凛の秘策(物理)。キャスター戦、哀しい結末。暗剣、二段構えで牙を剥く!
葛木とキャスターの本当にささやかな望みと、アーチャーの殺意みなぎる望みが交錯する第17話。
葛木どころか、キャスター自身すら死の間際まで気付けなかった
小さな愛が哀しい結末に。
それは駄目でしょうね。だって、私の望みは…、さっきまで……、叶っていたんですから…。
■その裏切り、隙を生じぬ二段構え!
一方アーチャー選手、凛の為のトロイの木馬だったと思わせてドーン!
さすがですぜ暗剣の兄貴!
一方アーチャー選手、凛の為のトロイの木馬だったと思わせてドーン!
さすがですぜ暗剣の兄貴!
■魔術師、潰える
ランサーはアーチャーを押しきるが、それが『戦っている』とキャスターに思い込ませる為の策だと気付き
戦いを中断、それぞれの目的へと戻った。
ランサーはアーチャーを押しきるが、それが『戦っている』とキャスターに思い込ませる為の策だと気付き
戦いを中断、それぞれの目的へと戻った。
一方、凛は秘策『近接格闘技』でキャスターに重傷を負わせるも、葛木にガードされる。
だが、アーチャーの“投影”による強襲が二人を討ち取り
ここにキャスター陣営は潰えた。
ここにキャスター陣営は潰えた。
歓喜する凛だったが、アーチャーは士郎に狙いを定め、『彼を自ら殺す事だけが望みだ』と告白する。
次回、第18話「その縁は始まりに」
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葛木は淡々と、自分は道具として育てられた故に「欲望」を持たなかったと語る。が。
キャスター『あなたに、目的があったのですか?』
葛木『――――あるべきところに、あった者を返さなければ』
葛木は淡々と、自分は道具として育てられた故に「欲望」を持たなかったと語る。が。
■葛木、目的を語る
キャスターは、葛木が一切の「欲望」を持たない人間だと理解したはずだった。
が、彼には「目的」があるという――――。
キャスターは、葛木が一切の「欲望」を持たない人間だと理解したはずだった。
が、彼には「目的」があるという――――。
今になって、生きる事以外の目的を持つとはな。つまるところ、願いとはそういうものだ。
葛木は淡々と、確かに自分はそういう人間だと語り
また、そんな自分だが「キャスターを故郷に返してやりたい」と願いを持ったのだ、と告げる。
また、そんな自分だが「キャスターを故郷に返してやりたい」と願いを持ったのだ、と告げる。
これはキャスターさん惚れなおすわ……。私も惚れ直すわ…。
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キャスターは、葛木の言葉の意味を理解したのか、していないのか呆然とするばかり。
少なくとも、理解したとしても「そんなはずはない」と思う
そんな人生を送った人です。
そしてこのセイバーさんである
キャスターは、葛木の言葉の意味を理解したのか、していないのか呆然とするばかり。
少なくとも、理解したとしても「そんなはずはない」と思う
そんな人生を送った人です。
そんな呆然とする彼女の前で、セイバーさん、今日も悶絶中。
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女の戦い(魔術)。
凛『前から思ってたけど、今どき紫のローブなんてどこの田舎者よってね?』
キャスター『ああイヤだ、この時代の魔術師は、みんな猪武者なのかしら?』
女の戦い(魔術)。
■「神話」に対抗する為に
対する、若さ溢れる衛宮陣営の強みは「凛の策」一点のみ、まずは軽い口撃をかわしあう。
キャスターも葛木も、英霊と英霊に匹敵する怪物―――!
対する、若さ溢れる衛宮陣営の強みは「凛の策」一点のみ、まずは軽い口撃をかわしあう。
キャスターも葛木も、英霊と英霊に匹敵する怪物―――!
つまりこの戦いは、遠坂の策が動くまでの間、互いに格上の相手にどれだけ持つかという戦いだ!
