偽姫様の野望、ザーツさんの苦労、火星側の量産兵器と伊奈帆たちの再会!!
切ないオープニングや、この十九ヶ月で変化した状況、各キャラの思惑など、今後への布石が盛りだくさん!
前回の印象よりも、変わっていなかったスレインの心根や
伊奈帆の“義眼”の高性能さも印象的。
暗殺されたと騙っていたものが、今度は、生きていると騙る事になろうとはな……。
■ただし「良い人」から死ぬ
しかし、笑っちゃいけないと思いつつ笑っちゃいましたザーツ卿。。。
何その自業自得感。
しかし、笑っちゃいけないと思いつつ笑っちゃいましたザーツ卿。。。
何その自業自得感。
前期ラストで姫を撃った時のような捨て鉢さが消えて、前向きに政体を変えようって感じが快いですよね。
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歩けるのかよ!?と思ったら「ただし低重力に限る」らしい。
レムリナ姫『わたし、ここが大好き♪ だって“自分の足で歩ける”んですもの』
歩けるのかよ!?と思ったら「ただし低重力に限る」らしい。
■激突の前哨戦
数知れぬ、月の破片の一つに地球が構築した基地の軌道と、火星軍基地の軌道が接近する。
その僅かな時間の為に、両軍は軍を集結させた。
数知れぬ、月の破片の一つに地球が構築した基地の軌道と、火星軍基地の軌道が接近する。
その僅かな時間の為に、両軍は軍を集結させた。
中でも、アセイラム姫<レムリア>を擁する火星軍ザーツバルム卿は、アルドノア兵器を量産。
その移送の最中、地球軍基地と再接近した卿はお披露目を行うが
地球カタクラフトの反撃に驚愕した。
地球カタクラフトの反撃に驚愕した。
生きていた界塚伊奈帆と、火星につく事を選んだスレイン・トロイヤードは、一瞬の邂逅を果たす。
■「量産型」アルドノア兵器
冒頭、喜びのステップを踏むレムリナ姫に驚かされましたが、低重力なら歩けるようで。
やがて彼女が「起動」し、カメラが引くと――――
冒頭、喜びのステップを踏むレムリナ姫に驚かされましたが、低重力なら歩けるようで。
やがて彼女が「起動」し、カメラが引くと――――
なんという事でしょう、壁一体に格納された数知れぬアルドノア兵器が!
これにはザーツバルム卿もニヤリ笑い。
もう敗北なんてしないよ!
もう敗北なんてしないよ!
■&Z
前期の冒頭を被せつつ、伊奈帆とスレイン、二人の機体が相討ちになっている姿からスタート……!
映像的には、もうアセイラム姫は助からないと思しき描写で
彼女を追う男たちが印象的。
前期の冒頭を被せつつ、伊奈帆とスレイン、二人の機体が相討ちになっている姿からスタート……!
映像的には、もうアセイラム姫は助からないと思しき描写で
彼女を追う男たちが印象的。
同じく、花と緑に満ち溢れた大地で、喜び踊る――――、という夢を見るレムリナ姫の姿も。
火星生まれにとっての「夢の大地」
彼女自身にとっての、叶わぬ夢である姿、どちらも悲しくて切ない。
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あと、このシルエットはザーツ卿の合体ロボット・ディオスクリアさんじゃないですか!
姿を見せないって事は、パワーアップしてるのか!?
彼女自身にとっての、叶わぬ夢である姿、どちらも悲しくて切ない。
ディオスクリア! 火星合体ディオスクリアさんじゃないですか!
あと、このシルエットはザーツ卿の合体ロボット・ディオスクリアさんじゃないですか!
姿を見せないって事は、パワーアップしてるのか!?
