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Channel: GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記
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アルスラーン戦記 第十四章「異国の王子」感想。ナルサス汚い! “世襲の宰相”と第二王子、伝統vs実力主義の構図か?

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まさかの「シンドゥラ編」突入! 舞台は“インド”をイメージとした国に?

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 衝撃の殿下の出生から早二週間、パルス奪還は一旦置いて、戦力増強の“シンドゥラ編”へ移行!
 ここで同盟を確固とすれば、一気に十万単位の味方が増えるはず
 とはいえ、敵の腹心がクセモノっぽい?

 というか、既にシンドゥラ国内には通達してしまいました

きたない、軍師きたない!
 にしても、Aパートで見事に罠にハマるわ、Bでもナルサスに翻弄されるわ異国王子、不憫!
 だが、彼もこのまま大人しく済ませる気は無い…?

 画面は暗かったですが、久々の「戦争」も見応えあった!

いま走れ 走れ 旋風になって 劣等 絶望 一切吹き飛ばしていく

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 新曲は「渦と渦」、いかにも少年漫画っぽい歌詞になった!

異国王子、翻弄さる
 八万の兵を擁するペシャワール城塞に、大国シンドゥラが第二王子、ラジェンドラは五万の兵で侵攻を開始!
 無能な第一王子に代わり、王に就く為の「箔付け」であったが
 ナルサスは僅か一万でこれに対抗する。

 その奇策は、両軍の損害を最小に抑える事で、彼と「同盟」に持ち込む為!

 果たして、彼の戦力を温存したまま「同盟」となったアルスラーンは
 まず、彼をシンドゥラの王とすべく
 同国へと進撃する。

 だが、ラジェンドラは腹の底を見せず、また彼の軍には「世襲宰相」の間諜が入り込んでいた――――!

 次回、第十五章「シンドゥラの黒豹」

ラジェンドラ殿下『なるほど、これが“雪”というものかッ!!』

腹心『殿下、本当に進軍を開始してしまって、良かったのでしょうか?』

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 この王子、異国の風情にノリノリである。

異国の慢心王子
 さて、バフマンの最期の言葉に殿下が悩んでいた頃、異国“シンドゥラ”の王太子は自ら挙兵
 一路ペシャワールを目指していた。

 なんせこの王子、有能ながら「第二王子」という息の詰まる環境なのだ。

 そこで、孤立したアルスラーンを討って手柄を挙げ
 兄を蹴落とそうという魂胆。

 この王子たち、一月差で生まれただけに過ぎない為、ひっくり返せる立場らしい。

 どこも王位継承は大変。

殿下『私もやはり、出陣した方が良くないか?』

『私だけただここで座って待っているのでは、申し訳が立たない……』

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 そんなラジェンドラ様が部下を困らせていた頃、アルスラーン殿下も、部下を当惑させていた。
 なんて一生懸命な殿下なんだ……。
 なお。

 今回は我々にお任せ下さい。必ずや吉報をお届けしましょう(ダリューン)。

 この瞬間、吉報は確定したのであった。 

ナルサス『ただ座っているだけでは、皆に申し訳が立たぬ、か』

『一軍の将の言葉とは思えぬな…』

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 また意外だったのは、このアルスラーンの甘い言葉に、誰より感じ入ったのがナルサスという事
 ダリューンは、優しさを良く知っている反面
 それだけではダメだと言う

 ああいうお方だからこそ、我々も兵たちも信じてついていける。そんな王がいても良いのではないか?

 二人の教育観の違い、って感じでちょっと面白い。
 ダーさん、ダメだとは思ってたのね。

影男『放っておいてよろしいのですかな? 絶好の機会かと思われますが?』

銀仮面ヒルメス『―――エクバターナに戻るぞ』

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 一方ヒルメス卿、ダリューンもナルサスも双頭将軍も不在の絶好のチャンスを、敢えて見逃す!
 やっぱり、バフマンの死に思うところがあったのか
 彼も人の子か

 自分の恩人が身を呈してまで、あの少年を救った事実。

 これは重い。 

ダリューン『敵は五万、こちらは一万、少数の兵とは邪道ではなかったか?』

ナルサス『今回は、敢えて邪道を行くのさ』

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 天に星、地に花、人に愛!

軍師殿の「邪道」
 さて、城塞には八万の戦力がいるのだが、ナルサスは敢えて一万をチョイスして進軍。
 要は彼は、直接対決を避けたのだ

 天の時、地の利、人の和、シンドゥラは今、その全てを犯している……!

 さあ、軍師殿の邪道祭りの始まりだ!

腹心『夜も更けて参りました、ひとまず陣を張るべきでは?』

ラジェンドラ『いや、このまま山を越える』

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 というのも、まず「天の時」=気候の違いをラジェンドラは甘く見ており、熱帯育ちの彼らは
 雪が降るパルスでは、戦力が低下する。

 そして地の利、土地勘に勝るパルス軍は「挟み撃ち」をしかける!

 だが当然、ラジェンドラも承知の上で――――

ラジェンドラ『甘かったな! 俺の兵が、この程度の奇襲で怯むものかよ!』

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 一応、ギーヴ達は王子の守護に残ったのか。

豪胆将軍ラジェンドラ
 だが、寒さも奇襲も、そうした「動揺」を越えて戦える自負を見せるラジェンドラ軍に
 数に劣るパルスは、あっという間に押し返される

 天の時、地の利を犯してまで攻め込んでくるだけの自信はある、という事か

 久しぶりの軍団戦闘!
 特に、突撃<ヤシャシィーン>を叫ぶダリューン、カッコイイ!

