るる回想回(cv諏訪部)。ギャグで昔話でセクシーで、切なく支える物語
脳の中身を洗いざらいスッ飛ばすような初期三話に続き、しっとりじわじわとくる回想回。るる……。
全体を貫いている、セクシー裁判長のシャバダドゥ?な存在感は卑怯!
笑える! けど何か大切な話。
君が捨てたの? ―――でも君のものだ。失ったものを忘れたら、本当に失ってしまうよ?
■愛とか夢とか
特に、自分で投げ捨ててしまったものを、昔話みたいに届けてくれた銀子の一言がしみる。
自分で、“いらない”って放り捨ててしまったものが
ホントは大切だったと思い返す話。
特に、自分で投げ捨ててしまったものを、昔話みたいに届けてくれた銀子の一言がしみる。
自分で、“いらない”って放り捨ててしまったものが
ホントは大切だったと思い返す話。
■ワタシは罪グマだから
友達がクマで、しかも自分が撃ち殺してしまったという衝撃に怯え、椿輝紅羽はひきこもる。
彼女を見舞いに行き、手酷く追い返されたるるは
ふと、自分の過去を想った。
友達がクマで、しかも自分が撃ち殺してしまったという衝撃に怯え、椿輝紅羽はひきこもる。
彼女を見舞いに行き、手酷く追い返されたるるは
ふと、自分の過去を想った。
るるも、他人から向けられた好意を手酷くあしらい続けた事があり、それを気に病んでいたのだ。
その「クマ」は弟、死んでしまった弟みるんはもう居ない。
自分のスキは失われてしまった。
自分のスキは失われてしまった。
紅羽へのスキを諦めない銀子に惚れ込んだるるは、彼女を応援する為に人間世界を訪れたのだ―――。
次回、Episode5。
![イメージ 3]()
![イメージ 4]()
![イメージ 5]()
なんてセクシー!
セクシー『さて、今日は裁判はお休み。一つ、ためになる話をしようと思います』
クール『裁判長! まさか今日はこの姿でやるのですか!?』
ビューティー『うふん! 僕って可愛すぎるよね♪ キラキラ~~』
なんてセクシー!
■時には昔の話をしようか
さて、冒頭から視聴者の脳細胞を死滅させた第4話、続いて始まったのは昔話であった。
このリラックマども、少々フリーダムすぎやしないでしょうか?
さて、冒頭から視聴者の脳細胞を死滅させた第4話、続いて始まったのは昔話であった。
このリラックマども、少々フリーダムすぎやしないでしょうか?
キスを諦めたお姫様――――、では、はじめようか? それがセクシー! シャバダドゥ~~?
るるが「人間にして貰った」裁判から始まり
るるが「お姫さまだった」頃へ
るるが「お姫さまだった」頃へ
回想、セクシー&クール・ビューティーな回想回!いつもの構図をクマ姿でお送りしないで!?
![イメージ 6]()
まあ、なぁんてお可愛らしいんでしょう!
昔々、まだ「断絶の壁」が人と熊を隔てる前の事です
クマの王国には、とても美しい王女様がおりました、名前をるる姫様と言います
まあ、なぁんてお可愛らしいんでしょう!
■12年前「るる4歳」
姫様時代、一人娘だったるる姫さまは世界で一番の存在、誰からも愛される存在でした。
誰もが彼女を褒め、たたえ、愛し、我が世の春だったのです。
姫様時代、一人娘だったるる姫さまは世界で一番の存在、誰からも愛される存在でした。
誰もが彼女を褒め、たたえ、愛し、我が世の春だったのです。
るる姫様は、この王国で一番の存在だったのです………。
しかし「クマリア流星群」と「弟の誕生」が一度に起きて、るるの世界は暗転してしまったのです……。
![イメージ 7]()
![イメージ 8]()
シャバダ~、シャバダバダ~バ~~~~~~~~~~~~~。
侍女『姫さまに弟君がおできになったのですよ、待望の王子様!』
るる『―――じゃあ、跡継ぎは?』
侍女『『『王子様ですっ!』』』
シャバダ~、シャバダバダ~バ~~~~~~~~~~~~~。
■我が世の冬
が、より幼く「跡継ぎ」となる男子が生まれた事で、るるへの愛は一挙に薄れ
誰もが、るるを愛したのと同じ口で
弟君を愛するように。
が、より幼く「跡継ぎ」となる男子が生まれた事で、るるへの愛は一挙に薄れ
誰もが、るるを愛したのと同じ口で
弟君を愛するように。
お姫さまである、るる様は、もう“いらない子”なのです――――、おっと。
こんなに可愛いのに!?
ええ~!?って驚く顔とか最高に可愛かったですよね!?