できれば、形状も少しシンプルにして、コトブキヤあたりでプラモ化もお願いします!(願望)
楽しみだなぁ新生ディオさん。
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そら気付けないよな……。でも、気付いて欲しかったのかもしれません。偽姫さま。
老皇帝『心なしか、強くなったな……、紅き大地より武運を祈っておるぞ』
姫様・偽装解除後『―――あなたは、まるで変わりませんね。お爺さま』
そら気付けないよな……。でも、気付いて欲しかったのかもしれません。偽姫さま。
■血の絆
アセイラムの生存はザーツ卿たちだけの秘密とされ、皇帝にすら伏せられた。
もっとも皇帝自身、既に余命いくばくも無かったのであるが。
アセイラムの生存はザーツ卿たちだけの秘密とされ、皇帝にすら伏せられた。
もっとも皇帝自身、既に余命いくばくも無かったのであるが。
一期時点で寝たきりだった陛下は、十九ヶ月で厳重介護の危篤に至っていた。
レムリナ姫は、嘘に気付かぬ皇帝に陰口を言うけれど、お互いに偽装された姿なんですよね……。
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アニメ二期スタートにして、早くも地球軍がクライマックス。
祭陽 希咲『はぁ…、すげぇ戦力』
詰城 祐太朗(眼鏡)『召集できるだけの部隊が、かき集められたんですね』
アニメ二期スタートにして、早くも地球軍がクライマックス。
■トライデント基地
前期、第一話での絶望的な状況とは裏腹に、地球は十九ヶ月を経ても健在であった。
その戦力が宇宙に召集され、大規模作戦が発動する。
前期、第一話での絶望的な状況とは裏腹に、地球は十九ヶ月を経ても健在であった。
その戦力が宇宙に召集され、大規模作戦が発動する。
衛星軌道上の数知れぬ「月の残骸」に作った基地と、火星軍の前線基地とが再接近する瞬間!
その瞬間に向けて大戦力が召集
この戦力や、「火星騎士のデータを得ている」事からして、各地の地球軍もかなり善戦していたようです。
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一方、前回「疑問」を持った偽アセイラムの演説を解析し、ニセモノだと確信に至る伊奈帆を
インコが訪問するのだったが――――
この戦力や、「火星騎士のデータを得ている」事からして、各地の地球軍もかなり善戦していたようです。
インコ『普通の瞳にしか見えないけどなぁ……、それ、スゴいの?』
一方、前回「疑問」を持った偽アセイラムの演説を解析し、ニセモノだと確信に至る伊奈帆を
インコが訪問するのだったが――――
インコちゃん近い近い!?(視聴者)
これで動揺しない伊奈帆さんも大概だが、インコちゃんも大概だと思う次第。
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スーパーインコちゃん劇場。可愛すぎィ! なのですが!
伊奈帆『見れば、大概のことは解るんだ……、はい』
インコ『サンキュー♪』
伊奈帆『体重49.2キロ……、少し太った?』
スーパーインコちゃん劇場。可愛すぎィ! なのですが!
■伊奈帆の「義眼」
また、インコとの漫才と「偽姫様の解析」を題材にしつつ、伊奈帆の義眼が描かれる。
単なる代替でなく、リアルタイムで映像分析が可能
また、インコとの漫才と「偽姫様の解析」を題材にしつつ、伊奈帆の義眼が描かれる。
単なる代替でなく、リアルタイムで映像分析が可能
200グラムのパックを受け取った時の運動量変化を、三次元計測で割り出して、総質量を算出―――
この補助分析の機能こそ
今回の戦闘、伊奈帆の狙撃能力が異常に発達した最大の要因だったようです。
今回の戦闘、伊奈帆の狙撃能力が異常に発達した最大の要因だったようです。
伊奈帆さんすげぇ!インコちゃん可愛い!!
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しかし、そんだけ相手を分析できるし、インコは解りやすいと言い切るクセに
インコちゃんの恋心には気付かない。
まさにバカ。
伊奈帆『別に、インコはわかりやすいなって』
ライエさん『―――解ったわ。あなた、本当はバカなのね?』
しかし、そんだけ相手を分析できるし、インコは解りやすいと言い切るクセに
インコちゃんの恋心には気付かない。
まさにバカ。
■忠臣二人
レムリナの侍従になったエデルリッゾだが、暇を見つけては健気にも姫のカプセルを磨いていた。
彼女は、アセイラムがもう目覚めないのでと心配し
スレインは励ます。
レムリナの侍従になったエデルリッゾだが、暇を見つけては健気にも姫のカプセルを磨いていた。
彼女は、アセイラムがもう目覚めないのでと心配し
スレインは励ます。
彼もデューカリオンの事も逆恨みなどせず、ただ姫さまを思い続けているけれど……?