 が、彼我戦力1対5は伊達じゃない!

ナルサス『―――だが、残る“人の和”は、どうかな?』

シンドゥラ兵『この音は、シンドゥラの!?』

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 しかしナルサスの真骨頂、闇夜に紛れ「第一王子軍」に似せた伏兵が、シンドゥラ軍を攻撃!
 敢えて、シンドゥラに似せた音(弓矢?)で誤解させ
 今度こそ動揺させる

 元々、彼らは「第一王子」に強い不信感を持っていた為、その出現には説得力があった!

 劣勢と誤解し、シンドゥラ軍は潰走――――

ナルサス『頃合だな、さあ! 五万と一万の戦力差、今ひっくり返してみせよう!』

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 コードギアス的な悲劇!

悪夢の捕縛
 更に、敵兵に紛れたアルフリードと、コスプレに定評のあるエラムの扇動によって
 シンドゥラ軍は凍った湖を割り、大惨事に――――。

 次に会ったら生かしてはおかんぞ!

 ラジェンドラ王子は、ダリューン&ナルサスの包囲を突破し
 単身駆けるが、遂に捕縛。

 かくして、精強を誇る五万の軍は無力化……!

 軍師きたない!

ラジェンドラ『聞いてはいたが、こんなにカワイイ大将だったか?』

殿下『―――ラジェンドラ殿、お話したいことがあって、ご招待しました』

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 さて翌朝、引っ立てられた敗軍の将、ラジェンドラ王太子により「殿下かわいい」が公式化
 公式でかわいい。

 のはさておき、こうして「対話する」事が、殿下の狙いだった。

 ナルサスが正面決戦を避けたのは
 いわば、遺恨を残さぬ為、両軍の被害を最小化する為だったらしい。

アルスラーン『仲間達に、助けられてばかりです――――』

ラジェンドラ『ふぅん…? 臣下ではなく仲間か、つくづく面白い男だな?』

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 ギーヴ、当初のミステリアスな雰囲気はどこいったギーブ!

インド殿下、翻弄さる
 やがて、彼を「主賓」とした宴が催されるのだったが、この第二王子ノリノリである。
 完全に自分の宮廷のノリ。

 おぉっと! 俺も混ぜて貰おうか? 酒の肴に楽士の歌はどうだい、王子様!

 酒を勧められた殿下に、代打に出るファランギース
 ファランギースといえばギーヴ。

 なお、やっぱりファランギースはザル、いくら呑んでも酔わない模様。

 あと若い二人がケンカしてた模様。

アルスラーン『ラジェンドラ殿、さっきの話の続きを』

ラジェンドラ『おーおー、もちろんです!』

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 が、そろそろ酔い潰されそうだったラジェンドラだが、アルスラーンの真摯な態度に襟を正す。
 彼の「話」とは、やはり同盟だった。

 ラジェンドラの王位継承を助け、代わりに協力してもらう

 もちろん、ラジェンドラは一笑に付すが――――

ラジェンドラ『俺に何かあってみろ、俺の兵達は貴様らを許しはしないぞ!』

ナルサス『というか、既にシンドゥラ国内には通達してしまいました』

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 ただ傍からは、寡兵に負けた無能と見られるはず。頑張れ王子!

翻弄の「同盟」
 実は、ナルサスが先手を打って「ラジェンドラは王位継承を目指し、王都へ進軍中」と触れ回っており
 既にして、彼は“反逆者”となっていた――――

 あの男、本当に信用して良いものか……?

 ナルサス汚い!
 が、それも王子の望みでしょうと返されたラジェンドラ、腹を括る!

 このまま共にシンドゥラ王都に攻め上がり、兄王子を倒す!

 とは言ってますが…?

微笑みも その涙も ここに捨てて行けないから

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 エンディングも先週から新曲、『One Light』に!
 オープニングでも良い曲!

 爽やかだ…。
 そして、やっぱり殿下が美しすぎる…!

世襲宰相『――――いかが致しましょう?』

第一王子『決まっておろう、ラジェンドラめを討つ!』

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 スパイの黒豹、せめて揃いの軍服着なさいよ問題。

その名は黒豹
 一方、どうせいつか戦争になると思っていた第一王子は、受けて立つと癇癪を起こしていた!
 やだこの人、なんかダメっぽい!

 ご安心召されよ、既にラジェンドラの元には私の配下の者を潜ませております

 その補佐役は、世襲の宰相(政治の最高位)。
 こっちは有能そう。

 というか多分、「世襲」をよしとする大臣には、第二王子の継承など都合が悪いんでしょうね。

 そういう「例外」は、彼のの世襲一族を危うくします

予告『ギーヴの紺色の両目には、不敵な笑いがあった―――』

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 ONE…、もといFAIRY TAILの作者様にして、その生産力の高さに定評のありすぎる真島氏!

王子三人
 一旦、銀さんと「出生」を巡る物語は中断、他所のお家騒動に積極的に首を突っ込むスタイル!
 もし想像通り、「生まれよりも、能力だ」と展開していくなら
 アルスラーンの救済にもなるのか?

 彼が王族ではないとしても、大事なのは「王」としての能力だろう、と。

 そして、いきなり一敗地に塗れたラジェンドラさんに
 励ましのお便りを! 

 次回、第十五章「シンドゥラの黒豹」




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