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RG 1/144 RX-78GP01Fb ガンダム試作1号機フルバーニアン(機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY)
2013年7月発売。
「やり残している事が…深く沈んでくすぶっているものを、僕は…!」
RG 1/144 RX-78GP01Fb ガンダム試作1号機フルバーニアン(機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY)
2013年7月発売。
0080年代の地球連邦軍試作機。
連邦軍「ガンダム開発計画」における試作1号機の宇宙仕様。
宇宙戦は小変更対応となる予定だったが、予定外の事態から全面改修となり、破格の機動性能を発揮した。
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頭頂高は約13cm、アンテナを含むと約14cm。アンテナは無加工でこのシャープさなのです。
連邦軍「ガンダム開発計画」における試作1号機の宇宙仕様。
宇宙戦は小変更対応となる予定だったが、予定外の事態から全面改修となり、破格の機動性能を発揮した。
同スケールのHGUCから早13年、ノーマルなGP-01と同時RG化!
頭頂高は約13cm、アンテナを含むと約14cm。アンテナは無加工でこのシャープさなのです。
■小スケールに驚くほどの精密さ
シリーズ13弾にして、個人的には初体験のリアルグレードモデル。
標準的なHGUCとほぼ同サイズ、たった13cm程度なだけに、細かく精密なパーツ分けに驚かされます。
なるほど、親父たちが熱中する訳だ……。
シリーズ13弾にして、個人的には初体験のリアルグレードモデル。
標準的なHGUCとほぼ同サイズ、たった13cm程度なだけに、細かく精密なパーツ分けに驚かされます。
なるほど、親父たちが熱中する訳だ……。
価格もほぼ倍、対象年齢15歳以上(HGUCは8歳)基準も大きく
最近の1/144には見られなくなった小さな可動軸も多く、小スケールだからこそ感じ入る部分も多いです。
こんな小さなものを成型し、しかもカッチリ嵌るのは素晴らしい。
最近の1/144には見られなくなった小さな可動軸も多く、小スケールだからこそ感じ入る部分も多いです。
こんな小さなものを成型し、しかもカッチリ嵌るのは素晴らしい。
もちろん全体のシルエットもキマっていて、最新版GP-01に相応しい立ち姿を手軽に再現できます。
Fbでは「コアファイター供彙羶瓦離ミックが原因でバラけ易いのが難。
ただ、この点はGP-01の方では問題ないらしいですね。
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背部ユニバーサル・ブースト・ポッドと、大容量推進剤タンクを兼ねる脚部のボリュームが。
特に、靴のデカさ、ふくらはぎの太さは特徴の一つではないでしょうか。
ただ、この点はGP-01の方では問題ないらしいですね。
フル装備
背部ユニバーサル・ブースト・ポッドと、大容量推進剤タンクを兼ねる脚部のボリュームが。
特に、靴のデカさ、ふくらはぎの太さは特徴の一つではないでしょうか。
全体にガンダムマーカースミ入れ筆ペンの黒、グレーでスミ入れ。
腰部装甲から覗くスラスター部は黒塗りしています。
シール類は指定通りに使用。
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アドヴァンスドMSジョイント5を含め、ランナー9枚。ポリキャップは使用しません。
噂の「ランナーの時点で既に組み立て済み」というアレですね。
腰部装甲から覗くスラスター部は黒塗りしています。
シール類は指定通りに使用。
RGおなじみの、組み立て済みフレーム・ランナーがセット
アドヴァンスドMSジョイント5を含め、ランナー9枚。ポリキャップは使用しません。
噂の「ランナーの時点で既に組み立て済み」というアレですね。
初体験となりましたが確かに凄い。一度は触れておくと面白いと思います。磐梯山てば凄い。
代わりに「ランナーの切断跡」が各所に残っているので注意。
表出する部分もあります。
代わりに「ランナーの切断跡」が各所に残っているので注意。
表出する部分もあります。
コアファイター兇離ミック上、残念ながら胸部は使用しません。
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この「可動指」も、ランナーから切り出し、甲の白いパーツを付けるだけで完成します。
なのに指の可動。それも付け根だけではなく、第二関節部でも可動。
すげいな!
アドヴァンスドMSジョイント5
この「可動指」も、ランナーから切り出し、甲の白いパーツを付けるだけで完成します。
なのに指の可動。それも付け根だけではなく、第二関節部でも可動。
すげいな!
