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Channel: GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記
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げんしけん二代目 第10話「Snow man」

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星の数ほどある『擦れ違いの青春』物語。……え、いや、ちょっと違います?

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※画像右下隅クリックで拡大。

 波戸君の女装癖と、その『原型』を取り沙汰する過去を紐解き、彼の謎が遂に語られる。
 けれど『女装癖』を知っても、なお変わらず接してくれる仲間がいる。
 だから、僕は大丈夫です。と波戸君は笑った。

 少し切なく、身もだえしたくなるほど生々しい勘違いと
 彼の『女装』の原型、腐女子としての理想、取り返しの付かない人物を高らかに語った波戸君編、完。

 圧倒的にパワフリャアな『神永先輩』がえらい勢いで引っ張っていった過去編でしたね。
 実質一話キャラなのになんというパワー。
 力こそパワー。

 いやあ、いい最終回だった……………

…………………………………………………………………

『このロリコンめ♪』

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 と、波戸君てば良かったねえ的な余韻に浸る間もなく、真のラスボス、春日部咲さん大襲来!!
 こりゃあ演出がニクいわ!

 ってなところで次回に続く。

 次回、第11話「いい最終回だった」。
 嗚呼「てゆーかアレとアレにコレ、斑目、お前 今 完全に――――――――」。

第10話「Snow man」

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 ゆきだるま式。

■原作
 13巻収録、第76話「Snow man」、第77話「バック・Ni・ベアード」より。

今野『わ、わたしのせいで………』

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 すっげえ楽しそうだったんだなという事は解る。

■高校時代
 まだ、BL好きだとカミングアウトしていなかった頃の波戸君の話。
 美術部だった彼には、部員の女友達と、そして「私はBLが大好きだ!」と公言する女子の先輩がいた。

 美術部だった彼は、女子がBLで盛り上がっていた事に、落ち着かない気持ちで部活に参加していた。
 とても楽しそうだったし、先輩が描いたというイラストに本当は凄く興味があったから。
 けれど当然、そんなの言い出せるはずもなく。

『トイレで!?』『へ?』

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 うっかり『やらかした』ことに、波戸君自身は一瞬気付かなかったのがなんかリアル。

■カミングアウト
 しかしある時、部室に『先輩のイラスト』が置き忘れられたと気付いたことで、日々は終わった。

 教室には自分ひとり
 でも廊下には他の生徒が歩いているし……
 つい、手にとって『トイレ』に駆け込み読み上げてしまった彼だったが、それが原因で誤解を受ける。

 学校中にホモだと言いふらされ、憧れた先輩は兄貴と付き合い始め、そして波戸君の高校生活は終わった。

今の今野さん『わ、わたしのせいで、はとが、本当のオカマさんに………!』

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 とまあ、以上の経験から『BL好きを公言するときは、女子を装おう』と波戸君は決意。
 なんというナナメ上の結論……だが他に道があろうか!?
 いや、な、な、ないんじゃないかな!?

■今野さん
 誤解した今野さん自身に悪気はなく、あまりに生々しい勘違いと『僕は本当はBL好きなんだ』という
 波戸君の熱い告白に動揺し、様子がおかしくなって周囲に問い詰められたらしい。
 しかし部員の木村さんが外部に伝え、以下省略。

何で私がお前に間違われたんだ?

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 この人、ハト君の一個上ってことは 私 よ り 年 下 !? by荻上さん(原作漫画版)。

■「先輩みたいになれたらって、ずっと思ってました」
 美術部だった高校時代、絵が上手く、BL好きで、それを隠すこともなく自然体で振る舞っていた人。
 いわゆる「隠れオタ」にとって憧れともいえる自然体っぷりと技能。

 そんな彼女に憧れたからこそ、波戸君の女装姿も、絵柄も、彼女そっくりだったのだ、と。

 加え、今野さんに言わせれば「そんな先輩が好きだからだろ!」と。

…前からこんなだよ。今野さん達ともこんな風に話したいと思っただけなんだ

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 …ダメだ、この人……腐ってやがる………。BLすぎたんだ。 

■「いーか? 考えろ」
 ようやくBLネタを自然体で話し合えるようになった波戸君に
 先輩は『来春、お前の兄貴と結婚するから』と、トドメの一言を贈って高校生活を今度こそ締めくくります。
 恋心だったのか、そこはきっと波戸君自身にも解らんでしょうけれども。

 そして最後に爆弾として

でも賢二郎さ、完全ホモとまでいかなくても、男同士もアリとか思わねえ?

