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Channel: GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記
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響け!ユーフォニアム 第12回「わたしのユーフォニアム」感想。ブーメランが戻ってくる瞬間

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久美子、“中学時代の麗奈”の悔しさを知る。努力、努力、落第、そして!

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 前回の先輩、一話の麗奈みたいに『頑張ったのに叶わない』悔しさ、泣けるくらい悔しいのは頑張ったから!
 好きだから頑張るんだって、確かめた久美子に救いの一言。
 処刑も救いも、滝先生はズルい人だ!

 あなたの“できます”という言葉を、私は忘れてはいませんよ?

そしてオチ要員の麗奈である
 ラストの麗奈に、笑っちゃいけないけど笑っちゃうよ!あの子も、ちゃんと恋してるのね。
 そこも、何故か妙にホッとしました。

 秀一君も頑張れ、マジ頑張れ。

滝『今のところ、ユーフォも入れますか? コンバスとユニゾンで』

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 新しい楽譜を見た久美子、目が霞む。

好きですユーフォニアム
 夏休み突入、オーディションでの麗奈に感化された久美子は、打って変わって熱血漢となったが
 熱を入れすぎたあまり、体調を崩してしまう。

 また、クオリティアップの為に新しいパートを任されたが、これがまた難問だった。

 自身の熱意と難しい課題。
 両方が、久美子を練習へと駆り立てるのだったが、力及ばず降ろされてしまう。

 降ろされたのが悔しくて、その悔しさが「自分はユーフォを好きなのだ」と、久美子に気付かせるのだった。

 次回、第13回(最終回)。

長瀬『うーんここかぁ…、確かに難しいよね?』

後藤『まぁでも先生のいう事も解る、ここは音の厚み、弱かったしな』

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 ダメだこりゃ、みたいな夏紀先輩かわいい。

課題と格差
 夏休み中、新しい担当を増やされたユーフォニアム組だったが、あすか先輩は一発で吹いてみせ
 対する久美子は、ヘボヘボだった。

 あすかの演奏は、ある程度大きく、しかもクッキリと迷いなく演じられて奇麗。

 対し、久美子は迷っているし小さい。
 レベルが低かった。

 相当難しいパートなのね。

麗奈『良くなってる、でもコンクール的にはダメ』

久美子『だよね』

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 個人練に飛び出した久美子は、日陰とはいえ、わき目もふらず水分も採らずひたすら練習。
 そこに現れた麗奈は、端的に評価する。

 だよね

 対する久美子、キャラが違う!?
 完全に熱血キャラ!

久美子『ねえ麗奈、私、上手くなりたい。私、麗奈みたいに特別になりたい』

麗奈『――――じゃあ、私はもっと特別になる』

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 次いでの久美子の一言に、とても嬉しそうだった麗奈も、今週のハイライト!
 友達、理解者、“同じ目標”を目指す仲間に!

 後半の気付きといい、本作は「久美子が麗奈に近付いていく」話でもあった、んでしょうか。

 麗奈さん、ホントに嬉しそうだった。

さふぁいあ川島『久美子ちゃん、もうすぐ合奏……、大変、鼻血がっ!?』

久美子『えぇーーーーーーーーーーっ!?』

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 そりゃあんだけ汗かいて、水分をとってなけりゃこうもなろう!

無自覚チャレンジャー
 が、冒頭での体調不良が急激に形となり、久美子は鼻血を吹いて保健室に運ばれてしまう。
 水分も採らず、無理した結果だった。

 熱いのか冷めているのか、そもそも今までの自分は、どんなだったのか……

 熱くなったね?
 と、葉月&さふぁいあに言われて思う。

 今、久美子は確実に「熱い」。

 周囲にも視聴者にも明確、だけど久美子はそれすら解らないくらい、練習に没頭していたのだった。

久美子『私は完全に冒されてしまったのだ、上手くなりたいという熱病に…』

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 オーディションで、麗奈の熱意を「音」として聞いてしまった後遺症、熱血久美子!
 もっと上手くなりたい!