さすが士郎さん、的確なまとめ。
戦いなれた葛木は、戦略は把握するも受けて立つ構えのようだった。
戦いなれた葛木は、戦略は把握するも受けて立つ構えのようだった。
さすがです宗一郎様!
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剣戟の金属音、アーチャーの詠唱がクソ格好良いんだ!
アーチャー『私は、少しでも勝算の高い手段を採っただけだ』
槍兵『だがそれは王道では無い…、貴様の剣には、決定的に誇りが欠けている』
剣戟の金属音、アーチャーの詠唱がクソ格好良いんだ!
■英雄問答
一方、誇りを謳う大英雄クーフーリン=ランサーに対し、真名不明の弓兵は、成果こそだと笑い返す。
主義の違いは瞭然、優劣は武力で決めるのみ!
一方、誇りを謳う大英雄クーフーリン=ランサーに対し、真名不明の弓兵は、成果こそだと笑い返す。
主義の違いは瞭然、優劣は武力で決めるのみ!
知っているさ。その投擲による対軍宝具である事を……、正面から受けて立つ他は無い――――!
ランサーの、「対軍」クラスまで高められたゲイ・ボルクに対し
アーチャーは守りに専念。
アーチャーは守りに専念。
古くはギリシア、英雄アイアスの盾を再現しこれを迎え撃つ――――!
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アーチャー、スタイリッシュ満身創痍。
アーチャー『驚いたな…、アイアスを貫通しうる槍があろうとは……』
『キミのそれは、オリジナルの“グングニル<オーディンの槍>”を上回っている』
アーチャー、スタイリッシュ満身創痍。
■槍兵、呆れ去る
渾身の『熾天覆う七つの円環(ロー・アイアス)』を貫通されたアーチャーは、ランサーに降参宣言。
と言いつつ、キャスターの監視が止まった事を告げる。
渾身の『熾天覆う七つの円環(ロー・アイアス)』を貫通されたアーチャーは、ランサーに降参宣言。
と言いつつ、キャスターの監視が止まった事を告げる。
無論だ。言っただろう? 勝率の高い手段だけを採ると。
つまりアーチャーは、『自分とランサーが戦っている』と思いこませる為に戦っていたのだ。
意図を察し、ランサーも自分の仕事に戻る。
意図を察し、ランサーも自分の仕事に戻る。
まったくどっちもスタイリッシュなんだから………。
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近接戦は、魔術師の間合いじゃないと思いました(古代魔術師:談)。
士郎『俺の役割は、葛木の足止め……、それを果たすまでは諦められるか…!』
『――――えぇ!?』
近接戦は、魔術師の間合いじゃないと思いました(古代魔術師:談)。
■マジカル☆八極拳
一方、士郎と凛は『格上』相手に苦戦し続け、キャスターは『魔術戦』をこの上なく楽しんでいた。
曲がりなりにも、自分に魔術戦させた凛をいたく気に入ったご様子。
しかし。
一方、士郎と凛は『格上』相手に苦戦し続け、キャスターは『魔術戦』をこの上なく楽しんでいた。
曲がりなりにも、自分に魔術戦させた凛をいたく気に入ったご様子。
しかし。
あなた、魔術師のくせに殴り合いなんて……!?
凛ちゃんさん、神父仕込の謎拳法!
一撃必殺を連続四発!
一撃必殺を連続四発!
