根を詰めすぎ、エゾノー祭を前に倒れた八軒を、父のキツい言葉が襲う。
反論できなかった自分を責め、「報われなかった」八軒が
最後の最後に、うれし涙に暮れた第6話。
反論できなかった自分を責め、「報われなかった」八軒が
最後の最後に、うれし涙に暮れた第6話。
一方、大仏先生は最後の最後まで報われなかった模様。
嗚呼、愛しの娘たちよ―――。
娘なんだ…。
娘なんだ…。
■できそこないなりの戦い
ありがとう、の一言に涙腺が決壊した八軒
寄り添う御影も良かったですが、その後の打ち上げ会がまた、ねえ。楽しそうだなホント!
という訳で、学園祭の「裏と表」を描いた第6話。
ありがとう、の一言に涙腺が決壊した八軒
寄り添う御影も良かったですが、その後の打ち上げ会がまた、ねえ。楽しそうだなホント!
という訳で、学園祭の「裏と表」を描いた第6話。
打ち上げでも、八軒は規格外=売り物にならないクズイモの旨さに励まされちゃったりもする訳です。
そんな前向きさがまた快いですよね。
そんな前向きさがまた快いですよね。
さあ次の問題は! 八軒、キミはあの「約束」を覚えているか! 次回、第7話!!
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父の言葉が尾を引き、ついつい悪い方に考える八軒。慌てて止める御影さんがまた。
八軒『ああ、そうか、俺は酷い奴だったんだ。嫌われて当然さ……』
父の言葉が尾を引き、ついつい悪い方に考える八軒。慌てて止める御影さんがまた。
■「ありがとう」
祭りを前に、過労で倒れた八軒を見舞ったのは、彼が最も苦手とする人物、父だった。
エゾノーへ「逃げてきた」事を、正解だと思おうとしていた矢先
お前には合わないと諭され、八軒は混乱する。
祭りを前に、過労で倒れた八軒を見舞ったのは、彼が最も苦手とする人物、父だった。
エゾノーへ「逃げてきた」事を、正解だと思おうとしていた矢先
お前には合わないと諭され、八軒は混乱する。
そして、とぼとぼと帰り着き、大事な祭りの本番で「役に立てなかった」事を悔いて
自己嫌悪に陥った八軒を救ったのは一冊のノート。
自己嫌悪に陥った八軒を救ったのは一冊のノート。
ありがとうという観客の言葉、御影の言葉に、自分のやった事が報われたと知った八軒は涙に暮れる。
きっとこの世の中、捨てたものではないのだ。
また、打ち上げでは出来損ないのジャガイモの旨さに感動し、八軒はまた奮起する。
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八軒が倒れた事に方々が動揺、特に副部長を務める馬術部は悩みこむが――――
彼が頑張っていた、成功させようとしていたと知る御影は
たまたま遊びに来たあやめに頼み込む。
また、打ち上げでは出来損ないのジャガイモの旨さに感動し、八軒はまた奮起する。
『――馬のカッコいい所を見てもらいたい、楽しんでもらいたい……』
八軒が倒れた事に方々が動揺、特に副部長を務める馬術部は悩みこむが――――
彼が頑張っていた、成功させようとしていたと知る御影は
たまたま遊びに来たあやめに頼み込む。
珍しく「頼み込んできた」御影の姿に、あやめは、自分の愛馬を寄越してくれと電話をかけるのだった。
■馬術部+1、奮戦する
やがて始まったエゾノー祭、訪れた観客を前に、馬術部の「障害走」は好評を博した。
競馬くらいかと思っていただけに新鮮、という観客の声
声援を前に、全員が奮戦する。
やがて始まったエゾノー祭、訪れた観客を前に、馬術部の「障害走」は好評を博した。
競馬くらいかと思っていただけに新鮮、という観客の声
声援を前に、全員が奮戦する。
一方あやめさんはマジ自然体。
また、失敗してしまった大川元部長だったが
彼が「もう一度飛ぶ」姿に、観客の少女は驚き、御影は説明をした。
彼が「もう一度飛ぶ」姿に、観客の少女は驚き、御影は説明をした。
失敗した時でも、出来る限り、もう一度飛ばせて「大丈夫、飛べるよ」と自信をつけさせるのだ。
馬は繊細な生き物だから、自己嫌悪に陥らないように――――
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扉を開けると、そこは恐怖の二者面談だった。
馬は繊細な生き物だから、自己嫌悪に陥らないように――――
父軒『―――大蝦夷農業高校は、お前に合わんようだな』
扉を開けると、そこは恐怖の二者面談だった。
■父、諭す
昼過ぎ頃になり、ようやく病院で目覚めた八軒を待っていたのは、父だった。
父は「エゾノーはお前に合わない」と諭す。
昼過ぎ頃になり、ようやく病院で目覚めた八軒を待っていたのは、父だった。
父は「エゾノーはお前に合わない」と諭す。
八件は否定するが、お前は昔から勉強好きだったから、進学校に向いていると思ったと父は言う。
でも、進学校は「周囲を競争相手と見ちゃうから」と返した八軒に
それは「エゾノーは、競争相手がいないからか」と問う。
でも、進学校は「周囲を競争相手と見ちゃうから」と返した八軒に
それは「エゾノーは、競争相手がいないからか」と問う。
競争相手が居ない、抜かれる心配が無いから気楽、それは彼らを下に見ているだけじゃないのか?
