前期の問題児、タロー&監督、大活躍! 平岡、今昔物語。
一話そのまんまに、いよいよ「三女」の放映が開始し、見守る武蔵ニスタッフの姿が面白い!
平岡氏も再び爆発したけれど、同期の二人の言葉が入り混じって
別な印象に見えてくるのがまた面白いですね。
こっちもクオリティを大切にしてるかどうかって、ちょっとした事でクリエイターも感じ取れるんだよ。
■クオリティ
熱意を迸らせるCGの美沙に、絵麻ちゃんずかちゃんが無理して助力してくれたみたいに
熱意ある人がいたら、一緒に頑張りたいと思う。
熱意を迸らせるCGの美沙に、絵麻ちゃんずかちゃんが無理して助力してくれたみたいに
熱意ある人がいたら、一緒に頑張りたいと思う。
その逆が今の平岡氏なんだろうなって、無関係なのに、一つのテーマで繋がってるのも面白かった!
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いきなりオールスター「なんでアニメを作ってるの?」。あおい、自問自答……。
ミムジー『で、アンタは? アンタはどうなの?』
いきなりオールスター「なんでアニメを作ってるの?」。あおい、自問自答……。
■あおい、頑張る!
いよいよ十月、第三飛行少女隊のオンエアは開始し、評判上々、制作快調!
だが、ここで作画監督の瀬川も不満を爆発させ
平岡を降ろせと要望する。
いよいよ十月、第三飛行少女隊のオンエアは開始し、評判上々、制作快調!
だが、ここで作画監督の瀬川も不満を爆発させ
平岡を降ろせと要望する。
あおいは彼自身と、平岡と専門学校の同期だったエリカ達から、業界に失望した経緯を聞きだした。
クオリティを人質に、他の部署の負担を考慮しない勝手なクリエイター達に
彼は怒り、失望していたのだ。
彼は怒り、失望していたのだ。
あおいは彼に和解を促し、自身もまた「クリエイターを支援する」熱意と共に、最終話制作に乗り出す!
■名操縦士・矢野エリカ
五話「外注&池谷演出」を担当するエリカは、驚異的な管理力で池谷氏に仕事をさせていた。
矢野エリカ、この女、無敵である。
五話「外注&池谷演出」を担当するエリカは、驚異的な管理力で池谷氏に仕事をさせていた。
矢野エリカ、この女、無敵である。
あそこ、解ってないんだよねぇ。ダビングに色つける重要さを。
また「ダビング」に色付けが間に合うか否かで
効果音の質が変わる、とも説明。
効果音の質が変わる、とも説明。
たとえば床の素材が石か板かで、効果音は変わるから、それが解るよう色付けが必要なのだ、と。
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そ~お?でゆっくりと首を動かすエリカさん、マジ女帝。
そら、タロさんもビビりますわ
作画もスゴいですわ。
エリカ『ニコニコ笑ってただけだよ?』
タロー『矢野さんの笑顔なら、なおさら恐怖倍増だよなぁ………』
そ~お?でゆっくりと首を動かすエリカさん、マジ女帝。
そら、タロさんもビビりますわ
作画もスゴいですわ。
■「制作」のお仕事
そして、あおいの悩みをスパッと形にする佐藤さん、真面目。
制作自身は、何かを作るわけじゃない
そして、あおいの悩みをスパッと形にする佐藤さん、真面目。
制作自身は、何かを作るわけじゃない
間に合わせるよう頑張るのは、作画さんや現場ですよね? 私はただ、皆さんが頑張る為に頑張るというか…
そういう立場だから、制作の態度は、現場の空気を左右するんでしょうね。
自分が作るんじゃないのに、偉そうな制作とかヤだよね。
自分が作るんじゃないのに、偉そうな制作とかヤだよね。
■「うりぼう」で合作!
そして、遂に美沙に「動物CG」のお仕事が!おめでとう藤堂くん!
しかもキャラ作画は、絵麻が担当に。
そして、遂に美沙に「動物CG」のお仕事が!おめでとう藤堂くん!
しかもキャラ作画は、絵麻が担当に。
今時のこういうキャラは、若い子の方が上手く描けるじゃないかな? 安原さん、一緒に描かない?
