苦戦ゆえに勝利が栄える! 老王の諭し、宰相の愛、そしてエンドカード…!
オイコラ、エンドカードで余韻が消し飛んじゃったですがありがとうございました!決闘終了!
が、第一王子は不服だと暴れ、ラジェンドラすら実は…!?
シンドゥラ国、どうなるのでしょう。
お前には…、何も……、報いてやれなかった…、ジャスワント、お前は道を違えるな……!
■「猛虎」襲名
本当は、誰もが宰相に従っていたとも知らず、彼を切り捨てた第一王子よ……。
その傲慢な愚かさがまた。
本当は、誰もが宰相に従っていたとも知らず、彼を切り捨てた第一王子よ……。
その傲慢な愚かさがまた。
■犠牲の結末
パルス暦321年二月、病床から目覚めたカリカーラ二世王は、王の選別を「神前決闘」に委ね
三国一の騎士、ダリューンに助力を頼んだラジェンドラに対抗すべく
第一王子は「怪物」を解き放った。
パルス暦321年二月、病床から目覚めたカリカーラ二世王は、王の選別を「神前決闘」に委ね
三国一の騎士、ダリューンに助力を頼んだラジェンドラに対抗すべく
第一王子は「怪物」を解き放った。
怪物の猛威、ダリューンの危機にアルスラーンも色を失うが、黒騎士は逆転を決める!
この結果を不服とし、ガーデーヴィ王子は親衛隊で内戦を起こし
宥めた忠臣、マヘーンドラをも殺害。
宥めた忠臣、マヘーンドラをも殺害。
結果、兵達はマヘーンドラ宰相にこそ従っていた事実を露呈、哀れガーデーヴィは捕縛される。
■意義
パルス軍が、シンドゥラに侵攻を受け始まった本件は、確かに「寄り道」ではあるのだが
結果的に、殿下の名声を高める事となる
パルス軍が、シンドゥラに侵攻を受け始まった本件は、確かに「寄り道」ではあるのだが
結果的に、殿下の名声を高める事となる
殿下の出自がどうであろうと、俺の主君は、アルスラーン殿下だ。
故にこそ負けられない
一層、殿下への忠義に燃えるダリューン。
一層、殿下への忠義に燃えるダリューン。
作中屈指、人類最強の男に、果たして銀さん以外に渡り合える者が居るのだろうか?
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元々、パルスのダリューンといえば三国一の騎士と知られており、ガーデーヴィは焦った。
焦った末、解き放ったのがこちらである。
ガーディーヴィ『―――バハードゥルの鎖を解くのだ』
マヘーンドラ宰相『や、奴は危険です!』
元々、パルスのダリューンといえば三国一の騎士と知られており、ガーデーヴィは焦った。
焦った末、解き放ったのがこちらである。
なんという事でしょう、城の地下には怪物が…!
■神前決闘
やがて、王族三人の見守る闘技場に招かれた一行は、火で逃げ道を断たれた舞台に驚き
また、大観衆に少し萎縮する。
やがて、王族三人の見守る闘技場に招かれた一行は、火で逃げ道を断たれた舞台に驚き
また、大観衆に少し萎縮する。
殿下、威厳が試される場所です。本意ではないかもしれませんが……。
王族として参加する殿下。
ここは、パルス国の為にも気を張らねばならない。
ここは、パルス国の為にも気を張らねばならない。
殿下、「王族」としての試練である。
しかしダリューン、徒歩での戦闘は、技を発揮しきれぬのでは……?
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更に、現れた「代理人」とは、人間の規格を越えた正真正銘のバケモノであった…!
どんだけデカいのよ!?
殿下『ラジェンドラ殿! あのバハードゥルという男は何者です!?』
ラジェンドラ『心配召されるな、卿には到底及ばぬよっ』
更に、現れた「代理人」とは、人間の規格を越えた正真正銘のバケモノであった…!
どんだけデカいのよ!?