 そして、「やや足を引っ張っている」秀一君も燃えていた!

 互いに「音」だけで激励しあう二人。
 負けてられねえ!ってヤツで、なんだか微笑ましいですね。

久美子『あおいちゃん、吹部やめた事、後悔してない?』

葵『してないよ、全然してない。私には、続ける理由が無かったから……』

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 おいちゃん先輩の言葉、本音なのか、強がりなのか……

先輩たち
 帰り道、偶然出会った幼馴染の葵先輩に、同じく進学を理由に辞めてしまった姉に。
 久美子はモヤモヤし、ついつい爆発させる!

 ちょっと、何吹いてんの!? 久美子、近所迷惑よっ!

 かつての憧れ
 そして、先に辞めてしまった先輩たち。

 幻滅ゥ! 懊悩ゥ!

滝『前よりは良くなりましたが、まだ、求められる音にはなっていません』

『練習でできない事は、本番では絶対に出来ません』

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 滝先生のダメ出し、声の調子が確実に強くなっていて、この人も熱い!

「出来ます!」
 やがて、再び合奏練習に没頭する北宇治だったが、秀一と久美子はダメ出しを喰らってしまう。
 練習で出来ねば、本番でも出来ない
 そして

 本番で出来ないという事は、全員に迷惑をかける事になりますよ?

 滝の厳しい言葉!
 に、はい! できます!と応える久美子!

 しかし熱意と裏腹に、難しすぎる課題は久美子を追い詰めてゆく。

『いかに難しいか、私は思い知らされていた――――』

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 確実に狙った力加減、息の強さをリズムに合わせて出していく難しさ、改めて解る難しさ。
 入学時、先輩方を「ヘタ」だといった事もある久美子
 でも改めて、演奏は難しい。

 頭の中に理想はあるのに、形に出来ないもどかしさ

 音楽やってなくても、きっとそれは解る。

久美子『麗奈……?』

麗奈『―――まず飲んで』

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 そんな、久美子の気持ちに誰より共感し、力になってくれる麗奈。
 なんだか心強いですね。

 葉月たちとは違ったベクトルで心強い。

麗奈『あの、ずっと言いたかったことがあって…』

『オーディションの時、生意気いってすみませんでした』

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 その翌日、あれから随分経っていたが、麗奈も香織に素直に謝ることができていた。
 あの頃の生意気は、いってみりゃ強がりでしたもんね

 自分は間違っていない、滝先生はえこひいきする人じゃないって言いたい、そのための強がり。

 ようやく憑き物が落ちた感じ。
 一方、香織先輩はやはり天使だったというお話である。

しかし夏紀先輩、後ろで何やってんのかと思ったら

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 何、独りで顔赤くしてんの?と、リボン吉川をからかう為だった模様。
 ただの仲良しじゃねェか!

 吉川さん的には、麗奈を警戒してたんでしょうけれど!

 そりゃまあ警戒しますよね
 視聴者と彼女だと、「高坂麗奈」に持ってるイメージは、まるで違うんでしょうな。

その時は、まだ十日ある、このまま練習を続ければなんとかなる、そう思っていた

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 一方、秀一くんの努力は実っていた。が……。

手、届かず
 しかし、上がり調子と思われた久美子は「落第」の判定を下され、絶望感に打ちひしがれた。
 この成長速度では、届かない、と。

 それからユーフォ、ここは、田中さん独りでやってください――――。

 滝先生名物、一刀両断発言!
 久美子が犠牲に…!

 周囲は慰め、第一これは「追加パート」の話で、レギュラーを外されたわけじゃないのだ。

 それでも、悔しかった。

久美子『上手くなりたい……、上手くなりたいって言ってんの!』

秀一『そんなのっ、俺だって上手くなりてぇ!』

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 今週のハイライト、特に「曲がる」シーンが何かスゴかった!

