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Channel: GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記
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響け!ユーフォニアム 第10回「まっすぐトランペット」感想、どろぬま! 麗奈かわいい、夏紀先輩かっこいい!

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内戦勃発、勇気ある挙手! 次回、「まっすぐ」同士の決戦の結果は…?

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 正直、あの状況で手を上げることができた、香織先輩の「勇気」に感服する! 私なら無理ですわ……。
 負ければ大恥、麗奈の演奏歴の長さ、熱意も幾度も語られてますし
 その辺に気付かない人でもないでしょう。

 それでも『自分自身が納得する』為に、敢えて決着を望む香織先輩……!

「まっすぐ」激突!
 いずれにせよ、自分が上手いと一歩も引かない麗奈、自分が絶対に出たいと譲らない香織
 互いに真っ直ぐで、激突は必至でしたね
 こうきたか!

 予想通りの陰湿展開から、「高坂さんの入学理由」判明に繋がるのも面白かった!

『<アンタが…、アンタがいなければ、コンクールで吹けたのに!>』

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 久美子のトラウマも、中一時代、先輩を蹴落とした事だった。

決戦リトライ
 久美子はオーディションで、先輩である中川夏紀を破ってしまった事におびえていた
 中川は、自分が「浅い」演奏者なのはわかっていた
 来年、一緒に頑張るからと背中を押す。

 一方、もう「来年」は無い中世古香織は納得しきれず、彼女の為に吉川優子は奮戦してしまった。

 滝が、高坂と知人だった事にあてつけ
 えこひいきしたと騒ぐ吉川に、生徒の噂と不信は膨らんでゆく。

 滝顧問は、不満がある者への「公開オーディション」を宣言、香織と麗奈の直接対決が始まる!

 次回、第11回。

中川夏紀『おーまえちゃん♪ 話あるから付き合ってよ?』

久美子『――――笑顔が怖い……』

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 中川先輩、笑顔、笑顔、笑顔! 

トラウマ・オーディション
 コンクールも目前、絶好調に盛り上がる北宇治吹奏楽部だったが、黄前久美子はトラウマに悩んでいた。
 中川にも、中一時代のように責められると思ったのだ。

 声に出てるよ? もーっ、そのくせ直しなよー

 そしてツッコまれる久美子!
 つい本音を口にする癖、もう周知の事実なのね!

 ローテンションな彼女らしくなく、妙にテンション高い中川に、怯える久美子だったが――――。

モブ部員『―――高坂ってラッパの? へぇ、知らなかった』

モ部員『はいっ! らら、聞いちゃいましたっ!』

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 一方、ビッグリボン吉川優子は、敬愛する中世古の言葉を守って「何もしなかった」らしい。
 不満だけれど、「だから嫌がらせしよう」というほど
 腐ったリボンでは無かった。

 が、部員のららが言っていた噂話が引き金となって―――――。

 らら聞いちゃったのか……。

中川『私、チョコ派だから。イヤだって言っても飲んで貰ってたけれどっ』

『――――あぁ、オーディション落ちてしまったぁ!』

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 なんというぶっちゃけ中川。

見抜かれてた
 だが、軽く久美子を緊張させて始まったのは、「気にしないで」ってことだった。
 だって元々、中川は演奏歴も短い。

 黄前ちゃんはちゃんと勝ち取ったんだよ? 私はそれで納得してる、良かったって思ってるくらい

 今回すごく頑張ったのも、部の空気のノせられただけで
 上っ面だったと自分でも解ってた。

 それを滝先生に見抜かれ、練習不足なところを狙い撃ちされ、イヤでも思い知った。

 対し、久美子は幼い頃から頑張ってきたのだから。

中川夏紀『久美子ちゃんの(楽譜)に最初に書きたかったんだよね…』

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 そして久美子の楽譜に、「絶対に金賞(をとってきなさい)」「来年一緒に吹くぞ」
 久美子と、そして自分自身への激励を飛ばす

 今回ダメだったけど、夏紀先輩は諦めてしまったワケじゃなかった。

 出会った頃の、無気力な彼女じゃなかった。

中川夏紀『ありがとね? 黄前ちゃんのおかげで、少し上手くなれた気がするよっ』

久美子『先輩は…、良い人ですね……』

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 そうやって自分が変われたのも、いつか久美子が引っ張り出してくれた、巻き込んでくれたから。
 そう思っていた中川夏紀は、最高の笑顔で礼をいい
 久美子は思わず泣き出してしまう。