遠景でのCGは美沙
アップでの「うりぼう」作画は杉江さん、キャラは絵麻ちゃん。
アップでの「うりぼう」作画は杉江さん、キャラは絵麻ちゃん。
■同期の桜、今昔
新キャラ、タイタニックと同じく「一話丸ごと制作してくれる」外注会社の、磯川社長が来社。
彼と、エリカと平岡が専門学校の同期だったと明かされる。
新キャラ、タイタニックと同じく「一話丸ごと制作してくれる」外注会社の、磯川社長が来社。
彼と、エリカと平岡が専門学校の同期だったと明かされる。
おお、キミ真面目に働いてくれそうだな♪ ウチ制作募集してるんだよ、どう? 給料タダで。
磯川氏、軽快すぎる!
二人と同期、演出の円さんと同年齢か。
二人と同期、演出の円さんと同年齢か。
平岡の無礼も気にしない、「かつての彼」を知る人物。平岡がますます追い込まれてる……。
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嗚呼! 絵麻ちゃんが完全にギャグマンガ!?
しずか『私、乗り物酔いした事なかったんだ~。でも、演技バッチリだよ!』
絵麻『私も、こういう時の表情、よく解った!』
嗚呼! 絵麻ちゃんが完全にギャグマンガ!?
■藤堂美沙、体験学習!
一方、戦闘機のシーンをどう作るかを学ぶべく、美沙×しずか×絵麻で遊園地に!
こないだ、絵麻さんが梅干食わせたのと、同じパターンである。
一方、戦闘機のシーンをどう作るかを学ぶべく、美沙×しずか×絵麻で遊園地に!
こないだ、絵麻さんが梅干食わせたのと、同じパターンである。
作りますっ! 頑張ってっ!
じゃあ、もう一回乗っても良いですか?
え……!?
え……!?
こう、互いに感化されて「頑張ろう!」って感じが気持ち良いですね! CGもスゴイしオチも笑える!
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マイバットを買いますとか言ってる、ゴスロリ様の存在感。
円(演出)『もう、実況はじまってますよ?』
山田(演出)『円、だからお前ネット見すぎ!』
監督『だからネットはやらんっ!』
マイバットを買いますとか言ってる、ゴスロリ様の存在感。
■「三女」放映開始っ!
はや十月、武蔵ニ渾身の「三女」は放映を開始し、一話と同じ構図でワイワイガヤガヤ!
同じようなシーンだけど、印象は全く違う!
はや十月、武蔵ニ渾身の「三女」は放映を開始し、一話と同じ構図でワイワイガヤガヤ!
同じようなシーンだけど、印象は全く違う!
「動いてました!」「すごいです!」「みゃーもりと同じこと言ってる♪」
キャラの個性が掴めたから
ガヤガヤ騒いで、オンエアを見てるキャラに持つ印象が違う!
ガヤガヤ騒いで、オンエアを見てるキャラに持つ印象が違う!
さりげなく、提供画面で「ゴリオシ」「ブッコミ」の出資サイドも映るし、短いけど笑えた!
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俺が頼むと、誰もが「おうタローちゃんなら断れねぇなぁ!」と二つ返事
締め切りに間に合うどころか、早く切り上げて
早く回収にきてとお呼びがかかる!
タロー『いやぁ、一話が無事オンエアになったのも、俺が頑張ったおかげだよなぁ』
俺が頼むと、誰もが「おうタローちゃんなら断れねぇなぁ!」と二つ返事
締め切りに間に合うどころか、早く切り上げて
早く回収にきてとお呼びがかかる!
そんな人に、私はなりたい……。
願望かよ!?
翌日、ノリノリのタローちゃん。
そして「なってください」「なりましょー♪」と軽快な新人コンビ、すっかり慣れちゃってまぁ!
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この辺、一話を連想させる作りでしたね。
翌日、ノリノリのタローちゃん。
そして「なってください」「なりましょー♪」と軽快な新人コンビ、すっかり慣れちゃってまぁ!
瀬川(作監)『平岡君、私の担当の話数から、外して貰えない?』
『―――とにかく、もうあの人は寄越さないでくれる』
この辺、一話を連想させる作りでしたね。
■平岡、再炸裂
逆に平岡は、絵麻の件のように「低クオリティ」を何より嫌う、瀬川女史にキレられた。
だが、平岡にも言い分はあるのだ。
逆に平岡は、絵麻の件のように「低クオリティ」を何より嫌う、瀬川女史にキレられた。
だが、平岡にも言い分はあるのだ。
クオリティを人質にするんじゃねえ! どいつもこいつも、自分の仕事ばっかで、他人の事なんて考えてねえ!
