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Channel: GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記
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食戟のソーマ 7品目「静かなる丼、雄弁な丼」感想。丼は、一碗で完結するんだぜ!

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肉魅あらため『にくみ』誕生篇。ロティ丼、美味しそうだった!

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 最高級肉と、おかずに出来る程コクあるガーリック・ライスを組み合わせ、見事に墓穴を掘ったにくみ回!
 原作でも思いましたが、あらゆる意味で不憫ですにくみ。
 旨みが強すぎたのだ……。

 この日を境に、水戸郁魅さんはより一層凶暴化したそうです――――(by田所)。

牛肉+ワイン+醤油
 対し、創真の組み合わせもやっぱり最強なんですよねぇ。こげた醤油の香りとか最高です。
 加えて、ご飯をさっぱりさせて一碗を加速!

 終盤、いいから早くお代わり作ってあげて!ってずっと思ってました!

郁魅『今日は気合入れなきゃだかんなぁ……、コイツで行くかッ!』

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 いちいち、効果音がおかしいのは仕様です。

丼は一碗で
 丼研究会の存続をかけた食戟に、自身の退学を上乗せし、助っ人を申し出た幸平創真
 対するは、肉の調達、調理技術では学園随一の少女
 えりな派の『水戸郁魅』であった。

 彼女の投じた超高級肉、A5牛肉(熟成肉)のロティ丼は、絶大な旨みで観客をも沸かせる!

 だが、肉とご飯両方の『旨み』を高めすぎた彼女は
 肉の旨みだけでなく、ご飯で食欲を刺激させた創真の『シャリアピンステーキ丼』に遅れを取る。

 えりな派を追放された郁魅は、丼研の次期首領<ドン>の地位と、にくみのアダ名を手に入れるのだった!

 次回、8品目「発想と創造の協奏曲」。

田所『緊張してないの? あんなに大勢見られながら料理するんだよ?』

創真『ぜんぜん?』

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 今週も田所ッチには和むッショ!

舌の上の大一番、開戦!
 結局、あれからほぼ完徹で試作に励んだ創真を待っていたのは、会場を埋め尽くすブーイングの嵐!
 肉の女王とブーイングの嵐!

 さあ幸平くん? 私に見せて頂戴、キミが無様に敗北する様を――――!

 薙切えりなを筆頭に、完全な『敵役』で調理する創真
 だが、創真は一切怯む事は無い。

 店の名を背負って、客前に立つことに比べたら、ちっとも怖くねーもん

 そう言い切る。

川島麗『(チッ! デカ乳アピールしてんじゃねえよ色黒ホルスタイン女が!』

『(男にちやほやされんのは私だけで良いんだよッ!)』

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 にしても司会者の川島、腹黒アピールが強烈過ぎていっそ面白いよ、この子!
 一応、高等部の一年という事なので
 料理は出来る模様。

郁魅『あんたと話すのも今日で最後だ、言い残した事があるなら今の内だぜ?』

創真『そう? いつでもお喋りできんじゃん、丼研の部室でさ?』

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 えりな様、幻覚を見すぎです。

肉のソナタ
 早々に、舌戦から始まった二人の食戟は、まず、水戸郁魅の『A5超高級肉』から幕を開け
 枝肉、皮や内臓など『肉以外の部位』を取り除いた肉塊を
 有り余るパワーで捌いて行く。

 彼女の真骨頂はむしろ逆、繊細さ<センシビリティ>にある。

 それでいて郁魅は、香りや温度に非常に敏感。
 肉への調理は丁寧そのもの。

 悪の解説役、薙切えりな様は郁魅の勝利を確信するのだが――――――。

解説の川島『肉を出すみたいです! 一体どんな素材を…?』

創真『ちょうど特売やってて、ラッキーだったわ♪』

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 対する創真は、特売スーパーの半額・日本国産サーロインステーキ350円を場に出し
 壮絶なブーイングを買う!

 なお国産とは文字通り『国内生産』の意であり、たとえばホルスタインの肉でも国産は国産!

 和牛(在来種、その交配種)とはまた違うのね!

肉魅『―――けっ、何か言い返してみろよ情けねぇ……』

創真『語る必要はねえ。じき、俺の丼が雄弁に語り始めてくれるからさ』

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 バター+牛肉……!

多弁は銀、沈黙は金
 郁魅は、切り出した肉の表面を焼き『壁』を作り、肉汁を閉じ込め、オーブンでじっくりと中まで火を通す。
 一方、創真の調理は地味の一言――――!

 それに、調理場で喋りすぎる料理人は、腕は信用ならねーってのは常識だぜ?

 舌戦を繰り広げる両料理人。
 うーむ、言い負かされる肉魅さんが大変かわいらしい。

 更に―――

肉魅『な、コイツ、一体何を……!?』

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 創真が、肉を柔らかくするのに使った『たまねぎ』を炒める香りに、衝撃を受ける肉魅。
 性的な意味で。

 ともあれ、両者の調理は終了!

