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Channel: GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記
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SHIROBAKO ♯21「クオリティを人質にすんな」感想。三女、オンエア開始! 同期の桜が語る過去

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前期の問題児、タロー&監督、大活躍! 平岡、今昔物語。

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 一話そのまんまに、いよいよ「三女」の放映が開始し、見守る武蔵ニスタッフの姿が面白い!
 平岡氏も再び爆発したけれど、同期の二人の言葉が入り混じって
 別な印象に見えてくるのがまた面白いですね。

 こっちもクオリティを大切にしてるかどうかって、ちょっとした事でクリエイターも感じ取れるんだよ。

クオリティ
 熱意を迸らせるCGの美沙に、絵麻ちゃんずかちゃんが無理して助力してくれたみたいに
 熱意ある人がいたら、一緒に頑張りたいと思う。

 その逆が今の平岡氏なんだろうなって、無関係なのに、一つのテーマで繋がってるのも面白かった!

ミムジー『で、アンタは? アンタはどうなの?』

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 いきなりオールスター「なんでアニメを作ってるの?」。あおい、自問自答……。

あおい、頑張る!
 いよいよ十月、第三飛行少女隊のオンエアは開始し、評判上々、制作快調!
 だが、ここで作画監督の瀬川も不満を爆発させ
 平岡を降ろせと要望する。

 あおいは彼自身と、平岡と専門学校の同期だったエリカ達から、業界に失望した経緯を聞きだした。

 クオリティを人質に、他の部署の負担を考慮しない勝手なクリエイター達に
 彼は怒り、失望していたのだ。

 あおいは彼に和解を促し、自身もまた「クリエイターを支援する」熱意と共に、最終話制作に乗り出す!

 次回、♯22「ノアは下着です」

池谷(演出)『ダビング終わったんだし、帰っちゃダメ……?』

エリカ(鬼)『まだリテイク作業、残ってますよね? ん』

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 池谷さん、今週も逃げる、逃げるよ!大脱走マーチだよ!

名操縦士・矢野エリカ
 五話「外注&池谷演出」を担当するエリカは、驚異的な管理力で池谷氏に仕事をさせていた。
 矢野エリカ、この女、無敵である。

 あそこ、解ってないんだよねぇ。ダビングに色つける重要さを。

 また「ダビング」に色付けが間に合うか否かで
 効果音の質が変わる、とも説明。

 たとえば床の素材が石か板かで、効果音は変わるから、それが解るよう色付けが必要なのだ、と。

エリカ『ニコニコ笑ってただけだよ?』

タロー『矢野さんの笑顔なら、なおさら恐怖倍増だよなぁ………』

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 そ~お?でゆっくりと首を動かすエリカさん、マジ女帝。
 そら、タロさんもビビりますわ
 作画もスゴいですわ。

佐藤『このスケジュールで間に合うんですか?』

タロー『間に合わせるように頑張るの制作の仕事だっ!』

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 そんなタロさを、鼻で笑う平岡

「制作」のお仕事
 そして、あおいの悩みをスパッと形にする佐藤さん、真面目。
 制作自身は、何かを作るわけじゃない

 間に合わせるよう頑張るのは、作画さんや現場ですよね? 私はただ、皆さんが頑張る為に頑張るというか…

 そういう立場だから、制作の態度は、現場の空気を左右するんでしょうね。
 自分が作るんじゃないのに、偉そうな制作とかヤだよね。

 いや変な話。

CGの社長『このモーション、藤堂さんに頼みたいんだけど』

エリカ『うりぼうが暴れるシーン、ぜひ杉江さんにやって貰いたいんですけれど』

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 美沙が笑みに代わる瞬間、ミョーに可愛かった!

「うりぼう」で合作!
 そして、遂に美沙に「動物CG」のお仕事が!おめでとう藤堂くん!
 しかもキャラ作画は、絵麻が担当に。

 今時のこういうキャラは、若い子の方が上手く描けるじゃないかな? 安原さん、一緒に描かない?

 遠景でのCGは美沙
 アップでの「うりぼう」作画は杉江さん、キャラは絵麻ちゃん。

 なんという素敵な合作!

あおい『大変ですね、社長自ら』

磯川(外部)『そう、制作進行・兼・社長! まだ一年だし、人いないんだよ』

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 なるほど、同じ専門学校生だったか!