キャラデザの件のように、一つ遅れれば他のセクションが遅れるし
遅れた時、責められるのは制作なんです。
遅れた時、責められるのは制作なんです。
それこそ一クール目の監督のように、クオリティを理由に、他所に迷惑をかけるのは迷惑。
あおい達は綱渡りで何とかしましたが
普通はアウトでしたし、きっと、平岡はダメになってしまった現場を知ってるんでしょうね……。
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ネコに優しい平岡、平岡に優しいエリカ。自分に優しいタロー。
普通はアウトでしたし、きっと、平岡はダメになってしまった現場を知ってるんでしょうね……。
平岡『この仕事、真面目にやってたら続かねぇんだよッ!』
あおい『じゃあどうして、平岡さんは続けてるんですか?』
ネコに優しい平岡、平岡に優しいエリカ。自分に優しいタロー。
■理想と現実
あおいはエリカから、平岡の専門学校時代を聞き出すが、今とはまるで別人だった。
やる気の塊で、熱く真面目で、リーダーシップもあった―――。
あおいはエリカから、平岡の専門学校時代を聞き出すが、今とはまるで別人だった。
やる気の塊で、熱く真面目で、リーダーシップもあった―――。
真面目な人ほど、現実のギャップに傷ついたり、絶望したりするからね―――。
でも現実は、木下監督を筆頭に、逃げる演出家に面倒くさい美術と
クオリティを言い訳に、仕事が遅い人が多くて
それで叱責されるのは制作。
クオリティを言い訳に、仕事が遅い人が多くて
それで叱責されるのは制作。
エリカや磯川よりも、ずっとずっと熱意があったから、逆に現実にくじけてしまったのだ、と。
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磯川さんがデキた人すぎる。
磯川社長『まぁ、お茶でも飲んでいって? 』
『わざわざ来てくれたって事は、何かあんでしょ?』
磯川さんがデキた人すぎる。
■「壁」に突き当たった人
その後、仕事にかこつけて磯川氏に合いにいったあおいを、磯川は察してくれた。
絵もかけないのにアニメに携わる、同じ悩みを。
その後、仕事にかこつけて磯川氏に合いにいったあおいを、磯川は察してくれた。
絵もかけないのにアニメに携わる、同じ悩みを。
万策つきたぁーーーっ! の人。
本田さんは、もっと別の夢があったと自分を見つめなおしてましたが――――。
何気に、磯川さんにめちゃくちゃ親切にしてたらしい。
何気に、磯川さんにめちゃくちゃ親切にしてたらしい。
会社立ち上げのアドバイスや仕事の紹介、やはり本田さんは偉大。
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クオリティを諦めなかったからこそ、生まれたシーンもある。
磯川『クリエイターの凄さや情熱に、ガラにもなく感動しちゃって―――』
『彼らの才能を、正当に評価して欲しいと思うようになってさ』
クオリティを諦めなかったからこそ、生まれたシーンもある。
■磯川氏の答え
そして、彼はクリエイターの待遇を良くしたいと、会社を立ち上げる道を選んだ。
平岡とは真逆だとあおいは思う。
そして、彼はクリエイターの待遇を良くしたいと、会社を立ち上げる道を選んだ。
平岡とは真逆だとあおいは思う。
こっちもクオリティを大切にしてるかどうかって、ちょっとした事でクリエイターも感じ取れるんだよ。
だが平岡も、内心では、彼らを解ってるし尊敬してるから残ってる。
そう、磯川も彼の再起を望んでいた。
そう、磯川も彼の再起を望んでいた。
■賭け
あおいの結論は、クレームを反映した「雑な仕事に対する訂正」で、平岡に続行させること。
また、クリエイターさんとコミュニケーションをとって欲しい
そう平岡に訴える。
あおいの結論は、クレームを反映した「雑な仕事に対する訂正」で、平岡に続行させること。
また、クリエイターさんとコミュニケーションをとって欲しい
そう平岡に訴える。
降ろされると諦めていた平岡は、ハッとしつつも続行を受け入れた。
でも、平岡側の意識改革はまだ。
これは後一回、大きなトラブルを起こすのか、或いはその前に「変わる」のか……?