中央の「穴」を使い、サーベルの持ち手にもなります。
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ビーム・ガン銃口は「銃口だし」と思って塗っちゃったんですが、主張しすぎて逆効果になってますね。
同スケールのコウ・ウラキ人形も付属。
1/144で再現された「水平インサート」コア・ファイター搭載ギミック
ビーム・ガン銃口は「銃口だし」と思って塗っちゃったんですが、主張しすぎて逆効果になってますね。
同スケールのコウ・ウラキ人形も付属。
このコアファイターがまたパーツを潤沢に使用しています。
GP-01Fbの主要推進器が集中。
GP-01Fbの主要推進器が集中。
可変ギミックも再現され、差し替えなしで、特徴的な「水平インサート」ギミックを再現。
その保持力の都合上、半身が分解しやすいのが難。
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多色成型のCランナーに、2本成型されているビームサーベル。
刀身はクリアピンクで11cmほど。
その保持力の都合上、半身が分解しやすいのが難。
HGUC、MG、双方の中間サイズにあたるサーベルが同梱
多色成型のCランナーに、2本成型されているビームサーベル。
刀身はクリアピンクで11cmほど。
設定通り「抜刀」できますが、保持には「凸」ピンで手のひらに接続する専用パーツを使うのが無難。
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外観は初代機を踏襲したオーソドックスなビームライフル。
新機軸が二つ盛り込まれています。
新機軸「ジュッテ」を持つ専用ビーム・ライフル
外観は初代機を踏襲したオーソドックスなビームライフル。
新機軸が二つ盛り込まれています。
一つは「銃に直接エネルギーを充填する」のではなく、エネルギーパック交換式になった事。
更に近接防御用として、ジュッテ(十手)と呼ばれるビームが展開可能な事。
どちらもギミックとして再現されています。
更に近接防御用として、ジュッテ(十手)と呼ばれるビームが展開可能な事。
どちらもギミックとして再現されています。
抜刀せずともビーム白兵戦に対応できる、Zガンダムに繋がる技術と言えるかもしれませんね。
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こちらは縮めた状態にしています。毎回オープニングでガシャッとキメてるアレですね。
ガンダムMk-兇覆鼻特にグリプス期に多く見られます。
伸縮ギミック付きシールド
こちらは縮めた状態にしています。毎回オープニングでガシャッとキメてるアレですね。
ガンダムMk-兇覆鼻特にグリプス期に多く見られます。
保管・運びやすさや、重量集中による慣性や重心の変化、装甲集中による防御力向上、などが特徴。
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多軸で自在に可動するユニバーサル・ブースト・ポッドのみならず、胸部に格納された逆進用推進器や
両肩に格納、展開する三連推進器などもキッチリ再現。
いやホント精密の一言。
アデル『行け! フルバーニアンなら!』
多軸で自在に可動するユニバーサル・ブースト・ポッドのみならず、胸部に格納された逆進用推進器や
両肩に格納、展開する三連推進器などもキッチリ再現。
いやホント精密の一言。
ただこれがネックで、胸部推進器の「フタ」がたまにポロッと行くのが難点。
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付属品はこれに前述のコウ人形が付きます。
左下はコアファイター用の着陸脚。その上はアクションベースと接続するアタッチメント。
どんな理由でも、どんな大義であっても、人を死なせて何の正義だ!!
付属品はこれに前述のコウ人形が付きます。
左下はコアファイター用の着陸脚。その上はアクションベースと接続するアタッチメント。
同時発売の「RG GP-01ゼフィランサス」と一部共通キットですが、余り部品はありません。
RG共通の関節、アドヴァンスジョイントが幾つか余るのみ。
RG共通の関節、アドヴァンスジョイントが幾つか余るのみ。
■GUNDAM GP01Fb FULL BURNERN
RGナンバー13、2013年7月発売、定価2500円。
アドヴァンスドMSジョイントは「ガンダムMk-(2012年4月)」から採用された「5」を使用。
HGUC-159 ガーベラ・テトラと同時期に発売された。
RGナンバー13、2013年7月発売、定価2500円。
アドヴァンスドMSジョイントは「ガンダムMk-(2012年4月)」から採用された「5」を使用。
HGUC-159 ガーベラ・テトラと同時期に発売された。
表出する「ランナー切り離し跡」がやや多く感じるのは、GP-01との兼ね合いなんでしょうか。
また、ギミック的には同時発売の「GP-01」の方が完成度が高く
分解しにくくなっているそうです。
また、ギミック的には同時発売の「GP-01」の方が完成度が高く
分解しにくくなっているそうです。
一番大事なのはやっぱり好みですけれどね。
私もFbだけ買いましたし。
私もFbだけ買いましたし。
リアルグレード初挑戦でしたが、マスターグレードを思わせる製作工程をこのサイズでやるというのは
話に聞く以上に「すごい技術だなあ」と感心することしきり。
親父たちが以下略な訳だ!
話に聞く以上に「すごい技術だなあ」と感心することしきり。
親父たちが以下略な訳だ!
