不義理な野心家ラジェンドラ、三年後にご期待下さい! 次回、生還者二人!
やはり、ラジェンドラは裏切ったものの、これを許してしまうのがアルスラーン殿下というものか。
不義理とはいえ、言い換えれば国土拡張に余念がないって事ですし
アレも王の姿なんでしょうか?
ですが殿下、あなたはあなたです。父上の考え方まで継ぐ必要はありません。
■次回、銀さん暗躍編?
ダリューンはやはり良いコト言うなぁ…、と思ったら、一切合財吹き飛ばしてく次回予告!
あの酔いどれ万騎長! ザンデさんも生きてた!
ダリューンはやはり良いコト言うなぁ…、と思ったら、一切合財吹き飛ばしてく次回予告!
あの酔いどれ万騎長! ザンデさんも生きてた!
■遠征の終わり
パルス暦321年二月、カリカーラ王は病死し、代わって即位した新王ラジェンドラは宴を開くが
その席上、逆上したガーデーヴィはアルスラーンに害を為し
口実を得て処刑される。
パルス暦321年二月、カリカーラ王は病死し、代わって即位した新王ラジェンドラは宴を開くが
その席上、逆上したガーデーヴィはアルスラーンに害を為し
口実を得て処刑される。
その後、パルス帰還を始めたアルスラーンをも、ラジェンドラは強襲した。
が、策を見抜かれ敗北
殿下は、彼を殺せなかったが「三年の不可侵」を約束させた。
殿下は、彼を殺せなかったが「三年の不可侵」を約束させた。
また、ジャスワントは、あくまでシンドゥラの民の一人として、アルスラーンの部下となるのだった。
■看破する軍師
仏のような父王カリカーラは、息子達の仲違いは終わったと安心し、眠るように息を引き取る。
父王、どうも、晩年は薬物に溺れていたらしいが
国民の支持はやはり高かった。
仏のような父王カリカーラは、息子達の仲違いは終わったと安心し、眠るように息を引き取る。
父王、どうも、晩年は薬物に溺れていたらしいが
国民の支持はやはり高かった。
大勢の国民が見守る中、亡き父に取りすがり、ラジェンドラは人目もはばからず泣き崩れる。
立派な人でした
が、そんな悪癖に溺れていたのか。
が、そんな悪癖に溺れていたのか。
なんかインドっぽい話ですな。
※有名なアヘン戦争でも、当時インドを支配していたイギリスが中国に輸出、国を腐らせた。
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さて、前回の決戦で多大な貢献をしたジャスワントですが、第一王子派として入牢を。
彼はもう、この国に居場所は無いという。
牢屋番『―――出ろ』
ジャスワント『アルスラーン殿…、なるほど、あなたの口利きですか』
さて、前回の決戦で多大な貢献をしたジャスワントですが、第一王子派として入牢を。
彼はもう、この国に居場所は無いという。
無論、再三彼に救われた殿下は、彼を誘った。
誘ったのだが――――
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なんと殿下、国家機密ともいうべき出生の秘密を、ジャスワントに明かしてしまう。
その上で、居場所がないなら居場所になる
仲間にならないか、と。
殿下『実は、私もな? お主と同じなのだ』
『父上と母上は、本当の両親ではないらしい…、王子ではないのかもしれない』
なんと殿下、国家機密ともいうべき出生の秘密を、ジャスワントに明かしてしまう。
その上で、居場所がないなら居場所になる
仲間にならないか、と。
■新王の不義理
さて、その答えも出ぬまま始まった宴、「王族を酔い潰れさせ」「苦しまず死なせる」為だという。
もっとも、実際に、ラジェンドラはどう考えていたのか?
彼は殺すとも許すとも言わない
さて、その答えも出ぬまま始まった宴、「王族を酔い潰れさせ」「苦しまず死なせる」為だという。
もっとも、実際に、ラジェンドラはどう考えていたのか?
彼は殺すとも許すとも言わない
恐怖したガーディーヴィは、元凶アルスラーンに発狂、踊りかかってしまう!
これを救ったのは鷹!
