まさかの「シンドゥラ編」突入! 舞台は“インド”をイメージとした国に?
衝撃の殿下の出生から早二週間、パルス奪還は一旦置いて、戦力増強の“シンドゥラ編”へ移行!
ここで同盟を確固とすれば、一気に十万単位の味方が増えるはず
とはいえ、敵の腹心がクセモノっぽい?
というか、既にシンドゥラ国内には通達してしまいました。
■きたない、軍師きたない!
にしても、Aパートで見事に罠にハマるわ、Bでもナルサスに翻弄されるわ異国王子、不憫!
だが、彼もこのまま大人しく済ませる気は無い…?
にしても、Aパートで見事に罠にハマるわ、Bでもナルサスに翻弄されるわ異国王子、不憫!
だが、彼もこのまま大人しく済ませる気は無い…?
■異国王子、翻弄さる
八万の兵を擁するペシャワール城塞に、大国シンドゥラが第二王子、ラジェンドラは五万の兵で侵攻を開始!
無能な第一王子に代わり、王に就く為の「箔付け」であったが
ナルサスは僅か一万でこれに対抗する。
八万の兵を擁するペシャワール城塞に、大国シンドゥラが第二王子、ラジェンドラは五万の兵で侵攻を開始!
無能な第一王子に代わり、王に就く為の「箔付け」であったが
ナルサスは僅か一万でこれに対抗する。
その奇策は、両軍の損害を最小に抑える事で、彼と「同盟」に持ち込む為!
果たして、彼の戦力を温存したまま「同盟」となったアルスラーンは
まず、彼をシンドゥラの王とすべく
同国へと進撃する。
まず、彼をシンドゥラの王とすべく
同国へと進撃する。
だが、ラジェンドラは腹の底を見せず、また彼の軍には「世襲宰相」の間諜が入り込んでいた――――!
次回、第十五章「シンドゥラの黒豹」
![イメージ 3]()
![イメージ 4]()
この王子、異国の風情にノリノリである。
ラジェンドラ殿下『なるほど、これが“雪”というものかッ!!』
腹心『殿下、本当に進軍を開始してしまって、良かったのでしょうか?』
この王子、異国の風情にノリノリである。
■異国の慢心王子
さて、バフマンの最期の言葉に殿下が悩んでいた頃、異国“シンドゥラ”の王太子は自ら挙兵
一路ペシャワールを目指していた。
さて、バフマンの最期の言葉に殿下が悩んでいた頃、異国“シンドゥラ”の王太子は自ら挙兵
一路ペシャワールを目指していた。
なんせこの王子、有能ながら「第二王子」という息の詰まる環境なのだ。
そこで、孤立したアルスラーンを討って手柄を挙げ
兄を蹴落とそうという魂胆。
兄を蹴落とそうという魂胆。
この王子たち、一月差で生まれただけに過ぎない為、ひっくり返せる立場らしい。
どこも王位継承は大変。
![イメージ 5]()
そんなラジェンドラ様が部下を困らせていた頃、アルスラーン殿下も、部下を当惑させていた。
なんて一生懸命な殿下なんだ……。
なお。
殿下『私もやはり、出陣した方が良くないか?』
『私だけただここで座って待っているのでは、申し訳が立たない……』
そんなラジェンドラ様が部下を困らせていた頃、アルスラーン殿下も、部下を当惑させていた。
なんて一生懸命な殿下なんだ……。
なお。
今回は我々にお任せ下さい。必ずや吉報をお届けしましょう(ダリューン)。
この瞬間、吉報は確定したのであった。
![イメージ 6]()
また意外だったのは、このアルスラーンの甘い言葉に、誰より感じ入ったのがナルサスという事
ダリューンは、優しさを良く知っている反面
それだけではダメだと言う
ナルサス『ただ座っているだけでは、皆に申し訳が立たぬ、か』
『一軍の将の言葉とは思えぬな…』
また意外だったのは、このアルスラーンの甘い言葉に、誰より感じ入ったのがナルサスという事
ダリューンは、優しさを良く知っている反面
それだけではダメだと言う
ああいうお方だからこそ、我々も兵たちも信じてついていける。そんな王がいても良いのではないか?
二人の教育観の違い、って感じでちょっと面白い。
ダーさん、ダメだとは思ってたのね。
![イメージ 7]()
一方ヒルメス卿、ダリューンもナルサスも双頭将軍も不在の絶好のチャンスを、敢えて見逃す!