――僕はホモじゃないです。『BLはファンタジーの王様』、でしょ?

バッカ、オメー

『僕はホモじゃない』なんて、BLじゃカンペキ 伏 線 だろ?

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 この辺のやり取り、解ってる人同士って感じがなんか好きです。成長したな波戸よ。

■「大丈夫です」
 斑目の存在を過ぎらせつつも、自分が女装だって知っても変わらない仲間は『男女問わず』いるから
 だから、もう自分は大丈夫だよ、と告げて『姉』を安心させる波戸くん。
 思わせぶりに笑い、『姉』は帰ってゆくのでした。

 ホモ云々はさておくにせよ、もう彼には仲間が出来た、と思えばこれほど嬉しいこともない。
 なんてやりつつ、女として今野さんを煽ったり、なかなかの女傑。
 こんなんが身近にいたらそりゃ影響受けますよね。

 元々波戸君はちゃんと自己完結していたようですが、今度は周囲を含めて自己完結。
 そして改めて、自分の今と過去を知る。
 波戸君の青春はこれからだ!

 ついでに今野さんの青春もこれからだ!

■声:能登麻美子さん
 少し男っぽい喋りをする人なので、ちょっとハスキーな感じなのが声的にも面白かったですよね。
 全体的に「面白がってる」雰囲気なのがまた。

一方その頃

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 波戸君どーなるの!? という状況を見に行きたいものの、コスプレってるので動けないメンバー。
 彼女たちに頼まれ、斑目はデバガメに訪れたもののヘタレ属性発揮。

 いやあ参ったなあ、と言いつつ動かないこと動かないこと。
 動かないことコミケの行列の如し。

 動け動けとスーに促されてもなお「困ったなー」とやっていたところ
 遂に、勢い余ったスーが最終奥義を発動……!
 したところを咲さんが目撃。

 そ し て 次 回 に 続 く

 無音劇といい終盤の演出パーペキすぎる……。ともあれ。遂に咲さんが登場。
 斑目と咲さんのビミョーで、そしてバレバレな関係。
 ここから一気にクライマックス第二弾だ!

 次回、げんしけん二代目第11話『いい最終回だった』。 ……って自分で言うな!!

次回予告の名を借りたフリートークスペース

 今週も次回予告カットを流しつつフリートーク。お題は『神永先輩、波戸兄弟でBLイラストを描く』。
 高校時代から書いてるよとか平然と言っちゃうとかマジぱない。

 ていうか能登さんにピー音満載とか何を!?

『波戸、波戸~』『やめなさい!』

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 波戸君と今野さんの高校時代。結果『ああなって』しまいましたが、この二人の関係って可愛い。

■すれちがい
 実は趣味が完全に一致していた二人。
 それに『あの絵じゃ漫画は無理だろー』って台詞から、彼女は波戸君の夢や現状も知っている訳で。

 かなり豪快にボタンが掛け違ってしまいましたけれど、もう少しだけ違っていたら。
 波戸君は、高校の頃から好きな趣味で笑いあえていたのかも。
 なんて思うと、ちょっと切ないですよね。

 でもまあ、波戸ちんは自称ノンケだしだいじゃうぶだいじゃうぶ。
 ジト目気味な今野さんの戦いはこれからだ!!
※多分。

余談2『今週の彼女たち』

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 先週直後なのでやっぱりコスプレモード。
 なので、ヨッシーさんも『メガネがないから見えない』とジト目になってます。

 しかし変なメンツである。

余談3『アメリカではフツーでないの?』

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 なお余談その3ですが、ホッペにチューとかアメ公じゃフツーじゃねーのは原作四コマでも言及。
 スーやんは「そういうのあまりしない子」だそうです。
 by大野さん。

■関連記事
 第9話「ホワイト ゲート キーパー」http://blogs.yahoo.co.jp/saranndonn/66674092.html
 第8話「ルートはあってもループはない」http://blogs.yahoo.co.jp/saranndonn/66653554.html
 第7話「KOIBANA3」http://blogs.yahoo.co.jp/saranndonn/66634808.html

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