■騎士と猛獣
無論、ダリューンは先手必勝の一撃を与えるが、敵は深い傷にも怯むことなく突進
剣は折られ、盾も兜も次々と失う
無論、ダリューンは先手必勝の一撃を与えるが、敵は深い傷にも怯むことなく突進
剣は折られ、盾も兜も次々と失う
人の皮を被った獣はどこにでもいるが、あれはまさしく猛獣じゃ…!
一発でも喰らえばミンチ!
巨大な斧を相手に、ダリューンは脳震盪にも見舞われる!
巨大な斧を相手に、ダリューンは脳震盪にも見舞われる!
敵も武器が重過ぎる故、なんとか避け続けるが…
装備を次々と失うダリューン!
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ならばと、武器を振る「腕」を狙い、戦闘力低下を図るダリューンだったが
腕の深々とした傷にも、まるで怯むことが無い
異常なのだ
ラジェンドラ『聞いた事がある、あの男は、鮫と同じだ……』
『痛みを感じるという事が無いのだっ』
ならばと、武器を振る「腕」を狙い、戦闘力低下を図るダリューンだったが
腕の深々とした傷にも、まるで怯むことが無い
異常なのだ
そして、ラジェンドラはそれを知って、気休めを言っていたと判明。
予告のはコレか!
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もしダリューンが死んでみろ、前歯全部ヘシ折ってやる!
殿下『知って黙っていたのか! もしダリューンが殺されでもしたら』
『パルスの神々に誓って、あの怪物とあなたの首を並べ、城門にかけてやる!』
もしダリューンが死んでみろ、前歯全部ヘシ折ってやる!
■老王、諭す
殿下は色を失いラジェンドラへと詰め寄るが、「戦士選び」は、ガーディーヴィが後だった。
あの怪物は、やむなく投入されたものだ
と、老王は諭す。
殿下は色を失いラジェンドラへと詰め寄るが、「戦士選び」は、ガーディーヴィが後だった。
あの怪物は、やむなく投入されたものだ
と、老王は諭す。
それほど敵から恐れられる部下を、信じておやりなされ。
この御方、大した人だ。
息子を庇い、かつダリューンを褒め、殿下を正気に戻す老王。
息子を庇い、かつダリューンを褒め、殿下を正気に戻す老王。
人が練れていらっしゃる。
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一方、冷酷が服を着たような第一王子は嘲笑し、父である老王は呆れ嘆いた。
あの王子の、せめて半分も人徳があれば
とっくに王太子に任じたのに…
ガーデーヴィ『あの取り乱し様、見苦しいことでございますなぁ』
カリカーラ王『ガーディーヴィーよ……』
一方、冷酷が服を着たような第一王子は嘲笑し、父である老王は呆れ嘆いた。
あの王子の、せめて半分も人徳があれば
とっくに王太子に任じたのに…
■黒騎士、猛獣を制す
が、追い詰められたかに見えたダリューンは、マントで巧みに敵の目を焼くと
その下の短剣で、喉を一突きに――――
が、追い詰められたかに見えたダリューンは、マントで巧みに敵の目を焼くと
その下の短剣で、喉を一突きに――――
折れた長剣以外に武器がないよう見せかけ、油断を待っていたのです。
マントが二重に有効に!
さしもの怪物も、喉笛を突かれては終わり…!
さしもの怪物も、喉笛を突かれては終わり…!
なんと見事な猛獣退治、武勲がまた一つ!
腕力もスゴかった!
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呆然とする一同に、すかさず閉会宣言した国王様! 手を取り合うエラム君たちが微笑ましい!
お前ら、やっぱりそういう仲かい!
『それまで! ダリューンの勝ち、すなわちラジェンドラの勝利じゃ!』
呆然とする一同に、すかさず閉会宣言した国王様! 手を取り合うエラム君たちが微笑ましい!
お前ら、やっぱりそういう仲かい!
■シンドゥラ騒乱
が、万策尽きたガーディーヴィは親衛隊を扇動、ラジェンドラ隊も応戦を始め
しっちゃかめっちゃかな騒ぎに!
が、万策尽きたガーディーヴィは親衛隊を扇動、ラジェンドラ隊も応戦を始め
しっちゃかめっちゃかな騒ぎに!