 ああ、ええ話や……。

 ガチで泣かれびっくりして取り乱すのも含めて、天使だったよ中川先輩……。

吉川『諦めないで! 香織先輩の夢は、ぜったい叶うべきなんです!』

『じゃなきゃ……』

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 逆に、敬愛する香織が「独奏を演じられない」ことに、吉川は“うわさ”に飛びついていた。
 高坂麗奈と、滝顧問の関係を知って邪推し
 えこひいきされたと訴える

 もちろん、中世古香織は「その話は口外しないで」と伝えるよう、逆に釘を刺すが――――。

 単なるアイドルじゃなくて、何かあったんですね…。 

生徒『なんだ、泊り込むわけじゃないんだ……』

滝『したければ、して貰っても構いませんよ。私は帰りますけどね?』

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 吹奏楽部あるある?

滝先生ノリノリである
 翌日、先生は持ってこさせた毛布を教室中に敷き詰めさせ、音を吸収させる処置をしていた。
 大ホールでの演奏に備え、大きな音を正確に出せるよう
 訓練は、さらに厳しい段階に入る

 逆に言えば、それだけ北宇治が成長したという事で、滝先生ノリノリである

 冒頭の指揮っぷりといい、機嫌よさそう!

吉川優子『先生! 一つ質問があるんですけど、良いですかっ!!』

『滝先生は、高坂麗奈さんと以前から知り合いだったって、本当ですか!』

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 吉川優子の、優子なのに優しくない暴露と邪推が始まった…ッ!

高坂麗奈の導火線
 だが「滝顧問と高坂が知り合い、父同士が知り合い」だから、えこひいきしたんだろうと吉川が責め
 滝への侮辱に、麗奈までもがキレてしまう!

 なぜ私が選ばれたか、そんなの解ってるでしょう? 香織先輩より、私の方が上手いからです!

 言いおった!
 言った、いや言い切りおった!

 あんまりな物言いに、吉川が連鎖的に激昂し、収拾不能に陥る吹部。

 だって絶対的に上手くなければ、滝が「えきひいきするダメ教師」になるのだから、そりゃ言い切る!

中世古香織『――――やめて!』

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 結局、当事者である香織自身が叫び、麗奈が場を外したことで、その場はお開きとなった。
 見方を変えれば、実力のなさを「滝のえこひいき」と摩り替えている
 今の香織ほど惨めなものは無い

 ケチつけるなら、私より上手くなってからにしてください

 そして麗奈、トドメの一撃である―――

久美子『麗奈、麗奈ぁ!』

麗奈『―――――――うざい』

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 あーーーーーーっ! うざい! うざいっ! うっとうしい何なのアレ!?

ホントに?
 やがて、教室を飛び出した彼女を追いかけた久美子は、地団太を踏む麗奈とかいう面白珍百景を目撃
 当人は至ってガチなのだが、傍から見ると面白い
 そんな風景。

 久美子! 私、間違ってると思う?

 だが、やっぱり堪えていたらしく、「自分は間違っていないよね?」と問う麗奈。
 久美子は、迷わず「間違ってない」と返した。

 続けて「ホント?」と返す辺り、ホントに堪えていた'らしく、淡々と真相を語ってくれる麗奈。

麗奈『滝先生が来るって聞いて、で、推薦蹴って……、仕方ないでしょ』

『私さ、滝先生のこと好きなの。ライクじゃないよ、ラブの方ね』

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 全部解ってみれば、どこまでも素直な子なのね。

「トクベツ」への壁
 麗奈らしい淡々とした口調で、滝先生が来ると知って推薦を蹴り、北宇治に入学したと語る麗奈。
 推薦を蹴ったのも、今回も、いつか秀一に怒ったのも
 全部全部、好きな人の為だった

 いや、麗奈って可愛いなって思って?

 とは、性格悪い久美子の談。
 的確である。

 麗奈は実力でねじ伏せてみせる、「実力でねじ伏せられる」と考え、彼女らしいと久美子は思うが―――

でも、その時はまだ解っていなかったのかもしれない

強くあろうとする事、特別であろうとする事が、どれだけ大変かという事を

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 松本先生は、ただ音楽を楽しめと久美子に助言するが――――。

爆発ヒステリック
 しかし、麗奈と同様に口下手な滝は、きっぱり断じた以外は弁解せず、生徒は勝手に話を膨らませ
 その不信感が、今度は滝自身を爆発させてしまう。

 私は、(毛布を)取って良いなんて一言も言っていませんよ! 戻しなさい、今すぐ!

