ネギマ鍋、落語にも出てくる有名な江戸の庶民食ですが、まさか「ネギの方が主役」とは…。
そも、マグロを煮て食べても美味しくないだろ?
ってのも確かに。
そも、マグロを煮て食べても美味しくないだろ?
ってのも確かに。
当時、捨てられていたトロを、美味しく食べる為の知恵だったのか…。
■応用料理「ネギマツ」鍋!
転じて、現代に戻って“松坂牛の脂身”を使い、コストを下げつつ美味しさをあげる工夫も楽しい!
脂を汁に溶かし、美味しく食べるって知恵だったのね。
転じて、現代に戻って“松坂牛の脂身”を使い、コストを下げつつ美味しさをあげる工夫も楽しい!
脂を汁に溶かし、美味しく食べるって知恵だったのね。
■その名は将軍・家斉公!
また、前巻「江戸時代に乳製品を好んだ」と説明された、変な将軍さまがレギュラー化。
これがまた、楽しそうな人なんですよね
また、前巻「江戸時代に乳製品を好んだ」と説明された、変な将軍さまがレギュラー化。
これがまた、楽しそうな人なんですよね
当時、武家は上に行くほど食に関する制約が多く、将軍なんか最たるもの。
だから「食」が楽しくて楽しくて堪らない、いいキャラしてますわ!
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もちろん、銀さんは正体を知らず、ベタですが実に楽しい展開になってきました!
で、その迷惑をこうむってるのがこの人
老中様
苦労人、老中の水野氏「出羽介」がまた良い味
もちろん、銀さんは正体を知らず、ベタですが実に楽しい展開になってきました!
で、その迷惑をこうむってるのがこの人
老中様
もうね、コントみたいに苦労しつつも、この人も食べるのが大好きなんだなーって。
■武家の食事
また今巻は「武家が忌避する下品な魚」、というネタがちらほら、マグロもそうでした。
落語では、殿様がお忍びでネギマ鍋を食べたり
サンマを食べたり…
また今巻は「武家が忌避する下品な魚」、というネタがちらほら、マグロもそうでした。
落語では、殿様がお忍びでネギマ鍋を食べたり
サンマを食べたり…
とかく、庶民の味に感動するのが定番ですが、かなり制限があったらしいですね。
■武家の忌避
当時、脂の強いものは下品だとされ、落語「目黒のサンマ」では
殿様ってば、料理人にすっかり脂を抜かれてしまい
不味かったというオチも
当時、脂の強いものは下品だとされ、落語「目黒のサンマ」では
殿様ってば、料理人にすっかり脂を抜かれてしまい
不味かったというオチも
熱い、脂が強い、どちらも美味しさの定番。もし他所で味わえば、病み付きになったでしょうね
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ささっと城を抜け出してきた殿様、食材がないと言われがっかり…。
なにこの素直な人
しかしこの将軍、ホント素直である
ささっと城を抜け出してきた殿様、食材がないと言われがっかり…。
なにこの素直な人
そこで、「頭」などを駆使してみたり、こういう機転は見てて楽しかった!
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急に祖父・鬼平の物騒な伝説を振ったと思ったら、あまりに意外で愉快な過去に。
当時、肉を薄く切るというのも大変で…
楽しいといえば伝説の男
急に祖父・鬼平の物騒な伝説を振ったと思ったら、あまりに意外で愉快な過去に。
当時、肉を薄く切るというのも大変で…
だからって、自ら厨房に乗り込むとか人生好き放題やりすぎ!
しかし「燗鍋」とは、また粋な呼称もあったんですね
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蕎麦に関する薀蓄も山盛り、甘酒の値段も取り決めてた、なんて話も聞いた事がありますが
結構、食品の値段に決まりが多かったんですね
「コストをかけず蕎麦を上手くした」術、その答えは次巻!
蕎麦に関する薀蓄も山盛り、甘酒の値段も取り決めてた、なんて話も聞いた事がありますが
結構、食品の値段に決まりが多かったんですね
大衆の為の料理は、価格に上限が定められ、その四苦八苦から天ぷら蕎麦が誕生。
小学館、ビッグコミックス『銀平飯科帳 2巻』、河合 単。
ビッグコミックスペリオール連載
2015年11月(前巻7月)
ビッグコミックスペリオール連載
2015年11月(前巻7月)