![イメージ 9]()
るる四歳で「みるん誕生&クマリア流星群事件」、それから数年も経ちました。
立派な、やさぐれ姫の誕生です―――。
ええ~!?って驚く顔とか最高に可愛かったですよね!?
みるん『おね~たま~~~~♪』
るる『あいつ……、邪魔邪魔ジャマーだわっ!』
るる四歳で「みるん誕生&クマリア流星群事件」、それから数年も経ちました。
立派な、やさぐれ姫の誕生です―――。
■ぼくはおねえたまが大好きだから
数年後、るるは、「みらんが自分を慕っている」事を利用して
谷底に突き落としてしまう
数年後、るるは、「みらんが自分を慕っている」事を利用して
谷底に突き落としてしまう
約束のキスをとってきたら、キスをしてあげるわ♪ ―――じゃあ、この中に入りましょう?
るる、ひどい!?
賢い!?
賢い!?
でも、あ、コレは間違いなく死んでないパターンだ!?ってなワケで……。
![イメージ 1]()
逞しく生還したみるんは、お星様と同じ色の蜂蜜を嬉しそうに差出し、キスをせがみます。
けれど、るるは蜂蜜を放り捨ててしまいます。
みらん『はい、約束のキス♪ きらきら光って、お星様と同じ色でしょ?』
『おねえたま、約束だよ、ねえキスして~~♪』
逞しく生還したみるんは、お星様と同じ色の蜂蜜を嬉しそうに差出し、キスをせがみます。
けれど、るるは蜂蜜を放り捨ててしまいます。
イライラ~~~、いらなぁいっ!!
嫌いな子に愛されるよりも
るるは、昔通り、みんなに愛されたかったのですから。
![イメージ 12]()
もちろん、るるは何度もみるんを騙し、みるんは無邪気&タフガイに生還し続けました。
暑い砂漠でも熱い溶岩でも、愛は無敵だったのです。
るるは、昔通り、みんなに愛されたかったのですから。
るる『―――ねえみるん? みるんはお姉さまの事が好き?』
みるん『うん、大好き! おねえたまキスして♪』
もちろん、るるは何度もみるんを騙し、みるんは無邪気&タフガイに生還し続けました。
暑い砂漠でも熱い溶岩でも、愛は無敵だったのです。
みるん王子は繰り返し繰り返し、るる姫様の元に帰ってくるのです。あの蜂蜜壺を抱え―――。
突き放しても突き放しても「愛してる」と笑ったあの子は
物言わぬ遺体に―――
物言わぬ遺体に―――
■「透明になったんでしょ!」
一方、蜜子委員長をスナイプしてしまった紅羽は、そのショックから立ち直れず休み続けていた。
見かねた銀子とるるは、お見舞いに訪れるのだが―――
一方、蜜子委員長をスナイプしてしまった紅羽は、そのショックから立ち直れず休み続けていた。
見かねた銀子とるるは、お見舞いに訪れるのだが―――
わたしの友達は、純花だけよっ!!
ああ!
あの特製蜂蜜を使ったおかゆが!?
あの特製蜂蜜を使ったおかゆが!?
ちょうど、過去のるると同じように、差し伸べられた好意を払ってしまう紅羽。
![イメージ 17]()
![イメージ 18]()
![イメージ 19]()
みるんを殺したのも蜂、彼女を護るのも蜂、蜂蜜も蜂、……もしかして暗喩なの?
王子がなくなり、るる姫様がこの国一番になって、数年の月日が経ちました
美しく成長したるる姫さまに、次々と王子様がやってきては……
みるんを殺したのも蜂、彼女を護るのも蜂、蜂蜜も蜂、……もしかして暗喩なの?
■ふわっと一年くらい前
再び回想、愛される立場を取り戻したはずが、どうにも落ち着かないるる姫様。
押し寄せる、男達の「スキ」を断っていた彼女は―――
再び回想、愛される立場を取り戻したはずが、どうにも落ち着かないるる姫様。
押し寄せる、男達の「スキ」を断っていた彼女は―――
大丈夫! 僕、何度でも見つけてくるから♪ だからおねえたま、約束だよ、キスして?
みるんが帰ってくる夢を見る。
夢。
夢。
しかし目覚めた彼女の手には、本当に、あの「みるんの蜂蜜」が帰ってきた。
![イメージ 20]()
![イメージ 21]()
すごく童話チックな姿の銀子の手で、弟の「スキ」は返ってきた。
るる姫『だ、誰!?』
銀子『これ、君の弟の? 谷の向こうに落ちてた、だから届けにきた』
すごく童話チックな姿の銀子の手で、弟の「スキ」は返ってきた。
■忘れ物は何ですか?