あの愛鳥、アズライールだった!
あの愛鳥、アズライールだった!
今週、やったらチラチラ映ってたのは、この場面ゆえか!
なんという忠義者!
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深読みすれば、こうなる事を承知で何も言わなかった、アルスラーン殺害すら期待したのか?
ともかく、ラジェンドラの政敵は処刑
新王ラジェンドラ『ここまで未練な奴とはな…』
『あの世で、父上に性根を鍛えなおして頂け――――、やれ』
深読みすれば、こうなる事を承知で何も言わなかった、アルスラーン殺害すら期待したのか?
ともかく、ラジェンドラの政敵は処刑
こうして彼は、格好の口実を得て、第一王子ガーデーヴィを亡き者とする。
禍根は断たれたワケだわ。
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その後、殿下達はパルス奪還を再開するが、その際、ラジェンドラは二国の名を上げた。
現在、殿下達は、パルスの南東の一部を領土としているが
そこに接する二カ国の名だ。
ラジェンドラ『俺がルシタニアの軍師なら、隣国に使者を送るな?』
『東方のチュルク、北東のトュラーン……』
その後、殿下達はパルス奪還を再開するが、その際、ラジェンドラは二国の名を上げた。
現在、殿下達は、パルスの南東の一部を領土としているが
そこに接する二カ国の名だ。
彼らが立てば、ペシャワール城塞は包囲され、為すすべもなくなるだろう。
■恩は仇で返す主義
さて、いよいよパルス軍は国土奪還を目指す事となり、約束として兵500を借りたいという。
が、何故かラジェ王は3000貸したいと言い
アルスラーンに了承させた
さて、いよいよパルス軍は国土奪還を目指す事となり、約束として兵500を借りたいという。
が、何故かラジェ王は3000貸したいと言い
アルスラーンに了承させた
彼は、一万に過ぎないアルスラーン遠征軍を、騙まし討ちする腹だったのだ。
3000のレンタル兵
彼らは、野営の隙を突いて騒ぎを起こす!
彼らは、野営の隙を突いて騒ぎを起こす!
後は、密かに彼らを追っていたラジェンドラの本隊が、トドメをさす!
なんて不義理な男だろう!
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まだ七万が残るペシャワールへの人質なのか、殿下は殺すなと命じ、自ら突っ込む新王!
ですが、なんという事でしょう
ラジェンドラ『アルスラーンは殺すなよ! 俺のところに連れてこい!』
『―――なんだ!? なんだこれは!?』
まだ七万が残るペシャワールへの人質なのか、殿下は殺すなと命じ、自ら突っ込む新王!
ですが、なんという事でしょう
火の手が上がったのは、ただの焚き火ではありませんか!
残念、新王またも騙された!
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ちゃっかりターバンに暗器を隠し、阻まれても落ち着いたモノ。大したタマだ。
ダリューン『シンドゥラの横着者よ、お主の姦計は既に破れた!』
ギーヴ『お見通しだよ、知恵者ヅラは、シンドゥラの中だけにしておくんだな!』
ちゃっかりターバンに暗器を隠し、阻まれても落ち着いたモノ。大したタマだ。
■戦とはこういうモノよ
ナルサスは、ラジェ王の真意を見抜き、更にジャスワントの通報を元に万全の迎撃を行い
なお足掻く新王に、ジャスワントは厳しく忠言する
ナルサスは、ラジェ王の真意を見抜き、更にジャスワントの通報を元に万全の迎撃を行い
なお足掻く新王に、ジャスワントは厳しく忠言する
新たな王よ。シンドゥラの民の一人として申し上げる…、これ以上の醜態を晒されるな!
兵は詭道なり
戦は、騙まし討ちが常だ。
だから、逆に騙まし討ちにあっても落ち着いたものだった。
戦は、騙まし討ちが常だ。
だから、逆に騙まし討ちにあっても落ち着いたものだった。
ラジェンドラ、肝の太い男である。
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多分、ラジェンドラは「殺されない」という確信、アルスラーンの性格を熟知しての行動だった
彼は終始、余裕の態度を崩さず
年長として接する
ラジェンドラ『おぬしの捕虜になるのは二度目だな、今度こそ殺すかい?』
殿下『いえ、パルスに滞在して貰います。そうですね、二年ほど』
多分、ラジェンドラは「殺されない」という確信、アルスラーンの性格を熟知しての行動だった
彼は終始、余裕の態度を崩さず
年長として接する
が、またもナルサスの「親書作戦」が告げられ、大いにビビッた!