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そして、自分が声優だとは言わせないずかちゃん。ホントもう……。
これは後一回、大きなトラブルを起こすのか、或いはその前に「変わる」のか……?
伊波(他所の社長)『けっこう制作辞めたって聞いたけど、安定してたな?』
『デスクが頑張ってくれたんですよ、宮森あおいっていう……』
そして、自分が声優だとは言わせないずかちゃん。ホントもう……。
■おいちゃん今昔物語
その夜、ナベPの先輩で「就活で落とされたアニメ会社」の社長に、あおいは呼び出される。
押しが強く、しかも酔っ払った社長に翻弄されるが――――
その夜、ナベPの先輩で「就活で落とされたアニメ会社」の社長に、あおいは呼び出される。
押しが強く、しかも酔っ払った社長に翻弄されるが――――
今も「これが出来る」って何もないんですけど…、でも、皆に良いアニメを作って貰えるよう、頑張りたいです!
お、おう……!
あの頃と「何も出来ない」のは同じ。
あの頃と「何も出来ない」のは同じ。
でも、良いアニメを作ってもらいたい熱い制作魂が宿った!
かくて苦手だったザ・ボーンの社長に、宮森あさりは、名前を覚えてもらったのだったッ!
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タローさんの適切すぎるツッコミ。
木下監督『上がったぁーーーーーーーーーっ!』
武蔵ニ『え!?』『最終話のコンテが!?』『上がった!?』
タロー『すげぇ三週でアップッスよ!? えくそだすっは三ヶ月かかったのにっ!』
タローさんの適切すぎるツッコミ。
■監督四倍速ッ!
翌日、なんと一話の時点で「最終話コンテアップ」という、天変地異の前触れが起こる。
こ、これはまた原作者にハネられるフラグですか!?
変な話!?
翌日、なんと一話の時点で「最終話コンテアップ」という、天変地異の前触れが起こる。
こ、これはまた原作者にハネられるフラグですか!?
変な話!?
スケジュールは無いですが、三人で頑張りましょうっ!
最終話制作は、新人コンビ+あおい!
三人体制でレッツゴー!
三人体制でレッツゴー!
平岡の件を起爆剤にして、あおいは「サポート役」として、更に真っ直ぐに走り出す!
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EDは「ver5」となりコンプリート!……アレ、って事は次回はEDが無いパターンかな変な話?
予告・エリカ『池谷さん? 今迎えに行くので、そこを一歩も動かない!』
EDは「ver5」となりコンプリート!……アレ、って事は次回はEDが無いパターンかな変な話?
■SIROBAKOオールスター!
キャラ的にも、ストーリー的にも、今までのSIROBAKOを踏まえたオールスターだった第21話!
変な話、あおい達だって、散々「クオリティ重視」で
現場に負担かけてるワケじゃないですか。
キャラ的にも、ストーリー的にも、今までのSIROBAKOを踏まえたオールスターだった第21話!
変な話、あおい達だって、散々「クオリティ重視」で
現場に負担かけてるワケじゃないですか。
あおい達は何とかしましたけど、奇跡は起こらず、グダグダになった現場を見てきたんだろうなって。
平岡の歩いてきた人生は、ぶっちゃけ解りませんし
他人を理解しようとせず文句ばかり言う、視聴者を苛立たせるキャラだと思います。
他人を理解しようとせず文句ばかり言う、視聴者を苛立たせるキャラだと思います。
けど、今までのSIROBAKOを思い出すと、彼の主張や過去も理解できるなと、そんな風に思えました。
次回、♯22「ノアは下着です」
下着なんですね!
下着なんですね!
■関連感想記事
♯10「あと一杯だけね?」
♯11「原画売りの少女」
♯12「えくそだす・クリスマス」
♯13「好きな雲って何ですか?」
♯14「仁義なきオーディション会議!」
♯15「こんな絵でいいんですか?」
♯16「ちゃぶだい返し」
♯17「私どこにいるんでしょうか…」
♯18「俺をはめやがったな!」
♯19「釣れますか?」
♯20「がんばりマスタング!」
♯10「あと一杯だけね?」
♯11「原画売りの少女」
♯12「えくそだす・クリスマス」
♯13「好きな雲って何ですか?」
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♯16「ちゃぶだい返し」
♯17「私どこにいるんでしょうか…」
♯18「俺をはめやがったな!」
♯19「釣れますか?」
♯20「がんばりマスタング!」