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Channel: GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記
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うしおととら 第七話「伝承」感想。親父殿、男だねえ!

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さて、めっちゃややっこしい「母」の事情とは? 父ちゃんメッチャ強かった!

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 表はボンクラ、裏では人知れず妖怪を退じ、またそんな事情は息子に知らせまいと演じてきた父!
 世俗っぽい大宗派、大敵「白面の者」に二人の旅路!
 おお、一気に物語が動いた!

 うつけ者が。俺は、お前にとりついているんだぜぇ?

朝日の旅立ち!
 ラスト、ビシッとシメるとらさんも超渋かったですね!
 強さもスゴかった!

 しかし旅費に120万って、潮なら贅沢もすまいし、まるで海外にでも行くかのような額ですが……?

蒼月 紫暮『母親か………、人違いじゃないのか?』

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 この親子、ホント、拳こそ対話である。

蒼月 紫暮
 潮の実父にして住職、「蒼月 紫暮」の属する光覇明宗とは、妖怪から人々を守る戦闘集団でもあった。
 紫暮は、息子・潮が母の事を問い詰め始めた事を機会に
 槍の一件を上層部に報告

 上層部は、槍を「白面の者」への切り札と考え、素人に委ねられた事を多くが不服とする。

 槍と「とら」の見極めを買って出た紫暮は
 潮の成長、とらの凶悪さが薄れた事に、彼らに委ねるべきだと結論した。

 紫暮はとらと協力、公然と「上僧」の手下を退け、潮を妻の縁の地「北海道・旭川」へ向かわせる。

 次回、第八話「ヤツは空にいる」。

紫暮『その槍、だいぶ使ったのか?』

『―――お前も、ようやく妖怪の存在を信じる気になったろう!』

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 このクソ親父ノリノリである。

中年を越えし者
 あの海で、母が生存し「妖怪の恨みを買っている」と知った潮は、父・紫暮を問い詰めるのだが
 のらりくらりと、父は言葉を避けてしまう

 ほぅ…、もしかして槍に刺されておった妖怪か……、マヌケそうな顔だな?

 とらさんになんて真実を!
 二人を煽り、ソッコーで走り去る親父!

 あれが中年の動きかよぅ…!

 潮、ごもっとも。

潮『“石”の上に乗るんじゃねえ、俺の上に乗って良いからよ』

とら『ほう…、人間は相変わらず、死んだヤツに気を遣ってんだな?』

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 長年、母の墓だと信じていたモノがからっぽだったと知り、穏やかではない潮。
 何より彼は、ウソがイヤだったのだ。

紫暮『攫っていった者を返せば、封じる事はせん』

『いかなる事情があっても殺生をしないのが、人も物の怪も“道”というもの』

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 このバケモノたち、「針」が時を経て怪物と化したもの、つくも神だったらしい。

「法力僧」紫暮
 さて当の父はといえば、化物退治の専門家としての顔を視聴者に開示、物の怪を瞬殺してしまう!
 また、「対話」を重んじる徳の高い男であり―――

 浅ましや化生ッ!

 が、応じぬとあらば即封殺するシビアさも兼ね備える!
 優しいだけでは守れない!

 優しく強く厳しい、普段のボンクラとは全く違う、OPイメージそのままの強者であった。

上僧たち『御勤めの最中の我らを呼ぶとは、まったく以って無礼ッ!』

紫暮『―――獣の槍が、引き抜かれました』

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 槍使い候補生たち、彼らとも戦う事になるのか?

光覇明宗と「伝承」
 その足で、父はようやくにして「獣の槍」の件を上層部に伝え、自分が息子、とらを試すというが
 無論、権威主義的な上僧たちは反発する

 が、最も上座の「お役目様」と呼ばれる老婆が、これを快諾

 上僧たちは引き下がった
 が、密かに「槍」を奪おうと部下を動員する

 実は彼らは、伝承の「白面の者」とやらと決戦を企図し、槍を切り札に考えていたらしい。

 担わすべく、その使い手まで育成中―――。

お役目様『これこそ、白面の者、復活の兆しやも知れません………』

『間違いは許されないのですよ?』

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 ハナから素人の潮、妖怪であるとらを軽んじる「上僧たち」に対し、最上位の女性は穏やか。
 また、彼女が言う「伝承」を聞かされているという事は
 紫暮もまた、上位の僧のようだ。

 いわく、「槍」のあった倉の入り口も、今まで誰も入れなかったらしい。

 それで500年も閉じてたのね。

紫暮『この…、ドバカ者がァ! この槍はなぁ、ありがたい槍なのよォ!』

『それをなんだ、お前はカップめんの重石にするわ、魚肉ソーセージを切るわ!』

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 さて、その紫暮が帰ってみると、息子が「槍」を生活雑貨みたいに扱ってくれちゃってて
 キレること炎の如し!

 親父。その槍、踏んでる

 さっきまでのシリアスが嘘のような、見事なボンクラっぷりである。。。

紫暮『母さんの事なんて、聞いてどうする…、死んだという事じゃ…、ダメなのか』

潮『俺は、どうでもいいと思ってた…、でも、違うんだよ』

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 たとえ俺がガキでも、本当のことは、ちゃんと受け止めなきゃダメなんだよ……!