他国の王族に非礼があったとすれば、国の恥となります!
パルス軍とばっちり!
というか、ウサ晴らしの格好の的に!!
というか、ウサ晴らしの格好の的に!!
しかし、かつて蛇から救ったように、殿下を守ったのはジャスワントであった。
やだこの人、格好良すぎ……。
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一方、「主を間違った」と思いつつも、なおガーデーヴィに忠義を尽くし続けた宰相を
王子は疑心暗鬼にかられ、自ら切り捨ててしまう。
マヘーンドラ宰相『ガーデーヴィ様、私どもの負けにございます……』
ガーデーヴィ『―――さては貴様…、寝返ったなッ!』
一方、「主を間違った」と思いつつも、なおガーデーヴィに忠義を尽くし続けた宰相を
王子は疑心暗鬼にかられ、自ら切り捨ててしまう。
報われぬ忠義、虚しい…!
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この戦いは、おぬしらの国の行く末を決める神聖なものではなかったのか! 不服あれば、俺に挑め!
ガーディーヴィ『親衛隊! 謀反人どもを皆殺しにしろ! …どうした!?』
ダリューン『―――剣を収めよ!』
この戦いは、おぬしらの国の行く末を決める神聖なものではなかったのか! 不服あれば、俺に挑め!
■虎の一喝
だが、「裏切り者」を斬り捨てた王子に、ガーディーヴィ派の兵達は呆然と立ち尽くし
ダリューンの一喝を以って、戦いは今度こそ終わる
だが、「裏切り者」を斬り捨てた王子に、ガーディーヴィ派の兵達は呆然と立ち尽くし
ダリューンの一喝を以って、戦いは今度こそ終わる
彼らは王子という権威でなく、人徳ある宰相にこそ仕えていたのだ。
欲にかられ全てを失う
まるで、金の卵を生む鶏を殺したような。
まるで、金の卵を生む鶏を殺したような。
愚かにして憎むべき男、ですが、この王子のなんと哀れなことでしょうか。
ダリューン、二つ名が増えた!
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それだけではない、倒れた宰相は「自分は間違えた、愚か者だ」と自嘲し、だから哀しむなと返す。
こんな愚かな、何もしてやれなかった男の為に
お前が哀しむ必要は無いと。
ジャスワント『マヘーンドラ様!』
宰相『哀しむな、惜しむ事は無い…、主を間違えた愚か者に、相応しい最期だ…』
それだけではない、倒れた宰相は「自分は間違えた、愚か者だ」と自嘲し、だから哀しむなと返す。
こんな愚かな、何もしてやれなかった男の為に
お前が哀しむ必要は無いと。
お前には…、何も……、報いてやれなかった…、ジャスワント、お前は道を違えるな……!
最期まで「息子」を想う宰相、この人、優しすぎたのか……。
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前期『『山田くんと7人の魔女』』の吉河美希先生、なんて事を…、なんて事を!!
予告『ナルサスは、ラジェンドラの“性格の特異さ”を完全に見抜いている』
前期『『山田くんと7人の魔女』』の吉河美希先生、なんて事を…、なんて事を!!
■ラジェンドラ死亡確認?
遂に、第一王子がやらかした末に捕縛される、ハッピーエンドとは言えないながら終結の運びに…
と思ったら、予告では「ラジェンドラは己自身をも欺く」
生来の演技者だと語られる…!?
遂に、第一王子がやらかした末に捕縛される、ハッピーエンドとは言えないながら終結の運びに…
と思ったら、予告では「ラジェンドラは己自身をも欺く」
生来の演技者だと語られる…!?
そも、このシリーズは、ラジェンドラの「侵攻」により始まった物語!
その結末は彼との決着?
しかし政治のトップ宰相と、象徴たる王族を失うとするなら、シンドゥラの行く末は!?
しかし政治のトップ宰相と、象徴たる王族を失うとするなら、シンドゥラの行く末は!?
次回、第十八章「ふたたび河をこえて」