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なお扉の外では、偽姫様がスレインとエデルリッゾが姫を思い続けていると再確認。
正直、これは辛いわ……。
偽姫さま、無言で退場
なお扉の外では、偽姫様がスレインとエデルリッゾが姫を思い続けていると再確認。
正直、これは辛いわ……。
こんなの聞いたら、しょせん自分は代替品で二の次なんだって思っちゃいますよ。
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じーちゃん、これじゃさすがにお孫さんが解らなくても無理ないわ……。
『暗殺されたと騙っていたものが、今度は、生きていると騙る事になろうとはな…』
じーちゃん、これじゃさすがにお孫さんが解らなくても無理ないわ……。
■紅い星を変える為に
一方、老皇帝に「アセイラムを頼む」と託され、ザーツさんは、軽い自家撞着に自嘲する。
騙してほくそ笑んでいた頃と比べ、すっかり苦労性な感じに。
一方、老皇帝に「アセイラムを頼む」と託され、ザーツさんは、軽い自家撞着に自嘲する。
騙してほくそ笑んでいた頃と比べ、すっかり苦労性な感じに。
アルドノア、アルドノアを持つ者が全てを握る……、それこそが問題の全て。
ザーツ卿は、この混乱を機に社会を変える決意。
開拓も軍事優位もアルドノアあってこそ、しかしそれが独占され、利権となっているのが問題か。
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極端な話、これこそ「アルドノアを自由に出来る王族が、社会を乱してる」という端的な描写かも。
開拓も軍事優位もアルドノアあってこそ、しかしそれが独占され、利権となっているのが問題か。
スレイン『―――アルドノアを、起動してください』
レムリナ姫『イヤよ。お姉さまに頼めば?』
極端な話、これこそ「アルドノアを自由に出来る王族が、社会を乱してる」という端的な描写かも。
■誰も「彼女自身」を必要としないから
レムリナ様は、姫の異母妹という事で低く扱われ続け、そのくせ「起動因子」として大事にはされる。
自分に仕えながらも、アセイラムへの忠義を示し続けるスレインに
その不満を爆発させるが――――
レムリナ様は、姫の異母妹という事で低く扱われ続け、そのくせ「起動因子」として大事にはされる。
自分に仕えながらも、アセイラムへの忠義を示し続けるスレインに
その不満を爆発させるが――――
けれど、スレインもまた「地球人」として虐げられたと古傷を見せ、彼女に忠誠を誓う。
いやもう脱ぎだした時はどうなる事かと!
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また、王族のキスで起動資格を得ても、あくまで一回のみとも判明。
スレインの場合、姫と初めて出会った時の「一回」で
タルシスを起動させたんですね。
レムリナ『これで一回、自分で起動なさい?』
『ご武運を、サー・スレイン・トロイヤード……』
また、王族のキスで起動資格を得ても、あくまで一回のみとも判明。
スレインの場合、姫と初めて出会った時の「一回」で
タルシスを起動させたんですね。
普通は、手の甲に口づけして「資格」を得て、以降はドライブを起動させっぱなしにしておくのか。
※一期六話の「騎士契約」のシーンで、手の甲へキスする場面が描かれてます。
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異母姉妹、アセイラムに対して軽んじられ続け、しかも足は不自由という辛い境遇。
結果、立派に歪んでしまったレムリナ姫の明日はどっちだ…。
レムリナ『貴女が持っていたもの、全て私が引き受けましょう―――』
『だから安心して、お姉さま?』
異母姉妹、アセイラムに対して軽んじられ続け、しかも足は不自由という辛い境遇。
結果、立派に歪んでしまったレムリナ姫の明日はどっちだ…。
アレだ、ユキ姉が使ってたパワーアシストの脚用タイプを誰か持ってきて!
もう火星さんってば技術が偏っちゃってるんだからぁ!
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![イメージ 27]()
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ああ、火星の新型兵器が!?
ハークライト『まもなく地球周回に入り、~中略~、マリネロス島に向かいます』
地球軍『当基地の2km地点を通過し、マリネロス基地に向かう軌道です!』
ああ、火星の新型兵器が!?
■行きがけの駄賃
火星も、地球基地の位置には気付き、彼らとの攻防戦になると察して戦力を集結させていた。
ザーツ卿も馳せ参じると共に、その「ついで」に交戦
新型をお披露目する
火星も、地球基地の位置には気付き、彼らとの攻防戦になると察して戦力を集結させていた。
ザーツ卿も馳せ参じると共に、その「ついで」に交戦
新型をお披露目する
量産型アルドノア兵器「ステイギス」、計四門もの火砲を同時に操る高機動兵器!
