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Channel: GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記
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蒼き鋼のアルペジオ 第10話「その身を捧ぐ」

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視聴者も呆然、コンゴウ様も呆然。三者三様、その身を捧ぐ第10話。

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※画像右下隅クリックで拡大。

 最後まで見入ってしまった第10話。
 群像、イオナ、タカオ、それぞれがサブタイ通りに身をささげるのが健気すぎる。

 最後の最後はマヤの違和感、その真実も明かされ、コンゴウ様と一緒に呆然となる結末。
 壊れたテープレコーダーになってしまうのは定番ですが
 CGが良い意味でゾッとさせます。

 いよいよラストスパートにかかったアニメ版アルペジオ。
 ここから一体どう結末へ結ぶのか。

 特に『ラスボス』と言えるアドミラリティ・コードが未だ正体不明ですし、果たしてどう決着するのか。
 次回も気になりますね。

 というかタカオ、やっぱり単にヒュウガ達みたいになるだけじゃ済まないんですかねえ。

『コンゴウ。やはり貴女もそうなりましたか―――』

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 偶数回は漫画家コラボ・エンドカード。同誌連載『惑星のさみだれ』などで知られる水上氏。

■その身を捧ぐ
 同型艦二隻による連携を受け、機能障害を受けるイ401。
 付近は超重砲の影響で空間が乱れ、通信すらままならぬ中、群像と共に海の底へと沈降して行く。

 イ401の艦体維持すらままならぬ中、群像は、人間用の維持機構を切れと命令。
 見る間に衰弱しながらも「生きろ」とイオナに言い残す。

 意識を失った群像の為に、イオナは『自身の』維持を全てカットし、群像生存の為に全能力を使用。

 救援に駆けつけ、その有様を目撃したタカオもまた自らの身を捧げ
 自身のナノ素材を全てイオナに譲渡、融合することによって、イ401を復活させるのだった――――。

 一方、イオナへの感情を露にしてしまったコンゴウは
 イ400とイ402により『アドミラリティ・コード違反』と判定を受け、その身を拘束されていた。

『構成素材の一部が私のコマンドを受理しない。こんな攻撃が可能なのは――』

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 コンゴウへの完勝から一転、同型艦に完敗し沈降してゆくイオナ。

 生き残るための最前の方策。
 全員か、それとも『誰か』を切り捨てるのか。いわゆる「方程式もの」に類するお話。

■群像、その身を捧ぐ
 構成素材「ナノ・マテリアル」を自在に組み替え、修理が行える霧シリーズ。
 しかし同型艦イ400とイ402の強襲により、大破と共に、イオナは同機能の一部を乗っ取られてしまいます。

 やむなく該当箇所を切り離し、艦としての主要区画のみを残し、海底へ沈降して行くイ401。
 そして『主要区画』には、人間の生存維持機構も含まれていません。
 なにせ、元々『霧』は無人艦なのですから。

 また付近の海域は前回の戦いの影響で空間が乱れ、海上のタカオ達も探すことすらままなりません。

タカオ『群像、私の、艦長――――』

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 潜水戦闘に不慣れな自分たちが潜れば、イオナと同じ結末を辿るかもしれない。

 イオナの意思、振動弾頭で人類を救う事を最優先とし、彼女らを見捨てる決断を下すヒュウガ。
 タカオもまたそれに同調します。

 が、それでも諦めきれないタカオは、コア含むメンタルモデル単身での潜行をかけるのでした。

群像『最初は二人きりだった――――、思えば、今や結構大所帯だ』

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 自身を切り捨てるよう命じる群像。

■「変わったな」
 艦内温度、酸素供給、人間の生存に欠かせない機構をカットしたまま海底にたゆたうイ401。
 雪山のように、意識を途絶えさせればそのまま死にかねない環境で
 群像はしばしイオナと語り明かします。

 エネルギーを温存し、その上で可能な限り群像を生存させなければならない。

 しかし『寄り添って体温を維持する』選択肢に、らしくもなく言いよどむイオナに群像は苦笑。
 合理的判断を実行できなかった彼女に、群像は「変わったな」と笑い
 そして、イオナはイオナだ、と力なく微笑みます。

 やがて、衰弱しきった群像は『生きろ』とイオナに命じ、力を失うのでした―――――。

イオナ『嫌、あたしは、あたしは一人になりたくない、群像―――!』

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 群像の命令に反し、彼を最優先に艦体を再構築、自らの全機能を放棄してしまうイオナ。
 単身、潜行したタカオは、コアだけになったイオナを目撃し
 すべてを理解するのでした。

 要はウィルス感染のような状況でしたから
 潜行したタカオと協力し、二人がかりで演算して機能を回復する、と言った流れになるかと思いきや
 サブタイトルそのままに身を捧げるイオナ。

タカオ『これじゃ、あたしの入り込む隙間なんてどこにも無いじゃない―――』

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 静の漏らしたように、このシーンのイ401は本当に綺麗だった。

■それが艦長の望みなら
 イオナの行動を理解したタカオは、同様に自身のナノマテリアルを全放出、イ401修復にあてます。
 自身を使い切ってでもイ401を復元するタカオ。
 それが千早群像の望みなら、と。

 イオナの犠牲で群像は救われ、タカオの犠牲でイオナが蘇った第10話。

 これまでの状況から推察するなら、タカオもまたコアだけになり『キリシマのように』小型化するのか?
 次回冒頭、ギャグで来るかシリアスで来るかで全てが決まる!

コンゴウ『認めん。奴を沈めるのはこの私だ。―――貴様らではないッ!!』

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 何…だと……? あーあコンゴウ様ってば言っちゃった……。

■「違うッ!」
 霧の規範を越えた行動を取ったイ401、重巡タカオ。
 危機感を募らせるイ400シリーズに対し、コンゴウはつい『私の手で討つのだ』と歓喜の声を漏らし
 耳ざとく聞きとがめたイ号姉妹は、即座にコンゴウを拘束する。

 コンゴウも彼女らと同様、感情で動いている。
 その『変質』をアドミラリティ・コード違反と認定したイ号姉妹は、コンゴウを司令から解任。

 自身がコードに反している、と認定されてしまったコンゴウは必死に否定し
 マヤに同意を促すも、その行動は無意味であった。
 何故なら、彼女には感情など無いから。

 マヤは始めから『感情プログラム』を持たない、イ号姉妹による監視ロボットに過ぎなかったのだ。

『<カーニバルだよ♪>』

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 残る機能も凍結され、壊れたテープレコーダーのように同じ言葉を繰り返すマヤ。
 唯一の味方だと思っていたマヤの壊れた有様を見つめ
 コンゴウは呆然と立ち尽くした。

 次回、第11話。

 オープニングどころかエンディングも完全カットしフルでお送りした第10話!
 三者三様の犠牲を払う群像達に見入りつつ 
 最後は呆然となるお話。

 遂に崖っぷちから転落したコンゴウ様の明日はどっちだ!



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