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Channel: GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記
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アルスラーン戦記 第二十章「騎士の素顔」感想、エトくんハラハラする! 決戦前夜!!

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エトワール君じゃなくてエトワールさんでした。再会、気付かれず再会!

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 まるで無自覚に、アルスラーンに勇気を灯したエトさん、いやあ実に素晴らしいヒロインっぷり!
 でもエトさん、世辞に疎いのに酒盛りにしゃしゃり出る辺り
 ほんとハラハラしますね。

 国と民を考えての行動に、出自など関係ない。それはとても尊い事だ!

殿下、蒙を啓かれる
 王に準じる立場、自身の行動に重みが増すほど、優しい殿下は迷ってしまうのですが
 だからこそ、シンプルな激励が快い!

 このまま王都奪還と共に、アニメ版は終了となるのでしょうか?

『コイツは面白い、黒犬が赤くなったわっ』

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 人が増えるほど、アルスラーン家臣団は肩身が狭くなる矛盾。

迷いの中の少女
 国境要塞、ペシャワールは一挙に「パルス軍」の本拠地と化し、各地から騎士が続々と入城する
 だが彼らは、自分達こそ「殿下の騎士」であると疑わず
 色物揃いの幕僚に不満を示す。

 一方、ヒルメスはボダンを逃がしたものの、聖騎士団を壊滅させる事に成功。

 迷いなく復讐に立ち向かうヒルメス
 一方、アルスラーンは自身の出自に引け目を感じ、ヒルメスに王を譲る事すら考えていた。

 だが偶然出会った少女、実は「奴隷少年」エトワールなのだが……
 彼女に諭され、ヒルメスとの決戦を決意。

 パルス暦321年5月、パルス挙兵は間近に迫り、エトワールはその情報を急ぎ持ち帰るのだった。

 次回、第二十一章「別れの詩」

殿下『ナルサス! この不和を収める為にはどうすればよい?』

ナルサス『――――さしあたり、私を現在の地位から降ろしてはいかがでしょう』

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 シャプールの弟、王都落城時、ボダンにいびられギーヴが介錯した万騎長の弟!

問題の多い城塞拠点
 殿下の挙兵は、「奴隷解放」に一抹の不安を残すも、パルスの各軍は応じて参集しつつあった
 しょせん殿下は子供、解放令も撤回させれば良い、と。

 だが、集った軍は地位の違いから不和が発生、ナルサスは自ら降格

 上に立つのは威厳ある者
 そこで、実績ある「ルーシャン卿」が最側近となる。

 殿下の側近も、本来のパルス軍からみれば、「外様」ばかりなのだから。

 ナルサス変人扱いですしね。

ナルサス『出陣を前に、お話しておくことがございます』

『今後、我々の最大の障害となるのは先代国王の遺児、“ヒルメス王子”です』

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 ナルサスは「宰相」にあたる地位をルーシャン卿に譲り、自身は軍師に専念する事に。
 まずは、新宰相ルーシャンを迎えた上で
 ヒルメス問題を共有

 彼は、出自はどうあれ「ルシタニア客将」として弓引いた、と。

 彼は敵だとルーシャン卿に納得させておく。

殿下『以前、噂で聞いた事がある。父上が、先代国王を殺した、と……』

『―――従兄弟殿の復讐心も、仕方ないのかもしれない』

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 自らは王家の血を引いておらず、他に正統の王子がいる。しかも自分の地位は父親の罪……

十四歳の迷い
 だが、優しく潔癖なアルスラーン、他ならぬ“旗印”自身が迷っているのが問題。
 ナルサスは、今こそ覚悟の時だと考える

 殿下の目指しているものは、他人に譲れる安いものか――――。

 否、そうではない。
 だからこそ、今は戦わねばならない。

 ナルサスは己の主にして生徒、自らの理想を託したアルスラーンを見守る。

 てかギーヴさん、そんなこと往来で言わないで!

ヒルメス『どうだ? お前らの神への信仰を捨てれば、生かしてやって良いが』

聖騎士『天なる神よ…、ご照覧あれッ!!』

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 さて、生き延びたボダンは何をやらかすのか…?

空虚な玉座にて
 一方、迷いなく復讐に邁進する銀さんは、あっさりとザーブル城を陥落させていた。
 聖騎士は果敢に、敗れた者もみな自害したという

 神に捨てられ、指導者に捨てられ……、哀れな者共だ

 一方、当のボダンは逃走していた
 クソの鑑か!

 邪魔する者とあらば、勢力関係なしのヒルメス、その迷いの無さは対照的ですね。

ルシタニア兵『やってらんねぇ、ペシャワールの偵察なんてよ』

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 一方、ルシタニアの一部隊は、上官の勇み足で「ペシャワール偵察」に出撃。
 その上官とは、もちろんエト君だ。

 危険なだけで、カネも手に入らん。

 兵士は略奪が当たり前、そんな時代を感じさせるモブ台詞である。

部下たち『あの人は、功を焦ってるんだよ!』

エトワール『―――お前達の不満はわかっている、安心してくれ』

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 再登場以来、なんだか女っぽいと思ったのはそういう事ね。

焦りの騎士
 さて、実は「エトワールさん」だった彼女は、男装を解くことでパルス軍を油断させ
 城内に入り込むことに成功。

 家族、領民の為にも「騎士になる」と、呪いのように呟くエト。

 女のハンデを負うエト
 だからこそ、パルスのバカ騒ぎに怒り心頭となった。

 出陣は五月十日だぁッ!