 なんという悪循環。
 せっかく、八重歯がかわいい毛布ダイブが見られたのに!

 アレが爆発の前兆とか予想できんですよ!

長瀬『部長も精一杯頑張ってるよ?』

葉月『あすか先輩なら、みんなをノせてくれそうっ!』

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 結局、合奏練習どころじゃなくなってしまい、パート練習に逆戻りとかいう負のスパイラル。
 ダレてる中川先輩が可愛すぎたが、それはそれとして
 場の収拾が必要

 低音部は、満場一致で「あすか先輩の出動が必要だ」という結論に達した。

 そして久々に場に流される久美子!

田中『不満があるとかじゃない、まして同情されたいなんて思ってない』

『ただ、納得していないんだろうねぇ……、自分に』

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 そんなヒマがあれば腕を磨けとかいう田中理論。

「中立派」の本音?
 やがて、偶然にあすかを探し当てた久美子に、彼女は「香織の本音」を推察するのだが
 あすか自身は、まったく興味がないと言う――――。

 正直言って、心の底からどうでも良いよ。誰がソロとか、そんなくだらない事。

 去年の騒ぎも葉月の恋も、香織の苦悩も。
 それは本音なのでしょうか?

 いずれにせよ、あすかに収拾をお願いするのは無理だと、久美子も「部長も」判断する。

 彼女はあくまで中立で、それだけは揺るがない。

『――――こりゃ、独りでやるしかねぇぞ、晴香…!』

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 あすかが今回も中立だと悟り、香織にも頼れず、気合を入れる晴香部長!
 今回ばかりは、文字通りの孤軍奮闘!
 肝が座ってきた!

 生徒のみならず先生陣まで含めて、本作で、一番頼りになる人かもしれません!

松本『音楽は良いですね、嘘をつけない。良い音は良いといわざるを得ない』

『お父様もそう言っておられたと記憶してます――――、では』

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 そして、次は決戦が始まってしまうのです!

アクティブ・ハート
 だが、決定打を作ったのは滝顧問、松本先生に促された事で「公開オーディション」を宣言する
 上がった手はたった一つ、中世古香織だった。

 ソロパートのオーディションを、もう一度やらせてください………!

 恥をかくかもしれない
 いや、確実にかくだろうと知ってなお立つ香織

 これがもっとも有効な解決策か。

 前回、落ちて泣いた子もいたはずですが、上がった手がたった一つだけだったのも、香織先輩の強さか。

次回、「香織の敗北」となるのか? そこから生まれるものは?

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 譜面に書いた決意のラクガキ、決意の呪い。

白黒つける!
 次回、誰にでも判る差がつけば、先生と高坂さんの正しさが証明されるワケですが……。
 そこまで見越して、場の収拾の為に身を投げ出した
 って面もあるんでしょうか?

 とにかく、自分に納得したいってのが一番の動機らしい香織先輩。

 部の結束に奔走していた彼女が
 今回、混乱の原因になる、というのも皮肉なものです。

 そして今回も、自分の練習を妨げる雑音なんて、マジでくだらないというあすか先輩。

 たとえば葉月は天然者
 対し、久美子もあすかも仮面優等生
 久美子を特別視するのは、あすかも仮面優等生同士、共感とか感じているんでしょうか? 或いは?

 次回、第11回!

余談。ユーフォニアム/ユーフォニウム(euphonium)

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 アレ? 夏紀先輩って久美子より小さかったの?

響け!ユーフォニアム
 作中、幼少時の久美子が無理やり押し付けられ、現在に至るまで愛用し続ける本作主力楽器。
 ちなみに「テナー・チューバ」と指定される事もあるそうな
※高音域の男声。

 また、ユーフォと同様の役割を担うも、音色、機構が異なる楽器が各国に存在しているが
 これらを統括する名称が無い為、日本ではひとまとめに呼ぶ際は
 まとめて「ユーフォニアム」と呼ぶらしい。

 このビミョーに雑な部分は、微妙に久美子を連想させないでも無い気がする今日この頃。

 或いは、内情は違うけど、一般に同じように扱われるという点も
 仮面優等生な彼女らしい
 のかも。

 音色はトロンボーン等に似ている為か、知名度は低く、そういった影の薄さも彼女らし以下省略。



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