同期の桜、今昔
 新キャラ、タイタニックと同じく「一話丸ごと制作してくれる」外注会社の、磯川社長が来社。
 彼と、エリカと平岡が専門学校の同期だったと明かされる。

 おお、キミ真面目に働いてくれそうだな♪ ウチ制作募集してるんだよ、どう? 給料タダで。

 磯川氏、軽快すぎる!
 二人と同期、演出の円さんと同年齢か。

 平岡の無礼も気にしない、「かつての彼」を知る人物。平岡がますます追い込まれてる……。

しずか『私、乗り物酔いした事なかったんだ~。でも、演技バッチリだよ!』

絵麻『私も、こういう時の表情、よく解った!』

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 嗚呼! 絵麻ちゃんが完全にギャグマンガ!?

藤堂美沙、体験学習!
 一方、戦闘機のシーンをどう作るかを学ぶべく、美沙×しずか×絵麻で遊園地に!
 こないだ、絵麻さんが梅干食わせたのと、同じパターンである。

 作りますっ! 頑張ってっ!

 じゃあ、もう一回乗っても良いですか?
 え……!?

 こう、互いに感化されて「頑張ろう!」って感じが気持ち良いですね! CGもスゴイしオチも笑える!

円(演出)『もう、実況はじまってますよ?』

山田(演出)『円、だからお前ネット見すぎ!』

監督『だからネットはやらんっ!』

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 マイバットを買いますとか言ってる、ゴスロリ様の存在感。

「三女」放映開始っ!
 はや十月、武蔵ニ渾身の「三女」は放映を開始し、一話と同じ構図でワイワイガヤガヤ!
 同じようなシーンだけど、印象は全く違う!

「動いてました!」「すごいです!」「みゃーもりと同じこと言ってる♪」

 キャラの個性が掴めたから
 ガヤガヤ騒いで、オンエアを見てるキャラに持つ印象が違う!

 さりげなく、提供画面で「ゴリオシ」「ブッコミ」の出資サイドも映るし、短いけど笑えた!

タロー『いやぁ、一話が無事オンエアになったのも、俺が頑張ったおかげだよなぁ』

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 俺が頼むと、誰もが「おうタローちゃんなら断れねぇなぁ!」と二つ返事
 締め切りに間に合うどころか、早く切り上げて
 早く回収にきてとお呼びがかかる!

 そんな人に、私はなりたい……

 願望かよ!?
 翌日、ノリノリのタローちゃん。
 そして「なってください」「なりましょー♪」と軽快な新人コンビ、すっかり慣れちゃってまぁ!

瀬川(作監)『平岡君、私の担当の話数から、外して貰えない?』

『―――とにかく、もうあの人は寄越さないでくれる』

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 この辺、一話を連想させる作りでしたね。

平岡、再炸裂
 逆に平岡は、絵麻の件のように「低クオリティ」を何より嫌う、瀬川女史にキレられた。
 だが、平岡にも言い分はあるのだ。

 クオリティを人質にするんじゃねえ! どいつもこいつも、自分の仕事ばっかで、他人の事なんて考えてねえ!

 キャラデザの件のように、一つ遅れれば他のセクションが遅れる
 遅れた時、責められるのは制作なんです。

 それこそ一クール目の監督のように、クオリティを理由に、他所に迷惑をかけるのは迷惑。

 あおい達は綱渡りで何とかしましたが
 普通はアウトでしたし、きっと、平岡はダメになってしまった現場を知ってるんでしょうね……。

平岡『この仕事、真面目にやってたら続かねぇんだよッ!』

あおい『じゃあどうして、平岡さんは続けてるんですか?』

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 ネコに優しい平岡、平岡に優しいエリカ。自分に優しいタロー。

