こんな不幸は当たり前だ、こんな幸福は当たり前だ。阿良々木暦、激突
明かされた半生、“こんな不幸、多かれ少なかれ当たり前の事だ”と受け入れようとしていた老倉
でも老倉は知りませんが、それは羽川なら共感できる
だから好きになる事が出来る…?
同じく自分の幸福を「ごく平凡な、お前も持てるものだ」だと、言い切った阿良々木君の勇気!
■そだちリドル
二人は、老倉の母の行方を捜すようですが、食わずに引き篭もってたって死んでる…?
或いは、最初から居なかった?
二人は、老倉の母の行方を捜すようですが、食わずに引き篭もってたって死んでる…?
或いは、最初から居なかった?
■幸福に怯える少女
老倉は、小学校時代から虐待にあっていたが、阿良々木夫妻が「保護」した事で人生が変わった。
幸福を知り、今の環境が「不幸」だと思えるようになり
それが彼女を不幸にした
老倉は、小学校時代から虐待にあっていたが、阿良々木夫妻が「保護」した事で人生が変わった。
幸福を知り、今の環境が「不幸」だと思えるようになり
それが彼女を不幸にした
幸福を恐れる老倉、しかし羽川は知るほどに彼女を気に入ったという。
老倉は二人を追い返すべく
中学時代、密室から消えた母を見つけられたら学校に行く、と無理難題を押し付ける。
中学時代、密室から消えた母を見つけられたら学校に行く、と無理難題を押し付ける。
次回、第六話。
![イメージ 3]()
![イメージ 4]()
![イメージ 9]()
![イメージ 10]()
じっと見つめていた幼女老倉、実はこれ、「睨んでいた」のである。
■忘れていた出会い
前回の冒頭、「聞かされた」老倉との馴れ初めとは、小六の頃「一緒に住んでいた」というもの
しかし、彼自身はまったく思い出せない
何故でしょう?
小学生くらいの頃に会っていたのだ、つまり、幼馴染である
六年生くらい、妹たちと遊んでいた頃の話
じっと見つめていた幼女老倉、実はこれ、「睨んでいた」のである。
■忘れていた出会い
前回の冒頭、「聞かされた」老倉との馴れ初めとは、小六の頃「一緒に住んでいた」というもの
しかし、彼自身はまったく思い出せない
何故でしょう?
両親は、幼女老倉を保護し、一緒に住まわせたという。
が、消えた。
自分の意思で家に帰ってしまったのである。
自分の意思で家に帰ってしまったのである。
そして中学時代の老倉は、この事をずっとずっと後悔していたと物語る。
![イメージ 15]()
![イメージ 17]()
現代、老倉ハウスを訪ねた阿良々木は、自分の血を「戦場ヶ原に殴られた痕」に接触
悟られないよう、老倉の傷を治してしまう。
老倉『な、何ほっぺ突っついてくれてんのよ!?』
現代、老倉ハウスを訪ねた阿良々木は、自分の血を「戦場ヶ原に殴られた痕」に接触
悟られないよう、老倉の傷を治してしまう。
老倉さんってば、そんなにパンチが効いてたんかい!
いわく、先日のケンカを止められなくて、反省してたと。
こっちもこっちでハンパじゃない!
![イメージ 21]()
![イメージ 22]()
![イメージ 1]()
![イメージ 33]()
![イメージ 34]()
てことはお前、相当わたしの事をバカにしているんでしょうね? 媚を売った私のことを。
老倉『私はお前が嫌いだ』
『五年越しでようやく、私がしようとしていた事が伝わったって事なんでしょうね』
てことはお前、相当わたしの事をバカにしているんでしょうね? 媚を売った私のことを。
■老倉 育は母のように笑った
中学時代、阿良々木に救われなかった老倉は、やはり両親が離婚。
そして母親が引き篭もった
中学時代、阿良々木に救われなかった老倉は、やはり両親が離婚。
そして母親が引き篭もった
お母さんなんて居なくなっちゃえばいいのに、なんて私が思いませんように…
過酷な中学時代と自分への呪い
やがて、老倉の作った料理すら食べなくなり、突然、姿を消してしまったという。
やがて、老倉の作った料理すら食べなくなり、突然、姿を消してしまったという。
そして老倉も「その家」を捨てた。
高校一年で出会った時は、母と別れた後だったと……?