シールも半透明なテトロンと光沢シールが混在した面白い仕様で、色々と新鮮でした。
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型式番号:RX-78GP01(RG-78GP01-Fb)、頭頂高18.5m(全高19m)、本体重量43.2t(全備重量74.0t)。
反応炉出力2045kw、スラスター推力234.000kg。
予定外の事態から「宇宙高機動戦闘」に特化した試作・改修機
型式番号:RX-78GP01(RG-78GP01-Fb)、頭頂高18.5m(全高19m)、本体重量43.2t(全備重量74.0t)。
反応炉出力2045kw、スラスター推力234.000kg。
戦後、0083年に推進中の、連邦軍とAE社共同の「ガンダム開発計画」における1号仕様の改修機。
1号機は初代「ガンダム」をそのまま継承した発展機に相当する。
1号機は初代「ガンダム」をそのまま継承した発展機に相当する。
1号機はまず陸戦仕様で完成し、宇宙戦闘においては、主機でもある「コアファイター供廚隆港
各部の小変更、プログラム変更によって対応する予定であったが
とある事件で大破し、本仕様へ改修された。
各部の小変更、プログラム変更によって対応する予定であったが
とある事件で大破し、本仕様へ改修された。
■地獄の「海」を駆け抜けた試作機
自在に可動する背部スラスターによって、あらゆるベクトルに大推力を振り分ける事が可能な本機は
高機動戦闘に優れた性能を発揮し、単機でのMA撃破という大金星も挙げている。
自在に可動する背部スラスターによって、あらゆるベクトルに大推力を振り分ける事が可能な本機は
高機動戦闘に優れた性能を発揮し、単機でのMA撃破という大金星も挙げている。
しかし長時間に渡る観艦式警護中、ジオンに奪取された試作2号機との組み打ち戦に入り
両機「相打ち」となる致命傷によって退役。
実機は役割を終えたとされている。
協力したアナハイム社も、戦時に公国の主要機種開発を担ってきた「ジオニック社」を吸収したばかりで
両国技術の統合という「自社技術」の売込みに躍起であり
活気ある計画となったという。
両機「相打ち」となる致命傷によって退役。
実機は役割を終えたとされている。
記録上は抹消されるも、アナハイム隆盛の礎となった試作機群
本機以下GPシリーズは、戦後「連邦軍再建」の音頭取りとして開発された。協力したアナハイム社も、戦時に公国の主要機種開発を担ってきた「ジオニック社」を吸収したばかりで
両国技術の統合という「自社技術」の売込みに躍起であり
活気ある計画となったという。
しかし同計画におけるガンダム2号機が奪われ、連邦軍観艦式に致命的打撃を与えたというイメージの悪さや
これを始めとする「デラーズ紛争」にアナハイム社の関与が疑われた事などから
計画は抹消され、機体も技術も凍結処理とされた。
これを始めとする「デラーズ紛争」にアナハイム社の関与が疑われた事などから
計画は抹消され、機体も技術も凍結処理とされた。
GPシリーズは「なかったもの」となり、歴史に刻まれることなく姿を消したのである。
■アナハイム隆盛の基礎
しかしアナハイム社は本件で得たノウハウを密かに活用。
先立って提供された、大戦期連邦軍における「ガンダム」のデータ共々、以後の隆盛のきっかけとする。
しかしアナハイム社は本件で得たノウハウを密かに活用。
先立って提供された、大戦期連邦軍における「ガンダム」のデータ共々、以後の隆盛のきっかけとする。
また、連邦から一旦距離を置かれた事から反政府組織に接触を受け
その実戦データと共に、彼らを介してジオン残党軍「アクシズ」からも技術供与を受けており
かの名高い「Z計画」に結実させていったとされる。
その実戦データと共に、彼らを介してジオン残党軍「アクシズ」からも技術供与を受けており
かの名高い「Z計画」に結実させていったとされる。
GPシリーズは、その名こそ歴史から失われたものの、星屑に消えた『ガンダム』達の戦いの記憶は
アナハイム社の技術の種となり、隆盛の礎を築いたのだと言えるだろう。
アナハイム社の技術の種となり、隆盛の礎を築いたのだと言えるだろう。
■関連記事
漫画、松浦まさふみ版「ガンダム0083 星屑の英雄」http://blogs.yahoo.co.jp/saranndonn/66624434.html
HGUC ガンダム試作1号機 http://blogs.yahoo.co.jp/saranndonn/66263988.html
漫画、松浦まさふみ版「ガンダム0083 星屑の英雄」http://blogs.yahoo.co.jp/saranndonn/66624434.html
HGUC ガンダム試作1号機 http://blogs.yahoo.co.jp/saranndonn/66263988.html