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Channel: GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記
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ガンダムW Endless Waltz 敗者たちの栄光 8巻感想。ゼロシステム、狂乱! デスサイズに何くっつけちゃってんの!?

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 TV版ガンダムW_全49話を、EWの存在を踏まえ、再構成した漫画作品。

老人達が託した勝利の鍵「ゼロ」。器械に勝つ為に、人間を壊すシステム!

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※画像右下隅クリックで拡大。

 ガンダム作品の中でも特異な、数多くのパイロットが乗り込んだ主役機であるウイングとゼロ
 後者、ウイングゼロはその圧倒的な「機能」ゆえに人々を魅了し
 次々と心を打ち砕く!

 MDに勝つ為に人間らしさが否定されていく―――、このガンダムは間違っているんだ!(カトル)

人を惹きつけ破壊する
 まともに戦わぬまま大破する「ゼロ」、そこに“翼を持つ”トールギスが登場ってなワケか。
 惑わされ、自殺同然の死を遂げたトラント氏が気の毒。

 最終的にエンドレスワルツにつながるのも納得の、兵器の狂気って巻でしたね。

デュオ『人間は“神様”になんか、なれっこねぇ――――』

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 自分が得た力「ガンダム」に謙虚なディオ、魅了され暴走するトラント、二人の対比となった巻。

壊す為に壊すもの
 カトルが復活させた狂気のガンダム、ウイングガンダムプロトゼロに魅了された技師、トラント特士は
 OZ上層部の命令を無視し、独断で調査を推し進め
 徐々に、その心を壊してゆく。

 カトルとヒイロを惑わせ、今トラントの心を壊した「ゼロシステム」

 トラントはガンダムのパイロットと戦う事を望み
 デュオは彼に付けねらわれた。

 最強のガンダムを扱いきれず、トラントは自殺同然の死を遂げ、現れた戦艦にデュオ達は回収される。

ウイングゼロに対抗し、不完全ながら「死神」が復活ッ!

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 今巻のEW漫画版オリジナル武装は、“ドラゴンハング付きデスサイズヘル”!!
 何つけてんの!?

 でも、これらは同時に開発された機体同士ですから、装備してるのも納得。
 面白い事しますねぇ

 こういうワクワク、好きです。

ゼロに魅了され、狂気に陥るトラント特士

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 今巻の肝は、以前はカトルを惑わし、今回はヒイロをも惑わした「ゼロシステム」の存在。
 トラントは魅了されるも、使いこなせなかった。

 周囲から観測したデータから勝利する方策を脳に直接打ち込み、肉体を騙し、限界を越えさせる

 試作機トールギスの時点で、「パイロット側が耐えられなかった」経験が生んだ
 超絶性能の機体に、パイロットを強制対応させる
 五大博士による狂ったシステム。

 だが扱いきれないパイロットでは、自分が敗北し死ぬ瞬間を、何パターンも脳に直接刷り込まれる―――

一方、影の立役者「女たち」も大暴れ!

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 トレーズの為に、サンクキングダムの一員として、武力を担うノインさんが大暴れ!

 理想しか見ない!
 普通、愚かともいえる姿勢をとことんガチに貫き抜くことで、現実化していくリリーナ。

 現実を敢えて見ないリリーナの為に、汚れ役を担ってるんですよねノインさん。
 そのオチはともかく!

 素敵!

収録

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 チラッと過去が描かれたディオ。なんか可愛い。

 新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 敗者たちの栄光、8巻。
 作画:小笠原智史、シナリオ:隅沢克之、角川コミックス・エース、ガンダムエース連載作品。
 2014年12月発売(前巻7月)。

 第44話「ゼロの残照・境界。第一章」
 第45話「同、第二章」

 第46話「逆位置の死神・幻惑」
 第47話「同・矜持」
 第48話「同・反転」
 第49話「同・遥かな接近」

 巻末、カバー下おまけイラスト。
 あらすじあり。

 なおタロットカードにおける「死神」とは、終末、破滅、離散、終局、清算、決着、死の予兆
 つまり終わりを意味します。

 ですが逆位置だと、再スタート、新展開、上昇、挫折から立ち直る意味になるのです―――。

■解説ページ
 トールギスF<フリューゲル>
 プロトゼロ、ZEROシステム
 プロトゼロ、コクピット

■キャラ解説
 ヒルデ・シュバイカー
 トラント・クラーク



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