![イメージ 35]()
昔の言葉に、いえ現代でもそうなんですが、「上見て暮らすな、下見て暮らせ」とありますが…
自分は不幸じゃない、と言い募る老倉
老倉『良くある事っていうか、苦労話にもなってないっていうか……』
昔の言葉に、いえ現代でもそうなんですが、「上見て暮らすな、下見て暮らせ」とありますが…
自分は不幸じゃない、と言い募る老倉
私はまだ幸せな方よ、こうして生きているんだから
自分に言い聞かせているのか?
それだけではなく、中学時代と同様に「何も望まない」と言いつつ、実は期待しているのか…?
![イメージ 37]()
しかし、「家に帰って(家の)鍵を開けたら、母が消えていた」という説明の矛盾
羽川は密室、状況を追求し始めた
それだけではなく、中学時代と同様に「何も望まない」と言いつつ、実は期待しているのか…?
羽川『ドアに鍵がかかっていたなら、お母さんはどこから出て行ったの?』
阿良々木『(密室―――?)』
しかし、「家に帰って(家の)鍵を開けたら、母が消えていた」という説明の矛盾
羽川は密室、状況を追求し始めた
今度の「リドル」は、失踪したという老倉母について。
■手遅れだった
やがて、話の矛先を阿良々木に変えるや、「お前の家に預けられて不幸になった」と語る。
だってそれまでは、自分が不幸だなんて思わなかった
これが普通だと思い込んだ
やがて、話の矛先を阿良々木に変えるや、「お前の家に預けられて不幸になった」と語る。
だってそれまでは、自分が不幸だなんて思わなかった
これが普通だと思い込んだ
けど彼の家で、これが幸せなんだと思い知らされ「不幸に」なったのだと。
けどそれは違う。
それも、阿良々木が悪くないのも解っている。
それも、阿良々木が悪くないのも解っている。
けど、誰かを悪者にしていないと、自分が悪いのだと自己嫌悪ばかりが酷くなってしまう…。
それが「嫌い」の本当の理由だったのか…。
![イメージ 46]()
誰よりも自分自身が嫌いだと言い募り、そんな自分を食い止めたいから歯止めになってくれと。
憎む相手が欲しいんだと。
老倉『申し訳ないんだけど、私の悪者になってよ……』
『追いつかないんだよ、親を悪者にしているだけじゃ―――』
誰よりも自分自身が嫌いだと言い募り、そんな自分を食い止めたいから歯止めになってくれと。
憎む相手が欲しいんだと。
ただ、何かを嫌いだと言い続けるだけって事は、つまり―――
![イメージ 47]()
![イメージ 48]()
![イメージ 49]()
![イメージ 50]()
![イメージ 51]()
何でもは知らないわよ、知ってることだけ。
羽川『あなたが幸せになれないのは、幸せになろうとしていないからだよ』
老倉『―――知った風なことを言ってくれるじゃない』
何でもは知らないわよ、知ってることだけ。
■羽川翼は知っている
幼い頃、「幸福」を知ったことで不幸になった老倉は、要は「幸福を求めていない」のだ。
その事を、老倉自身も解っているのだ
幼い頃、「幸福」を知ったことで不幸になった老倉は、要は「幸福を求めていない」のだ。
その事を、老倉自身も解っているのだ
僕は幸せだ、敢えて言うぞ「こんなもん」は、誰もが持ってて当たり前のもんなんだよ!
だから阿良々木君は叩きつける
同様に、親が原因で苦境を味わった羽川が背中を押す。
同様に、親が原因で苦境を味わった羽川が背中を押す。
自分の気持ちを我慢して、ストレスでブッ壊れた事もある羽川だからこそ好きになれるのか…?
じゃあ貴方達、いなくなったお母さんを見つけて頂戴?
■言葉と本心の反比例
同居してた!? それすら覚えていないという異常な記憶欠如、何か原因があるのか?
老倉さんも、聞けば聞くほど言動と本心が矛盾
どんどん印象が変わります
同居してた!? それすら覚えていないという異常な記憶欠如、何か原因があるのか?
老倉さんも、聞けば聞くほど言動と本心が矛盾
どんどん印象が変わります
本心を言わず、気付いて貰いたがっているよう思える老倉。
母の失踪にも、「気付いて欲しい」真相があるのか?
一体、何があったんでしょうね
一体、何があったんでしょうね