―――そして、その「友達」とやらは、誰か見舞いに来たのか?
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折りよく、担任の桜木先生も駆けつけてくれたが、父は彼も叱責する。
学校は勉学が本義、なのに学祭で生徒を倒れさせるとは!
『私は、あれの味については一言も発していない』
折りよく、担任の桜木先生も駆けつけてくれたが、父は彼も叱責する。
学校は勉学が本義、なのに学祭で生徒を倒れさせるとは!
八軒はもちろん「自分のせいだ」と反論するが、これを制したのは桜木先生本人。
そもそも、担任である自分が気をつけるべき事案だったのだ。
そもそも、担任である自分が気をつけるべき事案だったのだ。
■八軒、折れる
でも八軒にはたった一つだけ希望があった。
父は、自分の作ったベーコンを美味しいと言っていたと母には聞いていたのだ。
でも八軒にはたった一つだけ希望があった。
父は、自分の作ったベーコンを美味しいと言っていたと母には聞いていたのだ。
自分がエゾノーで頑張った証を、本気を、父は受け止めてくれたのではないのか――――?
だが父自身にとっては寝耳に水で、食べはしたが何も言わなかったと率直に言う。
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翌日、八軒は母に「なんであんな嘘を言ったんだ」と問いつめる
もちろん、母には悪気など無かったのだけれど、八軒は憎まれ口を叩いてしまう。
八軒『そうやって気を遣うより、ありのままを言ってくれた方がよかった』
翌日、八軒は母に「なんであんな嘘を言ったんだ」と問いつめる
もちろん、母には悪気など無かったのだけれど、八軒は憎まれ口を叩いてしまう。
■八軒両親
価値観の違いこそあれ、その行動、言葉に、息子思いである事が伝わってくる父。
同じく息子思いで、逆に「気を遣い過ぎる」母。
なかなか上手くいかないもんです。
価値観の違いこそあれ、その行動、言葉に、息子思いである事が伝わってくる父。
同じく息子思いで、逆に「気を遣い過ぎる」母。
なかなか上手くいかないもんです。
ともあれ、父の言葉に反論できなかった八軒。
急げばエゾノー祭に間に合ったのに、メガネを作り、うっかりをし、とぼとぼと歩いて帰ります。
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前回ラストでメガネが割れてしまったため、母からメガネ代を押し付けられる八軒。
母への反感のあまり、お金を放り捨てようとするも―――
急げばエゾノー祭に間に合ったのに、メガネを作り、うっかりをし、とぼとぼと歩いて帰ります。
『あ……、帰りのバス代までつっこんじゃった……』
前回ラストでメガネが割れてしまったため、母からメガネ代を押し付けられる八軒。
母への反感のあまり、お金を放り捨てようとするも―――
金を稼ぐ、それがいかに大変か。
夏に身を以って知った八軒は眼鏡を作り、でも残ったお金までは受け取れず、募金してしまうのでした。
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![イメージ 1]()
一方エゾノー、原作では二日目のパートですが、アニメでは一日目相当パートに。
あやめを巻き込み、人間ばん馬開始!
相川が何げにナイスガイ!
あやめ『――――って、何よコレェ!?
御影『人間ばん馬だけど…?』
一方エゾノー、原作では二日目のパートですが、アニメでは一日目相当パートに。
あやめを巻き込み、人間ばん馬開始!
相川が何げにナイスガイ!
八軒たちが作ったのは、片方がばん馬、片方を人間が行う、人馬対抗戦だったのだ!
更に「ばん馬に勝ったらチーズをプレゼント♪」とアナウンスも入り、ますます祭りはヒートップする!
