まさかの同年齢。平岡爆発! 円さん爆発! 興津さん最強説&タロー癒し回!
投げやりな制作・平岡に対する円さんの怒りが激しく生々しくて、スカッとくるよりゾクッときた!
平岡の自慢と、彼自身の実像のギャップ。
いやこれは痛いわ……。
私には……、やりたい事なんてない、見つけられるかも解らない、でも皆がやりたい事がある事があるなら
それを援護することは出来る!
それを援護することは出来る!
■「何で」戦うんだろう
そして、そういった「何で、アニメ作りなんてやるんだろう」という問いをメインにして
作中アニメの、「何で戦うんだろう」にリンクさせる!
そして、そういった「何で、アニメ作りなんてやるんだろう」という問いをメインにして
作中アニメの、「何で戦うんだろう」にリンクさせる!
〆の台詞が、まさに「夢のない」あおい自身の事でもあって、グッとくるラスト! りーちゃんも頑張った!
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いきなりカオスな独り言。リーちゃん、遂に脚本修行が始まったんですね……。
ディーゼルさん『コーヒー、コーヒー星人、コーヒーの中に一つだけ黒真珠…』
いきなりカオスな独り言。リーちゃん、遂に脚本修行が始まったんですね……。
■なぜ
早くも九月の武蔵ニでは、「三女」最終話(13話)の脚本作りが難航していた。
原作でも、まだ未解決な主人公の戦線離脱
その復活が描けないのだ。
早くも九月の武蔵ニでは、「三女」最終話(13話)の脚本作りが難航していた。
原作でも、まだ未解決な主人公の戦線離脱
その復活が描けないのだ。
更に脚本家のお気に入りとなった「素人」みどりに、制作の平岡は苛立ち、円との大喧嘩を引き起こす。
だが、このケンカをヒントに「何故、ありあは戦えなくなったのか」を見つめなおし
最終話の脚本は練り直され、初稿が完成。
最終話の脚本は練り直され、初稿が完成。
その自分には夢が無いけど、誰かの夢を支える事は出来るというありあの言葉に、あおいは感化される。
次回、♯21「クオリティを人質にすんな」
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今週は、逃げる演出・池谷氏、追う制作・エリカ劇場も平行してお送りしました。
舞茸(脚本)『原作は、この先の展開、どうなるって?』
『―――実際問題、どう進めればいいの』
今週は、逃げる演出・池谷氏、追う制作・エリカ劇場も平行してお送りしました。
■そりゃ舞茸さんも愚痴るよ!
九月頭、原作も袋小路の「主人公・戦線離脱」を踏襲しつつ、アニメなりの「復活劇」を描かねばならない。
それも期限は二週間、脚本・舞茸しめじ氏も弱りきる――――。
九月頭、原作も袋小路の「主人公・戦線離脱」を踏襲しつつ、アニメなりの「復活劇」を描かねばならない。
それも期限は二週間、脚本・舞茸しめじ氏も弱りきる――――。
(言葉が)軽いなぁ、このデブ……。
ま、舞茸さんが毒舌を!?
以前は、紳士で超人的でさえあった舞茸さんですが、相当追い詰められてますね。
以前は、紳士で超人的でさえあった舞茸さんですが、相当追い詰められてますね。
あと演出家も、相当追い詰められてますね!(物理的に)
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監督の「飛ばさない」発言に、どうせまた大修正になるからダメとツッコむ宮森、優秀。
みどり『今、ありあが飛べなくなってるじゃないですか』
『最終的には、飛ばないといけないんですよね?』
監督の「飛ばさない」発言に、どうせまた大修正になるからダメとツッコむ宮森、優秀。
■ありあが「戦わない」理由
問題は原作、主人公・ありあが「戦わない」と言い出して、半年間も戦線離脱中な事。
そのまま踏襲すると、アニメ的に締りが悪い。
問題は原作、主人公・ありあが「戦わない」と言い出して、半年間も戦線離脱中な事。
そのまま踏襲すると、アニメ的に締りが悪い。
でも、戦う以外に何も無いと自負するありあが、何故「戦わない」と言い出したのか?
それが劇中明らかになっていない。
なので、どう理由付けて、「再び戦う」と言わせるか、それが難問なのだ。
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りーちゃんの思考が重い、真面目!
なので、どう理由付けて、「再び戦う」と言わせるか、それが難問なのだ。
舞茸『どうするよ、ディーゼルさん?』
みどり『―――私なら、“それとったら何も無い”なら降りないです…』
りーちゃんの思考が重い、真面目!