悔しくて
 外され、悔しくて悔しくて泣いてわめいて走って、ようやく久美子は思い至ったのだ。
 中学時代、泣いた麗奈の気持ちを。

 その時、私は知った……、“悔しくて死にそう”という辛さを、麗奈がどんな気持ちでいたのかを。

 それは好きだから
 自分が、「ユーフォニアム」を好きだって事。

 麗奈も自分も他人に負けたくないくらい、自分の楽器が大好きだったのだと事。

 一話以来、長い長いブーメランだった……!

姉『音大行くつもりないのに、吹部続けて意味あるの?』

久美子『好きだもん、私、ユーフォが好きだもん!』

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 中学時代の久美子も、今回の姉さんもすごく現実的に物事を考えていて、理解が出来ない
 え、本気なの?みたいなリアクション。

 そういう「当たり前の考え」を、麗奈は飛び越えたいのでしょうか。

 それが特別って事
 そして、その為には吹き続け、練習し続けるしかない、みたいな。

滝『黄前さん? どうしたんです、こんな時間に?』

久美子『すいません、忘れ物したみたいで……。あの、ケータイを…』

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 子供はこうして、大人の何気ない言葉にも勝手に成長していく。 

好きって事
 そうして、自分の気持ちを確かめた久美子は、偶然が重なって「その気持ち」を確かなものにする。
 うっかり学校に戻り、滝の言葉に背中を押される久美子。

 好きって、それで良いんですよね

 滝は、音楽の先生の息子
 でも選んだのは、自分が好きだったから

 また滝の父は、十年前はここの顧問をやっていたらしい。

 弱小北宇治、でも妙に規模が立派なのは、そういう過去があったからなのね。

滝『吹けなかったところ、練習しておいて下さい。次の関西大会に向けて』

『あなたの“出来ます”という言葉を、私は忘れてはいませんよ』

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 きたない、さすが滝先生きたない。

「全国大会」を目指して
 オマケに、去り際に滝先生は爆弾発言をし、久美子の気持ちを爆発させたのだったが
 結果、麗奈にまで飛び火した。

 実はね、さっきまで滝先生と二人きりだったから――――

 ケンカ売りたいの!?
 もとい自分の発見を伝えたくて、言葉足らずになる久美子!

 高坂麗奈、茫然自失…ッ!

 この人でなしー!

努力した者に神さまが微笑むなんてウソだ

でも、運命の神様がこちらを向いてウィンクをし、そして、次の曲が始まるのです

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 呆然とする麗奈が、今週一番「かわいい」と思ったのです。

わたしのユーフォニアム
 ラストは、「ユーフォが無いからチューバ君マスコットを付けていた」久美子が、ユーフォ君と遭遇
 テンション高くなる余り、麗奈を置き去りにする物語
 麗奈残酷物語。

 最初は、押し付けられて始まり惰性で続け、でも気付けば大切なものになっていた。

 そんな気付きの話
 久美子が、久美子自身の新しいスタートを切る話……ッ!

 そして次回、最終回なのです!

 どうなる最終回! 

余談。コントラバス(Contrabass)

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 妙に頭身が高いぞ、さふぁいあ川島ッ!

さふぁいあ専用機
 この一年、誰も触れるものなく封印されていた北宇治コントラバス。なんてのも懐かしい。
 別称が多い楽器でもあり、それだけ多様に使われてきた
 そんな楽器でもあるそうな。

 非常に大きいが、全長は約170 - 200cm程度、弦の実効長も約95 - 120cm程度とバラつきも大きい。

 同じ楽器なのに、これほどサイズがまちまちなのは珍しく
 国によっても「基準値」が違うそうな。

 非常に大きいので、女性・子供用などに小さいのも作られているが、その「基準値」が違う

 日本製のフルサイズは
 ヨーロッパだと、3/4サイズに過ぎないという。

 場面により呼び方がまちまちなさふぁいあ川島とは、そこに共通点があるかもしれない(暴論)。



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