やっぱり、バフマンの死に思うところがあったのか
彼も人の子か
ダーさん、ダメだとは思ってたのね。
影男『放っておいてよろしいのですかな? 絶好の機会かと思われますが?』
銀仮面ヒルメス『―――エクバターナに戻るぞ』
一方ヒルメス卿、ダリューンもナルサスも双頭将軍も不在の絶好のチャンスを、敢えて見逃す!
やっぱり、バフマンの死に思うところがあったのか
彼も人の子か
自分の恩人が身を呈してまで、あの少年を救った事実。
■軍師殿の「邪道」
さて、城塞には八万の戦力がいるのだが、ナルサスは敢えて一万をチョイスして進軍。
要は彼は、直接対決を避けたのだ
さて、城塞には八万の戦力がいるのだが、ナルサスは敢えて一万をチョイスして進軍。
要は彼は、直接対決を避けたのだ
天の時、地の利、人の和、シンドゥラは今、その全てを犯している……!
さあ、軍師殿の邪道祭りの始まりだ!
![イメージ 10]()
というのも、まず「天の時」=気候の違いをラジェンドラは甘く見ており、熱帯育ちの彼らは
雪が降るパルスでは、戦力が低下する。
腹心『夜も更けて参りました、ひとまず陣を張るべきでは?』
ラジェンドラ『いや、このまま山を越える』
というのも、まず「天の時」=気候の違いをラジェンドラは甘く見ており、熱帯育ちの彼らは
雪が降るパルスでは、戦力が低下する。
そして地の利、土地勘に勝るパルス軍は「挟み撃ち」をしかける!
■豪胆将軍ラジェンドラ
だが、寒さも奇襲も、そうした「動揺」を越えて戦える自負を見せるラジェンドラ軍に
数に劣るパルスは、あっという間に押し返される
だが、寒さも奇襲も、そうした「動揺」を越えて戦える自負を見せるラジェンドラ軍に
数に劣るパルスは、あっという間に押し返される
天の時、地の利を犯してまで攻め込んでくるだけの自信はある、という事か。
久しぶりの軍団戦闘!
特に、突撃<ヤシャシィーン>を叫ぶダリューン、カッコイイ!
特に、突撃<ヤシャシィーン>を叫ぶダリューン、カッコイイ!
が、彼我戦力1対5は伊達じゃない!
![イメージ 17]()
![イメージ 18]()
しかしナルサスの真骨頂、闇夜に紛れ「第一王子軍」に似せた伏兵が、シンドゥラ軍を攻撃!
敢えて、シンドゥラに似せた音(弓矢?)で誤解させ
今度こそ動揺させる
ナルサス『―――だが、残る“人の和”は、どうかな?』
シンドゥラ兵『この音は、シンドゥラの!?』
しかしナルサスの真骨頂、闇夜に紛れ「第一王子軍」に似せた伏兵が、シンドゥラ軍を攻撃!
敢えて、シンドゥラに似せた音(弓矢?)で誤解させ
今度こそ動揺させる
元々、彼らは「第一王子」に強い不信感を持っていた為、その出現には説得力があった!
■悪夢の捕縛
更に、敵兵に紛れたアルフリードと、コスプレに定評のあるエラムの扇動によって
シンドゥラ軍は凍った湖を割り、大惨事に――――。
更に、敵兵に紛れたアルフリードと、コスプレに定評のあるエラムの扇動によって
シンドゥラ軍は凍った湖を割り、大惨事に――――。
次に会ったら生かしてはおかんぞ!
ラジェンドラ王子は、ダリューン&ナルサスの包囲を突破し
単身駆けるが、遂に捕縛。
単身駆けるが、遂に捕縛。
かくして、精強を誇る五万の軍は無力化……!
軍師きたない!
![イメージ 26]()
![イメージ 27]()
さて翌朝、引っ立てられた敗軍の将、ラジェンドラ王太子により「殿下かわいい」が公式化。
公式でかわいい。
ラジェンドラ『聞いてはいたが、こんなにカワイイ大将だったか?』
殿下『―――ラジェンドラ殿、お話したいことがあって、ご招待しました』
さて翌朝、引っ立てられた敗軍の将、ラジェンドラ王太子により「殿下かわいい」が公式化。
公式でかわいい。
のはさておき、こうして「対話する」事が、殿下の狙いだった。
ナルサスが正面決戦を避けたのは
いわば、遺恨を残さぬ為、両軍の被害を最小化する為だったらしい。
![イメージ 28]()
![イメージ 29]()
![イメージ 30]()
![イメージ 31]()
![イメージ 32]()
ギーヴ、当初のミステリアスな雰囲気はどこいったギーブ!
