エトワール、再会。銀仮面との因縁! 再会と邂逅、激戦の幕間劇!
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荒れ果てた王都、真面目に信徒として行動しつつも、己の矛盾に気付きつつあるエトさんとの再開
純真な王子と、自己矛盾を許せないエトワールの会話が
なんともくすぐったい。
そして安心と嫌悪のクソ司祭ボダン! 文化を蹂躙するとは恥を知れ!!
■ヘボ画家、憤る
一方、軽やかなナルサス&ダリューン組も頼りになりすぎて、このまま王を暗殺できそうなレベル。
が、銀仮面も予想以上に強者な模様。
一方、軽やかなナルサス&ダリューン組も頼りになりすぎて、このまま王を暗殺できそうなレベル。
が、銀仮面も予想以上に強者な模様。
老いたりといえど大将軍、ヴァフリーズ爺ちゃんを殺した腕前は、敵ながら確かという事か。
銀仮面の協力者。パルス大敗の霧は、呪術的に起こされたものだったらしい。
老仮面『裏切り者の汚名をこうむったまま、野に屍を晒すとは哀れよ…』
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銀仮面の協力者。パルス大敗の霧は、呪術的に起こされたものだったらしい。
■月下の邂逅
王と王妃の行方を探り、荒れ果てた王都に潜入したダリューンとナルサスは、敵国の無慈悲さに戦慄
幸い、王妃が「敵王に言い寄られている」事だけは解ったが
銀仮面に強襲を受けた。
王と王妃の行方を探り、荒れ果てた王都に潜入したダリューンとナルサスは、敵国の無慈悲さに戦慄
幸い、王妃が「敵王に言い寄られている」事だけは解ったが
銀仮面に強襲を受けた。
顔半分に、深い火傷を負った「銀仮面」の素顔を垣間見る二人だったが、王都から脱出を強いられる。
一方、残されたアルスラーンは、彼を「殿下」だと知らないエトワールと再会
口論の末、再び彼と道を別つ事となる。
口論の末、再び彼と道を別つ事となる。
次回、第十章「カシャーン城塞の主」
前回のカーラーンの言葉に、最も腕の立つ者と賢い者が、揃って王都にもぐりこむ機動力!
王の行方を探るべく、敢えて虎穴に飛び込む二人
ナルサス『随分と、荒れたな……』
ダリューン『ああ、殿下に見せたくはないな……』
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前回のカーラーンの言葉に、最も腕の立つ者と賢い者が、揃って王都にもぐりこむ機動力!
王の行方を探るべく、敢えて虎穴に飛び込む二人
慣れ親しんだ街が、無法にも焼け崩れ占拠された有り様……!
これは誰だって悲しい。
しかし、いかに王都が交易で成り立つ都市とはいえ、よく入り込めたもんですな。
純情で腕ずくにも出ない、この人、王様じゃなけりゃ人畜無害だったろうに。
しかし、いかに王都が交易で成り立つ都市とはいえ、よく入り込めたもんですな。
ルシタニア王『年が開ければな? 余は、皇帝を称することとなるだろう』
『そこで…、皇帝には、后妃が必要だと世間は思っておる!』
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純情で腕ずくにも出ない、この人、王様じゃなけりゃ人畜無害だったろうに。
■純情王と鬼畜司祭
どうも、「王を捕らえた」事はルシタニアも承知の上で、その上で敢えて殺していないらしい。
これに業を煮やした司祭は、暴挙に出た。
どうも、「王を捕らえた」事はルシタニアも承知の上で、その上で敢えて殺していないらしい。
これに業を煮やした司祭は、暴挙に出た。
その腹いせに、王立図書館に保存してあった、貴重な歴史的書物を焼き払う行動に出た――――
貴重な文化が……!?
この時代、ロクに写本にもされてなかろう!?
この時代、ロクに写本にもされてなかろう!?
あのクソ坊主、悪魔の書だと焚書に出やがったのである!
反論した部下も焼き殺す徹底振り…!
実用的な医学書の類まで焼き、「そもそも病にかかるのも信心が足りぬせい」と言い切る司祭!
圧倒的マッチョイズム!
アホだ!
ボダン司祭『人の世には、リアルダボードの聖典のみで十分だ!』
『悪魔の書かせた書は、滅ぼさねばならん!』
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実用的な医学書の類まで焼き、「そもそも病にかかるのも信心が足りぬせい」と言い切る司祭!
圧倒的マッチョイズム!
アホだ!
だがアホと言い切れないのは、そういう発想が実際にあったとされる事だからちきしょう!
すいません神さま、こいつです!
ボダン司祭『異教徒を娶ろうなどと邪心を起こした時、 病毒は神の杖となる!』
『邪心あるものよ、悔い改めよ! ビャーハッハッハ!』
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すいません神さま、こいつです!
■文化人、外道に怒る
が、調子に乗ったボダンは「国王相手に」あてつけを言い放ち、彼との間に亀裂を作った。
ですがこれは…、国王陛下、毒殺フラグ…?
