Quantcast
Channel: GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記
Viewing all articles
Browse latest Browse all 5115

SHIROBAKO ♯20「がんばりマスタング!」感想。なぜ? どうして? 大喧嘩回! あおいとありあの「夢」探し

$
0
0

まさかの同年齢。平岡爆発! 円さん爆発! 興津さん最強説&タロー癒し回!

イメージ 25

イメージ 18

 投げやりな制作・平岡に対する円さんの怒りが激しく生々しくて、スカッとくるよりゾクッときた!
 平岡の自慢と、彼自身の実像のギャップ。
 いやこれは痛いわ……。

 私には……、やりたい事なんてない、見つけられるかも解らない、でも皆がやりたい事がある事があるなら
 それを援護することは出来る!

「何で」戦うんだろう
 そして、そういった「何で、アニメ作りなんてやるんだろう」という問いをメインにして
 作中アニメの、「何で戦うんだろう」にリンクさせる!

 〆の台詞が、まさに「夢のない」あおい自身の事でもあって、グッとくるラスト! りーちゃんも頑張った!

ディーゼルさん『コーヒー、コーヒー星人、コーヒーの中に一つだけ黒真珠…』

イメージ 1

 いきなりカオスな独り言。リーちゃん、遂に脚本修行が始まったんですね……。

なぜ
 早くも九月の武蔵ニでは、「三女」最終話(13話)の脚本作りが難航していた。
 原作でも、まだ未解決な主人公の戦線離脱
 その復活が描けないのだ。

 更に脚本家のお気に入りとなった「素人」みどりに、制作の平岡は苛立ち、円との大喧嘩を引き起こす。

 だが、このケンカをヒントに「何故、ありあは戦えなくなったのか」を見つめなおし
 最終話の脚本は練り直され、初稿が完成。

 その自分には夢が無いけど、誰かの夢を支える事は出来るというありあの言葉に、あおいは感化される。

 次回、♯21「クオリティを人質にすんな」

舞茸(脚本)『原作は、この先の展開、どうなるって?』

『―――実際問題、どう進めればいいの』

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

 今週は、逃げる演出・池谷氏、追う制作・エリカ劇場も平行してお送りしました。

そりゃ舞茸さんも愚痴るよ!
 九月頭、原作も袋小路の「主人公・戦線離脱」を踏襲しつつ、アニメなりの「復活劇」を描かねばならない。
 それも期限は二週間、脚本・舞茸しめじ氏も弱りきる――――。

 (言葉が)軽いなぁ、このデブ……。

 ま、舞茸さんが毒舌を!?
 以前は、紳士で超人的でさえあった舞茸さんですが、相当追い詰められてますね。

 あと演出家も、相当追い詰められてますね!(物理的に)

みどり『今、ありあが飛べなくなってるじゃないですか』

『最終的には、飛ばないといけないんですよね?』

イメージ 5

 監督の「飛ばさない」発言に、どうせまた大修正になるからダメとツッコむ宮森、優秀。

ありあが「戦わない」理由
 問題は原作、主人公・ありあが「戦わない」と言い出して、半年間も戦線離脱中な事。
 そのまま踏襲すると、アニメ的に締りが悪い。

 でも、戦う以外に何も無いと自負するありあが、何故「戦わない」と言い出したのか?

 それが劇中明らかになっていない。
 なので、どう理由付けて、「再び戦う」と言わせるか、それが難問なのだ。

舞茸『どうするよ、ディーゼルさん?』

みどり『―――私なら、“それとったら何も無い”なら降りないです…』

イメージ 6

イメージ 7

 りーちゃんの思考が重い、真面目!

戦う理由、作る理由
 転じ、僕らもなんでアニメを作っているんだろうと考え、一同はヒントを見出そうとする。
 職業として、ハイリスクで非効率、なのに何故?

 それは我々にとって、“なんでアニメを作るのか”みたいな事じゃないの?

 理由はそれぞれ、舞茸さんの「いつの間にか」とか
 木下監督の「なんとなく」とか。

 良い作品が当たるとは限らない、良い作品で当てたいんだけどねに、実感ありまくり……。

みどり『師匠! コーヒーの課題、やってきました!』

舞茸さん『師匠じゃないっつったろ?』

イメージ 8

 舞茸さん、思考・言動が、いちいちアニメ的なのは脚本家ならではか(褒め言葉)。

「脚本家」修行
 解散後、りーちゃんの「コーヒー問答」は、舞茸さんの課題だったと判明。
 一つの事柄から、どれだけ話を作れるか?

 がんばりマスタング!