いわば、遺恨を残さぬ為、両軍の被害を最小化する為だったらしい。
アルスラーン『仲間達に、助けられてばかりです――――』
ラジェンドラ『ふぅん…? 臣下ではなく仲間か、つくづく面白い男だな?』
ギーヴ、当初のミステリアスな雰囲気はどこいったギーブ!
■インド殿下、翻弄さる
やがて、彼を「主賓」とした宴が催されるのだったが、この第二王子ノリノリである。
完全に自分の宮廷のノリ。
やがて、彼を「主賓」とした宴が催されるのだったが、この第二王子ノリノリである。
完全に自分の宮廷のノリ。
おぉっと! 俺も混ぜて貰おうか? 酒の肴に楽士の歌はどうだい、王子様!
酒を勧められた殿下に、代打に出るファランギース
ファランギースといえばギーヴ。
ファランギースといえばギーヴ。
なお、やっぱりファランギースはザル、いくら呑んでも酔わない模様。
あと若い二人がケンカしてた模様。
![イメージ 33]()
が、そろそろ酔い潰されそうだったラジェンドラだが、アルスラーンの真摯な態度に襟を正す。
彼の「話」とは、やはり同盟だった。
アルスラーン『ラジェンドラ殿、さっきの話の続きを』
ラジェンドラ『おーおー、もちろんです!』
が、そろそろ酔い潰されそうだったラジェンドラだが、アルスラーンの真摯な態度に襟を正す。
彼の「話」とは、やはり同盟だった。
ラジェンドラの王位継承を助け、代わりに協力してもらう。
もちろん、ラジェンドラは一笑に付すが――――
![イメージ 34]()
![イメージ 35]()
![イメージ 36]()
ただ傍からは、寡兵に負けた無能と見られるはず。頑張れ王子!
ラジェンドラ『俺に何かあってみろ、俺の兵達は貴様らを許しはしないぞ!』
ナルサス『というか、既にシンドゥラ国内には通達してしまいました』
ただ傍からは、寡兵に負けた無能と見られるはず。頑張れ王子!
■翻弄の「同盟」
実は、ナルサスが先手を打って「ラジェンドラは王位継承を目指し、王都へ進軍中」と触れ回っており
既にして、彼は“反逆者”となっていた――――
実は、ナルサスが先手を打って「ラジェンドラは王位継承を目指し、王都へ進軍中」と触れ回っており
既にして、彼は“反逆者”となっていた――――
あの男、本当に信用して良いものか……?
ナルサス汚い!
が、それも王子の望みでしょうと返されたラジェンドラ、腹を括る!
が、それも王子の望みでしょうと返されたラジェンドラ、腹を括る!
このまま共にシンドゥラ王都に攻め上がり、兄王子を倒す!
■その名は黒豹
一方、どうせいつか戦争になると思っていた第一王子は、受けて立つと癇癪を起こしていた!
やだこの人、なんかダメっぽい!
一方、どうせいつか戦争になると思っていた第一王子は、受けて立つと癇癪を起こしていた!
やだこの人、なんかダメっぽい!
ご安心召されよ、既にラジェンドラの元には私の配下の者を潜ませております。
その補佐役は、世襲の宰相(政治の最高位)。
こっちは有能そう。
こっちは有能そう。
というか多分、「世襲」をよしとする大臣には、第二王子の継承など都合が悪いんでしょうね。
そういう「例外」は、彼のの世襲一族を危うくします
![イメージ 41]()
ONE…、もといFAIRY TAILの作者様にして、その生産力の高さに定評のありすぎる真島氏!
予告『ギーヴの紺色の両目には、不敵な笑いがあった―――』
ONE…、もといFAIRY TAILの作者様にして、その生産力の高さに定評のありすぎる真島氏!
■王子三人
一旦、銀さんと「出生」を巡る物語は中断、他所のお家騒動に積極的に首を突っ込むスタイル!
もし想像通り、「生まれよりも、能力だ」と展開していくなら
アルスラーンの救済にもなるのか?
一旦、銀さんと「出生」を巡る物語は中断、他所のお家騒動に積極的に首を突っ込むスタイル!
もし想像通り、「生まれよりも、能力だ」と展開していくなら
アルスラーンの救済にもなるのか?
彼が王族ではないとしても、大事なのは「王」としての能力だろう、と。
そして、いきなり一敗地に塗れたラジェンドラさんに
励ましのお便りを!
励ましのお便りを!
次回、第十五章「シンドゥラの黒豹」