が、調子に乗ったボダンは「国王相手に」あてつけを言い放ち、彼との間に亀裂を作った。
ですがこれは…、国王陛下、毒殺フラグ…?
財貨を奪うというならまだしも、文化を焼き尽くすとはな……! あのボダンとかいう男は俺に殺させろ!
そして怒る文化人ナルさん!
百歩譲って、財産を奪うというのは理解できる。
百歩譲って、財産を奪うというのは理解できる。
けれど、無意味に文化を焼き払うなぞ、まさに蛮人以下……!
これを生み、保存するのにどれだけの手間が!
ギーさんの懲りなさは賞賛に値する!
ファランギース『そういう事なら、ずっとこのまま頼むとしよう』
ギーヴ『しかし、それでは我が想いは、この森に満ち溢れてしまいます!』
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ギーさんの懲りなさは賞賛に値する!
■頑張る二人
一方、残った面々は二手に分かれ街道を見張りつつ、帰りを待つ方策を採っていた。
年長者二人が見張り番、エラムは殿下の警護
適切なのに、適切じゃない!
一方、残った面々は二手に分かれ街道を見張りつつ、帰りを待つ方策を採っていた。
年長者二人が見張り番、エラムは殿下の警護
適切なのに、適切じゃない!
少しは役に立たないとな……、今の私は、ただの足手まといだ……。
そして健気な殿下。
頑張るが、うっかり井戸を壊してしまうファンサービス。
頑張るが、うっかり井戸を壊してしまうファンサービス。
結果、エラム君と離れ離れに――――
しかも、クソ真面目な隊長に反感を抱く、小規模なルシタニア部隊が居合わせており
彼らが村人を襲う場面を目撃―――!
ルシタニア兵『王都についたと思ったら……』
『すぐさま、聖マヌール城まで取って返すとは……、クソ真面目な隊長らしいぜ』
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しかも、クソ真面目な隊長に反感を抱く、小規模なルシタニア部隊が居合わせており
彼らが村人を襲う場面を目撃―――!
もちろん、この蛮人たちが「エトワール君の部下」らしい。
下克上されそうで不安……。
見かねた殿下は、「貴族」と丸わかりな宝飾剣を敢えて使わず、クワで割って入る勇気!
殿下、考えなしだけど考えてる!
殿下『やめないかッ! …その人たちを放せ! そうすれば危害は加えない』
ルシタニア兵『なンだと? どういう状況か解ってンのか?』
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見かねた殿下は、「貴族」と丸わかりな宝飾剣を敢えて使わず、クワで割って入る勇気!
殿下、考えなしだけど考えてる!
正規訓練を受けた殿下でも、相手は武装した兵士三人。
殿下、絶体絶命かと思われたが――――。
異教徒王子「アルスラーン」を悪魔と信じるエトさんに、殿下も真っ白。。。
エトワール隊長『待て! お前達、神に申し開きできるのか! 隊にもどれッ!』
『――――お前、もしや!? あの時の甘ったれ坊ちゃん!』
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異教徒王子「アルスラーン」を悪魔と信じるエトさんに、殿下も真っ白。。。
■再会、宿敵よ
こうして再会した殿下とエトワール、エトは変わっていなかったが、殿下はより広く現実を知った。
奴隷制度が起こす弊害、そしてルシタニアの行いを。
こうして再会した殿下とエトワール、エトは変わっていなかったが、殿下はより広く現実を知った。
奴隷制度が起こす弊害、そしてルシタニアの行いを。
奴隷制度を差別というのなら、王都の民へのルシタニアの行いは、何と説明する? 矛盾していないか?
エトワールの矛盾を口にする殿下。
対し、クソ真面目なエトは、自己矛盾を容認できず口論に。
対し、クソ真面目なエトは、自己矛盾を容認できず口論に。
迫害は彼らが異教徒だから、また素晴らしい教義を知れば、みんな改宗するに決まってると強弁。
とりつくしまもない!