理想と現実
 あおいはエリカから、平岡の専門学校時代を聞き出すが、今とはまるで別人だった。
 やる気の塊で、熱く真面目で、リーダーシップもあった―――。

 真面目な人ほど、現実のギャップに傷ついたり、絶望したりするからね―――。

 でも現実は、木下監督を筆頭に、逃げる演出家に面倒くさい美術
 クオリティを言い訳に、仕事が遅い人が多くて
 それで叱責されるのは制作。

 エリカや磯川よりも、ずっとずっと熱意があったから、逆に現実にくじけてしまったのだ、と。

磯川社長『まぁ、お茶でも飲んでいって? 』

『わざわざ来てくれたって事は、何かあんでしょ?』

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 磯川さんがデキた人すぎる。

「壁」に突き当たった人
 その後、仕事にかこつけて磯川氏に合いにいったあおいを、磯川は察してくれた。
 絵もかけないのにアニメに携わる、同じ悩みを。

 万策つきたぁーーーっ! の人

 本田さんは、もっと別の夢があったと自分を見つめなおしてましたが――――。
 何気に、磯川さんにめちゃくちゃ親切にしてたらしい。

 会社立ち上げのアドバイスや仕事の紹介、やはり本田さんは偉大

磯川『クリエイターの凄さや情熱に、ガラにもなく感動しちゃって―――』

『彼らの才能を、正当に評価して欲しいと思うようになってさ』

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 クオリティを諦めなかったからこそ、生まれたシーンもある。

磯川氏の答え
 そして、彼はクリエイターの待遇を良くしたいと、会社を立ち上げる道を選んだ。
 平岡とは真逆だとあおいは思う。

 こっちもクオリティを大切にしてるかどうかって、ちょっとした事でクリエイターも感じ取れるんだよ。

 だが平岡も、内心では、彼らを解ってるし尊敬してるから残ってる。
 そう、磯川も彼の再起を望んでいた。

 そして「クオリティを大切にする」事を止めない事が、クリエイターの気持ちを変えると語ってくれた。

あおい『瀬川さんは説得しますので、十二話は予定通りお願いします』

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 続行命令に、思わずハッとする平岡

賭け
 あおいの結論は、クレームを反映した「雑な仕事に対する訂正」で、平岡に続行させること。
 また、クリエイターさんとコミュニケーションをとって欲しい
 そう平岡に訴える。

 降ろされると諦めていた平岡は、ハッとしつつも続行を受け入れた。

 でも、平岡側の意識改革はまだ。
 これは後一回、大きなトラブルを起こすのか、或いはその前に「変わる」のか……?

伊波(他所の社長)『けっこう制作辞めたって聞いたけど、安定してたな?』

『デスクが頑張ってくれたんですよ、宮森あおいっていう……』

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 そして、自分が声優だとは言わせないずかちゃん。ホントもう……。

おいちゃん今昔物語
 その夜、ナベPの先輩で「就活で落とされたアニメ会社」の社長に、あおいは呼び出される。
 押しが強く、しかも酔っ払った社長に翻弄されるが――――

 今も「これが出来る」って何もないんですけど…、でも、皆に良いアニメを作って貰えるよう、頑張りたいです!

 お、おう……!
 あの頃と「何も出来ない」のは同じ。

 でも、良いアニメを作ってもらいたい熱い制作魂が宿った!

 かくて苦手だったザ・ボーンの社長に、宮森あさりは、名前を覚えてもらったのだったッ!

木下監督『上がったぁーーーーーーーーーっ!』

武蔵ニ『え!?』『最終話のコンテが!?』『上がった!?』

タロー『すげぇ三週でアップッスよ!? えくそだすっは三ヶ月かかったのにっ!』

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 タローさんの適切すぎるツッコミ。

監督四倍速ッ!
 翌日、なんと一話の時点で「最終話コンテアップ」という、天変地異の前触れが起こる。
 こ、これはまた原作者にハネられるフラグですか!?
 変な話!?

 スケジュールは無いですが、三人で頑張りましょうっ!

 最終話制作は、新人コンビ+あおい!
 三人体制でレッツゴー!

 平岡の件を起爆剤にして、あおいは「サポート役」として、更に真っ直ぐに走り出す!

予告・エリカ『池谷さん? 今迎えに行くので、そこを一歩も動かない!』

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 EDは「ver5」となりコンプリート!……アレ、って事は次回はEDが無いパターンかな変な話?

SIROBAKOオールスター!
 キャラ的にも、ストーリー的にも、今までのSIROBAKOを踏まえたオールスターだった第21話!
 変な話、あおい達だって、散々「クオリティ重視」で
 現場に負担かけてるワケじゃないですか。

 あおい達は何とかしましたけど、奇跡は起こらず、グダグダになった現場を見てきたんだろうなって。

 平岡の歩いてきた人生は、ぶっちゃけ解りませんし
 他人を理解しようとせず文句ばかり言う、視聴者を苛立たせるキャラだと思います。

 けど、今までのSIROBAKOを思い出すと、彼の主張や過去も理解できるなと、そんな風に思えました。

 次回、♯22「ノアは下着です」
 下着なんですね!

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