■戦う理由、作る理由
転じ、僕らもなんでアニメを作っているんだろうと考え、一同はヒントを見出そうとする。
職業として、ハイリスクで非効率、なのに何故?
転じ、僕らもなんでアニメを作っているんだろうと考え、一同はヒントを見出そうとする。
職業として、ハイリスクで非効率、なのに何故?
それは我々にとって、“なんでアニメを作るのか”みたいな事じゃないの?
理由はそれぞれ、舞茸さんの「いつの間にか」とか
木下監督の「なんとなく」とか。
木下監督の「なんとなく」とか。
良い作品が当たるとは限らない、良い作品で当てたいんだけどねに、実感ありまくり……。
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舞茸さん、思考・言動が、いちいちアニメ的なのは脚本家ならではか(褒め言葉)。
みどり『師匠! コーヒーの課題、やってきました!』
舞茸さん『師匠じゃないっつったろ?』
舞茸さん、思考・言動が、いちいちアニメ的なのは脚本家ならではか(褒め言葉)。
■「脚本家」修行
解散後、りーちゃんの「コーヒー問答」は、舞茸さんの課題だったと判明。
一つの事柄から、どれだけ話を作れるか?
解散後、りーちゃんの「コーヒー問答」は、舞茸さんの課題だったと判明。
一つの事柄から、どれだけ話を作れるか?
がんばりマスタング!
サブタイは、飛行機の機体名にひっかけて、舞茸さんと言葉遊びしたワンシーンから。
マスタングもスホーイも機体名。
マスタングもスホーイも機体名。
そんな舞茸さん、弟子はとらんが課題なら出してやる!って、言い回しがアニメチックである。
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両親は「物語」が好きでは無い、でも自分は物語、創作物が好きだからやりたいというみどり。
みどり『さっき、何でアニメを作るのかって話になったじゃないですか?』
『自分にはやっぱり、物語が必要なんだなって思うです』
両親は「物語」が好きでは無い、でも自分は物語、創作物が好きだからやりたいというみどり。
■それぞれの理由
その後、あおいとみどりは「何故アニメを作るのか」と、スタッフ皆に聞いて回る。
意外や皆に、前向きな理由があった。
その後、あおいとみどりは「何故アニメを作るのか」と、スタッフ皆に聞いて回る。
意外や皆に、前向きな理由があった。
自分がここにいるって確認する為かな。だから、ぷるてんも無かった事にしないよ。あれも俺の一部だから…
特に演出の山田さん、カッコイイわ……。
自分を肯定する生き方か。
自分を肯定する生き方か。
そして矢野エリカ様、ここでもオッサンいじめとフォローに余念が無い。最強。
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完全に逆ギレですが、事情知らなきゃ、りーちゃんはコネ採用にしか見えないしね……。
平岡『いいよな女は……』
『ちょっとオッサンにいい顔すれば、何でもやらせてもらえるもんな?』
完全に逆ギレですが、事情知らなきゃ、りーちゃんはコネ採用にしか見えないしね……。
■チャンス
そして、みどりは何も知らない平岡に、唐突に因縁をつけられる。
現場をナメんじゃねえ、と。
そして、みどりは何も知らない平岡に、唐突に因縁をつけられる。
現場をナメんじゃねえ、と。
ちゃんと仕事してんのに、チャンス貰えない人間がどれだけいると思ってんだ…、素人がナメてんじゃねえぞ
平岡は、制作を足場に、実際に「作る側」に回りたかったんでしょうか?
だとすれば、みどりの存在は腹が立ちますよね。
だとすれば、みどりの存在は腹が立ちますよね。
ぽっと出の素人が、プロ脚本家に手取り足取り教えて貰ってる、そんな風に見えてるのか。
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本邦初公開、舞茸さんの帽子の下が気になって気になって。
木下監督『やっぱりこうなるよね……、この通りだと思います』
舞茸『ホントにぃ……?』
本邦初公開、舞茸さんの帽子の下が気になって気になって。
■プロットとリテイク
翌日、“仲間のピンチに、ありあが戦線復帰する”という、定番展開であらすじ完成。
承認を得て、これで脚本作りを進める事になるが――――。
翌日、“仲間のピンチに、ありあが戦線復帰する”という、定番展開であらすじ完成。
承認を得て、これで脚本作りを進める事になるが――――。
あ、あの師匠……、師匠が男だと思ったことありませんから! 男とか女とか、ナメてません!