また知識人ナルサスは、彼らの聖典に「世界で最も豊かで美しい土地は、信者のもの」と書かれ
それを口実に、彼らが侵攻したのだと語る。
ナルサス『イアルダボートとは、元々古代ルシタニア語で……』
『聖なる無知(鞭? 無恥?)、の意味なんだ』
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また知識人ナルサスは、彼らの聖典に「世界で最も豊かで美しい土地は、信者のもの」と書かれ
それを口実に、彼らが侵攻したのだと語る。
心から信じる信徒、或いはそれを口実にする信徒。
いずれにせよ、随分とまあ傲慢な聖典だわ…。
無言で顔を隠して剣を抜くエラム君、マジ有能。
エト『最後に、一つ聞きたい。あの時、私と一緒にいた者を知らないか?』
殿下『―――君の仲間は、全員殺された』
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無言で顔を隠して剣を抜くエラム君、マジ有能。
■別離
が、戻ってきたエラムが敵対の意思を見せた事で、二人のささやかな対話は終わりを告げ
あまつさえ、エトは愛用の聖典をアルスラーンに渡し
読んでおけと促す。
が、戻ってきたエラムが敵対の意思を見せた事で、二人のささやかな対話は終わりを告げ
あまつさえ、エトは愛用の聖典をアルスラーンに渡し
読んでおけと促す。
彼を「アルスラーン」だと知らないとはいえ、敢えて見逃すエトワール。
仲間の死に驚愕し堪えぬき
ルシタニア人にして、優しい少年ですわ………。
一方ナルサスは、全土500万の奴隷を扇動し、1割でも動けば50万、勝機はあると考えるが
その場合、貴族からの支援は断たれてしまうだろう
ルシタニア人にして、優しい少年ですわ………。
ダリューン『―――さて、どうやってここを取り戻す?』
ナルサス『さて…、たとえば王子の名で、パルス全土の奴隷解放を宣言する』
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一方ナルサスは、全土500万の奴隷を扇動し、1割でも動けば50万、勝機はあると考えるが
その場合、貴族からの支援は断たれてしまうだろう
その後の方が大変でな……。机の前で、空想しているような訳にはいかぬ。
何より「経験者」ナルサスは
奴隷の解放後、新しい社会制度を作る難しさを痛感していた。
ナルさんマイペースすぎる! これがかく乱戦術というものか!
奴隷の解放後、新しい社会制度を作る難しさを痛感していた。
銀仮面『―――何事か、探っている者がいると聞いてな?』
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ナルさんマイペースすぎる! これがかく乱戦術というものか!
■月下の剣戟
しかし、街を探っていたダリューン達は、王妃が言い寄られているという情報しか得られぬまま
自ら赴いた銀仮面と交戦、からくも逃げ延びる事となる。
しかし、街を探っていたダリューン達は、王妃が言い寄られているという情報しか得られぬまま
自ら赴いた銀仮面と交戦、からくも逃げ延びる事となる。
フン…、飼い犬とヘボ画家か。お似合いだな?
叔父を侮辱され怒るダリューン!
だが、その怒りを以ってしても倒せるか危うい相手だった!
だが、その怒りを以ってしても倒せるか危うい相手だった!
銀さんどんだけ強いのさ!?
幸いナルサスの支援、そして有象無象の乱入によって、逃げ切るダリューンたち。
なおナルさん、銀仮面の技量云々より「ヘボ画家呼ばわり」が一番気に喰わなかった模様。
もうヤダこの前衛画家。
ナルサス『あいつ、俺の事をヘボ画家呼ばわりしたんだぞ、気にくわん!』
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なおナルさん、銀仮面の技量云々より「ヘボ画家呼ばわり」が一番気に喰わなかった模様。
もうヤダこの前衛画家。
また、「仮面の下」には二人とも覚えはなく、考察を重ねるのみ。
ヴァフリーズ辺りなら解ったんでしょうか?
伊奈めぐみさん、突撃<ヤシャシィーン>!って最近言わないよね!
予告『城塞の主は、懐に飛び込んできた王子を己の欲に利用するつもりであろう』
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伊奈めぐみさん、突撃<ヤシャシィーン>!って最近言わないよね!
■銀の男の正体は?
冒頭、汚名を着たまま死んだカーラーンを嘲笑する老仮面に、憤る銀さんも印象的。
あの銀さんでも、カーラーン卿は信じていたのでしょうか
老仮面も「仲間」とはいい難い模様。
冒頭、汚名を着たまま死んだカーラーンを嘲笑する老仮面に、憤る銀さんも印象的。
あの銀さんでも、カーラーン卿は信じていたのでしょうか
老仮面も「仲間」とはいい難い模様。
優位にありながら、内面的にはグチャグチャな銀仮面陣営、弱くとも結束するアルスラーン陣営。
彼の素顔も明かされましたが、予想通りの「火傷」以外は……?
一応、アンドラゴラスに似てた気が。
一応、アンドラゴラスに似てた気が。
そして本作もう一人の重要人物、エトワール君と殿下の再会も心楽しいものでしたが
アレだ、今にも部下に裏切られそうでヒヤヒヤする
エトくんに幸あれ!
アレだ、今にも部下に裏切られそうでヒヤヒヤする
エトくんに幸あれ!
次回、第十章「カシャーン城塞の主」
■関連観想記事
第一章「エクバターナの栄華」
第二章「十四歳、初陣」
第三章「黒衣の騎士」
第四章「厭世の軍師」
第五章「王都炎上 ~前編~」
第六章「王都炎上 ~後編~」
第七章「美女たちと野獣たち」
第八章「裏切りの英雄」
第一章「エクバターナの栄華」
第二章「十四歳、初陣」
第三章「黒衣の騎士」
第四章「厭世の軍師」
第五章「王都炎上 ~前編~」
第六章「王都炎上 ~後編~」
第七章「美女たちと野獣たち」
第八章「裏切りの英雄」