、ただ強敵だと認めていた。

 だからこそ金城を勝たせる!

 傷は癒えた、今年は優勝する。そして「俺たちは強い!」と言い切る金城! さあインターハイだ!!

Cパート東堂『巻ちゃん最近ヒミツが多いな!』

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 Cパートは、もはや御馴染み巻島&東堂のクライマーコンビ。仲良すぎるなこやつら!
 提供は大慌てする東堂。
 東堂尽くし。

■正面対決
 賛否分かれそうですが、当人同士が納得している以上は「良い話」だと思います。
 単に上位を狙いたいだけなら、運営に訴えて処分にすりゃいい
 でも、それをしたら彼と戦う機会が失われる。

 恨みつらみとかじゃなくて、純粋に「速い奴に勝ちたい!」
 そんな男だと思います金城主将。

 次回、RIDE22「インターハイ開幕」


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