 あーあ、ザラさんネタバレしちゃって!

エト『なんだパルスの兵士共は! 戦の前からこの浮かれよう!!』

???『ホーント、浮かれすぎだよねー』

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 裏庭、世間ズレしたエトは、彼女らしい潔癖さで怒りを露わにしてしまうのだったが
 相槌を打つものがいた。

 逆に、世慣れた少女蛮族、アルフリードである。

 当然ながら冷遇中。
 だが、世の中そんなもんだよねとばかりに、飄々と夜風に消えてゆく。

アルフリード『私は、ナルサスの情婦なんだ♪』

エトワール『JYOUFU!?』

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 その際、ナルサスに強烈な風評被害を残していったのだが、誰もツッコミ役がいないという悲劇!
 軍師ナルサス、若い娘を地位に任せて囲っている…
 なんて覚えられてしまった

 果たして、ナルサスが誤解を解ける日は来るのであろうか?

 来るのかなぁホントに。

酔っ払い『なあ娘? 仲良くして損は無いぜ、何せ俺はパルスの騎士だからな♪』

エト『騎士…、だと……!』

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 この女、ジュウ=ジュツの使い手だったか!

殿下、出遅れる
 が、運悪くアルが去った直後に「騎士」が現れ、美しいエトを口説き落とそうとするのだが
 見事に地雷を踏み抜いてしまい――――

 あ、あぁぁぁぁ~~、やってしまった!

 エトさんやっちゃった!
 彼女のトラウマ、騎士のあるべき姿に怒りの醜態!

 怒った彼女は酔っ払いを昏倒させ、後悔するのだが、そこに折りよく殿下が。

 殿下、出遅れたのである。

エト『お前は…!(前にパルスで会ったぼっちゃんじゃないかっ!)』

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 出遅れた結果、騎士は「アルスラーン登場」に驚く間もなく昏倒し、身元を隠すことに成功
 殿下は、少女がエトワールだと気付けず
 彼女も殿下だと気付けない

 互いに、互いの正体に気付けないまま、またも再会する二人。

 ニドアルコトハサンドアル!

エト『母が病気で父が腰痛で兄弟たちは次々に転んでっ!』

殿下『それは……、大変だったのだな!』

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 どころかバレバレなエトのウソを、あっさり信じてしまう辺り、すごく荒川漫画っぽい!
 いや、既に「漫画化された部分」を越えており
 原作ベースらしいですが!

 異教徒による施しは受けんッ!

 ってかエトさん、この子もこの子で、うっかり過ぎるッショ!

殿下『もちろんだ(私も出陣する)』

エト『……あなたは、あまり強いようには見えませんが?』

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 相応しい者がいるなら、そいつがやるべきだ、と。

相応しいもの
 やがて一息ついたエトワールは、意図せず、直球の言葉で「ぼんぼん」を責めてしまう。
 だが、殿下もまた「奴隷の少年」との出会いで変わり
 より良き世を目指していた。

 国と民を考えての行動に、出自など関係ない。それはとても尊い事だ!

 真摯な思いを、エトは肯定する
 エト自身、女性なのに「国と民の為」戦っているのだ。

 たとえ分不相応であろうと、国や民の為、尊い行動ならば為されるべきだ、と。

エト『ん、なんだ?』

殿下『―――おぬしの言う通りだ』

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 我知らず、アルスラーンが求めていた答えを示すエト、めっちゃヒロインだった!
 その際、口調が完全にいつも通りでしたが
 殿下は気付かず

 互いにすれ違いながら、くよくよする彼の背中を押すエトさん!

 天然同士、キャラも正反対なのが良いんだ!

殿下『お主と話していると、気付かされるな。あの時の少年を思い出した』

エト『ヲホホホ♪ そうですか?』

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 戦で命を落とさないよう、気をつけて

互いの名も知らぬまま
 かつて殿下は、「奴隷」のエトに蒙を啓かれ、広い世界に目を向けるようになった事を懐かしみ
 今度も、気付かず彼女に背を押される

 ただの甘ったれかと思ったが、パルスにも少しはマトモな奴もいる…、名前聞いてなかったな。

 パルス人を見直すエト
 殿下もまた、自身の理想へと邁進する。

 私には、パルスをより良い国にしたいという夢がある!

 殿下の決意、いよいよ王都奪還へ…!

殿下、「奴隷の少年」を想う

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 前後しますが、この時、「少年」を思い出し勇気をもらったんでしょうね。
 でも、パルス王がルシタニアの教典を持つって
 すごく危うい

 今思うと、不和を起こした中で、殿下攻撃の材料になりそうですごく不安になるカット。

 多分、そんな場面は無いのでしょうけど。

予告『口ずさんだ男は、鞍に竪琴を乗せていた……』

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 今回は、漫画化担当の荒川女史と同じく、スクエニ漫画家の大久保篤先生。ソウルイーター!

不和の中で
 いやー乱世乱世、かつてのケンカ友だちが実は美少女だったとか、素晴らしいシチュですが
 今回も、互いを見直しつつもすれ違ったまま
 エトくんかわいい。

 が、世間知らずなところが目立ち、女だと判るとなおさら危なっかしいな!

 また、パルス軍は「正規の騎士」増加で不安定な状態に陥り
 次回はギーヴが槍玉に…?

 次回、第二十一章「別れの詩」




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