家族だから
 ようやく、父と話し合いの場を持てた潮は、単に「知りたいから」ではないと叫ぶ。
 家族としての義務なのだ、と。

 本当の事を教えてくれ親父! 俺を、都合の良いウソに包まってる卑怯者にしないでくれよ!

 父の善意だと解る
 が、自分は全てを受け止める義務があると。

 家族だから、どんな残酷な事実でも、知っておく義務があると。

潮『―――――なんだよ』

紫暮『百二十万ある、とっとけ』

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 が、親父はさらっと大金を押しつけ、「口止め料」だと誤解した潮はキレた!
 そりゃないぜ父ちゃん!

 息子の誠意に、百二十万って話じゃないだろう!

潮『俺は…、俺はマジなんだぞぉぉぉぉぉぉぉぉッ!』

紫暮『――――へへへ、おっちょこちょいめ』

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 正装の父ちゃんかっけぇ!

おそらく辛いぞ?
 が、父は「旅費だ」と誤解を解くと、自分の目で母の人柄を、どうなったのかを確かめてこいという。
 母を取り巻く事態は、とてつもなく面倒で辛い
 まずは旭川へ行け、と。

 愚僧は諸国を守り、人に仇為す化物を封じる法力僧、蒼月 紫暮という者! とら殿、おられるかッ!

 その上で、自らは正装をとり
 とらと交戦!

 互角に渡り合う父ととらの姿に、潮はたまらず飛び出すが―――

 二人、まったく止まる事なし!

潮『俺は、止めろと言ったんだぞぉぉぉぉぉッ!』

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 結局、キレた潮は槍と同化、さっきまでがウソのようにとらを折檻し父を驚かせる。
 急にギャグに!

 また、父にしてみれば、「ありがたい槍」の初めて見る真価…!

 思った以上に、スゴい槍なのね。

とら『いや、やはり食わせものよ』

紫暮『バレておったか――――』

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 だが実は、父が全然本気じゃない事をとらは見抜き、互いに「探りあい」をしていただけと判明
 父の宗派「光覇明宗」とは、妖怪の専門家と説く

 裏では妖怪を退治、封印し、国外に出ぬよう睨みを聞かせる専門機関。

 500年前、とらは猛威を振るった悪の権化。
 だが思うところあり、彼の性根を確かめるべく、敢えて戦ったと父は明かす。

紫暮『とらと呼ばれるその妖怪を、殺し、封じる必要なし!』

四人衆『縁起に善悪なし! ただ滅ぼし尽くすのみ!』

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 ロクでなしのクソ親父でも、親父は親父だからなッ!

ワシは違うんだなぁ…
 無論、「槍は息子に」「とらは放免」とする紫暮に、上僧直属の法力僧部隊は反発
 突如現れた彼らに、潮は翻弄されるが―――

 こんな狭っ苦しい世に…、けそけそ棲んでる妖怪ばかり、相手にしてたんだろうお前らはッ!

 妖怪慣れした法力僧は油断
 とらの力量を見誤り、彼が自由にした紫暮との連携で壊滅!

 けそけそしてるって何!?

 いや、大体意味は解るけど、父ちゃんカッコ良かった!

紫暮『のう、とら殿…。何故、僧たちを殺さなかったのだ?』

とら『人間は殺すなって、潮のバカがよ。槍を持ってる間は聞くフリしてやるさ』

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 戦い終わって、潮が寝くたばっている中、紫暮は「とら」が凶行をしなかったことを考え
 とらが、息子に感化されるのでは無いか、と考えたことが
 間違いではなかったと微笑む。

 大丈夫だ、お前はただ行って、頑張れや!

 これで上僧らには睨まれるだろう、だが、父は笑って息子を見守る!

潮『なんだコレ…、櫛?』

紫暮『潮ーー! 母さんはなぁ……、奇麗な人だったぞッ!!』

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 ああホントだ、光覇ナントカって書いてますね。
 
うしおととら
 かくて、父のシンプルな応援を背に受け、母の持ち物らしい「櫛」を手に旅立った潮。
 潮は、別にとらは来なくていいと言うが――――

 うつけ者が。俺は、お前にとりついているんだぜぇ?

 左様か!
 とらの妖気に惹かれた者との防衛戦から、今度は潮の旅立ちへ物語は移る!

 妖怪に憎まれ、帰れぬ母とは?

 ひとまず、事態は日本屈指の食の名産地、北海道は旭川へ――――!

次回、何が空にいる?

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 お役目様、お婆ちゃんなのね。潮の婆ちゃんだったりするんでしょうか?

潮のルーツ
 実は、槍の眠る「倉」は封印が施され、500年に渡り「開けられなかった」事などが判明。
 その間、その所有権、使い道を巡って取り決めがなされ
 槍使い「候補」も育てられたとか

 となると、当面の潮達の敵は、「槍使いの候補たち」等か……?

 母は美人だという以外不明!
 ようやくその素顔を見せた父ちゃん、強く優しく、心意気も気高く格好良かった!!

 次回、第八話「ヤツは空にいる」。





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