 サブタイは、飛行機の機体名にひっかけて、舞茸さんと言葉遊びしたワンシーンから。
 マスタングもスホーイも機体名。

 そんな舞茸さん、弟子はとらんが課題なら出してやる!って、言い回しがアニメチックである。

みどり『さっき、何でアニメを作るのかって話になったじゃないですか?』

『自分にはやっぱり、物語が必要なんだなって思うです』

イメージ 9

イメージ 10

イメージ 11

 両親は「物語」が好きでは無い、でも自分は物語、創作物が好きだからやりたいというみどり。

それぞれの理由
 その後、あおいとみどりは「何故アニメを作るのか」と、スタッフ皆に聞いて回る
 意外や皆に、前向きな理由があった。

 自分がここにいるって確認する為かな。だから、ぷるてんも無かった事にしないよ。あれも俺の一部だから…

 特に演出の山田さん、カッコイイわ……。
 自分を肯定する生き方か。

 そして矢野エリカ様、ここでもオッサンいじめフォローに余念が無い。最強。

平岡『いいよな女は……』

『ちょっとオッサンにいい顔すれば、何でもやらせてもらえるもんな?』

イメージ 12

 完全に逆ギレですが、事情知らなきゃ、りーちゃんはコネ採用にしか見えないしね……。

チャンス
 そして、みどりは何も知らない平岡に、唐突に因縁をつけられる。
 現場をナメんじゃねえ、と。

 ちゃんと仕事してんのに、チャンス貰えない人間がどれだけいると思ってんだ…、素人がナメてんじゃねえぞ

 平岡は、制作を足場に、実際に「作る側」に回りたかったんでしょうか?
 だとすれば、みどりの存在は腹が立ちますよね。

 ぽっと出の素人が、プロ脚本家に手取り足取り教えて貰ってる、そんな風に見えてるのか。

木下監督『やっぱりこうなるよね……、この通りだと思います』

舞茸『ホントにぃ……?』

イメージ 13

 本邦初公開、舞茸さんの帽子の下が気になって気になって。

プロットとリテイク
 翌日、“仲間のピンチに、ありあが戦線復帰する”という、定番展開であらすじ完成。
 承認を得て、これで脚本作りを進める事になるが――――。

 あ、あの師匠……、師匠が男だと思ったことありませんから! 男とか女とか、ナメてません!

 そしてりーちゃん、その発言はちょっと間違ってるから!
 何かが間違ってるから!

 あと、実体験をまんま書いても面白くないというリテイクは、なるほどと思いました。

平岡(制作)『七話のレイアウトチェックどうなってます?』

円(演出)『昨晩、いきなりカットの山もってきて、その言い方は無いだろう?』

イメージ 14

イメージ 15

イメージ 16

イメージ 17

 平岡、実は円さんと同年齢だったそうな。

地雷、大爆発
 そんな「じゃれあい」に苛立ったのか、演出の円さんに仕事を押し付ける平岡に、円さんがキレる!
 そもそも、平岡人脈の原画マンはダメな人ばっかり!

 アレやったこれやった自慢するけどよ、お前の仕事っぷりでキャリアになると思ってんのか? 笑わせんな!

 キャリア自慢が印象的な平岡。
 しかし、実は「制作」としての折衝能力も、人脈すら、どうしようもなかった―――。

 円さんがタメにタメていた怒りが、ここで爆発してしまう。

興津『私が最低だと思うのは暴力行為です』

『それが直接であれ間接であれ、暴力は絶対に許されませんし許しません』

イメージ 18

イメージ 19

 興津さん、ホントに何者なんだ……。

「明日から来ない?」
 最終的に、興津さんが割って入ったことで、誰も怪我せずに済み、ケアは社長が行った。
 社長、なんという理解っぷり……。

 図星だったんだよね? だから腹を立てた……、見当違いの事を言われたんなら、どうでもいいはずだよ?

 先回りして答える辺り、さすが年長者の渋み。
 そして監督、今週活躍しすぎ。

 三女編の水島監督って、正直なにもトラブルを起こさなくていやなんでもないです!

平岡『―――別に解んねえだろ、こんなもん……』

『首から上がちゃんと描けてれば、客は満足なんだよ………』

イメージ 20

 次回、またやらかすんでしょうか……?