だから、るるはようやく気付いた。
本当は最初から、自分もみるんの事が大嫌いで、大好きだったんだと。
だから、るるはようやく気付いた。
本当は最初から、自分もみるんの事が大嫌いで、大好きだったんだと。
君が捨てたの? ―――でも君のものだ。失ったものを忘れたら、本当に失ってしまうよ?
無くしてしまった大切なもの。
その、大切に思っていたという気持ちまで忘れたら、本当にそれは失われてしまうから。
その、大切に思っていたという気持ちまで忘れたら、本当にそれは失われてしまうから。
■私はスキを諦めない
銀子は、幼い頃に出会った人間の少女に、もう一度出会う為に「壁」を越え、旅立つところだった。
相手は忘れているかもしれない、撃たれるかもしれない―――
銀子は、幼い頃に出会った人間の少女に、もう一度出会う為に「壁」を越え、旅立つところだった。
相手は忘れているかもしれない、撃たれるかもしれない―――
あの子にスキを貰ったから、それを返しに行く。会って私のスキを届ける。約束したんだ、キスをするって。
壁を越えれば撃たれる
相手が、椿輝紅羽が忘れていても撃たれる。
相手が、椿輝紅羽が忘れていても撃たれる。
それでも、自分の「スキ」を諦めず、約束のキスを届ける為に、銀子は旅立つという。
![イメージ 26]()
![イメージ 27]()
![イメージ 28]()
諭す議長も、言い切るるるも格好良かった!
るる『そう、あなたは“失う前の私”、ううん違う、多分あなたは一度失ってる』
『それでも、もう一度会える人がそこにいるなら、たとえ壁の向こうでも!』
諭す議長も、言い切るるるも格好良かった!
■キスを諦めます
どんなに困難でも諦めない銀子に、るるは惚れこみ、彼女の「スキ」を叶えたいと思った。
その結果、自分が銀子に愛されなくてもいい
キスされなくたっていい。
どんなに困難でも諦めない銀子に、るるは惚れこみ、彼女の「スキ」を叶えたいと思った。
その結果、自分が銀子に愛されなくてもいい
キスされなくたっていい。
自分の果たせなかった望みを銀子に託す、それは自己満足に過ぎません。傲慢、罪ですよ?
自分が満足したい為に、他人を応援するんですか?
そう問う議長にも、堂々と応える。
そう問う議長にも、堂々と応える。
それは「罪」であり、決して報われない事は承知だと応え、彼女のスキは承認される―――。
![イメージ 29]()
![イメージ 30]()
![イメージ 31]()
それがセクシー、シャバダドゥ?
こうして百合ヶ咲るるは、銀子と共に断絶の壁の向こうへ旅立ったのでした
『さて、約束のキスは果たされるのか、それとも…?』
それがセクシー、シャバダドゥ?
■断絶の裁判
以上、壁を越える為に「人間にしてもらう」為に、るるは裁判を受けたと明かされた。
自分のスキ、“銀子の願いを叶えたい”気持ちを叶える為に
以上、壁を越える為に「人間にしてもらう」為に、るるは裁判を受けたと明かされた。
自分のスキ、“銀子の願いを叶えたい”気持ちを叶える為に
好きな人が幸せになるなら、その人が自分を愛してくれなくてもいい、キスして貰わなくてもいい。
スキを諦めない
代わりに、キスを諦める。
代わりに、キスを諦める。
そして、銀子が見つめる「星の首飾り」は、クマに食われた「紅羽の母」の見つけていたもの……。
![イメージ 23]()
![イメージ 1]()
![イメージ 17]()
![イメージ 32]()
EDカットも変更、前と同様「一人だけ距離感がある」ものの、紅羽ちゃんも一緒に歩いてる!?
毎回、誰かしら亡くなるユリ熊嵐。まさかのるる過去編、彼女もスキを諦めない
EDカットも変更、前と同様「一人だけ距離感がある」ものの、紅羽ちゃんも一緒に歩いてる!?
■百合ヶ咲るるの家庭の事情
一話以来、紅羽を食べると言いつつ助け続ける銀子の目的は、彼女と約束のキスをする事。
食べたい本能と、スキって気持ちがせめぎあってるのか?
一話以来、紅羽を食べると言いつつ助け続ける銀子の目的は、彼女と約束のキスをする事。
食べたい本能と、スキって気持ちがせめぎあってるのか?
そしてセクシー議長がセクシーで、るるとみるんがめちゃくちゃ可愛かった!
一人っ子ですごく大切にされてたのに
下の子が生まれて、軽視され、憎んでしまうけど、その子自身は自分を慕ってくれる。
下の子が生まれて、軽視され、憎んでしまうけど、その子自身は自分を慕ってくれる。
ありふれた家庭の事情をベースに、物語にしてくる昔話っぷりがスキです!