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Channel: GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記
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パパと親父のウチご飯 2巻[豊田 悠]感想、拗ねる“子供”と親父鍋! 運動会回最高でした!

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 急にシングルファーザーになった友達同士が、へんてこな“家族”を築いてゆく奮闘漫画!

“あったかいメシ”揃いの第2巻! 家族一丸! 家族崩壊……?

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※画像右下隅クリックで拡大。

 二巻は季節も秋へ入り、特に最初、「運動会」回が親子みんな全力投球! ホント楽しかった!
 子供に負けじと、から揚げを一から作ってやろうと奮戦する千石君
 調理中、欲望に負ける親二人!

 味見は必要だよな?

ダメ親父ー!
 特に、から揚げと鍋がすごく印象的で、ホントに「親子」になっていく物語も素敵でした!
 あとラスト、本編最後の10話の晴さんの締め台詞
 アレ、ぐっときますね!

 優等生的で気弱な晴さん、ヤンキーの千さん、二人の出会いも気になる巻でした。

これからも一緒に飯を食おう

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 今巻、千さんが『おやじ!』って呼ばれてゆく流れが、ハラハラしたし快かった!

おやじ!
 秋、運動会のお弁当に奮戦したり、子供らが育てたじゃがいもをコロッケににしたり
 片親同士の二組の、“変な家族”は今日も奮戦!

 しかし、千石は娘に嫌われていると思い込み、娘の愛梨も、彼に嫌われたと思い込み――――。

 ぎくしゃくする彼らを変えたのは、千石自身「家族」を好きになり始めた事と
 相棒、晴海が思い出させた言葉だった。

 娘・愛梨にはじめて「親父」と呼ばれ、変な家族はまた一歩、楽しい家族へ前進する。

ヤンキー千石さん、悩む

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 また今巻、娘=愛梨に嫌われてる、そりゃこんな親父はイヤだろうなって悩んでた千さん。
 一巻かけて近付いてゆくのが、ホント素敵でした。
 晴さんのサポートも!

 互いに、「嫌われている」「嫌われた」と思い込んで悩む千石親子。

 タイトルの「親父」も回収しましたし
 すっごく、キリが良いところで単行本が読み終われたのも良かった! こういうの好きです。

『自分は弱い』と知って、意地を張っていた晴海さん。その変化

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 前巻で、「孫(清一郎)を引き取ろう」と祖母に言われていた晴海さん、そのエピソードが再び。
 今巻では、彼が素直に祖母を頼る流れが。

 自分の意思を貫きながら、子供最優先で、母の力も素直に借りられるように。

 祖母、晴海さんのお母さんもただただ彼らを心配していたと
 強く伝わるのが好きです。

 この流れから、今度は弱った千さんを諭すのも、前巻と逆転気味で素敵だった!

そんな「じゃがいも回」で作ったのは、自家製コロッケ!

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 地道な清一郎くんが、幼稚園で育てていた芋にこだわって、ワガママをいったのが発端でしたが
 その芋で、みんなでコロッケを作る流れ!
 めっちゃ微笑ましい!

 子供らも、積極的に調理に参加させてワイワイ作っていったじゃがいも回!

 自家製って一味違うんですよねー。
 これ正直、すごく食欲をそそるエピソードでもありました。旨そう。

千石『お前、ほんっとお人よしすぎねーか?』

晴海『違いますよ』

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 後このエピソード、男を作って逃げた奥さんとの面談に『アルバム』を用意したり、食事も作ったり。
 当然、千さんに呆れられていたんですが
 最後に一言

 君なんかいなくたって僕たちは大丈夫ですからね、っていう、僕なりの意地です

 晴さん怖ァ!?
 元気なアルバムは『離婚したけど全然大丈夫ですよ?』、と見せ付ける為なんだ、という晴さん!

 当人、めっちゃ引きずってますけど、強くなったな晴さん!

千さん、今度は『グラタン』に挑戦する

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 いつもの料理教室にいったところ、今回は他にもたくさん受講生が来ていて、一風変わった流れに。
 グラタン作りに、思わずくじける千さんかわいい。

 工程多……っ!

 まさに料理あるある。
 でも、なんだかんだで手際よく仕上げる千さんマジ流石。惚れる。

千石『グラタン、こんなに手間がかかってたんだな』

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 実は、例の元カノの部屋に初めていったとき、彼女が作って待ち構えてくれていた料理だった
 寒かったろ、と暖めたり!
 ラブいなオイ!

 なんだホント、この元カノさんすごく良い女じゃん!

 どうして別れちゃったのか、それも彼女自身の夢の為とか、そういう流れなんでしょうか?

千石さん、拗ねる

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 今巻は序盤は晴さんの成長、やがて彼からの助言を受けて、今度は千さんが変わっていく流れ
 拗ねて、ついつい童心に返ってバイクを走らせた千さんが
 偶然立ち寄った田舎のお店

 そこで老亭主と気が合い、彼の鍋をつつくうち「アイツらにも食わせたい」と思ってしまう

 子供の頃から荒んでいて
 初めて、こんな気持ちになったんだという千さん。

 こういうの弱いですわ…。そこから『これからも、一緒に飯を食おう』の流れは反則でした!

収録

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 ラストの調理オマケページにて、お晴さん、アンタ宮崎県民だったのか……。南国九州!

 バンチコミックス「パパと親父とウチご飯 2巻」。豊田悠。
 月刊コミックバンチ連載、新潮社発行。
 2015年6月発売(前巻2014年12月)

 6話「運動会の唐揚げ弁当」
 7話「コロッケ」
 8話「エビグラタン」
 9話「具たっぷり味噌ラーメン」
 10話「鶏つみれ鍋」

 ウチレシピ
 パパ飯レシピ

 今巻は、カバー下まで「差分漫画」収録!こういう遊び心って好きですわー。



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