■鬼畜軍師と「三年」
今度は、前述のパルスと隣接する二カ国、言い換えればシンドゥラとも隣接する国々を煽り
新王不在の、シンドゥラを滅ぼして貰おうか?
と、言い出した。
今度は、前述のパルスと隣接する二カ国、言い換えればシンドゥラとも隣接する国々を煽り
新王不在の、シンドゥラを滅ぼして貰おうか?
と、言い出した。
なるほどね、三年程度なら、まだ我慢しようという気にもなるか……。
代価に「三年」の不可侵条約を結ぶ。
ラジェ王が我慢できる程度の、現実的な条約として。
ラジェ王が我慢できる程度の、現実的な条約として。
無論、三年後の報復に備え、今は、パルス統一を急がねばならない。
いわゆる「はよせな」である。
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ラジェもナルサスも、彼を殺せない、「アルスラーンの甘さ」を前提に動いていた。
少なくとも、父王ならこんな事はしなかったろう
王としてどうだろうか?
殿下『やはり私は、あの御仁をどうしても憎むことが出来ないのだ…』
『私の考えは、甘いだろうか…?』
ラジェもナルサスも、彼を殺せない、「アルスラーンの甘さ」を前提に動いていた。
少なくとも、父王ならこんな事はしなかったろう
王としてどうだろうか?
ですが殿下、あなたはあなたです。父上の考え方まで継ぐ必要はありません。
迷う殿下をダリューンは支える。
また、ナルサスの作戦も「その甘さを許容した」策、彼もまたアルスラーンを支えたといえる。
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時は二月、春の訪れと共に「奪還」が始まる…!
また、ナルサスの作戦も「その甘さを許容した」策、彼もまたアルスラーンを支えたといえる。
ジャスワント『俺はシンドゥラ人です。また戦う事があれば故郷につくでしょう』
『ですが、俺は三度に渡って命を救って頂きました』
時は二月、春の訪れと共に「奪還」が始まる…!
■七人目
また、もうシンドゥラに居場所がなく、今回は新王に公然と歯向かったジャスワントだったが
それでも、自分の故郷が一番大切だと言葉を重ね
彼も殿下の部下となった。
また、もうシンドゥラに居場所がなく、今回は新王に公然と歯向かったジャスワントだったが
それでも、自分の故郷が一番大切だと言葉を重ね
彼も殿下の部下となった。
その借りを返させて頂くまで…、アルスラーン王太子殿下、このジャスワント、改めて仕えさせて頂きます!
男前だ…
恩に着るが恩に着せない!
恩に着るが恩に着せない!
これまで、再三アルスラーンを救いながらも、それはカウントしないジャスワント!
■生存確認!
結局新王ラジェンドラ殿は生き残り、復讐心を糧に、より強大な敵となろうとする宿敵エンド。
成程、殿下の優しさならばこうもなろうか。
結局新王ラジェンドラ殿は生き残り、復讐心を糧に、より強大な敵となろうとする宿敵エンド。
成程、殿下の優しさならばこうもなろうか。
仮に彼が帰らず、シンドゥラが滅びでもすれば、周辺一帯が大混乱でしょうし。
更に予告ではザンデが帰還!
また第三章でパルス王に背信を行い、勇者シャプールと大喧嘩した万騎長、クバードの生存も。
また第三章でパルス王に背信を行い、勇者シャプールと大喧嘩した万騎長、クバードの生存も。
パルスとルシタニアの激突は、銀さんにとっても大きなチャンス。
強者、クバードを引き入れようって腹なのか?
でも彼って…。
強者、クバードを引き入れようって腹なのか?
でも彼って…。
次回、第十九章「冬の終り」