平岡@納得しない
 その後、ちゃんと円と和解し職場復帰した平岡だったが、内心は納得していなかった。
 自分の連れてきたアニメーターに、彼は満足している。

 いくら作画が気合入れようが入れまいが、変わらねぇっつの……

 監督たちが言っていたように、良いものが売れるとは限らないから、完全な間違いでもない。
 一視聴者としては、だからこそ「解りたい」と思いますが―――。

 しかし――――。

久乃木『―――ちっ!』

平岡『ち? ……なんだよ、最後まで言えよ……!』

イメージ 21

イメージ 22

イメージ 23

イメージ 24

 絵麻さんのちゃぶだいに、あふれ出る昭和の食卓感。素敵。

違うよね?
 平岡ショックが残した波紋は大きく、久乃木の迷いは絵麻が晴らしてくれたものの
 同じく制作である、あおいは深く考え込む。

 奇麗事かもしれないけど、熱意とかやる気とか努力とか、絶対映像に表れると思う……。

 だから、自分の事……、信じて大丈夫だよ?
 絵麻久乃来ほんと良い……。

 しかしホントに、これでこのトラブルは終わったのでしょうか……?

タロー『大チャァンおはよーーーーっ!』

宮森デスク『12話の絵コンテは合作になりました、お二人で担当してください』

イメージ 25

 しかし、ケンカ中の平岡&円のところに平然と入っていったり、ケンカの件で逆に気に入ったり
 タローさんの空気読まなさパねェ……。

 結局、第12話は円さん&山田さんのダブル絵コンテになり、制作も二人付くことに。

 ホントにコンビになるとは!
 ちなみに、三女は全十三話なので「ラス前」回ですね。

舞茸『ヒェー、熱いネェ~~~。でも、雨降って地固まったんだろ?』

『女子高だと掴み合いとかしないの? キャットファイトとかあるんじゃないの?』

イメージ 26

イメージ 27

イメージ 28

イメージ 29

 本作って、「壁」を乗り越えてからの、走りっぷりが熱いですよね!

彼女が降りたワケ
 やがて、平岡ケンカ事件をヒントに、「何故ありあが戦いを止めた」かに一同は気付いた。
 自分の空虚さを指摘された、そう思えたからだ、と。

 ありあは、この戦いが終わったらどうするの? ……何も無いの!? じゃ、何の為に戦ってるワケ……!?

 仲間に、「アンタに戦う意味なんて無い」と言われたと誤解して
 それに傷付いた自分自身に驚き
 戦いを止めた。

 彼女が「戦えなくなった」理由に気付いた舞茸氏は、みどりの意見も取り入れ、プロットを練り直していく。

みどり『女だからいいと思ってないし、仕事もナメてません………』

『実際、私が考えた台詞、一行も採用されなかったし……』

イメージ 30

イメージ 31

 ラストは、三女の最終話、ありあ復活を描いていくクライマックスを描写……!

キャシーの奮戦
 第12話では、キャシーは「戦後、何も目的が無いなんて、無感情なありあらしい」と思ってた。
 だから、それでありあがショックを受けるなんて思っておらず
 傷つけたのだ、と後で理解する。

 だから13話では、無いならウチにこい、戦後は一緒に過ごそうとありあに語り続けた。

 もう爆発寸前の航空機を操って
 もう帰れそうに無いと覚悟し、ありあに語りかけ続ける。

 互いに「戦後」はある、だから絶対、ありあもこの戦いで死ぬな、生きる希望を捨てるなと言い続けた。

ありあ『私には……、やりたい事なんてない、見つけられるかも解らない』

『でも皆がやりたい事がある事があるなら……、それを援護することは出来る!』

イメージ 32

 ラストシーンは、自ら夢を持たない、宮森あおい自身に重ね合わせるように
 あおいによる朗読で〆!

 そう思うと、社長の生き方こそあおいっぽいのかもしれませんね。

 他の人を援護する生き方かぁ……。

予告・みどり『デスクの宮森ですか? いま取り込み中ッス、じゃないです!』

イメージ 33

 EDもver4、CG担当の東堂美沙追加!後はりーちゃんだけですね!

戦う理由
 先週の社長に続いて、意外な方向からあおいの背中を後押しする言葉が!
 意外だし、筋も通ってるし面白い……。

 また平岡氏は、元々は夢を持って真面目にやって、報われずやさぐれていった感がバリバリで
 今週、少し好きになれました。
 タロー効果。

 あとヒゲ仙人逃げすぎ!エリカさま強すぎ!!
 絵麻ちゃんと久乃木ちゃんと監督も可愛いし、小ネタも本筋もばっちりだった!

 次回、♯21「クオリティを人質にすんな」
 ごもっとも

■用語集はこちら
 公式 http://shirobako-anime.com/




Viewing all articles
Browse latest Browse all 5115

Trending Articles