そしてりーちゃん、その発言はちょっと間違ってるから!
何かが間違ってるから!
何かが間違ってるから!
あと、実体験をまんま書いても面白くないというリテイクは、なるほどと思いました。
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平岡、実は円さんと同年齢だったそうな。
平岡(制作)『七話のレイアウトチェックどうなってます?』
円(演出)『昨晩、いきなりカットの山もってきて、その言い方は無いだろう?』
平岡、実は円さんと同年齢だったそうな。
■地雷、大爆発
そんな「じゃれあい」に苛立ったのか、演出の円さんに仕事を押し付ける平岡に、円さんがキレる!
そもそも、平岡人脈の原画マンはダメな人ばっかり!
そんな「じゃれあい」に苛立ったのか、演出の円さんに仕事を押し付ける平岡に、円さんがキレる!
そもそも、平岡人脈の原画マンはダメな人ばっかり!
アレやったこれやった自慢するけどよ、お前の仕事っぷりでキャリアになると思ってんのか? 笑わせんな!
キャリア自慢が印象的な平岡。
しかし、実は「制作」としての折衝能力も、人脈すら、どうしようもなかった―――。
しかし、実は「制作」としての折衝能力も、人脈すら、どうしようもなかった―――。
■「明日から来ない?」
最終的に、興津さんが割って入ったことで、誰も怪我せずに済み、ケアは社長が行った。
社長、なんという理解っぷり……。
最終的に、興津さんが割って入ったことで、誰も怪我せずに済み、ケアは社長が行った。
社長、なんという理解っぷり……。
図星だったんだよね? だから腹を立てた……、見当違いの事を言われたんなら、どうでもいいはずだよ?
先回りして答える辺り、さすが年長者の渋み。
そして監督、今週活躍しすぎ。
そして監督、今週活躍しすぎ。
三女編の水島監督って、正直なにもトラブルを起こさなくていやなんでもないです!
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次回、またやらかすんでしょうか……?
平岡『―――別に解んねえだろ、こんなもん……』
『首から上がちゃんと描けてれば、客は満足なんだよ………』
次回、またやらかすんでしょうか……?
■平岡@納得しない
その後、ちゃんと円と和解し職場復帰した平岡だったが、内心は納得していなかった。
自分の連れてきたアニメーターに、彼は満足している。
その後、ちゃんと円と和解し職場復帰した平岡だったが、内心は納得していなかった。
自分の連れてきたアニメーターに、彼は満足している。
いくら作画が気合入れようが入れまいが、変わらねぇっつの……。
監督たちが言っていたように、良いものが売れるとは限らないから、完全な間違いでもない。
一視聴者としては、だからこそ「解りたい」と思いますが―――。
一視聴者としては、だからこそ「解りたい」と思いますが―――。
■違うよね?
平岡ショックが残した波紋は大きく、久乃木の迷いは絵麻が晴らしてくれたものの
同じく制作である、あおいは深く考え込む。
平岡ショックが残した波紋は大きく、久乃木の迷いは絵麻が晴らしてくれたものの
同じく制作である、あおいは深く考え込む。
奇麗事かもしれないけど、熱意とかやる気とか努力とか、絶対映像に表れると思う……。
だから、自分の事……、信じて大丈夫だよ?
絵麻久乃来ほんと良い……。
絵麻久乃来ほんと良い……。
しかしホントに、これでこのトラブルは終わったのでしょうか……?
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しかし、ケンカ中の平岡&円のところに平然と入っていったり、ケンカの件で逆に気に入ったり
タローさんの空気読まなさパねェ……。
タロー『大チャァンおはよーーーーっ!』
宮森デスク『12話の絵コンテは合作になりました、お二人で担当してください』
しかし、ケンカ中の平岡&円のところに平然と入っていったり、ケンカの件で逆に気に入ったり
タローさんの空気読まなさパねェ……。
結局、第12話は円さん&山田さんのダブル絵コンテになり、制作も二人付くことに。
ホントにコンビになるとは!
ちなみに、三女は全十三話なので「ラス前」回ですね。
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本作って、「壁」を乗り越えてからの、走りっぷりが熱いですよね!
