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Channel: GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記
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まおゆう魔王勇者 角川版 8巻[漫画 石田あきら]

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 漫画『まおゆう魔王勇者「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」』。作画:石田あきら。

急転、急転。魔王は詰めを誤り、蒼魔王、そして火竜大公が動く。

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 魔界、八大氏族長から華やかな二人が表に、残りはデデンと裏表紙に。+α。
 柄にもないご無体を言う火竜大公。その訳とは。
※画像右下隅クリックで拡大。

 完結済みの原作を元に、アニメ版では語られなかった部分までズイズイ進んでいくマンガ第8巻。
 魔界に帰還し、いざ人間との和平を行わんとする魔王だったが
 まず魔界側を治めんと大会議を開催する。

 しかし魔王と言っても、その魔王離れした思想、そして本来受け継ぐハズの超戦闘力を継承しなかった事で
 彼女は『八大氏族の牽引役』すら果たし難く、和平は難しかった。

■急転
 それでも魔王はもちまえの交渉力で一旦は場を掌握しかけたものの
 魔族至上、というより、自らの氏族に絶対のプライドを持つ大氏族長『蒼魔王』が遂に本性を現し
 氏族会議は大荒れに荒れる。

 しかし。そして、しかし。

 二転三転する物語はさすが人気作、そしてそれをガッチリ漫画にしてくる石田氏がさすが。
 今回もおおっと思わせられつつようやく落ち着いたかな
 と、思ったらラストでアレですよ。

 まとまりかけた会議に投げ込まれたトラブル、えらく壮大で思わせぶりな存在も示唆され次巻に続く。
 以前の巻末『原作一覧』で書かれていたのはこの事か!

 気になる次巻は12月発売との事。
 その立ち位置的に見れば、不安なんてない、と言われればそうかもしれませんが気になります。

収録

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 なんか魔王さまってば魔界側にも弟子がいらしたようで。本格的な活躍は次巻以降の模様。

 角川コミックス・エース「まおゆう魔王勇者「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」、8巻」
 原作:橙乃ままれ、画:石田あきら。月刊コンプエース連載作品。
 2013年9月初版。

 第26話「大部族会議、忽鄰塔<クリルタイ>」
 第27話「最初の激突といこう」
 第28話「典範」

■コラム
 第25回……氏族制度について
 第26回……支配者に対する弾劾
 第27回……情報と情報機関

■幕間漫画
 その頃、師弟は
 さすがに想定外

 カバー裏「おしえて!メイド長 その8」は「魔族の人たちって多種多様ですね」

 帯によれば漫画版も累計150万部を突破し……ってキサマ前回100万だったのでは!?
 やはりアニメ化効果はデカい。
 デカイ男やで。

収録その2、第26話「大部族会議、忽鄰塔<クリルタイ>」

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 魔族、各氏族の長を巡る一編。……ってなにこの細かいボケ。

■「魔王の命脈、まもなく尽きる」
 クリルタイ開催に伴い、まずは本会議に向けた折衝。
 各族長とまおーさまが面談する様子や、勇者の視点を交えた各氏族の解説的なお話。
 しかし機械族は何故こうもネタを提供してくれるのか。

 ちなみにクリルタイとは、大帝国ともなったモンゴルの、中世から近世にかけての最高意思決定機関のこと。
 テントが多数張られた様子からも元ネタの雰囲気が感じられますよね。

 幕間は、この26話と連動する前振りをかねた「その頃、師弟は」。
 そして氏族制度への解説コラム。

第27話「最初の激突といこう」

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 悩ましい姿で悩むまおーさま。

■「我ら蒼魔の一族は、現魔王の廃位を要求する!」
 本会議開始! 事前の『根回し』が功を奏し、場は魔王支持と和平に傾きかける。
 が、蒼魔王が遂に切り札を切った!

 前巻を踏まえ、魔王候補を抱え、また人間上層部とも通じての一言、と思えばなお意味深な蒼魔王。
 策謀家、布石から遂に動く!

 コラムではまさにこの弾劾が解説される辺りが心憎い。
 また、魔族がやや「古臭い」氏族制をとりつつも、彼らのルール『典範』が先進的である事も言及。

第28話「典範」

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 火竜大公の『ご無体』の理由はあんたらか! 颯爽登場『砦将』。

■「前例! 前例! 前例が大事なのであろう? 蒼魔の王!」
 敵が持ち出してきた理屈に対し、こちらも同じルールでやりかえす様が小気味よい逆転展開。
 表紙に躍り出たのも納得な存在感の鬼呼さまも素敵。

 と、思いきやラストで急転して次巻に続く!!
 これまでの展開を踏まえれば、あの矢は「じいさん」が放ったものと見るのが妥当ですし
 そうなるのも仕方ない状況と見えますが、果たしてどうなのか。
 そしてどう描写されるのか。

 そしてまおーさまの生死は…………って世界の根源っぽいものと接触してるという事は死ぬのか!?
 次巻、12月発売予定。
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