水戸 郁魅『A5和牛の、ロティ丼だ!』

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 ロティとは、フランス語で『焼く』『炙る』の意。オーブンで過熱する料理をさす事が多い

これが肉の快感だ!
 試食開始、肉魅の『丼』はさっきの肉を花びら上にたっぷりと盛った、見た目も美しい丼!
 土台は、ステーキと相性の良いガーリックライス。

 肉の繊維方向に対し直角に火を入れる…、すると均等に火が入り、肉汁の流れも活発になる!

 火の角度、肉に対する調理は完璧。
 支える『ご飯』も、これだけで白飯が食べられると絶賛を受けた!

 熟成され、今や旨み成分の塊と化した高級牛肉に、審査員達は全員が酔いしれる。

川島『続いて幸平くん、題して何丼でしょうか?』

創真『そだね…、名付けて幸平流“シャリアピンステーキ丼”かな』

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 対する創真は、食材お披露目の時点で完全に敗北していたが、丼の『フタ』で注目を集める。
 フタを開けた瞬間、ぱっと広がった香ばしい香り!

 これもまた丼の醍醐味!

 文句を言いつつ、審査員はハシを伸ばしてしまい―――。

黒毛和牛評論家『ま、まぁ思ったよりは美味そうな感じですね』

肉魅『(けっ、あんな安物肉でまともな品になるわけが無いぜ……!)』

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 かきこむ!これもまた丼の魅力!

シャリアピンステーキ丼
 創真の丼、その魅力は肉・タレ・ご飯の総合力!審査員はついつい夢中でかきこんでしまい
 見守る観客、肉魅をも驚かせる。

 まずはタレ、フライパンに残った肉汁にワインを加え、タマネギを炒めていた。

 そのコクに加え、焦がし醤油で味を調え香りを付与
 水溶き片栗粉で『とろみ』もつけた。

 何より、それらで旨みが強くなった肉・たまねぎ・タレを、ご飯で加速させた仕掛けがあった。

 ご飯に練り梅を切り混ぜ、『肉』へ食欲をかきたてたのである。

審査員・女会長『おかわりは? おかわりはできますのん?!』

肉魅『(あたしのガーリックライスは完食されてない!?)』

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 対し肉もご飯も、自己主張が強すぎた肉魅の『丼』は、食べきるには味が重すぎた。
 肉は完食されたのだが――――

 丼研の主将も言ってたよ、丼はあくまで『一碗』で完結するんだぜ!

 ていうか、審査員さんにお代わり作ってあげて!
 めっちゃ要求してたから!

肉魅『んな屁理屈こねたってなぁ! あたしの高級肉に敵うわけ……!』

創真『納得できならお前も聴くか? 俺の丼が語る言葉を…、おあがりよっ!』

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 丼に陶酔するカットのにくみ、可憐である。

雄弁な丼
 やがて、創真の丼を試食した肉魅は、『好きなように振舞えばいい』とささやく何かを受信
 親に、強くあれと『矯正』された過去を思い出す

 この丼が、好きにしていいんだよ、自分らしく振舞ってみなって囁いてきやがるから……!

 敗北を認めた肉魅は『えりなの庇護』を失い
 勝利した創真は、丼研の首領<どんけんのドン>の地位を期待される

 こうして、色々激しくもピアノのソナタが流れまくる戦いは終わった―――――。

 肉のソナタ、完。

創真『なあ肉魅ー、お前の丼も少し食わせてくれよー』

肉魅『テメー調子のんな! そのアダ名で呼ぶんじゃねえっ!』

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 なんで? 平仮名で書くと結構可愛いじゃん? これからもよろしくな、にくみちゃん♪

「にくみ」誕生
 てな訳で、にくみをも篭絡した創真だったが、ところがぎっちょん『丼研には入らない』と……
 あくまで見学だったからね。
 仕方ないね。

 この日を境に、水戸郁魅さんはより一層凶暴化したそうです――――(by田所)。

 嗚呼にくみ、頑張れにくみ。
 ヒロインだぞにくみ。

 そんなこんなで、創真、初の『食戟』は快勝に終わったのだった。

次回、田所は二度死ぬ。泣く子も黙る極星寮、『合宿』に挑む!

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 ドン小西首領、アドリブなんじゃないかってくらいノリノリであった

やりすぎは良くない
 料理作品の定番、旨みを強くしすぎたが故に破れるにくみがやや可哀想な食戟編、完結!
 ここまでで、なんとまだ原作2冊分も終わってないという…

 一話で原作一巻が終わるなんてのも珍しくない昨今、なんてペースだろう!

 原作だとモブやモノローグだった台詞を
 極星メンバーや田所に言わせたり、『投票』の効果音が“丼<どん!>”だったり細かいネタもグッド!

 次回は、私も好きなあのキャラが登場するみたいですし
 創真君の靴の行方が楽しみですね!

 次回、8品目「発想と創造の協奏曲」。





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