ちなみに、三女は全十三話なので「ラス前」回ですね。
舞茸『ヒェー、熱いネェ~~~。でも、雨降って地固まったんだろ?』
『女子高だと掴み合いとかしないの? キャットファイトとかあるんじゃないの?』
本作って、「壁」を乗り越えてからの、走りっぷりが熱いですよね!
■彼女が降りたワケ
やがて、平岡ケンカ事件をヒントに、「何故ありあが戦いを止めた」かに一同は気付いた。
自分の空虚さを指摘された、そう思えたからだ、と。
やがて、平岡ケンカ事件をヒントに、「何故ありあが戦いを止めた」かに一同は気付いた。
自分の空虚さを指摘された、そう思えたからだ、と。
ありあは、この戦いが終わったらどうするの? ……何も無いの!? じゃ、何の為に戦ってるワケ……!?
仲間に、「アンタに戦う意味なんて無い」と言われたと誤解して
それに傷付いた自分自身に驚き
戦いを止めた。
それに傷付いた自分自身に驚き
戦いを止めた。
彼女が「戦えなくなった」理由に気付いた舞茸氏は、みどりの意見も取り入れ、プロットを練り直していく。
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ラストは、三女の最終話、ありあ復活を描いていくクライマックスを描写……!
みどり『女だからいいと思ってないし、仕事もナメてません………』
『実際、私が考えた台詞、一行も採用されなかったし……』
ラストは、三女の最終話、ありあ復活を描いていくクライマックスを描写……!
■キャシーの奮戦
第12話では、キャシーは「戦後、何も目的が無いなんて、無感情なありあらしい」と思ってた。
だから、それでありあがショックを受けるなんて思っておらず
傷つけたのだ、と後で理解する。
第12話では、キャシーは「戦後、何も目的が無いなんて、無感情なありあらしい」と思ってた。
だから、それでありあがショックを受けるなんて思っておらず
傷つけたのだ、と後で理解する。
だから13話では、無いならウチにこい、戦後は一緒に過ごそうとありあに語り続けた。
もう爆発寸前の航空機を操って
もう帰れそうに無いと覚悟し、ありあに語りかけ続ける。
もう帰れそうに無いと覚悟し、ありあに語りかけ続ける。
互いに「戦後」はある、だから絶対、ありあもこの戦いで死ぬな、生きる希望を捨てるなと言い続けた。
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ラストシーンは、自ら夢を持たない、宮森あおい自身に重ね合わせるように
あおいによる朗読で〆!
ありあ『私には……、やりたい事なんてない、見つけられるかも解らない』
『でも皆がやりたい事がある事があるなら……、それを援護することは出来る!』
ラストシーンは、自ら夢を持たない、宮森あおい自身に重ね合わせるように
あおいによる朗読で〆!
そう思うと、社長の生き方こそあおいっぽいのかもしれませんね。
■戦う理由
先週の社長に続いて、意外な方向からあおいの背中を後押しする言葉が!
意外だし、筋も通ってるし面白い……。
先週の社長に続いて、意外な方向からあおいの背中を後押しする言葉が!
意外だし、筋も通ってるし面白い……。
また平岡氏は、元々は夢を持って真面目にやって、報われずやさぐれていった感がバリバリで
今週、少し好きになれました。
タロー効果。
今週、少し好きになれました。
タロー効果。
あとヒゲ仙人逃げすぎ!エリカさま強すぎ!!
絵麻ちゃんと久乃木ちゃんと監督も可愛いし、小ネタも本筋もばっちりだった!
絵麻ちゃんと久乃木ちゃんと監督も可愛いし、小ネタも本筋もばっちりだった!
次回、♯21「クオリティを人質にすんな」
ごもっとも。
ごもっとも。
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♯10「あと一杯だけね?」
♯11「原画売りの少女」
♯12「えくそだす・クリスマス」
♯13「好きな雲って何ですか?」
♯14「仁義なきオーディション会議!」
♯15「こんな絵でいいんですか?」
♯16「ちゃぶだい返し」
♯17「私どこにいるんでしょうか…」
♯18「俺をはめやがったな!」
♯19「釣れますか?」
♯10「あと一杯だけね?」
♯11「原画売りの少女」
♯12「えくそだす・クリスマス」
♯13「好きな雲って何ですか?」
♯14「仁義なきオーディション会議!」
♯15「こんな絵でいいんですか?」
♯16「ちゃぶだい返し」
♯17「私どこにいるんでしょうか…」
♯18「俺をはめやがったな!」
♯19「釣れますか?」