大仏先生のチーズは犠牲となったのだ――――。
大仏先生のチーズは犠牲となったのだ――――。
■「ありがとう」
何も出来なかったと自分を卑下する八軒を、豊西先輩はハイキックで部室に送る。
そこに居たのは御影―――
何も出来なかったと自分を卑下する八軒を、豊西先輩はハイキックで部室に送る。
そこに居たのは御影―――
目をそらされた
誰も見舞いに来てくれなかった
そうとも、自分は周りを下に見ている酷い奴だし、何も出来なかったし―――
誰も見舞いに来てくれなかった
そうとも、自分は周りを下に見ている酷い奴だし、何も出来なかったし―――
自己嫌悪の悪循環に陥った八軒を救ったのは、前回、八軒がガリガリと書いていた進行ノートだった。
八軒がこのノートを残してくれたから
八軒が、誰よりも「祭りを成功させよう」って頑張ってくれたから、だから手を抜けなかった、行けなかった!
![イメージ 15]()
自分がバカだった事に気付いた八軒は、ようやく御影に正直に祭りの感想を聞いた。
御影も、そのまま素直に「なまら楽しかった」と答え―――――
方言まるだしに真っ赤になる!
八軒が、誰よりも「祭りを成功させよう」って頑張ってくれたから、だから手を抜けなかった、行けなかった!
八軒『御影はさ、障害もばん馬も楽しかった?』
御影『うん。なまら楽しかった♪ ―――――――あ、いや、すごく楽しかった!』
自分がバカだった事に気付いた八軒は、ようやく御影に正直に祭りの感想を聞いた。
御影も、そのまま素直に「なまら楽しかった」と答え―――――
方言まるだしに真っ赤になる!
逃げてきた先、自分に合わないと思った場所、何も出来なかったと思ったエゾノー祭で
自分が必死にがんばったことに、ありがとうと書いて貰えたことに
報われた事に、八軒は、ただ、泣いた。
自分が必死にがんばったことに、ありがとうと書いて貰えたことに
報われた事に、八軒は、ただ、泣いた。
■学祭、終了!
打ち上げに盛り上がる馬術部に、見舞いがてら西川が現れる。
ごっそりと持ってきたのは、エゾノー祭で余ってしまった「クズイモ」であった。
打ち上げに盛り上がる馬術部に、見舞いがてら西川が現れる。
ごっそりと持ってきたのは、エゾノー祭で余ってしまった「クズイモ」であった。
これを丸ごとフライヤーで揚げたら、これがまた旨いこと!
市場価値がなく、エゾノー祭の「芋拾い」でも余ってしまった小さなクズイモ。
でも、こうやって丸ごと揚げれば、皮がパリパリして旨いのだ!
皮が旨いのだ!
でも、こうやって丸ごと揚げれば、皮がパリパリして旨いのだ!
皮が旨いのだ!
ほくほくとした身とはまた違う、パリッとした味わいと「皮の下の旨み」をたっぷり味わえる。
大きな芋とはまた違う、小芋だからこそ味わえる美味しさ。
大きな芋とはまた違う、小芋だからこそ味わえる美味しさ。
できそこないには、できそこないなりの戦い方があるんだよ
西川の言葉に、八軒はまたも考え込む―――
一方、景品で根こそぎチーズを持っていかれた大仏先生は、声にもならないむせび泣きをしていた―――
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八軒と御影の奮戦。欲を言えば、「打ち上げ」のとあるシーンがカットされたのがやや残念。
御影が「奮戦した」のが一番解るシーンなので。
しかし熱演だったなあ。
一方、景品で根こそぎチーズを持っていかれた大仏先生は、声にもならないむせび泣きをしていた―――
エゾノー祭、おつかれさまでした!
八軒と御影の奮戦。欲を言えば、「打ち上げ」のとあるシーンがカットされたのがやや残念。
御影が「奮戦した」のが一番解るシーンなので。
しかし熱演だったなあ。
自己嫌悪に陥っていた八軒が、立ち直り、そして泣き崩れる一幕がたまらなかった第6話。
最終話になってもいいくらいでしたが
ここからが「秋の巻」シリーズ、ラストシーズンへ突入ってな訳よ!
ここからが「秋の巻」シリーズ、ラストシーズンへ突入ってな訳よ!
■原作
原作では、第6巻の53話、7巻収録の54-56話で計4話から再構成。
さすがに尺が足りなくなってしまうので、実は「兄さん登場」のくだりが丸ごとカットされてたり。
ちくしょう、もっていかれた―――
原作では、第6巻の53話、7巻収録の54-56話で計4話から再構成。
さすがに尺が足りなくなってしまうので、実は「兄さん登場」のくだりが丸ごとカットされてたり。
ちくしょう、もっていかれた―――
なお牛先生、第3子誕生とのこと。おめでとうございます。