■「宗一郎っ!」
突如、現れたアーチャーの凶刃は牙を剥き、まず葛木宗一郎を狙ったが――――
彼を庇い、コルキスの王女は散る。
突如、現れたアーチャーの凶刃は牙を剥き、まず葛木宗一郎を狙ったが――――
彼を庇い、コルキスの王女は散る。
それは駄目でしょうね。だって、私の望みは…、さっきまで……、叶っていたんですから…。
ここに至り、ようやく、ようやく彼女自身が気付いた本音。
それはもう「帰郷」ではなかった。
それはもう「帰郷」ではなかった。
愛する男と共に過ごす「今」こそ、得難かったものだと気付くも、時すでに遅し――――。
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生き延びた宗一郎は、士郎と同様に、もう「戦う理由」を無くした事になるのだが――――。
だが、自分で選び始めた事は、後悔なく完遂する。
己の生き方に殉じた。
葛木『そうだ、戦う理由は無い。聖杯というものに興味は無かったからな』
『だが、これは私が始めたことだ―――、途中で止める事はできない』
生き延びた宗一郎は、士郎と同様に、もう「戦う理由」を無くした事になるのだが――――。
だが、自分で選び始めた事は、後悔なく完遂する。
己の生き方に殉じた。
セイバーをして予想外の動きに長けた拳法だったが、アーチャーは瞬殺する。
■唯一の願望
咄嗟に、セイバーが庇ったから助かったものの、アーチャーは本気で士郎を殺しにかかってきた。
行動原理の全ては、この一点にあったのだと語られる。
咄嗟に、セイバーが庇ったから助かったものの、アーチャーは本気で士郎を殺しにかかってきた。
行動原理の全ては、この一点にあったのだと語られる。
そう、自らの手で衛宮士郎を殺す…、それだけが“守護者”と成り果てた俺の唯一の願望だ……!
人類の自滅を防ぐ機構と成り果て
人の愚かさ、醜さを見せつけられ、絶望した英雄の成れの果ての望み。
人の愚かさ、醜さを見せつけられ、絶望した英雄の成れの果ての望み。
■キャスター陣営の最期
最強の英霊バーサーカー=ヘラクレスに続く脱落は、最強の「陣営」キャスターとなりました。
引き金を引いたアーチャーの望みこそ、自ら士郎を殺す事。
最強の英霊バーサーカー=ヘラクレスに続く脱落は、最強の「陣営」キャスターとなりました。
引き金を引いたアーチャーの望みこそ、自ら士郎を殺す事。
開戦当初、令呪で士郎への攻撃を禁じられたアーチャー、回りくどい策略炸裂!
一方、純愛に殉じたキャスターさん聖女。
かつて、父王の持つ宝を欲してきた英雄に恋をして父を裏切り、その英雄にも裏切られた王女。
かつて、父王の持つ宝を欲してきた英雄に恋をして父を裏切り、その英雄にも裏切られた王女。
裏切りの魔女と罵られたキャスター、最後の最後で望みに気付く……。
どのルートを通っても死亡する「中ボス」的なキャスター
しかし切ない。
しかし切ない。
次回、第18話「その縁は始まりに」
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ケルト神話における大英雄、『知名度補正』により、アイルランドではセイバーをも凌ぐという。
彼もまた、光の神と王妹の間に生まれた半神半人。
半神は基本。
余談。アイルランドの大英雄『クー・フーリン』と『犬』
ケルト神話における大英雄、『知名度補正』により、アイルランドではセイバーをも凌ぐという。
彼もまた、光の神と王妹の間に生まれた半神半人。
半神は基本。
ちなみにキュクレインともいい、この呼び方だとどっかの悪魔っぽい。
この、クー・フーリンとは「クランの猛犬」を意味し
それゆえ今回、犬云々で怒った。
それゆえ今回、犬云々で怒った。
というのも、幼い頃「クランの館」に招かれた際、連絡ミスで番犬に襲われて返り討ちに。
しかしこの番犬、猛犬と名高い自慢の愛犬だったので
クラン氏はたいそう哀しんだ。
しかしこの番犬、猛犬と名高い自慢の愛犬だったので
クラン氏はたいそう哀しんだ。
そこで幼い彼は、その子犬を自分で育て「育つ日まで、自分が代わりに番犬になる」と申し出たのである。
むしろ被害者側であるのに、哀しむ人に義理を果たそうとする男気
少年ながら、猛犬を返り討ちにする腕っ節
少年ながら、猛犬を返り討ちにする腕っ節
後の大英雄セタンタ少年の、有名なエピソードであるという。
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