が、あくまで「ついで」
接近してこず、安全な遠距離から撃ち合うばかり――
接近してこず、安全な遠距離から撃ち合うばかり――
かと思いきや、はるか離れていた新型が、地球軍の砲撃で叩き落された!
![イメージ 3]()
その正体はやはり伊奈帆、インコ相手にやったように、義眼の分析機能でデータを補正!
伊奈帆『マスタング00、攻撃開始』
『高密度衛星群による重力変更、データ補正良し、目標…、ファイア!』
その正体はやはり伊奈帆、インコ相手にやったように、義眼の分析機能でデータを補正!
月が分解した高密度な衛星
その影響で、微細な重力で弾道がそれてしまう、通称「風」を解析する!
その影響で、微細な重力で弾道がそれてしまう、通称「風」を解析する!
あのドタバタ劇は、このシーンへの布石だったのか! 新生・伊奈帆さんってば強すぎィ!
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が、スレインの「タルシス」が持つアルドノアとは、どうも「予知」らしい。
ほんの一瞬先の未来を予測表示し、避ける!
伊奈帆『避けた……! 何だ、あの動き?』
スレイン『正確な射撃だ、この“風”の中を当ててくるなんて!』
が、スレインの「タルシス」が持つアルドノアとは、どうも「予知」らしい。
ほんの一瞬先の未来を予測表示し、避ける!
岩塊群による“風”と敵の動きを計算して「予測」する伊奈帆を、本物の「予知」が上回る!
タルシス超強い!
前回、遠距離から正確に攻撃を当てたのも、この能力ゆえか。
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どっちつかずだったコウモリから、鳥扱いに変更されるスレイン。
前回、遠距離から正確に攻撃を当てたのも、この能力ゆえか。
スレイン『オレンジ色の機体……、まさか!?』
伊奈帆『探したぞコウモリ、いや、ウミネコにクラスチェンジか』
どっちつかずだったコウモリから、鳥扱いに変更されるスレイン。
■コウモリから「鳥」へ
すれ違うほんの数分に起こった攻防戦の中、伊奈帆とスレインは互いの存在をはっきりと認識。
ザーツバルムの輸送艦隊は基地を通過、戦闘は終わる―――。
すれ違うほんの数分に起こった攻防戦の中、伊奈帆とスレインは互いの存在をはっきりと認識。
ザーツバルムの輸送艦隊は基地を通過、戦闘は終わる―――。
「界塚伊奈帆、生きていたのか……」「見つけた、スレイン・トロイヤード」
イソップ童話にて、鳥と獣の戦争の際で、両方の陣営に加担した「二股野郎」を意味するコウモリから
伊奈帆は、スレインを明確に「鳥」と認定
伊奈帆は、スレインを明確に「鳥」と認定
次回の戦闘で、二人を待ち受ける戦いとは一体………。
![イメージ 8]()
伊奈帆が、頭を撃ちぬかれたけど、弾丸が貫通したから生きてた件への、深い言及はナシ。
が、普通「頭を撃たれる」のは死を意味する描写です
余談、不満と期待
伊奈帆が、頭を撃ちぬかれたけど、弾丸が貫通したから生きてた件への、深い言及はナシ。
が、普通「頭を撃たれる」のは死を意味する描写です
多分、空が青いのは光の屈折じゃないのと同じで、スレインの知識の裏をかいた結果。
■伊奈帆すげぇ!
今回、義眼で更に強くなった伊奈帆と、それを上回るスレイン&タルシスの強さが端的に描写。
今までの伊奈帆だと、純粋に強い敵は苦手そうでしたが
これなら「工夫次第」という感じに。
今回、義眼で更に強くなった伊奈帆と、それを上回るスレイン&タルシスの強さが端的に描写。
今までの伊奈帆だと、純粋に強い敵は苦手そうでしたが
これなら「工夫次第」という感じに。
正直、伊奈帆の「解読して打倒する」戦法だと、純粋に強くて速いだけの敵は無理ゲーでしたもんね。
一方、今のとこ、スレイン以上に偽姫レムリナ様が危うい感じで
人間関係もさらにこじれそう。
人間関係もさらにこじれそう。
また、敵の量産機が出てきたことで地球量産機も見せ場を得ましたが
今のところ、アルドノアにしては普通の強さで、ちょっと出オチ感があった気もします。次回に期待!
今のところ、アルドノアにしては普通の強さで、ちょっと出オチ感があった気もします。次回に期待!
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