■それぞれの「意思」
あまりにありふれた第一話目から始まり、地味な成長や苦労、ありそうで無かった物語となった本作。
後半の今期は、無口な隊長の心根が態度で示され
彼とトキムネが対比になる図式に
あまりにありふれた第一話目から始まり、地味な成長や苦労、ありそうで無かった物語となった本作。
後半の今期は、無口な隊長の心根が態度で示され
彼とトキムネが対比になる図式に
最後まで無口だった隊長の心を、視聴者は態度と行動から追いかける、そんな物語でもありました。
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第1話「遭遇」
第2話「目覚め」
第3話「ワンマン・アーミー」
サブタイトルが当時の感想へのリンクになっています
第1話「遭遇」
第2話「目覚め」
第3話「ワンマン・アーミー」
白銀の意思 アルジェヴォルン 第12話まで 感想リンクまとめ
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以上のサブタイトル郡が示す通り、一発逆転でスカッとドカンと行く!物語というより
状況に流され、対応し、地道に積み重ねていった作品
良くも悪くも、地道に積み重ねていった物語
以上のサブタイトル郡が示す通り、一発逆転でスカッとドカンと行く!物語というより
状況に流され、対応し、地道に積み重ねていった作品
そして、爆発回だった第22話「鹵獲」!
サモンジの不器用な思いやりを察し、ぶん殴ってでも連れ戻す!と奮起する第八部隊が快かった!
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トキムネとアルジェに出会わなければ、サモンジはまっとうに生きていけたのかなぁ……?
OP冒頭、アルジェを中心に、上を向くトキムネ、うつむくサモンジ
トキムネとアルジェに出会わなければ、サモンジはまっとうに生きていけたのかなぁ……?
■レイカの遺したもの
かつて人の死なない軍隊を作りたいと意気込み、無人機開発に殉じ、死んだ女が居た。
その弟トキムネは、姉の死の、真相を聞かされなかった事に憤り
真相を探るべく捨て身で軍に入隊。
かつて人の死なない軍隊を作りたいと意気込み、無人機開発に殉じ、死んだ女が居た。
その弟トキムネは、姉の死の、真相を聞かされなかった事に憤り
真相を探るべく捨て身で軍に入隊。
やがてトキムネは、偶然、上司となったサモンジに真相を聞かされる
サモンジは彼女の死を悔やみ
また、彼女が命を賭けた研究が、ただの人殺しの道具に成り果てた事が我慢ならなかった。
また、彼女が命を賭けた研究が、ただの人殺しの道具に成り果てた事が我慢ならなかった。
トキムネが「仲間と居場所を得て未来へ進む」のと対照的に、サモンジはますます過去に囚われる。
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我が身を捨てて戦線を支えた末、システムと心中しようとしたサモンジ。
その彼に、トキムネが叫ぶシーンは見所でしたね。
最終話近辺は「お前が言うのか!?」のオンパレード!
我が身を捨てて戦線を支えた末、システムと心中しようとしたサモンジ。
その彼に、トキムネが叫ぶシーンは見所でしたね。
姉ちゃんの為……? 違う! アンタのやってる事は、ただの自分勝手だ! 姉ちゃんの名前を出すな!
トキムネこそ、死んだ姉の為にって軍隊に入ったろうが!
それが言えるのは彼の成長ゆえ
それが言えるのは彼の成長ゆえ
反面、ロボット戦争アニメとしては微妙。
リアルさを押し出す作りながら、敵の量産機部隊が弱すぎて、悲壮感を感じにくかったというか.
リアルさを押し出す作りながら、敵の量産機部隊が弱すぎて、悲壮感を感じにくかったというか.
ロレンツさんもシルフィさんも、一対三くらい平気で切り抜けちゃいますから。
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そうなると、既に、トキムネ属するアランダス王国は敗北寸前であるという描写も
敵が弱すぎて現実味が薄かったよう思えます。
伝わりにくい世界観
そうなると、既に、トキムネ属するアランダス王国は敗北寸前であるという描写も
敵が弱すぎて現実味が薄かったよう思えます。
サモンジが、わざわざ危険な任務に志願したという悲壮感が薄まってしまったような。
ロボなどが非常にリアル志向なのに対し、ギャップを感じました。
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また、物語初期から臥薪嘗胆でいつか野望を果たそうとしていると描かれつつ
肩透かし気味だった人も。
野望を胸に秘めたまま終わってしまったホルムス中佐
また、物語初期から臥薪嘗胆でいつか野望を果たそうとしていると描かれつつ
肩透かし気味だった人も。
インゲルミアも一枚岩じゃないという演出。
それは十分に果たしましたが、敵側の主人公といっていいくらい出番多かったので、肩透かし気味でした。
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あれほど固執したアルジェヴォルンの最期や、隊長と生き別れた事への隊員の無関心っぷり
システムを乗り越えると意気込んだ、敵エース・リヒトの呆気ない最期など
特に最終話は駆け足気味。
「死ねなかった」サモンジは、この後、どうなっていくのでしょうか
あれほど固執したアルジェヴォルンの最期や、隊長と生き別れた事への隊員の無関心っぷり
システムを乗り越えると意気込んだ、敵エース・リヒトの呆気ない最期など
特に最終話は駆け足気味。
オリジナルアニメなのに、悪い意味で、原作付きアニメのような区切り方という印象。
第17話での「敗北」のタイトル回収など、個別には面白かったですが、総じてはちょっと不完全燃焼。
つまり見ていて燃えたんです!
それは確か!
つまり見ていて燃えたんです!
それは確か!
2期OP ZoNE-iT ※17話以降
2期ED Vivid Telepathy ※14話以降
2期ED Vivid Telepathy ※14話以降